三宅坂の国立劇場小劇場の文楽公演に久しぶりにってきました。<br />学生やOLしていたころはよく出かけました。<br />歌舞伎の公演ではかなりの頻度で行っていますが小劇場はそれ以来。<br />三宅坂は行きにくいところで。四谷行きのバスか地下鉄半蔵門線、それも長い間エスカレーター<br />も無くて便利ではありませんでした。最近やっとエスカレーターができ便利になりましたが<br />銀座からタクシーに乗って出かけていました。<br />歌舞伎よりも男性が多い、和服の方達も洒落を取り入れた姿。歌舞伎や能狂言の時とは装いも<br />違います。<br />今回は区民カレッジの講座を受けて興味がわいてきたのと、歌舞伎でも超難度の演目。<br />今までは玉三郎。しか演じられなかった阿古屋。壇之浦兜戦記が上演されると聞いて<br />チケットを取りました。<br />最近は児太郎と梅枝が頑張って後継者になったようです。<br /><br />超難度の演目なので上演回数も少ないのです。<br />文楽でも舞台の上の人形が、三味線や琴,胡弓を奏でます。<br />何故？<br />阿古屋は傾城。恋人の平景清の隠れ場所を知っているのではないかと嫌疑をかけられ<br />堀川御所の白洲ひきだされます。そこで楽器を奏でるときの心の乱れを、今でいううそ発見器。<br />の様なことをさせられ、音色に乱れの無いことから許されるというお話し。<br /><br /><br />歌舞伎役者が自分で演奏するのも大変な役、人形遣いがかしらは右手。左手使いの人形遣いが体や手の使いで<br />まさに音曲を奏でているようなしぐさをします。<br />劇場銃は三味線方の奏者の演奏にも聞き入っていましたが人形遣いの操り方にも<br />魅入っておりました。<br />人形遣いは頭使い以外は黒い被り物をかぶりますが、この阿古屋と弁慶を操るときは<br />左手使いも被り物をか被らずに操ります。<br /><br />それはそれは素晴らしい人形浄瑠璃でした。<br /><br />今回の出し物は。桂川連理柵。大経師昔暦。烏山姫捨松。壇浦兜戦記。<br /><br />桂川はお半と長右衛門年の離れたカップルの心中ものです。<br />こちらも夫とともに。観劇、感激しました。<br />豊竹義太夫さんってバツハ、やベートーベン、チャイコフスキーなどの大家にも<br />劣らぬ素晴らしい浄瑠璃という芸能の世界を作り出した素晴らしい方。<br />心中の時の浄瑠璃の詩は聞いているだけで日本人で良かった、涙が出てきました。<br />400年前にこんな素晴らしい文化を享受されていたのに今では国の援助なしには<br />継続できないそうですが絶やさないでほしいです。<br /><br />大経師昔暦はおさん茂平衛。<br /><br />烏山姫捨松は中将姫の物語<br /><br />文楽は派手ではないですが素晴らしい伝統芸能です。<br />大夫。三味線方。人形遣い。それぞれがたやすいものではなく人形の足使いだけでも<br />10年かかるといいます。<br />開演前に敷地内の伝統芸能館で区民カレッジの一環として三味線方や大夫さんがお話をしてくださいましたので<br />更に見どころをつかむことができました。<br /><br />劇場内はお土産屋さんやレストランもあります。ロッカーは10円20円とうそみたい！<br />有名な方達の絵画、緞帳の数々も楽しめます。<br /><br />歌舞伎に比べ料金も手ごろなのがイイです。又来たいと思いました。<br /><br /><br />

国立劇場小劇場、壇之浦兜戦記見てきました。

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2019/02/10 - 2019/02/10

34位(同エリア262件中)

#国立劇場小劇場。伝統芸能

indijyonkoさん

三宅坂の国立劇場小劇場の文楽公演に久しぶりにってきました。
学生やOLしていたころはよく出かけました。
歌舞伎の公演ではかなりの頻度で行っていますが小劇場はそれ以来。
三宅坂は行きにくいところで。四谷行きのバスか地下鉄半蔵門線、それも長い間エスカレーター
も無くて便利ではありませんでした。最近やっとエスカレーターができ便利になりましたが
銀座からタクシーに乗って出かけていました。
歌舞伎よりも男性が多い、和服の方達も洒落を取り入れた姿。歌舞伎や能狂言の時とは装いも
違います。
今回は区民カレッジの講座を受けて興味がわいてきたのと、歌舞伎でも超難度の演目。
今までは玉三郎。しか演じられなかった阿古屋。壇之浦兜戦記が上演されると聞いて
チケットを取りました。
最近は児太郎と梅枝が頑張って後継者になったようです。

超難度の演目なので上演回数も少ないのです。
文楽でも舞台の上の人形が、三味線や琴,胡弓を奏でます。
何故？
阿古屋は傾城。恋人の平景清の隠れ場所を知っているのではないかと嫌疑をかけられ
堀川御所の白洲ひきだされます。そこで楽器を奏でるときの心の乱れを、今でいううそ発見器。
の様なことをさせられ、音色に乱れの無いことから許されるというお話し。

歌舞伎役者が自分で演奏するのも大変な役、人形遣いがかしらは右手。左手使いの人形遣いが体や手の使いで
まさに音曲を奏でているようなしぐさをします。
劇場銃は三味線方の奏者の演奏にも聞き入っていましたが人形遣いの操り方にも
魅入っておりました。
人形遣いは頭使い以外は黒い被り物をかぶりますが、この阿古屋と弁慶を操るときは
左手使いも被り物をか被らずに操ります。

それはそれは素晴らしい人形浄瑠璃でした。

今回の出し物は。桂川連理柵。大経師昔暦。烏山姫捨松。壇浦兜戦記。

桂川はお半と長右衛門年の離れたカップルの心中ものです。
こちらも夫とともに。観劇、感激しました。
豊竹義太夫さんってバツハ、やベートーベン、チャイコフスキーなどの大家にも
劣らぬ素晴らしい浄瑠璃という芸能の世界を作り出した素晴らしい方。
心中の時の浄瑠璃の詩は聞いているだけで日本人で良かった、涙が出てきました。
400年前にこんな素晴らしい文化を享受されていたのに今では国の援助なしには
継続できないそうですが絶やさないでほしいです。

大経師昔暦はおさん茂平衛。

烏山姫捨松は中将姫の物語

文楽は派手ではないですが素晴らしい伝統芸能です。
大夫。三味線方。人形遣い。それぞれがたやすいものではなく人形の足使いだけでも
10年かかるといいます。
開演前に敷地内の伝統芸能館で区民カレッジの一環として三味線方や大夫さんがお話をしてくださいましたので
更に見どころをつかむことができました。

劇場内はお土産屋さんやレストランもあります。ロッカーは10円20円とうそみたい！
有名な方達の絵画、緞帳の数々も楽しめます。

歌舞伎に比べ料金も手ごろなのがイイです。又来たいと思いました。