ポルト旅行記(ブログ) 一覧に戻る
世界75ヶ国以上を旅した私です。昨年は用事もあり5回もイタリア(ナポリ、ローマ)へ行き、ついにイタリアへは切りのいい30回も行きました。今回は同じ南欧でオリーブ油も多用し、美味しいはずのポルトガルへ行きます。ヨーロッパもほとんどの国へ行きましたが、是非行きたかった国です。北部のポルトには昨年ノルウェーのAFSボランティア大会で知り合ったポルトガル人の女性がいます。<br /><br />いつもと違って金曜日出発の海外旅行です。仕事の関係で水曜日に出発が多いのですが、今回は前日・木曜日にAFSアジア高校生架け橋プロジェクト生の見送りを福岡空港ですませたからです。ボランティアで留学生の世話をしています。早速、また福岡空港へ来ました。今回はJALのマイレージ消化です。羽田経由でパリまで行き、そこからはお金を払ってポルトガルの首都・リスボンです。小さな国なので、列車やバスで移動して北の観光地・ポルトへ最後に行き、そこからまたパリへ戻ります。<br /><br /><br />【2月15日(金)】<br />いつものように、早朝便で福岡空港を発ち羽田空港で2時間くらいで乗り継ぎ(ラウンジが使えるサファイア会員に格上げされたので楽です)、パリには午後3時半頃着きます。でも、余裕を見て乗り継ぎ便はエアーフランスの午後8時50分発の便なので、パリと1時間時差のあるリスボンへは午後10時半過ぎに到着です。<br /><br />地下鉄(メトロ)駅に近い便利なホテル(Hotel do Chiado)を予約したので、リスボン空港からは安くて速い地下鉄を一回乗り継いだだけで到着しました。それでも、ホテルに着いたのは真夜中でした。バスタブがあるので、お湯に浸かって温まってから寝ました。夜遅く着く方が、すぐに寝れるので時差調整しやすいです。機内では本来寝る時間ではないので、映画も4本見てほとんどうたた寝以外は起きていました。その方が、意外と時差調整が上手くいきます。<br /><br /><br />【2月16日(土)】<br />いつものように、大雑把な予定ですがとにかく首都のリスボンには3泊してゆっくり廻ります。今朝のホテルの朝食は最高でした。朝から私の大好きなトマト煮があります。それにマッシュルーム炒めも。<br /><br />まずは時間に余裕をもって(夜遅くなっても構わないように)、西の大西洋近くのシントラへ行きます。歩いて近くにあるロシオ広場の向かいにある列車の駅(ロシオ駅)を午前9時に出発し1時間もせずにシントラの駅へ着きます。Bilhete Train &amp; Busというパスで往復の列車はもちろん、今から行くシントラ巡りのバスとロカ岬へのバスも全て込みで、たったの15.8ユーロ(1ユーロ=約125円)でした。<br /><br />まずはムーアの城跡でバスを降ります。入場料8ユーロですが、年齢を聞かれます。65歳以上はシニア割引があるからです。若く見えるつもりでも年相応にしか見えないのでしょう。次の誕生日でシニアになりますが、安くなるものの複雑な気分です。眼下にシントラの王宮やレガレイラ宮殿が見えます。山の上にはペーナ宮殿も少し見えます。<br /><br />近そうなので、次はバスを待たずに歩いて頂上のペーナ宮殿まで行きました。中まで入ると14ユーロです。建物が複雑な形で、色も黄色と紅色とかなり派手です。出っ張りが多く、色々なアングルから写真が撮れます。先ほどのムーアの城跡と同じで今度は眼下にムーアの城跡が見えます。遠く大西洋も見えます。少しだけ建物の中が見れますが、一番感心したのは普段は高い所で遠くからしか見れないステンドグラスが目の前で見れる部屋がありました。原色の鮮やかなステンドグラスが象徴的でした。<br /><br />最後にバスで下りて、シントラの街にある王宮の中を見物しました。天井一面に描かれた「白鳥の間」と「カササギの間」が印象的でした。先ほどのペーナ宮殿に比べたら、建物の外観は地味ですが。<br /><br />それから、向かいのレストランに入り、Saldinhas Assadasイワシグリル(塩オリーブオイル焼き)を食べましたが、最高でした!4匹もありますが、大きくなく全部食べれました。付け合わせの皮ごとゆでジャガイモと野菜サラダも美味しく、自分で最初に注文したオリーブの実と一緒に食べました。<br /><br />巡回バスでシントラ駅へ戻り、今度はロカ岬行きのバスへ乗り継ぎます。途中で隣の中国人女性から日本語で声を掛けられましたが、学者、研究者で日本に留学していて日本のことをよく知っていました。Cabo da Roca(ロカ岬)は予想通り記念の石碑があるだけです。ユーラシア大陸の最西端です。隣に赤い灯台があります。バスでシントラ駅へ戻り、列車でロシオ駅まで戻りました。まだ午後5時半頃です。<br /><br />ちょうどボーダフォンの店を見つけたので、SIMカードを買い挿入しました。3ギガバイト、25日まで有効でたったの9ユーロでした。夕食はファドの聞けるレストラン(Luso)を見つけ電話予約しました。歩いて午後7時に行ったら、早過ぎるらしく一番乗りでした。ゆっくり7種類のメニューからエビとホタテの前菜とチキン料理を選びました。なかなかいける味です。<br /><br />肝心のファドは全部で男女5人がソロで歌いました。もちろん、人によって好みが違うと思います。私はやはり哀愁を帯びた声が好きです。圧巻なのは、最後に5人がテーブルのあちこちで順番に歌う場面でした。<br /><br /><br />【2月17日(日)】<br />昨日は一気に遠方へ行ったので、今日はもう少し近場です。それでも、やや西の郊外であるベレンまで行くし、24時間有効のリスボンカードを19ユーロで買いました。市電、バス、地下鉄の乗り物をすべてカバーしますし、観光地の一部の入場料が無料になるようです。<br /><br />市電で降りると目の前がジェロニモス修道院(monastery)でした。早速、リスボンカードのおかげで無料でした。外観も大きく立派ですが、広い中庭を取り囲む回廊が超豪華です。回廊の壁面下部にはアズレージョと呼ばれるポルトガル伝統の青色が基調の装飾タイルがあります。<br /><br />海の方に行くと船の形の立派な大きなモニュメントがあります。1500年代のポルトガル大航海時代を記念したもので、エンリケ航海王子、ヴァスコ・ダ・ガマ、フランシスコ・ザビエルなどの銅像が並んでいます。<br /><br />同じく海に面したベレンの塔へ行きました。地球の歩き方の解説とは逆にここの方が無料はともかく30分以上の行列でした。<br /><br />方向はわかるので、市電の停留所を目指しながらレストランを探すと、いかにも庶民的な店がありました。クロダイのような魚をシンプルに軽くオリーブ油で揚げたような料理でしたが、普通に美味しく値段も庶民的でした。飲み物込みで10ユーロ以下でした。日本で言えば、食堂の焼き魚定食という感じです。<br /><br />市電でコメルシオ広場まで行きました。川沿いと言っても川尻で海のようなものですが、大きな広場で例の如く真ん中に大きな銅像があります。川と反対側中央に立派な門があり、そこから真っすぐ北に向かって道路があります。地図(ナビ)で見ると、そんなに私のホテルから遠くありません。ずっと気になっていたホテルからすぐに見えるビルの合間の渡り廊下に繋がるサンタ・ジュスタのエレベーターに乗りました。結構行列で15分位待ちました。本来有料ですが、ここもリスボンカードで無料でした。<br /><br />計画的でなく、たまたま昨日そう言えば週末だと気が付き、日曜日にサッカーのプロの試合があるはずだと気づき、ホテルのフロントで調べてもらったらやはり試合があります。リーガ・ポルトガルで名前もきいたことのある名門・スポルティング・リスボンSPCで、フィーゴやクリスティアーノ・ロナウドの出身チームです。ただ、昼間でなく午後8時からのナイトゲームです。<br /><br />まだ時間があるので、適当に手前の地下鉄ローマ駅で降りてみると、大きな公園があり、かなり立派な噴水があります。途中にいかにも中国の赤提灯がずらっとあります。恐るべし中国パワー!<br /><br />ジョゼ・アルヴァラーデ・スタジアムは地下鉄カンポ・グランデ駅の目の前です。球団のロゴカラーが緑と白で私の好きな緑色が目立ちます。シートもそうです。相手はSC Bragaというチームです。値段の一番高い38ユーロの席で、真ん中の16列目でした。地元のスポルティングの3-0と完勝で盛り上がりました。<br /><br /><br />【2月18日(月)】<br />いよいよチェックアウトしてリスボンを離れる日です。バスでの移動は午後ですから、もちろん荷物はフロントへ預け、まず小高いのでずっと見えていて気になっていたサン・ジョルジェ城へ。目的はむしろそこからの景色を見にです。昨日までの4月25日橋(何故かラテン系の国にはこのような日付の付いた地名が多い)と対岸のキリスト像(クリスト・レイ)がまた見えます。またサンタ・ジュスタのエレベーターも見え、地震で壊れたカルモ教会も見えます。昨日は西側のベレンから橋を反対方向から見ていたことになります。<br /><br />ポルトガル語でSeという簡単な単語のカテドラル(大聖堂)に行きました。これも2つの塔が見えて気になっていました。ファサードの12のバラ窓があります。近くの「くちばしの家」もとがった石でできた家で面白いです。<br /><br />まだ時間があるので、地下鉄でやや北のエドゥアルド7世公園へ行ってみました。いかにもヨーロッパの幾何学的模様の植え込みです。でも、ここも斜面で眼下にテージョ川が見え、景色としてはなかなかです。リベルダーデ大通りを歩いてみましたが、私には興味のないオフィス街で食べ物屋がありません。結局、ホテルの近くで毎日通過したバイシャ地区のレストランへ戻り、シーフードパエジャを食べました。ちゃんと米がアルデンテで、雑炊ではありません。私はこの方が好きです。<br /><br />ホテルに荷物を取りに戻り、地下鉄(ブルーライン)でバスターミナルまで行き、調べていた15時のバスでAlcobasa(アルコバサ)へ行きました。到着後、あまり時間がないので直接アルコバサ修道院(世界遺産)へ行きました。大きい荷物は入り口料金所で預かってもらいました。教会は質素ですが、奥の翼廊には悲恋の物語で知られるペドロ1世とイネス・デ・カストロの石棺が同じ部屋に安置されています。<br /><br />それから、ホテルに行きましたがシャレーという名前通り、スイスの山小屋風で洒落た建物です。夕食はホテルのオーナーお勧めのアントニオに行きました。