2017/08/12 - 2017/08/12
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Baobaboonさん
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アムステルダムでの乗り継ぎでのお話。
スキポール空港へは朝の5時に到着した。
乗り継ぎ時間が8時間あったので外へ出て観光をするつもりであった。
オランダといえば風車にチューリップ。
そんな典型的な可愛い風景でも眺めてみたい。
さらに世界遺産巡りが目下の趣味となっており、
アムステルダムとその近郊には3つの世界遺産があって、
うまく回れば短い乗り継ぎ時間でも3箇所巡れると思っていた。
所持品は小さなザックのみなのでそのまま出掛けても良かったけど、
少しでも身軽にしようと荷物はロッカーに預ける事にした。
外は小雨みたいなので折畳み傘は持って行こう。
早朝なので肌寒い気もするが、
どうせ暑くなるだろうから上着は要らないだろう。
出かける直前のニュースではヨーロッパは暑いって言ってた。
イタリアは熱波だしスペインでは山火事が発生しているようだ。
何といっても身軽が一番!
この時はそう思っていた、、、。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
-
空港から地下鉄に乗った。
-
アムステルダム中央駅までは20分くらいと近い!
-
朝6時半頃に中央駅に降り立ったのだが、
外は極寒の上に横殴りの雨。
とても観光には向かない天候だ。
おまけにアムステルダムの街並みはやけに暗く嫌~な雰囲気がする。
それでも目指す世界遺産その①は駅にほど近い運河地帯なので、
さっと行って見てくれば問題ないだろう。
その前にオシッコだけはしておこう。
海外はトイレに困るからなあ。
オシッコを済ませ駅から飛び出した瞬間に後悔した。
どうして上着を持ってこなかったのだろう。
私はTシャツ短パンにクロックス。
傘は折り畳みのミニサイズ。
あっという間にずぶ濡れのガタガタブルブル状態になった。 -
運河は歩いて10分もしないところにあった。
中央駅付近から運河が扇状に広がっており、
それが世界遺産登録されているのだ。
高いところから眺めると見事な扇状になっていて壮観なのだが、
間近で見る運河はただの汚い水路である。
とはいえ欧州的な建物の中を流れる水路の景観は趣があるが、
それも天候が良くて優雅に歩ける状態だったらの話だ。
横殴りの雨で震えながら歩いていては眺める余裕もない。
しかもまた尿意が、、、。
私は時折尿意が近くなる。
体感気温の問題のような気もするし、
安易にトイレに行けない環境だと余計に尿意が襲うような気もする。
尿意はさらに増した。
もう運河とはおさらばして駅に戻る事にした。
あと10分も歩けばアンネフランクの家があるのだが、
そこまで見学に行くのは尿意的に不可能だ。 -
モジモジしながら駅へ向かって歩いた。
ちょっとした飲屋街っぽい汚い通りがあった。
イヤラシそうな店もある。
ここは何となく治安悪げな雰囲気満載だ。
朝帰りの酔っ払い集団がうろついていたり、
浮浪者が軒下で寝ていたりした。
皆ジャンパーに長ズボン。
私は半袖短パンクロックスにモジモジ歩きのアジア人。
目立つ事この上ない。
オランダといえばピーター・アーツを思い出す。
格闘技が盛んなイメージを持っているので、
路地を歩く野郎がストリートファイターに思えて仕方ない。
もし絡まれたりしたら大変だ。
ダッシュで逃げようにもモジモジ走りしかできない。
いざ闘おうにもモジモジファイトしかできない。
許しをこうにもモジモジしながら懇願するしかない。
何とも情けない。 -
なるべく気配を消して中央駅まで歩いた。
-
何とか中央駅に戻ったので早速トイレに直行した。
するとトイレは閉まっていた。
見渡すと何人もトイレ難民が居る。
改札口を通ったホーム上のトイレは空いているようだが、
外のトイレは未だ空いていないようだ。
かなり限界に近くなってきて辛い。
トイレには24時間オープンの記載もあるのだが、
何故空いていないのだ!
