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ニャチャンのホテルでクイニョン行バスを予約したら、有難いことに、次のホテルまで送ってくれるよう、運転手に交渉してくれた。車は、海際の道路を快適に飛ばして、6時間ほどでクイニョンのホテルに着いた。外国人が、この町を訪れるのは稀なようで、観光地なら在るはずの海岸沿いのレストランも、数軒見かけただけだった。ここでは、7か所の遺跡を周るつもりだったが、車の手配がうまくいかず、2か所になってしまった。それでも、街の北部に在る博物館も訪問出来て、探していたクメール遺跡との接点が見つけられたのは良かった。

一人旅 ベトナム(クイニョン)

4いいね!

2017/04/06 - 2017/04/09

185位(同エリア242件中)

0

30

爺一人旅さん

ニャチャンのホテルでクイニョン行バスを予約したら、有難いことに、次のホテルまで送ってくれるよう、運転手に交渉してくれた。車は、海際の道路を快適に飛ばして、6時間ほどでクイニョンのホテルに着いた。外国人が、この町を訪れるのは稀なようで、観光地なら在るはずの海岸沿いのレストランも、数軒見かけただけだった。ここでは、7か所の遺跡を周るつもりだったが、車の手配がうまくいかず、2か所になってしまった。それでも、街の北部に在る博物館も訪問出来て、探していたクメール遺跡との接点が見つけられたのは良かった。

旅行の満足度
3.5
観光
4.0
ホテル
3.0
同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス タクシー 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 10人ほどの客を乗せたバンは、海岸線に沿って高速で北上していく。通り過ぎる町や村では、家の改築が旺盛だ。こんなところにも、ベトナムの景気の良さが現れている。ハノイとホーチミンを繋ぐ高速道路は、もっと内陸を通るのだろうか。風光明媚な、海岸を入れてもらいたいものだと思う。

    10人ほどの客を乗せたバンは、海岸線に沿って高速で北上していく。通り過ぎる町や村では、家の改築が旺盛だ。こんなところにも、ベトナムの景気の良さが現れている。ハノイとホーチミンを繋ぐ高速道路は、もっと内陸を通るのだろうか。風光明媚な、海岸を入れてもらいたいものだと思う。

  • 少し内陸に入ると、田園地帯が広がっていて、相変わらず役牛が放牧されている。端から眺めたのんびり雰囲気は、当の農家さんには無いのだろうが、私には子供の頃の母の実家を思い出して懐かしい。

    少し内陸に入ると、田園地帯が広がっていて、相変わらず役牛が放牧されている。端から眺めたのんびり雰囲気は、当の農家さんには無いのだろうが、私には子供の頃の母の実家を思い出して懐かしい。

  • 初めて、ディーゼル列車に遭遇した。本数が少ないので、中々お目にかかれない。2018年の旅で、ダナンからフエに移動した際に利用したが、普通の車内販売に加えて、ホッカホカ昼食弁当の予約も来て、ローカル色一杯の楽しい車内だった。

    初めて、ディーゼル列車に遭遇した。本数が少ないので、中々お目にかかれない。2018年の旅で、ダナンからフエに移動した際に利用したが、普通の車内販売に加えて、ホッカホカ昼食弁当の予約も来て、ローカル色一杯の楽しい車内だった。

  • バンが到着したホテルは、頑丈そうな外壁を持つ年代物。客がいない受付では、母と息子が微笑ましく対応してくれたが、息子曰く「良い職が無い」のだそうです。遺跡訪問の話をすると、息子の友達に車を頼んでくれた。

    バンが到着したホテルは、頑丈そうな外壁を持つ年代物。客がいない受付では、母と息子が微笑ましく対応してくれたが、息子曰く「良い職が無い」のだそうです。遺跡訪問の話をすると、息子の友達に車を頼んでくれた。

  • クイニョンでは、7か所の遺跡訪問を予定していたが、配車の都合で「ビン・ディン遺跡」と「バン・イッツ遺跡」になってしまった。以前は、バイタクで周ったという人も居たようだったが、昨今の選択は車だけになって費用も多くなったと思う。

    クイニョンでは、7か所の遺跡訪問を予定していたが、配車の都合で「ビン・ディン遺跡」と「バン・イッツ遺跡」になってしまった。以前は、バイタクで周ったという人も居たようだったが、昨今の選択は車だけになって費用も多くなったと思う。