スープはイマイチでしたが、メイン料理はボリューム満点で美味しい肉料理(今回初めて)でした。イベリコ豚にベーコン巻です。地元のリンゴも一緒に料理していて、アップルパイのように少し甘さもありました。かなりのボリュームでした。<br /><br /><br />【2月19日(火)】<br />今日はアルコバサを出発して移動の日です。朝食会場は普通の部屋で予想通りもう一人の客しかいません。田舎のホテルです。でも、小規模なりにいかにも手作りのジャムもあり、コーヒーもたっぷりだし、果物もたくさんあり十分な朝食でした。<br /><br />10時半のバスしかないので、ゆっくりアルコバサ修道院の前を歩いてバスターミナルまで行きましたが、ポルトガル語なので見落としていましたが、どうも10時半のバスは週末だけで、11時15分のバスまで待ちました。ただ、乗るとすぐで11時40分にはバス停(田舎町でターミナルではない!)からすぐのBatalha(バターリャ)修道院へ着きました。<br /><br />昨日の修道院よりはるかに豪華です。入り口が分かりにくく広い教会と修道院の敷地を1周して、ようやくチケット売り場のある入り口を見つけました。カバンはそこで預かってもらいました。教会もともかく、2つある回廊が立派でした。ステンドグラスが中庭から目立つ部屋・参事会室には、無名兵士の墓があり兵士2人が見守っています。<br /><br />軽く食事をして、13時25分のバスでバターリャから次の乗り換え地Leiria(レイリア)まで行きます。ターミナルでないので、バスに乗ってからしか料金を払えません。近いのでたったの2.25ユーロです。でも小銭を全部見せると2.22ユーロとたった3セント不足ですがオーケーです。別に1ユーロ玉はあったのですが、要するに余計に取るようなことは運転手はしません。これが、アメリカはじめ諸外国では多く、大雑把で私は好きです。日本は几帳面過ぎます。<br /><br />実は、バターリャからはナザレに立ち寄ってからCoimbra(コインブラ)に行きたかったのですが、バスの連絡が悪く諦めレイリア経由にしました。2時間ほどあるので、荷物を引きながら石畳の坂を上って、目の前に目立つcastelo(城)へ行きました。期待通り、眺めがいいです。裏側の目の前にサッカースタジアムがこの街にもありました。<br /><br />バスで1時間ほどでコインブラへ到着しました。バスターミナルからナビを頼りに15分位歩いてHotel Astoriaへ到着しました。川の目の前で立地上、三角形の角地の洒落たホテルです。この街はボローニャ大学などと並びかなり古くからある名門大学で有名な街です。ホテルの近くの旧市街は世界遺産です。その辺をさ迷い歩き、丘の上へ上って行きコインブラ大学のキャンパスにたどり着きました。ちょうど医学部もありました。<br /><br />しばらく歩くと、丘の上からちょうど満月がきれいに見えます。でも、植物庭園のような道に出て、どうも方向違いらしく、ナビのおかげで方向修正しました。ホテルにだいぶ近づいた坂の上からは橋を含むきれいな夜景(満月)が見えます。適当にレストランを見つけました。ちょっと贅沢に野菜サラダ、スープ(どうもポルトガルは2ユーロ程度の安い日替わりスープが、日本の味噌汁?)、ステーキとプローン(エビ)を注文しました。庶民的な店でそんなに高くありません。途中で、シェフ(?)のネパール人がステーキの焼き具合を確認に来ました。その割には、ミディアムレアではなく、かなりウェル・ダンでしたが。<br /><br />盛んに私に話しかけてきて、英語がきれいだから教養のある人だと思うと褒めてくれます。翌日、ばったり街中で見かけました。人懐こい。アストリア・ホテルは値段の割に、バスタブがあり、場所といい結構気に入ったホテルでした。<br /><br /><br />【2月20日(水)】<br />今日はのんびりです。朝食後部屋でゆっくりし、12時のチェックアウトの時間まで過ごします。また歩いて坂を上るのは少し面倒なので、バスでレプブリカ広場へ行ってみました。でも、ほとんど何もありません。それどころか工事中で美しくもありません。適当にレストランを見つけました。あさりを注文しましたが秀逸でした。日本のバター焼きと似ていますが、バターとにんにくとハーブが絶妙の味でした。ツナサラダも日本の缶詰ツナより少しあっさりしている気がしました。<br /><br />昨晩、外観だけ写真を撮った旧カテドラルまで歩いて下りました。中はそれなりの教会で、それなりの回廊(cloister)です。時間もないので、地球の歩き方の情報で近くの国立マシャード・デ・カストロ美術館の入場料を払わずに入れるレストランでカフェ(イタリアと同じでエスプレッソ)だけ注文し、テラスからの絶景を楽しみました。次に近くの新カテドラルに行きましたが、外観は隣の病院とでそれなりですが、内装はかなり豪華でした。<br /><br />それからだいぶ歩き、サンタ・クララ橋を渡って対岸へ行きました。でも、疲れた割には「涙の泉」と「恋人たちの泉」はエピソードと名前だけで、噴水もありません! ただ、狙い通り少し小高い丘を見つけ、対岸のコインブラ大学を中心とする丘にある街並み(世界遺産)の絶景を写真に収めました。<br /><br />明日の午後2時に最終目的地のポルトで友達のCristinaとカンパニャ駅で待ち合わせていますが、今晩移動して明日の午前中は先に観光する予定にしました。泊めてもらう関係で遠慮して、今日は自分でホテルに泊まります。ただ、せっかく16時40分頃にはコインブラ駅に行ったのに、17時43分の列車しかありません。値段はたったの8.9ユーロですから近いのだろうと思ったら、1時間で半分のAveiroにしか到着せず、2時間もかかってやっと19時45分頃ポルトの長距離駅・カンパニャに着きました。後で調べたら、これならバスターミナルからバスの方が速かったでしょう。<br /><br />iPhoneのナビに頼ってホテルまで歩きましたが、寂れた場所をかなり歩かされました。治安は心配ないものの、結構疲れた頃えらい立派なビルにVila Gale Hotel と大きく書いています。これも後で気が付いたら、実はメトロでカンパニャ駅から2駅で目の前にホテルでした。<br /><br />歩いて、Tripeiroという地元のレストランへ行き、名物のもつ煮込み料理トリパスを注文しました。前菜にスープかサラダを注文しようとしたら多過ぎると断られました。トリパスはごはんにかけて食べますが、モツはともかくソーセージも少しで、豆がやたら多く、しかもあまり出汁というか味がないのでポルトガル料理としてはイマイチでした。値段はたったの11ユーロで腹いっぱいになりますが、1/3残しました。これなら、博多のもつ鍋の方がはるかに美味しいです。<br /><br />下戸の私は最近炭酸水だけにも少し飽きてきて、ノンアルコールビールを海外で注文することが増えました。今回はっきりしたのは、日本のノンアルコールビールより美味しいはずで、ノンアルコールとはいうものの0.3~0.5%はアルコールが入っています。日本のは本当に0.00%以下と書いています。想像ですが、日本では規制が厳しいのでやむを得ないのでしょう。やはり、いくら頑張ってもアルコールが少し残ったほうが味はかなり本物のビールに近いです。<br /><br /><br />【2月21日(木)】<br />今朝もゆっくりします。朝食は久しぶりに生のキューリとトマトをたっぷり選びました。昨夜見つけた目の前のメトロの駅・8月24日駅へ行きます。個人的な感想ですが、どうもラテンの国にはこういう日付の付いた地名が多いです。大通り、駅、橋などの地名です。もちろん、日本ではあまり聞きませんが。乗り換えて、ドウロ川の向かい側・ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアに行きました。メトロと言っても地下部分は一部だけで、ドウロ川を渡るドン・ルイス1世橋は高い所を通過するので、いきなり絶景です。<br /><br />駅を降りると目の前にロープウェイ駅があります。迷わず乗ります(往復9ユーロ)。眺めがいいに決まっているからです。クルーズ(12ユーロ)もちょうどいい時間ですぐに乗れ、ドウロ川から5つの橋を下から見ます。最近歳のせいか、新しい地名などを覚えるのに苦労するのですが、これは「道路」川とこじつけて覚えやすい名前です。ドン・ルイス1世橋などの古い橋の方が、エッフェル塔の技術者が作ったということで、しっかりした鉄骨で見栄えがいいと思います。何か新しいコンクリートの橋は味気ないです。<br /><br />ロープウェイが往復券で高台に戻り、今度は線路のすぐ横を歩いて橋を渡り世界遺産である旧ポルト市街へ行きます。時間もないので気になっていたサンドイッチ風の料理francesinhaを食べました。これはいけます。あまり好きではない冷たいサンドイッチと違い、下にトースト状のパンはあるものの、その上にチーズに隠れてベーコン、ハム、牛ステーキまでがたっぷり入っています。たぶん、語源的にはフランス風という意味でしょう。<br /><br />その後、急いで眺めがいいらしいクレリゴス教会の塔に上りました。場所的にドウロ川対岸ガイア地区の景色が見れます。1時過ぎに慌ててメトロに乗り、途中駅の8月24日駅で降り、ホテルに荷物を取りに戻り、約束の2時少し前にカンパニャ駅でクリスティナを待ちます。気を使わないように、彼女にはさっき着いたことにしています。<br /><br />もちろん、彼女は車で来てくれています。実際は先ほどウロチョロした対岸のガイア地区を案内してくれます。彼女が旧姓と同じ苗字なので、勝手に冗談で親戚と言っているFerreiraというワインセラー(Caves)へ行きましたが閉まっていたので、一番大きなワインセラーSandemanの4時の英語説明のチケットで中を見せてもらい、最後に試飲がありました。赤と白ワインの試飲ですが、私は文字通り舐める程度の試飲です。飲めないものの味は赤の方が好きです。<br /><br />6時前にはクリスティナの家へ着きました。ポルトの街のやや東側のようです。旦那さんのマリオはいかにも温厚ないい人に見えます。現在もAFS高校留学生のホストをしていて、フィンランドからの女子(アナレナ)がいます。4~5年前には日本人の女子をホストした経験があるようです。外国ではよくあることで、今晩はマリオが料理をしてくれます。大きく開いた魚とムール貝をオブンで料理し、ジャガイモはお湯で茹でていました。マッシュルームは炒めたようです。すべて簡単な調理のようですが、まぁそれなりに美味しく食べれました。