河津桜を観に、1泊2日のバスツアーで早春の伊豆半島を巡ってきました。今回は夫婦だけが参加できるということで17組34名、暖冬気味で河津桜の開花が例年より早く、もう遅いのではないかとやや心配しながらの旅でした。<br />初日の8時に4組だけで横浜を出発、町田で全員が乗り込み、東名で三島へ。天気は雨模様でこちらも気になるところ。<br />最初の河津桜は函南で。天気が良ければ桜と富士が見られるはずでしたが、富士山はもちろん拝めず、その上、土手沿いの遊歩道は雨でぬかるみ、桜も勢いがなく少しばかり期待外れとなりました。<br />次は修善寺で梅林を散策。桜ほどの華やかさはありませんが、梅の花も素敵です。その後は伊東経由で小室山へ。椿園でさまざまな種類の椿を鑑賞したのですが、総じて満開というわけではなく、つぼみの状態から咲き終わってものまでさまざまな状況の椿が広い園内に混在していました。雨も降ったりやんだりでゆっくり鑑賞するという気分にはなれませんでしたが、リスが椿の花に顔を突っ込んでいるのが見られたことはラッキーでした。もっとも、園内にある椿の館には多種にわたる椿の花々がそれぞれ花瓶に生けられて並べられており、これは一見の価値があるものでした。<br />その後、熱川温泉に向かい、ホテルセタスロイヤルに宿泊、大島や利島などが目の前に見えるオーシャンビューの部屋はよいのですが、荒れ模様の海で波の音が結構うるさいのが気になりました。温泉は基本、内風呂式の大浴場ですが、近年野点風呂をオープンしたとのことで二日目の早朝にそちらに行ってきましたが、かなり広くてゆったりできるとともに、明るければ眺めもそこそこ良いのではないかと思いました。<br />翌日は片瀬白田駅から伊豆急リゾート21に乗り河津まで11分、天気は回復し、海はまぶしく輝いていました。河津の桜並木は残念ながら最盛期を過ぎて葉桜が目立っており、テレビ画面で見るような華やかさには欠けていました。ただ花見の客はまだまだ多く、売店もにぎやかですが、桜が盛りを過ぎるとわくわく感が減殺されるのは仕方がないですね。ということで桜並木の切れ目で土手とお別れし、河津桜の原木と言われるものを見に行き、さらには川津木宮神社にある樹齢1000年以上という大楠に驚嘆したのち、バスに戻りました。<br />続いては下賀茂のみなみの桜でしたが、こちらはまだまだ河津桜が満開の木も多く、人出も少なく、出店も全くなく、川べりに咲く菜の花を含めてゆっくり、たっぷり堪能できました。桜の木も河津より立派なものが多く、こちらのほうが河津よりも評価されてもよいように感じましたが、駅近という立地や桜の木の数の面で河津に軍配が上がるのかもしれません。<br />その後、南伊豆から西伊豆に向かい、堂ヶ島で昼食をとり、恋人岬、小舟ヶ浜を経由して沼津から帰途につきました。堂ヶ島までは晴天でしたが、このころにはすっかり曇ってしまい、帰りの東名では裾野あたりから雨が降り始めました。しかし横浜では降っておらず助かりました。<br />駆け足の伊豆半島一周でしたが、例年なら桜を愛でるにはよい時期なのでしょうが、今年は少しばかり遅かったように思います。ツアーのように事前に計画するものでは花の見ごろにジャストフィットするのは運次第ということだろうと思います。自然に寄り添い、どんな状況でもそのときを楽しむということなのでしょう。

河津桜とぐるり早春の伊豆半島

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2019/03/04 - 2019/03/05

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はなたろうさん

河津桜を観に、1泊2日のバスツアーで早春の伊豆半島を巡ってきました。今回は夫婦だけが参加できるということで17組34名、暖冬気味で河津桜の開花が例年より早く、もう遅いのではないかとやや心配しながらの旅でした。
初日の8時に4組だけで横浜を出発、町田で全員が乗り込み、東名で三島へ。天気は雨模様でこちらも気になるところ。
最初の河津桜は函南で。天気が良ければ桜と富士が見られるはずでしたが、富士山はもちろん拝めず、その上、土手沿いの遊歩道は雨でぬかるみ、桜も勢いがなく少しばかり期待外れとなりました。
次は修善寺で梅林を散策。桜ほどの華やかさはありませんが、梅の花も素敵です。その後は伊東経由で小室山へ。椿園でさまざまな種類の椿を鑑賞したのですが、総じて満開というわけではなく、つぼみの状態から咲き終わってものまでさまざまな状況の椿が広い園内に混在していました。雨も降ったりやんだりでゆっくり鑑賞するという気分にはなれませんでしたが、リスが椿の花に顔を突っ込んでいるのが見られたことはラッキーでした。もっとも、園内にある椿の館には多種にわたる椿の花々がそれぞれ花瓶に生けられて並べられており、これは一見の価値があるものでした。
その後、熱川温泉に向かい、ホテルセタスロイヤルに宿泊、大島や利島などが目の前に見えるオーシャンビューの部屋はよいのですが、荒れ模様の海で波の音が結構うるさいのが気になりました。温泉は基本、内風呂式の大浴場ですが、近年野点風呂をオープンしたとのことで二日目の早朝にそちらに行ってきましたが、かなり広くてゆったりできるとともに、明るければ眺めもそこそこ良いのではないかと思いました。
翌日は片瀬白田駅から伊豆急リゾート21に乗り河津まで11分、天気は回復し、海はまぶしく輝いていました。河津の桜並木は残念ながら最盛期を過ぎて葉桜が目立っており、テレビ画面で見るような華やかさには欠けていました。ただ花見の客はまだまだ多く、売店もにぎやかですが、桜が盛りを過ぎるとわくわく感が減殺されるのは仕方がないですね。ということで桜並木の切れ目で土手とお別れし、河津桜の原木と言われるものを見に行き、さらには川津木宮神社にある樹齢1000年以上という大楠に驚嘆したのち、バスに戻りました。
続いては下賀茂のみなみの桜でしたが、こちらはまだまだ河津桜が満開の木も多く、人出も少なく、出店も全くなく、川べりに咲く菜の花を含めてゆっくり、たっぷり堪能できました。桜の木も河津より立派なものが多く、こちらのほうが河津よりも評価されてもよいように感じましたが、駅近という立地や桜の木の数の面で河津に軍配が上がるのかもしれません。
その後、南伊豆から西伊豆に向かい、堂ヶ島で昼食をとり、恋人岬、小舟ヶ浜を経由して沼津から帰途につきました。堂ヶ島までは晴天でしたが、このころにはすっかり曇ってしまい、帰りの東名では裾野あたりから雨が降り始めました。しかし横浜では降っておらず助かりました。
駆け足の伊豆半島一周でしたが、例年なら桜を愛でるにはよい時期なのでしょうが、今年は少しばかり遅かったように思います。ツアーのように事前に計画するものでは花の見ごろにジャストフィットするのは運次第ということだろうと思います。自然に寄り添い、どんな状況でもそのときを楽しむということなのでしょう。