  • 最初のビン・ディン遺跡は、ホテルから10分くらいの街中にある。日干し煉瓦を使った高い塔が特徴で、拝殿内からは空が見えた。

    最初のビン・ディン遺跡は、ホテルから10分くらいの街中にある。日干し煉瓦を使った高い塔が特徴で、拝殿内からは空が見えた。

  • 似通った2つの建物が並んで、屋根の形状と装飾は異なっている。中型の遺跡は、回廊や中庭などを取り巻く結界がありそうなものだが、チャム王朝のそれには見られない。

    似通った2つの建物が並んで、屋根の形状と装飾は異なっている。中型の遺跡は、回廊や中庭などを取り巻く結界がありそうなものだが、チャム王朝のそれには見られない。

  • 屋根を見上げると、小さな家が沢山並んでいる。仲良くしようと言う理念なのか、コミュニティーを示しているのか分からないが、クメール遺跡には無かった。<br />

    屋根を見上げると、小さな家が沢山並んでいる。仲良くしようと言う理念なのか、コミュニティーを示しているのか分からないが、クメール遺跡には無かった。

  • 拝殿の中には、申し訳程度の祭壇が用意されていただけだった。

    拝殿の中には、申し訳程度の祭壇が用意されていただけだった。

  • もう一方には、リンガの祭壇があったが、後から造ったもので、オリジナルは盗まれたのか。価値の高い置物は、フランス統治時代に持ち去られて、ルーブルに在ると言われているが、行ったことがないのでわからない。

    もう一方には、リンガの祭壇があったが、後から造ったもので、オリジナルは盗まれたのか。価値の高い置物は、フランス統治時代に持ち去られて、ルーブルに在ると言われているが、行ったことがないのでわからない。

  • 今度は、山に向かって移動します。

    今度は、山に向かって移動します。

  • 更に40分ほど走ると、山の上に「バン・イッツ遺跡」が見えてきた。外国人のグループが、サイクリングをしている。同じところに行くのだろうか?

    更に40分ほど走ると、山の上に「バン・イッツ遺跡」が見えてきた。外国人のグループが、サイクリングをしている。同じところに行くのだろうか?

  • 登り口に物置の様な発券所が有るのだが、誰もいない。運転手は、イケイケとジェスチャーをする。誘惑に駆られている内に、何処ともなく爺さんがやって来たので支払いをしたら、券もよこさずに行けと言う。懐に入れるのか、よく見かける態度だ。200mほどの階段を登っていくと、珍しい事に門が出てきた。チャム王朝の遺跡は、拝殿だけだと思っていたが違ったようだ。

    登り口に物置の様な発券所が有るのだが、誰もいない。運転手は、イケイケとジェスチャーをする。誘惑に駆られている内に、何処ともなく爺さんがやって来たので支払いをしたら、券もよこさずに行けと言う。懐に入れるのか、よく見かける態度だ。200mほどの階段を登っていくと、珍しい事に門が出てきた。チャム王朝の遺跡は、拝殿だけだと思っていたが違ったようだ。

  • 山の頂上なので見晴らしがよい。ビデオカメラを抱えたクルーがいて、風景を撮影していた。しっかりした機材だったので、TV局なのかとも思った。

    山の頂上なので見晴らしがよい。ビデオカメラを抱えたクルーがいて、風景を撮影していた。しっかりした機材だったので、TV局なのかとも思った。

  • 少し遅れて、自転車で周っていた、フランス人のグループが登ってきた。お互いに写真を撮ったら、持っていたカメラが同じNIKONだったので、何故か健闘をたたえ合って分かれた。変なところで、連帯が生まれた。

    少し遅れて、自転車で周っていた、フランス人のグループが登ってきた。お互いに写真を撮ったら、持っていたカメラが同じNIKONだったので、何故か健闘をたたえ合って分かれた。変なところで、連帯が生まれた。

  • 拝殿に在ったのは、レプリカ。でも、お線香が焚かれている。近くの人が、朝早く来て綺麗にしていくのだろうか、頭の下がる思いである。

    拝殿に在ったのは、レプリカ。でも、お線香が焚かれている。近くの人が、朝早く来て綺麗にしていくのだろうか、頭の下がる思いである。

  • 横には、もう一つの拝殿がある。ファンランで見た、茅葺屋根風の建物で、堂々としていて圧倒される。しかし、中は伽藍洞になっていた。上から見下ろすと、地平線までが一望できる、ここは良い場所だ。この時代の人は、お寺が全てを見ているのだと感じたのかもしれない。

    横には、もう一つの拝殿がある。ファンランで見た、茅葺屋根風の建物で、堂々としていて圧倒される。しかし、中は伽藍洞になっていた。上から見下ろすと、地平線までが一望できる、ここは良い場所だ。この時代の人は、お寺が全てを見ているのだと感じたのかもしれない。

  • 脇を少し下ると、もう一つ拝殿がある。フランス人グループが、先に入っていくが、何か残っていれば良いのだが。

    脇を少し下ると、もう一つ拝殿がある。フランス人グループが、先に入っていくが、何か残っていれば良いのだが。

  • 残念ながら、中には何も残っていなかった。暑くなってきたので、中でごろんとしてから戻ることにする。

    残念ながら、中には何も残っていなかった。暑くなってきたので、中でごろんとしてから戻ることにする。

  • 下から見上げた遺跡。クメール遺跡の中でも、バンテアイ・スレイはその緻密さで群を抜いていると思うのだが、チャンパ遺跡も細かな造りが有って面白い。7か所が2か所になったのは残念だったが、何時か残りを訪問したい思いは強くなった。