前日から少し風邪気味なので、いつものようにPL顆粒を2包内服して早めに寝ました。<br /><br /><br />【2月22日(金)】<br />平日ですが、仕事を調整してくれたようです。朝はゆっくり寝せてくれたので、風邪の状態もごく軽度です。軽く朝食にパンなどを食べ、10時半頃出発しました。<br /><br />途中で、現在ここポルトガル・ポルトにAFS留学中のKimiを迎えに行きます。そして目的地のSerralves Museum(セラルヴェス現代美術館)へ着きました。現在はJoana Vasconcelosの「I’m your mirror」展をやっているようです。日本人のキミはまだ15歳でAFS高校留学生の中でも一番若いです。ただ、一緒に美術館と付属の公園を歩きながら話をしていると、若干留学にはまだ若すぎる気がしました。せめて、もう一年待てばと個人的には思いました。この年齢の一年間の差、成長は著しいので。<br /><br />ジョアナの眼鏡のオブジェも面白く、特にスプーン、フォーク、ナイフなどで造形した赤いオブジェは薄暗い部屋で有名な女性ファド歌手の歌がかかっていて気に入りました。スペイン人のミロの作品もいくつかありましたが、チンプンカンプンでした。<br /><br />午後2時頃、フィンランドからの留学生アナレナと旧市街で合流し、以前にAFSの行事で使ったというレストランへ行きました。私は欲張って、魚のフライとリゾットのような米料理を注文しました。イタリアのリゾットよりは少し水分が多いけど、コメはしっかりアルデンテで少し芯があり美味しかったです。私としては珍しく、デザートのケーキまで食べました。<br /><br />それから、いよいよ少しだけ観光です。まず、世界一豪華だとクリスティナが言うマクドナルドの彫刻のある外装や洒落た内装を見物しました。確かに豪華だし、イタリア通の私としては、caffe macchiatoやcappuccinoと書いてあるのを見て納得しました。<br /><br />次に、同じく世界一豪華と言うサン・ベント鉄道駅を見学しました。ポルトガル伝統の装飾タイルの集まりによる絵画のようなアズレージョ(アズール(青)色)が壁いっぱいにあり、確かに豪華な内装の駅です。これなら、わざわざ駅を観光しに来るのが分かります。<br /><br />最後は何とクリスティナとマリオが結婚式を挙げたというカテドラル(大聖堂)へ行きました。入場料が少しですがいるので、行ったことのある留学生2人は外で待っていました。さすがに内装には金も使っていて豪華な教会です。<br /><br />観光はここまでで、喫茶店で友達のLuisaを待ち、1時間ほどルイサを交えておしゃべりです。私が医者だと言うと、彼女も女医さんでした。ここで、日本人のキミとルイサとは別れ、新たにAFSトルコ人留学生(ジェイミー)とそのホストファーザーと5人でCaldeireirosというレストランへ行きました。タラ料理と生野菜サラダを食べましたが、ここもかなり美味しかったです。9時頃になってようやく帰省した娘のエリカが合流しました。軽くスープを食べていたようですが、席が遠くあまり話はできませんでした。<br /><br /><br />【2月23日(土)】<br />いよいよクリスティナの家族とお別れ、ポルトガルともお別れの日です。空港までもちろん送ってもらったのですが、何と20分足らずです。Air Europaのチケット(午前11時25分発)でパリへ移動ですが、ポルトからのせいか直行便が少なく、スペインのマドリッド経由ですから1時間の時差もあり、パリへ到着したのは午後5時35分頃でした。<br /><br />パリのシャルルドゴール空港は少し離れているので、電車とメトロを乗り継いで4年ほど前に停まったSourceホテルへ急いでチェックインしました。急いでいた理由は夜9時からのリド・ショーへ行きたかったからです。パリのメトロも乗り継ぎに時間のかかる駅もあり、やっと8時過ぎに劇場へ着きチケット(ドリンク付きで83ユーロ程度)を確保し、時間もないので近くのハンバーガー屋へ珍しく行きました。<br /><br />リド・ショーの席は意外と前の方でしたが、内容はダンスと歌とピエロだけです。ドリンクは選べず自動的にシャンパンが出てきたので、下戸の私は文字通り舐める程度に飲んだだけです。フレンチカンカンや一部トップレスのスタイル抜群の美女たちのダンスもありますが、以前の記憶のようなカラフルで豪華な印象に比べたら、平凡な気もしました。以前は動物も出たりしたような記憶もありますが。歳を取ったせいでしょうか?<br /><br />衣装は変わるものの、同じようなトップレスのダンスを見ながら、さすがにダンサーたちは刺青をしていないなぁとか、あまりデカパイはいず、みんな程よい大きさのきれいなおっぱいの娘さんを集めているなぁとか思いながら見ていました。歌手のおばちゃんはノースリーブで、刺青がありました。歌はもちろん上手いですが、私の好みの声ではありません。あまり感動はしませんでした。ショーは1時間半程度でした。11時前ですから、ゆっくりメトロでホテルへ戻れました。<br /><br /><br />【2月24日(日)】<br />ポルトガルの帰りにパリで一泊した理由の一つで、近くのパン屋さんのフランスパンを朝食にしたかったのです。4年前と同じホテルにしたのには理由があって、あの時2つ目のパリのホテルは同じ安ホテルでも街中にあり近くにパン屋さんがないのでした!ですから、確実なように最初のホテルと同じにしたのです。途中で思い出した以前と同じパン屋さんに行き、伝統的なバゲットを買って食べました。何と言うか、やはり美味しいのです。そう言えば、今回のポルトガル旅行中のパンも概ね美味しかったです。<br /><br />パリから羽田のJAL便は夕方7時の便ですから、今回の観光はオルセー美術館と何となく決めていました。近くのルーブル美術館は大きすぎて何となく丸一日以上は欲しいからです。それでも、オルセー美術館(入館料14ユーロ)もかなり立派でゆっくり見ると半分も見れません。今回は5ユーロ程度で解説のカセットを借りたので、詳しく見れました。個人的に気にいった絵や彫刻もあります。さりげなく、有名なマネの「草上の昼食」、モネの左右向きの2枚の「日傘の女」、ルノワールの「田舎のダンス」と「都会のダンス」2枚などが展示されています。<br /><br />実は、ホテルに戻るのも大変なので、空港へ行く途中の駅になる北駅に大きい荷物を預けようとしたのですが、なぜか結局見つからず持ってきました。あまり大きくないし、オルセー美術館には同じような観光客も多く地下にやや大きめのロッカーがありました。<br /><br />2時過ぎたので館内のレストランで昼食にしました。さすがに、フランスでオシャレで美味しかったです。Sea bream(タイに近い)焼き魚と野菜の付け合わせでした。ただ、水が高いです!500mlていどのミネラルウォーター・エビアンが4.8ユーロもします。量が多いと6ユーロでちょうどワイン1本と同じ値段です。いかにもフランスです。料理はそんなに高くなく(24ユーロ)上品で美味しいのですが。<br /><br />時間に余裕があるので、セーヌ川を渡ってエッフェル塔の見えるところまで行き、コンコルド広場の近くをのんびり歩きました。やはり、セーヌ川沿いはゆったりしていいです。<br /><br />ところが! 同じような署名を要求する若い女の子をどこかで見ましたが、ここでも一人左前から近づいてきます。何の署名か知らないけど、いくら暇でも無責任に署名する気はありません。すると、いつの間にか右前からもう一人が署名の紙を持ってきます。うるさいなぁと思っていたら、右前からの女の子が抱き着くように右肩の方に触って来ます。どうも、かるっているリュックサックごと触って来ます。<br /><br />明らかに触って来たので、振り払いました。そうすると、それ以上強引にはせず二人とも去って行きました。もう一人、全部で3人いたようです。数秒後、嫌な予感がしてリュックを降ろして確認すると3つあるリュックの一番背中よりのチャックが開いています。慌てて中身をチェックすると、幸い何も盗まれていませんでした。危ういところでした。一つは、数年前にナポリを歩いていて、見事にリュックからパソコンだけ抜き取られた経験があるので、それ以降なるべくチャックは真上で締めずにかなり下方で締めて開けにくくするように気をつけています。あの時も移動中で、キャスター付きのバッグを引きながらリュックを背負っていました。やはり、背中に目はないので、海外ではリュックは狙われやすいので、要注意です!<br /><br />メトロのフランクリンルーズベルト駅から北駅で空港列車へ乗り換え、1時間はかかってちょうど2時間前の5時頃空港へ着きました。JALはマイレージでサーチャージ以外は無料ですが、サファイア会員なので軽食のあるラウンジが使えるのでリッチな感じです。パリのシャルルドゴール空港なので、委託したエアーフランスのラウンジが使えます。<br /><br />忘れていましたが、帰りはプレミアムエコノミー席なので、やや広く快適でした。来る時と違い、帰りの便は夕方の便(到着の日本時間だと午前5時)で2時間後に食事を食べてからひたすら寝ました。幸い、日本時間の12時頃まで6時間くらい寝れました。やはり、到着地の時間を意識して調整すると時差ボケ対策が上手くいきます。ですから、来る時は映画を4本も見たのに、今回は食事までの1本だけでした。マイレージでファーストクラスに乗りたいと思い以前に調べていたのですが、成田からのJAL便にはファーストクラス自体が設定がないそうです。ところが、今回CAから聞いたのはそれどころか成田からのパリ便自体がなくなったそうです。<br /><br />少しマニアックな話ですが、高山病に詳しい私はオキシメーターを持参しています。平地では正常な人は、この機械で測れる酸素飽和度は97%近くで安定しています。ところが、飛行機内は標高2千メートルに匹敵しますからかなり影響があります。低酸素と低気圧の影響があります。私は92~93%に下がります。ところが、睡眠時無呼吸症候群のある私ですから、目覚めた時に測ってみました。やはり、87%にまで低下していました。また特徴として、数値が安定せず85以下から92%程度を行ったり来たりします。<br /><br />翌25日(月)の午後2時半に予定より早く羽田空港へ着きました。2時間くらいラウンジでゆっくりして、福岡便へ乗り継ぎ午後7時過ぎには空港へ到着し、8時には自宅へ着きました。こうしてポルトガルへの旅行が終わりました。<br /><br /><br />空飛ぶドクター(登録商標)<br />坂本泰樹<br />

