梅の宴：湯河原梅林

2019/02/24 - 2019/02/24

湯河原梅林の「梅の宴」へ出掛けました。
2月最後の日曜日、気温も上がり、梅の花は7分咲きとあって、梅林へ向かう道は大渋滞。
湯河原駅前からバスに乗りましたが、途中で降りて歩きました。

平成８年に初公開された湯河原梅林、今年で２４回目を迎えます。
「幕山」の山麓斜面に、約４千本の紅梅・白梅が絨毯のように咲きほこり、園内は梅の香りに包まれます。

エリア 湯河原温泉(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0

• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩

ＪＲ湯河原駅　バス乗り場　11:45頃

梅林へ向かうバス乗り場には長蛇の列。
バス会社の人の案内では、「道路渋滞のため梅林まで1時間15分ほど掛かります。」とのこと。（約5Kmの道程で普段は15分ほどで行けるのですが。）
3台目のバスに乗れたのですが、梅林に近づくにつれなかなか前に進みません。

湯河原梅林に向かう道

「あれ、道路、空いてるじゃない？」

渋滞覚悟でバスに乗ったものの、残り2Ｋｍほどで全然進まなくなったため、バスを降りて歩くことにしました。
道路に車が見えないのは、この手前で駐車場が空くのを並んで待っているため。
当然バスもマイカーの渋滞で進めません。