    下から見上げた遺跡。クメール遺跡の中でも、バンテアイ・スレイはその緻密さで群を抜いていると思うのだが、チャンパ遺跡も細かな造りが有って面白い。7か所が2か所になったのは残念だったが、何時か残りを訪問したい思いは強くなった。

  • 翌日は、一日掛けてクイニョンの街歩きをした。ホテルから中心街の総合博物館まで5~6km有ったが、海岸沿いを潮風に吹かれて歩いて見るのも楽しくて、距離は苦にならなかった。館内には、古代遺跡だけではなくて、ベトナム戦争や独立に関する展示も多くあった。

    翌日は、一日掛けてクイニョンの街歩きをした。ホテルから中心街の総合博物館まで5~6km有ったが、海岸沿いを潮風に吹かれて歩いて見るのも楽しくて、距離は苦にならなかった。館内には、古代遺跡だけではなくて、ベトナム戦争や独立に関する展示も多くあった。

  • クーラーは無かったが、ファンが回っていて汗が引く。盗難に遭わないように、遺跡から取り外してきたものも多い様だ。

    クーラーは無かったが、ファンが回っていて汗が引く。盗難に遭わないように、遺跡から取り外してきたものも多い様だ。

  • 何処かの遺跡に残っていたのか、クメールの紋章と同類の物を見つけた。遥か昔に、クメール文明との接点を持っていた証拠になっているそんな展示物で、訪問目的の一つが達成できた。

    何処かの遺跡に残っていたのか、クメールの紋章と同類の物を見つけた。遥か昔に、クメール文明との接点を持っていた証拠になっているそんな展示物で、訪問目的の一つが達成できた。

  • クメール遺跡では、門柱や壁に巫女像(デバタ―像)が彫ってあるのを見かけるが、こちらは踊っているので動きが感じられる。

    クメール遺跡では、門柱や壁に巫女像(デバタ―像)が彫ってあるのを見かけるが、こちらは踊っているので動きが感じられる。

  • 千手観音像の様な石像も有りました。

    千手観音像の様な石像も有りました。

  • 展示してあった、ヒンズー教のドラゴン?(上)。この像は、この後のミーソン遺跡群でも、建物の支え部分に一部残っていました。ミャンマーのバガンのお寺にも、似たような彫刻が有りましたが、こちらは仏教です。火を噴く彫刻ですが、転生輪廻に関係したものです(下) 

    展示してあった、ヒンズー教のドラゴン?(上)。この像は、この後のミーソン遺跡群でも、建物の支え部分に一部残っていました。ミャンマーのバガンのお寺にも、似たような彫刻が有りましたが、こちらは仏教です。火を噴く彫刻ですが、転生輪廻に関係したものです(下) 

  • ヒンズー教の司教像(左)と思われるが、トルコ旅行で見た「回る宗教」の人形(右)を思い出して、思わず笑ってしまいました。雰囲気が似ていたので。

    ヒンズー教の司教像(左)と思われるが、トルコ旅行で見た「回る宗教」の人形(右)を思い出して、思わず笑ってしまいました。雰囲気が似ていたので。

  • ベトナム戦争当時の資料が、展示してありました。ホーチミンでもハノイでも、戦争関連の展示は至る所に在ります。現地ツアーに参加すれば、爆撃で破壊された遺跡の話が沢山出てきます。それだけ、まだ新しい記憶なのでしょう。

    ベトナム戦争当時の資料が、展示してありました。ホーチミンでもハノイでも、戦争関連の展示は至る所に在ります。現地ツアーに参加すれば、爆撃で破壊された遺跡の話が沢山出てきます。それだけ、まだ新しい記憶なのでしょう。

  • 見学が合わって、敷地内のCafeで珈琲を飲んでいると、ふと目に留まった高校生の集団です。何をしているのかと思ったら、軍人から銃の使い方など教わっていたようです。ベトナムには、徴兵制が有ることを思い出しました。

    見学が合わって、敷地内のCafeで珈琲を飲んでいると、ふと目に留まった高校生の集団です。何をしているのかと思ったら、軍人から銃の使い方など教わっていたようです。ベトナムには、徴兵制が有ることを思い出しました。

  • 帰りは、海沿いをゆっくり戻りました。左が海で、直ぐに山になります。落ち着いた小さな街で、リゾートホテルも有るのですが、何故か観光客がいません。良い時期に来たのかも知れません。この後は、ホイアンに移動します。

    帰りは、海沿いをゆっくり戻りました。左が海で、直ぐに山になります。落ち着いた小さな街で、リゾートホテルも有るのですが、何故か観光客がいません。良い時期に来たのかも知れません。この後は、ホイアンに移動します。

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