また、初めての国ポルトガルへ

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2019/02/15 - 2019/02/25

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空飛ぶドクター

空飛ぶドクターさん

世界75ヶ国以上を旅した私です。昨年は用事もあり5回もイタリア(ナポリ、ローマ)へ行き、ついにイタリアへは切りのいい30回も行きました。今回は同じ南欧でオリーブ油も多用し、美味しいはずのポルトガルへ行きます。ヨーロッパもほとんどの国へ行きましたが、是非行きたかった国です。北部のポルトには昨年ノルウェーのAFSボランティア大会で知り合ったポルトガル人の女性がいます。

いつもと違って金曜日出発の海外旅行です。仕事の関係で水曜日に出発が多いのですが、今回は前日・木曜日にAFSアジア高校生架け橋プロジェクト生の見送りを福岡空港ですませたからです。ボランティアで留学生の世話をしています。早速、また福岡空港へ来ました。今回はJALのマイレージ消化です。羽田経由でパリまで行き、そこからはお金を払ってポルトガルの首都・リスボンです。小さな国なので、列車やバスで移動して北の観光地・ポルトへ最後に行き、そこからまたパリへ戻ります。


【2月15日(金)】
いつものように、早朝便で福岡空港を発ち羽田空港で2時間くらいで乗り継ぎ(ラウンジが使えるサファイア会員に格上げされたので楽です)、パリには午後3時半頃着きます。でも、余裕を見て乗り継ぎ便はエアーフランスの午後8時50分発の便なので、パリと1時間時差のあるリスボンへは午後10時半過ぎに到着です。

地下鉄(メトロ)駅に近い便利なホテル(Hotel do Chiado)を予約したので、リスボン空港からは安くて速い地下鉄を一回乗り継いだだけで到着しました。それでも、ホテルに着いたのは真夜中でした。バスタブがあるので、お湯に浸かって温まってから寝ました。夜遅く着く方が、すぐに寝れるので時差調整しやすいです。機内では本来寝る時間ではないので、映画も4本見てほとんどうたた寝以外は起きていました。その方が、意外と時差調整が上手くいきます。


【2月16日(土)】
いつものように、大雑把な予定ですがとにかく首都のリスボンには3泊してゆっくり廻ります。今朝のホテルの朝食は最高でした。朝から私の大好きなトマト煮があります。それにマッシュルーム炒めも。

まずは時間に余裕をもって(夜遅くなっても構わないように)、西の大西洋近くのシントラへ行きます。歩いて近くにあるロシオ広場の向かいにある列車の駅(ロシオ駅)を午前9時に出発し1時間もせずにシントラの駅へ着きます。Bilhete Train & Busというパスで往復の列車はもちろん、今から行くシントラ巡りのバスとロカ岬へのバスも全て込みで、たったの15.8ユーロ(1ユーロ=約125円)でした。

まずはムーアの城跡でバスを降ります。入場料8ユーロですが、年齢を聞かれます。65歳以上はシニア割引があるからです。若く見えるつもりでも年相応にしか見えないのでしょう。次の誕生日でシニアになりますが、安くなるものの複雑な気分です。眼下にシントラの王宮やレガレイラ宮殿が見えます。山の上にはペーナ宮殿も少し見えます。

近そうなので、次はバスを待たずに歩いて頂上のペーナ宮殿まで行きました。中まで入ると14ユーロです。建物が複雑な形で、色も黄色と紅色とかなり派手です。出っ張りが多く、色々なアングルから写真が撮れます。先ほどのムーアの城跡と同じで今度は眼下にムーアの城跡が見えます。遠く大西洋も見えます。少しだけ建物の中が見れますが、一番感心したのは普段は高い所で遠くからしか見れないステンドグラスが目の前で見れる部屋がありました。原色の鮮やかなステンドグラスが象徴的でした。

最後にバスで下りて、シントラの街にある王宮の中を見物しました。天井一面に描かれた「白鳥の間」と「カササギの間」が印象的でした。先ほどのペーナ宮殿に比べたら、建物の外観は地味ですが。

それから、向かいのレストランに入り、Saldinhas Assadasイワシグリル(塩オリーブオイル焼き)を食べましたが、最高でした!4匹もありますが、大きくなく全部食べれました。付け合わせの皮ごとゆでジャガイモと野菜サラダも美味しく、自分で最初に注文したオリーブの実と一緒に食べました。

巡回バスでシントラ駅へ戻り、今度はロカ岬行きのバスへ乗り継ぎます。途中で隣の中国人女性から日本語で声を掛けられましたが、学者、研究者で日本に留学していて日本のことをよく知っていました。Cabo da Roca(ロカ岬)は予想通り記念の石碑があるだけです。ユーラシア大陸の最西端です。隣に赤い灯台があります。バスでシントラ駅へ戻り、列車でロシオ駅まで戻りました。まだ午後5時半頃です。

ちょうどボーダフォンの店を見つけたので、SIMカードを買い挿入しました。3ギガバイト、25日まで有効でたったの9ユーロでした。夕食はファドの聞けるレストラン(Luso)を見つけ電話予約しました。歩いて午後7時に行ったら、早過ぎるらしく一番乗りでした。ゆっくり7種類のメニューからエビとホタテの前菜とチキン料理を選びました。なかなかいける味です。

肝心のファドは全部で男女5人がソロで歌いました。もちろん、人によって好みが違うと思います。私はやはり哀愁を帯びた声が好きです。圧巻なのは、最後に5人がテーブルのあちこちで順番に歌う場面でした。


【2月17日(日)】
昨日は一気に遠方へ行ったので、今日はもう少し近場です。それでも、やや西の郊外であるベレンまで行くし、24時間有効のリスボンカードを19ユーロで買いました。市電、バス、地下鉄の乗り物をすべてカバーしますし、観光地の一部の入場料が無料になるようです。

市電で降りると目の前がジェロニモス修道院(monastery)でした。早速、リスボンカードのおかげで無料でした。外観も大きく立派ですが、広い中庭を取り囲む回廊が超豪華です。回廊の壁面下部にはアズレージョと呼ばれるポルトガル伝統の青色が基調の装飾タイルがあります。

海の方に行くと船の形の立派な大きなモニュメントがあります。1500年代のポルトガル大航海時代を記念したもので、エンリケ航海王子、ヴァスコ・ダ・ガマ、フランシスコ・ザビエルなどの銅像が並んでいます。