湯河原梅林　入口受付　12:55頃

ようやく到着しました。
あのままバスに乗っていたら何時になったことでしょうか。

入場料200円、Suicaも使えるのですが、
この時は電波の状態が悪くて駄目でした。

湯河原梅林

幕山の斜面に広がる湯河原梅林。
紅白の梅が織りなす絨毯、これが湯河原梅林の売りです。
加えて、菜の花の黄色が彩を添えます。

湯河原梅林　紅白の梅の絨毯

贅沢を言えば、もう少し青空が欲しいところですね。

湯河原梅林

左を向いたり右を向いたり。
皆さんテンションが上がります。

湯河原梅林

菜の花は、桜や梅の花を引き立てるバイプレーヤーですね。

湯河原梅林　梅林の散策路入口

さすがに人が途切れません。

湯河原梅林　梅林の散策路入口

暫くシャッターチャンスを狙って待ったのですが、
なかなか思うようにはいきませんでした。
諦めて、散策路を進みます。
ここから左手に進み、時計回りに歩きました。

湯河原梅林　「紅千鳥」

梅林の中、斜面にある散策路を歩きますが、
あまり梅の花に気を取られていると、足元が危ないです。

湯河原梅林

約4千本といわれる梅の木、すべてに名札を付けるのは無理ですね。
名札の付いた木は少ないので、品種は分かり難いです。

湯河原梅林　散策路

梅の木の間にある遊歩道を進みます。
この辺りは、比較的緩やかな道です。

湯河原梅林

紅、白、ピンクと混じりあっています。
この日は、7分咲き程度とのことですが、
この辺りは満開といってもいいようです。

湯河原梅林　「紅千鳥」

緋梅系、紅色の中輪一重咲き。
花弁の内側に雄しべが変化した旗弁（はたべん）があり、
この旗弁を千鳥にたとえたのが品種名の由来だそうです。

湯河原梅林

徐々に、青空が広がってきました。
この辺りは若い木が多いのかも。

湯河原梅林　左手の奥の景色

気温も上がってきたので、花粉もたくさん飛んでいそうですね。

湯河原梅林

紅梅をバックに。

湯河原梅林

梅林の中には、大きな岩も転がっています。

湯河原梅林

紅白の梅と青空、徐々にいい感じになってきました。

湯河原梅林　「一重緑咢」

品種は名札を参考にしています。
緑色の咢が特徴で、遠目には緑がかって見えます。

湯河原梅林　「玉牡丹」

野梅系のやや遅咲きの品種なので、
まだこれから咲き揃うようです。

湯河原梅林

青空に映える白梅。

湯河原梅林　「紅千鳥」

紅白、どちらも楽しめるのがいいですね。

湯河原梅林　「鶯宿（おうしゅく）」

白い花梅と淡紅色の実梅があるそうです。

湯河原梅林　「鶯宿（おうしゅく）」

湯河原梅林　「輪違い（りんちがい）」、別名「思いのまま」

１つの枝に、白、淡い紅色、紅色、絞りの花がつきます。
開花時期は２月から３月で、野梅系・野梅性の八重咲きの中輪。

湯河原梅林　「白加賀」

花も実も楽しめる古くから親しまれてきた優良品種。
種が小さく果肉が厚い品質で、結実も安定し、豊産性。
梅干、梅酒、漬梅に適しているそうです。

湯河原梅林

湯河原梅林

湯河原梅林

湯河原梅林　「見驚（けんきょう）」

梅の女王ともいわれる輪の白梅（ピンクに見えますが）。
八重咲きの大輪で、花の色は咲き進むと白くなるそうです。
大輪で「見て驚く」というのが名の由来。

湯河原梅林　「輪違い」

誰かが、紅白の花が混じるのは「接ぎ木をしたから？」
なんて言ってました。

湯河原梅林

湯河原梅林　「輪違い」

この辺りは輪違いが多いです。

湯河原梅林

梅林最高地点から幕山山頂へ至る道。
この辺りで引き返そうとされていたご婦人二人に
「この上は何があるのですか？」と尋ねられたので、
「梅林全体を見渡せる最高地点へ行けるのでお薦めですよ」
と教えて差し上げたのですが、
一人はヒールを履いていたので諦めて、もう一人の方だけ登って行かれました。

湯河原梅林

湯河原梅林

名札がなかったのではっきりしませんが、
前に来たときは「楊貴妃」という名札が
下がっていたように記憶しているのですが。
違うかな？

湯河原梅林　梅林最高地点付近からの眺め

梅の花の絨毯を楽しめます。

湯河原梅林　梅林最高地点付近からの眺め

大岩と梅の花
岩登りのメッカとして人気もあります。

湯河原梅林　梅林最高地点付近からの眺め

手前の梅の花と一緒に。

湯河原梅林

湯河原梅林　「豊後」

まだこれから咲くようです。
寒さに強く、北海道から九州まで広く生産されている豊後梅。
淡紅色の花が美しいことから観賞用としても親しまれているうえに、
果実も食用として用いられる万能型の梅。
特徴は、酸味が少なく杏子に近い品種で、
梅酒や梅干し以外にもジャムなどにも広く使われているそうです。

湯河原梅林

湯河原梅林

この辺りから遠くに相模湾が望めますが、
写真ではうまく撮れませんでした。

湯河原梅林　梅林最高地点から下る途中

道から少し入った岩場に人が集まっていました。

湯河原梅林　梅の花と岩登りを楽しむ若者たち

ボルダリングではありませんが、
岩登りを楽しむ若者たちでした。

湯河原梅林

青空に梅の花が映えます。

湯河原梅林

この辺りも輪違いでしょうか。

湯河原梅林　幕山から下山してきた人たち

結構混雑しています。
もう少し下ったところで左のわき道に入ります。

湯河原梅林　「玉牡丹」

紅梅をバックに入れて柔らかな雰囲気で。

湯河原梅林　「見驚」

確かに、花の大きさに驚くかも知れませんね。

湯河原梅林　枝垂れ梅のゾーン

もう少し花が咲いていると見栄えがいいのですが。

湯河原梅林

そろそろ梅林の斜面を下りきって来ました。
何とか青空が続いてくれて良かったです。

湯河原梅林　紅白の梅と菜の花のコラボ

梅林の散策路を一通り回ってスタート地点に戻ってきました。

湯河原梅林

数は少なかったですが菜の花の間に水仙も咲いていました。

湯河原梅林

幕山と梅林をパノラマ撮影。

湯河原梅林

散策路の入り口はやはり混んでいました。

湯河原梅林　14:50頃

梅林はライトアップも行われています。
2月23日～3月３日　18:00～20:30

ライトアップが目当てなのでしょうか、
15時を過ぎても来る人が多かったです。

湯河原梅林　河津桜の下でポーズをとる少女

出店横の河津桜が丁度満開となっていました。

この後、帰りのバスに乗るため30分ほど待ちましたが、
駅までは渋滞なくスムースに運んでもらえました。

教訓、湯河原梅林は出来れば平日に行った方がいいですね。

（おしまい）