しばらくすると係員がコーヒーを片手に現れた。
貴様の休憩のせいか!!
係員がトイレを開けるとトイレ難民が一斉に群がった。
トイレはコインを入れて通過する有料式だ。
因みに0.5?(60円)。
財布には札しかなく入れない。
近くの自販機に向かい水を買う事にした。
お釣りでコインをゲットしよう。
でも何故か私のお札を認識してくれない。
手持ちの少額紙幣は全滅。
高額紙幣はもともと受け付けない。
そろそろ尿意も臨界点に近い。
さっきの係員にお願いしてみると、
あっさり両替してくれた。
私のモジモジ姿が哀れだったのかもしれない。
なんとか本願成就は果たせた。
もうアムステルダムとはおさらばし、
次の世界遺産に移動する事した。 -
アムステルダムの北方にベームスター干拓地があり、
それが世界遺産に登録されている。
さらにアムステルダムの防塞線という要塞跡が世界遺産認定されていて、
その1つがベームスター干拓地の中にあり、
現在高級ホテルとして営業をしているのだ。
つまり世界遺産の干拓地の中にもう1つの世界遺産があるのだ。
計画としては、
列車でベームスター干拓地近くの駅まで向かい、
そこからタクシーでホテルに行って朝食でも頂こう。
そうすれば一気に2箇所の世界遺産訪問となる。
意気揚々と列車に乗った。
アムステルダム市街を離れると一気にのどかな風景となった。
至る所に水路があり放牧しているところも見られる。
風車やチューリップを期待したけど残念ながら見られなかった。
それでもアムステルダムと違って綺麗な田舎らしい光景だ。
目指すホテルに最も近いと思われる駅には30分弱で着いた。
「PURMEREND WEIDEVENNE」という無人駅であった。 -
maps.meで調べるとここから3キロくらい。
タクシーで行けばすぐだろう。 -
無情にも駅前にはタクシーの姿は無かった。
付近の大通りまで出てみたが流しのタクシーなんて見当たらない。
これはどうやら降りる駅を間違えたようだ。
もうちょっと大きな駅にすればよかった。
でも駅の大小なんて知らんし、、、。 -
ホテルまで約3キロくらい。
歩いて行けない事も無い。
ところが雨と風で寒い。
そして再び襲ってきた尿意!
この頻尿は異常である、、、。 -
困った事にこの駅にはタクシーも居なければトイレも無い。
そう判ると余計尿意が増す。
だめだ!
ごめんなさい外でさせて頂きます、、、。
目的地のホテルまで都度立ちションしながら歩けない事も無いが、
そこまでしていく必要もあるまい。
しかもあまりの寒さで歯がガタガタ言い始めた。
熱でも出したら大変だ。
世界遺産が目の前だが今回は諦めて空港に戻ろうと決めた。 -
空港のロッカーに上着を入れてきたのが悔やまれます。
屈辱的ではあるが、
紙おむつの着用も検討する必要があるかもしれない、、、。 -
スキポール空港に戻りようやく上着を着た。
そしてセキュリティを通過してラウンジに飛び込んだ。 -
そういえばアムステルダムでも何も食べてなかった。
-
食事がけっこう多くて嬉しい。
-
スープを飲んだらようやく寒気が治った。
するとあんなに酷かった頻尿も治ってしまった。 -
ようやく落ち着いた。
-
ひんやりするデザートも余裕になった。
-
気持ちに余裕が出てくると好奇心も出てくる。
スキポール空港っていいね。 -
なかなか雰囲気がいい。
-
確か人気の高い空港だったと思う。
-
球根も売ってる。
日本とか持ち込みできるのか? -
オランダの木靴があった。
なかなか綺麗だけど要らない。 -
ミッフィーも居た。
かわいいけど要らない。 -
それにしても散々な乗り継ぎ散策であった、、、。
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