同じく海に面したベレンの塔へ行きました。地球の歩き方の解説とは逆にここの方が無料はともかく30分以上の行列でした。

方向はわかるので、市電の停留所を目指しながらレストランを探すと、いかにも庶民的な店がありました。クロダイのような魚をシンプルに軽くオリーブ油で揚げたような料理でしたが、普通に美味しく値段も庶民的でした。飲み物込みで10ユーロ以下でした。日本で言えば、食堂の焼き魚定食という感じです。

市電でコメルシオ広場まで行きました。川沿いと言っても川尻で海のようなものですが、大きな広場で例の如く真ん中に大きな銅像があります。川と反対側中央に立派な門があり、そこから真っすぐ北に向かって道路があります。地図(ナビ)で見ると、そんなに私のホテルから遠くありません。ずっと気になっていたホテルからすぐに見えるビルの合間の渡り廊下に繋がるサンタ・ジュスタのエレベーターに乗りました。結構行列で15分位待ちました。本来有料ですが、ここもリスボンカードで無料でした。

計画的でなく、たまたま昨日そう言えば週末だと気が付き、日曜日にサッカーのプロの試合があるはずだと気づき、ホテルのフロントで調べてもらったらやはり試合があります。リーガ・ポルトガルで名前もきいたことのある名門・スポルティング・リスボンSPCで、フィーゴやクリスティアーノ・ロナウドの出身チームです。ただ、昼間でなく午後8時からのナイトゲームです。

まだ時間があるので、適当に手前の地下鉄ローマ駅で降りてみると、大きな公園があり、かなり立派な噴水があります。途中にいかにも中国の赤提灯がずらっとあります。恐るべし中国パワー!

ジョゼ・アルヴァラーデ・スタジアムは地下鉄カンポ・グランデ駅の目の前です。球団のロゴカラーが緑と白で私の好きな緑色が目立ちます。シートもそうです。相手はSC Bragaというチームです。値段の一番高い38ユーロの席で、真ん中の16列目でした。地元のスポルティングの3-0と完勝で盛り上がりました。


【2月18日(月)】
いよいよチェックアウトしてリスボンを離れる日です。バスでの移動は午後ですから、もちろん荷物はフロントへ預け、まず小高いのでずっと見えていて気になっていたサン・ジョルジェ城へ。目的はむしろそこからの景色を見にです。昨日までの4月25日橋(何故かラテン系の国にはこのような日付の付いた地名が多い)と対岸のキリスト像(クリスト・レイ)がまた見えます。またサンタ・ジュスタのエレベーターも見え、地震で壊れたカルモ教会も見えます。昨日は西側のベレンから橋を反対方向から見ていたことになります。

ポルトガル語でSeという簡単な単語のカテドラル(大聖堂)に行きました。これも2つの塔が見えて気になっていました。ファサードの12のバラ窓があります。近くの「くちばしの家」もとがった石でできた家で面白いです。

まだ時間があるので、地下鉄でやや北のエドゥアルド7世公園へ行ってみました。いかにもヨーロッパの幾何学的模様の植え込みです。でも、ここも斜面で眼下にテージョ川が見え、景色としてはなかなかです。リベルダーデ大通りを歩いてみましたが、私には興味のないオフィス街で食べ物屋がありません。結局、ホテルの近くで毎日通過したバイシャ地区のレストランへ戻り、シーフードパエジャを食べました。ちゃんと米がアルデンテで、雑炊ではありません。私はこの方が好きです。

ホテルに荷物を取りに戻り、地下鉄(ブルーライン)でバスターミナルまで行き、調べていた15時のバスでAlcobasa(アルコバサ)へ行きました。到着後、あまり時間がないので直接アルコバサ修道院(世界遺産)へ行きました。大きい荷物は入り口料金所で預かってもらいました。教会は質素ですが、奥の翼廊には悲恋の物語で知られるペドロ1世とイネス・デ・カストロの石棺が同じ部屋に安置されています。

それから、ホテルに行きましたがシャレーという名前通り、スイスの山小屋風で洒落た建物です。夕食はホテルのオーナーお勧めのアントニオに行きました。スープはイマイチでしたが、メイン料理はボリューム満点で美味しい肉料理(今回初めて)でした。イベリコ豚にベーコン巻です。地元のリンゴも一緒に料理していて、アップルパイのように少し甘さもありました。かなりのボリュームでした。


【2月19日(火)】
今日はアルコバサを出発して移動の日です。朝食会場は普通の部屋で予想通りもう一人の客しかいません。田舎のホテルです。でも、小規模なりにいかにも手作りのジャムもあり、コーヒーもたっぷりだし、果物もたくさんあり十分な朝食でした。

10時半のバスしかないので、ゆっくりアルコバサ修道院の前を歩いてバスターミナルまで行きましたが、ポルトガル語なので見落としていましたが、どうも10時半のバスは週末だけで、11時15分のバスまで待ちました。ただ、乗るとすぐで11時40分にはバス停(田舎町でターミナルではない!)からすぐのBatalha(バターリャ)修道院へ着きました。

昨日の修道院よりはるかに豪華です。入り口が分かりにくく広い教会と修道院の敷地を1周して、ようやくチケット売り場のある入り口を見つけました。カバンはそこで預かってもらいました。教会もともかく、2つある回廊が立派でした。ステンドグラスが中庭から目立つ部屋・参事会室には、無名兵士の墓があり兵士2人が見守っています。

軽く食事をして、13時25分のバスでバターリャから次の乗り換え地Leiria(レイリア)まで行きます。ターミナルでないので、バスに乗ってからしか料金を払えません。近いのでたったの2.25ユーロです。でも小銭を全部見せると2.22ユーロとたった3セント不足ですがオーケーです。別に1ユーロ玉はあったのですが、要するに余計に取るようなことは運転手はしません。これが、アメリカはじめ諸外国では多く、大雑把で私は好きです。日本は几帳面過ぎます。

実は、バターリャからはナザレに立ち寄ってからCoimbra(コインブラ)に行きたかったのですが、バスの連絡が悪く諦めレイリア経由にしました。2時間ほどあるので、荷物を引きながら石畳の坂を上って、目の前に目立つcastelo(城)へ行きました。期待通り、眺めがいいです。裏側の目の前にサッカースタジアムがこの街にもありました。

バスで1時間ほどでコインブラへ到着しました。バスターミナルからナビを頼りに15分位歩いてHotel Astoriaへ到着しました。川の目の前で立地上、三角形の角地の洒落たホテルです。この街はボローニャ大学などと並びかなり古くからある名門大学で有名な街です。ホテルの近くの旧市街は世界遺産です。その辺をさ迷い歩き、丘の上へ上って行きコインブラ大学のキャンパスにたどり着きました。ちょうど医学部もありました。

しばらく歩くと、丘の上からちょうど満月がきれいに見えます。でも、植物庭園のような道に出て、どうも方向違いらしく、ナビのおかげで方向修正しました。ホテルにだいぶ近づいた坂の上からは橋を含むきれいな夜景(満月)が見えます。適当にレストランを見つけました。ちょっと贅沢に野菜サラダ、スープ(どうもポルトガルは2ユーロ程度の安い日替わりスープが、日本の味噌汁?)、ステーキとプローン(エビ)を注文しました。庶民的な店でそんなに高くありません。途中で、シェフ(?)のネパール人がステーキの焼き具合を確認に来ました。その割には、ミディアムレアではなく、かなりウェル・ダンでしたが。

盛んに私に話しかけてきて、英語がきれいだから教養のある人だと思うと褒めてくれます。翌日、ばったり街中で見かけました。人懐こい。アストリア・ホテルは値段の割に、バスタブがあり、場所といい結構気に入ったホテルでした。


【2月20日(水)】
今日はのんびりです。朝食後部屋でゆっくりし、12時のチェックアウトの時間まで過ごします。また歩いて坂を上るのは少し面倒なので、バスでレプブリカ広場へ行ってみました。でも、ほとんど何もありません。それどころか工事中で美しくもありません。適当にレストランを見つけました。あさりを注文しましたが秀逸でした。日本のバター焼きと似ていますが、バターとにんにくとハーブが絶妙の味でした。ツナサラダも日本の缶詰ツナより少しあっさりしている気がしました。

昨晩、外観だけ写真を撮った旧カテドラルまで歩いて下りました。中はそれなりの教会で、それなりの回廊(cloister)です。時間もないので、地球の歩き方の情報で近くの国立マシャード・デ・カストロ美術館の入場料を払わずに入れるレストランでカフェ(イタリアと同じでエスプレッソ)だけ注文し、テラスからの絶景を楽しみました。次に近くの新カテドラルに行きましたが、外観は隣の病院とでそれなりですが、内装はかなり豪華でした。

それからだいぶ歩き、サンタ・クララ橋を渡って対岸へ行きました。でも、疲れた割には「涙の泉」と「恋人たちの泉」はエピソードと名前だけで、噴水もありません! ただ、狙い通り少し小高い丘を見つけ、対岸のコインブラ大学を中心とする丘にある街並み(世界遺産)の絶景を写真に収めました。

明日の午後2時に最終目的地のポルトで友達のCristinaとカンパニャ駅で待ち合わせていますが、今晩移動して明日の午前中は先に観光する予定にしました。泊めてもらう関係で遠慮して、今日は自分でホテルに泊まります。ただ、せっかく16時40分頃にはコインブラ駅に行ったのに、17時43分の列車しかありません。値段はたったの8.9ユーロですから近いのだろうと思ったら、1時間で半分のAveiroにしか到着せず、2時間もかかってやっと19時45分頃ポルトの長距離駅・カンパニャに着きました。後で調べたら、これならバスターミナルからバスの方が速かったでしょう。

iPhoneのナビに頼ってホテルまで歩きましたが、寂れた場所をかなり歩かされました。治安は心配ないものの、結構疲れた頃えらい立派なビルにVila Gale Hotel と大きく書いています。これも後で気が付いたら、実はメトロでカンパニャ駅から2駅で目の前にホテルでした。

歩いて、Tripeiroという地元のレストランへ行き、名物のもつ煮込み料理トリパスを注文しました。前菜にスープかサラダを注文しようとしたら多過ぎると断られました。トリパスはごはんにかけて食べますが、モツはともかくソーセージも少しで、豆がやたら多く、しかもあまり出汁というか味がないのでポルトガル料理としてはイマイチでした。値段はたったの11ユーロで腹いっぱいになりますが、1/3残しました。これなら、博多のもつ鍋の方がはるかに美味しいです。

下戸の私は最近炭酸水だけにも少し飽きてきて、ノンアルコールビールを海外で注文することが増えました。今回はっきりしたのは、日本のノンアルコールビールより美味しいはずで、ノンアルコールとはいうものの0.3~0.5%はアルコールが入っています。日本のは本当に0.00%以下と書いています。想像ですが、日本では規制が厳しいのでやむを得ないのでしょう。やはり、いくら頑張ってもアルコールが少し残ったほうが味はかなり本物のビールに近いです。


【2月21日(木)】
今朝もゆっくりします。朝食は久しぶりに生のキューリとトマトをたっぷり選びました。昨夜見つけた目の前のメトロの駅・8月24日駅へ行きます。個人的な感想ですが、どうもラテンの国にはこういう日付の付いた地名が多いです。大通り、駅、橋などの地名です。もちろん、日本ではあまり聞きませんが。乗り換えて、ドウロ川の向かい側・ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアに行きました。メトロと言っても地下部分は一部だけで、ドウロ川を渡るドン・ルイス1世橋は高い所を通過するので、いきなり絶景です。

駅を降りると目の前にロープウェイ駅があります。迷わず乗ります(往復9ユーロ)。眺めがいいに決まっているからです。クルーズ(12ユーロ)もちょうどいい時間ですぐに乗れ、ドウロ川から5つの橋を下から見ます。最近歳のせいか、新しい地名などを覚えるのに苦労するのですが、これは「道路」川とこじつけて覚えやすい名前です。ドン・ルイス1世橋などの古い橋の方が、エッフェル塔の技術者が作ったということで、しっかりした鉄骨で見栄えがいいと思います。何か新しいコンクリートの橋は味気ないです。

ロープウェイが往復券で高台に戻り、今度は線路のすぐ横を歩いて橋を渡り世界遺産である旧ポルト市街へ行きます。時間もないので気になっていたサンドイッチ風の料理francesinhaを食べました。これはいけます。あまり好きではない冷たいサンドイッチと違い、下にトースト状のパンはあるものの、その上にチーズに隠れてベーコン、ハム、牛ステーキまでがたっぷり入っています。たぶん、語源的にはフランス風という意味でしょう。

その後、急いで眺めがいいらしいクレリゴス教会の塔に上りました。場所的にドウロ川対岸ガイア地区の景色が見れます。1時過ぎに慌ててメトロに乗り、途中駅の8月24日駅で降り、ホテルに荷物を取りに戻り、約束の2時少し前にカンパニャ駅でクリスティナを待ちます。気を使わないように、彼女にはさっき着いたことにしています。

もちろん、彼女は車で来てくれています。実際は先ほどウロチョロした対岸のガイア地区を案内してくれます。彼女が旧姓と同じ苗字なので、勝手に冗談で親戚と言っているFerreiraというワインセラー(Caves)へ行きましたが閉まっていたので、一番大きなワインセラーSandemanの4時の英語説明のチケットで中を見せてもらい、最後に試飲がありました。赤と白ワインの試飲ですが、私は文字通り舐める程度の試飲です。飲めないものの味は赤の方が好きです。

6時前にはクリスティナの家へ着きました。ポルトの街のやや東側のようです。旦那さんのマリオはいかにも温厚ないい人に見えます。現在もAFS高校留学生のホストをしていて、フィンランドからの女子(アナレナ)がいます。4~5年前には日本人の女子をホストした経験があるようです。外国ではよくあることで、今晩はマリオが料理をしてくれます。大きく開いた魚とムール貝をオブンで料理し、ジャガイモはお湯で茹でていました。マッシュルームは炒めたようです。すべて簡単な調理のようですが、まぁそれなりに美味しく食べれました。前日から少し風邪気味なので、いつものようにPL顆粒を2包内服して早めに寝ました。


【2月22日(金)】
平日ですが、仕事を調整してくれたようです。朝はゆっくり寝せてくれたので、風邪の状態もごく軽度です。軽く朝食にパンなどを食べ、10時半頃出発しました。

途中で、現在ここポルトガル・ポルトにAFS留学中のKimiを迎えに行きます。そして目的地のSerralves Museum(セラルヴェス現代美術館)へ着きました。現在はJoana Vasconcelosの「I’m your mirror」展をやっているようです。日本人のキミはまだ15歳でAFS高校留学生の中でも一番若いです。ただ、一緒に美術館と付属の公園を歩きながら話をしていると、若干留学にはまだ若すぎる気がしました。せめて、もう一年待てばと個人的には思いました。この年齢の一年間の差、成長は著しいので。

ジョアナの眼鏡のオブジェも面白く、特にスプーン、フォーク、ナイフなどで造形した赤いオブジェは薄暗い部屋で有名な女性ファド歌手の歌がかかっていて気に入りました。スペイン人のミロの作品もいくつかありましたが、チンプンカンプンでした。

午後2時頃、フィンランドからの留学生アナレナと旧市街で合流し、以前にAFSの行事で使ったというレストランへ行きました。私は欲張って、魚のフライとリゾットのような米料理を注文しました。イタリアのリゾットよりは少し水分が多いけど、コメはしっかりアルデンテで少し芯があり美味しかったです。私としては珍しく、デザートのケーキまで食べました。

それから、いよいよ少しだけ観光です。まず、世界一豪華だとクリスティナが言うマクドナルドの彫刻のある外装や洒落た内装を見物しました。確かに豪華だし、イタリア通の私としては、caffe macchiatoやcappuccinoと書いてあるのを見て納得しました。

次に、同じく世界一豪華と言うサン・ベント鉄道駅を見学しました。ポルトガル伝統の装飾タイルの集まりによる絵画のようなアズレージョ(アズール(青)色)が壁いっぱいにあり、確かに豪華な内装の駅です。これなら、わざわざ駅を観光しに来るのが分かります。

最後は何とクリスティナとマリオが結婚式を挙げたというカテドラル(大聖堂)へ行きました。入場料が少しですがいるので、行ったことのある留学生2人は外で待っていました。さすがに内装には金も使っていて豪華な教会です。

観光はここまでで、喫茶店で友達のLuisaを待ち、1時間ほどルイサを交えておしゃべりです。私が医者だと言うと、彼女も女医さんでした。ここで、日本人のキミとルイサとは別れ、新たにAFSトルコ人留学生(ジェイミー)とそのホストファーザーと5人でCaldeireirosというレストランへ行きました。タラ料理と生野菜サラダを食べましたが、ここもかなり美味しかったです。9時頃になってようやく帰省した娘のエリカが合流しました。軽くスープを食べていたようですが、席が遠くあまり話はできませんでした。


【2月23日(土)】
いよいよクリスティナの家族とお別れ、ポルトガルともお別れの日です。空港までもちろん送ってもらったのですが、何と20分足らずです。Air Europaのチケット(午前11時25分発)でパリへ移動ですが、ポルトからのせいか直行便が少なく、スペインのマドリッド経由ですから1時間の時差もあり、パリへ到着したのは午後5時35分頃でした。

パリのシャルルドゴール空港は少し離れているので、電車とメトロを乗り継いで4年ほど前に停まったSourceホテルへ急いでチェックインしました。急いでいた理由は夜9時からのリド・ショーへ行きたかったからです。パリのメトロも乗り継ぎに時間のかかる駅もあり、やっと8時過ぎに劇場へ着きチケット(ドリンク付きで83ユーロ程度)を確保し、時間もないので近くのハンバーガー屋へ珍しく行きました。

リド・ショーの席は意外と前の方でしたが、内容はダンスと歌とピエロだけです。ドリンクは選べず自動的にシャンパンが出てきたので、下戸の私は文字通り舐める程度に飲んだだけです。フレンチカンカンや一部トップレスのスタイル抜群の美女たちのダンスもありますが、以前の記憶のようなカラフルで豪華な印象に比べたら、平凡な気もしました。以前は動物も出たりしたような記憶もありますが。歳を取ったせいでしょうか?

衣装は変わるものの、同じようなトップレスのダンスを見ながら、さすがにダンサーたちは刺青をしていないなぁとか、あまりデカパイはいず、みんな程よい大きさのきれいなおっぱいの娘さんを集めているなぁとか思いながら見ていました。歌手のおばちゃんはノースリーブで、刺青がありました。歌はもちろん上手いですが、私の好みの声ではありません。あまり感動はしませんでした。ショーは1時間半程度でした。11時前ですから、ゆっくりメトロでホテルへ戻れました。


【2月24日(日)】
ポルトガルの帰りにパリで一泊した理由の一つで、近くのパン屋さんのフランスパンを朝食にしたかったのです。4年前と同じホテルにしたのには理由があって、あの時2つ目のパリのホテルは同じ安ホテルでも街中にあり近くにパン屋さんがないのでした!ですから、確実なように最初のホテルと同じにしたのです。途中で思い出した以前と同じパン屋さんに行き、伝統的なバゲットを買って食べました。何と言うか、やはり美味しいのです。そう言えば、今回のポルトガル旅行中のパンも概ね美味しかったです。

パリから羽田のJAL便は夕方7時の便ですから、今回の観光はオルセー美術館と何となく決めていました。近くのルーブル美術館は大きすぎて何となく丸一日以上は欲しいからです。それでも、オルセー美術館(入館料14ユーロ)もかなり立派でゆっくり見ると半分も見れません。今回は5ユーロ程度で解説のカセットを借りたので、詳しく見れました。個人的に気にいった絵や彫刻もあります。さりげなく、有名なマネの「草上の昼食」、モネの左右向きの2枚の「日傘の女」、ルノワールの「田舎のダンス」と「都会のダンス」2枚などが展示されています。

実は、ホテルに戻るのも大変なので、空港へ行く途中の駅になる北駅に大きい荷物を預けようとしたのですが、なぜか結局見つからず持ってきました。あまり大きくないし、オルセー美術館には同じような観光客も多く地下にやや大きめのロッカーがありました。

2時過ぎたので館内のレストランで昼食にしました。さすがに、フランスでオシャレで美味しかったです。Sea bream(タイに近い)焼き魚と野菜の付け合わせでした。ただ、水が高いです!500mlていどのミネラルウォーター・エビアンが4.8ユーロもします。量が多いと6ユーロでちょうどワイン1本と同じ値段です。いかにもフランスです。料理はそんなに高くなく(24ユーロ)上品で美味しいのですが。

時間に余裕があるので、セーヌ川を渡ってエッフェル塔の見えるところまで行き、コンコルド広場の近くをのんびり歩きました。やはり、セーヌ川沿いはゆったりしていいです。

ところが! 同じような署名を要求する若い女の子をどこかで見ましたが、ここでも一人左前から近づいてきます。何の署名か知らないけど、いくら暇でも無責任に署名する気はありません。すると、いつの間にか右前からもう一人が署名の紙を持ってきます。うるさいなぁと思っていたら、右前からの女の子が抱き着くように右肩の方に触って来ます。どうも、かるっているリュックサックごと触って来ます。

明らかに触って来たので、振り払いました。そうすると、それ以上強引にはせず二人とも去って行きました。もう一人、全部で3人いたようです。数秒後、嫌な予感がしてリュックを降ろして確認すると3つあるリュックの一番背中よりのチャックが開いています。慌てて中身をチェックすると、幸い何も盗まれていませんでした。危ういところでした。一つは、数年前にナポリを歩いていて、見事にリュックからパソコンだけ抜き取られた経験があるので、それ以降なるべくチャックは真上で締めずにかなり下方で締めて開けにくくするように気をつけています。あの時も移動中で、キャスター付きのバッグを引きながらリュックを背負っていました。やはり、背中に目はないので、海外ではリュックは狙われやすいので、要注意です!

メトロのフランクリンルーズベルト駅から北駅で空港列車へ乗り換え、1時間はかかってちょうど2時間前の5時頃空港へ着きました。JALはマイレージでサーチャージ以外は無料ですが、サファイア会員なので軽食のあるラウンジが使えるのでリッチな感じです。パリのシャルルドゴール空港なので、委託したエアーフランスのラウンジが使えます。

忘れていましたが、帰りはプレミアムエコノミー席なので、やや広く快適でした。来る時と違い、帰りの便は夕方の便(到着の日本時間だと午前5時)で2時間後に食事を食べてからひたすら寝ました。幸い、日本時間の12時頃まで6時間くらい寝れました。やはり、到着地の時間を意識して調整すると時差ボケ対策が上手くいきます。ですから、来る時は映画を4本も見たのに、今回は食事までの1本だけでした。マイレージでファーストクラスに乗りたいと思い以前に調べていたのですが、成田からのJAL便にはファーストクラス自体が設定がないそうです。ところが、今回CAから聞いたのはそれどころか成田からのパリ便自体がなくなったそうです。

少しマニアックな話ですが、高山病に詳しい私はオキシメーターを持参しています。平地では正常な人は、この機械で測れる酸素飽和度は97%近くで安定しています。ところが、飛行機内は標高2千メートルに匹敵しますからかなり影響があります。低酸素と低気圧の影響があります。私は92~93%に下がります。ところが、睡眠時無呼吸症候群のある私ですから、目覚めた時に測ってみました。やはり、87%にまで低下していました。また特徴として、数値が安定せず85以下から92%程度を行ったり来たりします。

翌25日(月)の午後2時半に予定より早く羽田空港へ着きました。2時間くらいラウンジでゆっくりして、福岡便へ乗り継ぎ午後7時過ぎには空港へ到着し、8時には自宅へ着きました。こうしてポルトガルへの旅行が終わりました。


空飛ぶドクター(登録商標)
坂本泰樹

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.0
グルメ
4.5
同行者
一人旅
交通手段
鉄道 高速・路線バス 徒歩
航空会社
エールフランス JAL

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  • リスボン・ホテル<br />朝食会場からの眺め

    リスボン・ホテル
    朝食会場からの眺め

  • 朝食<br />トマト煮、マッシュルーム炒め

    朝食
    トマト煮、マッシュルーム炒め

  • ロシオ広場<br />マカオ(ポルトガル元植民地)で最初に見た<br />ポルトガル独特の石畳にデザインが

    ロシオ広場
    マカオ(ポルトガル元植民地)で最初に見た
    ポルトガル独特の石畳にデザインが

  • シントラ<br />ムーアの城跡

    シントラ
    ムーアの城跡

  • シントラ・ムーアの城跡から<br />王宮を眼下に

    シントラ・ムーアの城跡から
    王宮を眼下に

  • シントラ・ムーアの城跡から<br />上にあるペーナ宮殿

    シントラ・ムーアの城跡から
    上にあるペーナ宮殿

  • シントラ・ペーナ宮殿

    シントラ・ペーナ宮殿

  • シントラ・ペーナ宮殿<br />珍しい黄色の建物

    シントラ・ペーナ宮殿
    珍しい黄色の建物

  • シントラ・ペーナ宮殿<br />目の前にあるステンドグラス

    シントラ・ペーナ宮殿
    目の前にあるステンドグラス

  • シントラ・ペーナ宮殿<br />豪華な内装

    シントラ・ペーナ宮殿
    豪華な内装

  • シントラ・王宮<br />外装は地味

    シントラ・王宮
    外装は地味

  • シントラ・王宮<br />天井が豪華な「白鳥の間」<br />

    シントラ・王宮
    天井が豪華な「白鳥の間」

  • シントラ・王宮<br />中庭がいかにも欧州らしい

    シントラ・王宮
    中庭がいかにも欧州らしい

  • シントラ<br />美味しかったイワシグリル

    シントラ
    美味しかったイワシグリル

  • ポルトガル<br />ユーラシア大陸の最西端<br />ロカ岬

    ポルトガル
    ユーラシア大陸の最西端
    ロカ岬

  • ロカ岬<br />波が高い

    イチオシ

    ロカ岬
    波が高い

  • リスボン<br />ファドの聞けるレストラン<br />エビとホタテの料理

    リスボン
    ファドの聞けるレストラン
    エビとホタテの料理

  • リスボン<br />ファドの聞けるレストラン<br />最初の歌手

    リスボン
    ファドの聞けるレストラン
    最初の歌手

  • リスボンらしい街角

    リスボンらしい街角

  • リスボン西部ベレン<br />ジェロニモス修道院<br />外観

    リスボン西部ベレン
    ジェロニモス修道院
    外観

  • リスボン西部ベレン<br />ジェロニモス修道院<br />回廊<br />アズレージョ

    リスボン西部ベレン
    ジェロニモス修道院
    回廊
    アズレージョ

  • リスボン西部ベレン<br />ジェロニモス修道院<br />回廊と中庭<br />

    リスボン西部ベレン
    ジェロニモス修道院
    回廊と中庭

  • リスボン西部ベレン<br />「発見のモニュメント」

    リスボン西部ベレン
    「発見のモニュメント」

  • リスボン西部ベレン<br />ベレンの塔

    リスボン西部ベレン
    ベレンの塔

  • リスボン西部ベレン<br />ベレンの塔からの眺め

    リスボン西部ベレン
    ベレンの塔からの眺め

  • リスボン<br />コメルシオ広場

    リスボン
    コメルシオ広場

  • リスボン<br />屋外にある巨大なエレベーター<br />サンタ・ジュスタのエレベーター

    リスボン
    屋外にある巨大なエレベーター
    サンタ・ジュスタのエレベーター

  • リスボン<br />サンタ・ジュスタのエレベーターからの眺め<br />(ロシオ広場も見える)

    リスボン
    サンタ・ジュスタのエレベーターからの眺め
    (ロシオ広場も見える)

  • リスボン<br />サン・ロケ教会<br />超豪華な内装

    リスボン
    サン・ロケ教会
    超豪華な内装

  • リスボン<br />一番有名な街並み<br />ビッカのケーブルカー

    リスボン
    一番有名な街並み
    ビッカのケーブルカー

  • リスボン<br />メトロ・ローマ駅近くの公園、噴水

    リスボン
    メトロ・ローマ駅近くの公園、噴水

  • リスボン<br />スポルティング<br />ジョゼ・アルヴァラーデ・スタジアム<br />(プロサッカー場)

    リスボン
    スポルティング
    ジョゼ・アルヴァラーデ・スタジアム
    (プロサッカー場)

  • リスボン<br />スポルティング<br />ジョゼ・アルヴァラーデ・スタジアム<br />(プロサッカー場)

    リスボン
    スポルティング
    ジョゼ・アルヴァラーデ・スタジアム
    (プロサッカー場)

  • リスボン<br />サン・ジョルジェ城からの眺め<br />4月25日橋<br />対岸のキリスト像(クリスト・レイ)<br />

    リスボン
    サン・ジョルジェ城からの眺め
    4月25日橋
    対岸のキリスト像(クリスト・レイ)

  • リスボン<br />古い電車の街並み<br />

    リスボン
    古い電車の街並み

  • リスボン<br />カテドラル(大聖堂)

    リスボン
    カテドラル(大聖堂)

  • リスボン<br />カテドラル(大聖堂)<br />有名な12のバラ窓

    リスボン
    カテドラル(大聖堂)
    有名な12のバラ窓

  • リスボン<br />「くちばしの家」

    リスボン
    「くちばしの家」

  • リスボン<br />エドゥアルド7世公園からの眺め

    リスボン
    エドゥアルド7世公園からの眺め

  • リスボン<br />エドゥアルド7世公園近くの石畳<br />気が付いた石畳の色々なマーク

    リスボン
    エドゥアルド7世公園近くの石畳
    気が付いた石畳の色々なマーク

  • アルコバサ<br />アルコバサ修道院

    アルコバサ
    アルコバサ修道院

  • アルコバサ<br />アルコバサ修道院<br />回廊から中庭を

    アルコバサ
    アルコバサ修道院
    回廊から中庭を

  • アルコバサ<br />アルコバサ修道院<br />悲劇のイネス・デ・カストロの棺

    アルコバサ
    アルコバサ修道院
    悲劇のイネス・デ・カストロの棺

  • シャレたアルコバサのホテル<br />名前もシャレー

    シャレたアルコバサのホテル
    名前もシャレー

  • アルコバサのレストラン<br />イベリコ豚のベーコン巻<br />アップルも<br />ボリューム満点

    アルコバサのレストラン
    イベリコ豚のベーコン巻
    アップルも
    ボリューム満点

  • バターリャ<br />バターリャ修道院

    バターリャ
    バターリャ修道院

  • バターリャ<br />バターリャ修道院<br />ステンドグラスとその太陽による影

    バターリャ
    バターリャ修道院
    ステンドグラスとその太陽による影

  • バターリャ<br />バターリャ修道院<br />回廊(真ん中の部屋にはステンドグラスが)

    バターリャ
    バターリャ修道院
    回廊(真ん中の部屋にはステンドグラスが)

  • バターリャ<br />バターリャ修道院<br />回廊<br />参事会室(無名戦士の墓)<br />兵士によって守られている

    バターリャ
    バターリャ修道院
    回廊
    参事会室(無名戦士の墓)
    兵士によって守られている

  • レイリア<br />丘の上のレイリア城

    レイリア
    丘の上のレイリア城

  • 大学街コインブラ<br />大学の辺りの丘の上から<br />満月

    大学街コインブラ
    大学の辺りの丘の上から
    満月

  • コインブラ<br />夜景<br />サンタ・クララ橋と対岸<br />手前が旧市街

    コインブラ
    夜景
    サンタ・クララ橋と対岸
    手前が旧市街

  • コインブラ<br />最高に美味しかったアサリ料理<br />ソースが最高!

    コインブラ
    最高に美味しかったアサリ料理
    ソースが最高!

  • コインブラ<br />旧カテドラル<br />回廊

    コインブラ
    旧カテドラル
    回廊

  • コインブラ<br />豪華な新カテドラルの内装

    コインブラ
    豪華な新カテドラルの内装

  • コインブラ<br />モンデゴ川対岸からの旧市街の眺め

    コインブラ
    モンデゴ川対岸からの旧市街の眺め

  • ポルト<br />ドウロ川<br />世界遺産の旧市街<br />ドン・ルイス1世橋から

    ポルト
    ドウロ川
    世界遺産の旧市街
    ドン・ルイス1世橋から

  • ポルト<br />ロープウェイ<br />ガイア地区

    ポルト
    ロープウェイ
    ガイア地区

  • ポルト<br />ガイア地区<br />旧市街対岸<br />クルーズから

    ポルト
    ガイア地区
    旧市街対岸
    クルーズから

  • ポルト<br />気に入ったサンドイッチ風の料理<br />francesinha<br />分かりやすいように切った後

    ポルト
    気に入ったサンドイッチ風の料理
    francesinha
    分かりやすいように切った後

  • ポルト<br />クレリゴス教会の塔からの眺め

    ポルト
    クレリゴス教会の塔からの眺め

  • ポルト<br />ワインセラー街(ガイア地区)<br />友だちの旧姓と同じ名前フェレイラ<br />残念ながら閉まっていた

    ポルト
    ワインセラー街(ガイア地区)
    友だちの旧姓と同じ名前フェレイラ
    残念ながら閉まっていた

  • ポルト<br />ワインセラー街(ガイア地区)<br />大手のサンデマン<br />ロゴがカッコイイ

    ポルト
    ワインセラー街(ガイア地区)
    大手のサンデマン
    ロゴがカッコイイ

  • ポルト<br />マリオの手料理<br />ガーリックパン<br />ムール貝<br />魚の開き

    ポルト
    マリオの手料理
    ガーリックパン
    ムール貝
    魚の開き

  • ポルト<br />自宅のゴミ(?)の中で作業中?<br />マリオ

    ポルト
    自宅のゴミ(?)の中で作業中?
    マリオ

  • ポルト<br />セラルヴェス現代美術館<br />訳の分からないミロの作品<br />

    ポルト
    セラルヴェス現代美術館
    訳の分からないミロの作品

  • ポルト<br />セラルヴェス現代美術館<br />公園にある巨大なオブジェ<br />女性のハイヒール

    ポルト
    セラルヴェス現代美術館
    公園にある巨大なオブジェ
    女性のハイヒール

  • ポルト<br />セラルヴェス現代美術館<br />Joana Vasconcelosの作品(テーマ&quot;I&#39;m your mirror&quot;)<br />日本人のAFS留学生と

    ポルト
    セラルヴェス現代美術館
    Joana Vasconcelosの作品(テーマ"I'm your mirror")
    日本人のAFS留学生と

  • ポルト<br />セラルヴェス現代美術館<br />Joana Vasconcelosの作品<br />実際はゆっくりと回転する<br />有名なファドの女性歌手の唄とともに<br />遠くてわからないが、フォーク、スプーン、ナイフでできている<br />

    ポルト
    セラルヴェス現代美術館
    Joana Vasconcelosの作品
    実際はゆっくりと回転する
    有名なファドの女性歌手の唄とともに
    遠くてわからないが、フォーク、スプーン、ナイフでできている

  • ポルト<br />世界一豪華なマクドナルド?

    ポルト
    世界一豪華なマクドナルド?

  • ポルト<br />サン・ベント駅<br />豪華なアズレージョ

    ポルト
    サン・ベント駅
    豪華なアズレージョ

  • ポルト<br />カテドラル外観

    ポルト
    カテドラル外観

  • ポルト<br />カテドラル<br />回廊<br />ここにもアズレージョ

    ポルト
    カテドラル
    回廊
    ここにもアズレージョ

  • ポルト<br />カテドラル<br />内装も豪華<br />ここでクリスティナとマリオが挙式を挙げたとは!

    ポルト
    カテドラル
    内装も豪華
    ここでクリスティナとマリオが挙式を挙げたとは!

  • ポルト<br />カテドラルからの眺め<br />伝統的な手前の小船はワイン樽を運んでいた

    ポルト
    カテドラルからの眺め
    伝統的な手前の小船はワイン樽を運んでいた

  • ポルト<br />レストランで夕食<br />2人のAFS留学生も

    ポルト
    レストランで夕食
    2人のAFS留学生も

  • ポルト<br />レストラン夕食<br />タラの料理

    ポルト
    レストラン夕食
    タラの料理

  • フランス<br />パリ<br />リドのショー会場<br />(もちろん始まると写真は撮れないので)

    フランス
    パリ
    リドのショー会場
    (もちろん始まると写真は撮れないので)

  • パリ<br />夜の凱旋門<br />シャンゼリゼ通り

    パリ
    夜の凱旋門
    シャンゼリゼ通り

  • パリ<br />オルセー美術館

    パリ
    オルセー美術館

  • パリ<br />オルセー美術館<br />ルノワール<br />「田舎のダンス」と「都会のダンス」2枚

    パリ
    オルセー美術館
    ルノワール
    「田舎のダンス」と「都会のダンス」2枚

  • パリ<br />オルセー美術館<br />レストラン

    パリ
    オルセー美術館
    レストラン

  • パリ<br />オルセー美術館<br />シャレた魚料理

    パリ
    オルセー美術館
    シャレた魚料理

  • パリ<br />オルセー美術館<br />彫刻も

    パリ
    オルセー美術館
    彫刻も

  • パリ<br />やはり絵になる<br />セーヌ河畔のエッフェル塔<br />

    パリ
    やはり絵になる
    セーヌ河畔のエッフェル塔

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