最北の大自然、氷と地熱の島をロングドライビング！：アイスランド旅行【３】（2018年GW ２日目② キルキュフェトルの山容）

2018/05/03 - 2018/05/03

欧州最北の首都のある国であり、最西端の国アイスランドは豊かな水資源と活動する火山の地熱が豊富な島で、氷河や間欠泉そして無数にある巨大な瀑布など、ダイナミックな地球の鼓動を体感できる欧州最後の秘境と呼ぶにふさわしいところです。そんな未開の地に私も、いつ行けるかと機会を窺っていたのですが、GWの4連休に1日足して、いつものことですが実質島内3日というタイトスケジュールで行くことができました。欧州制覇を目指すにあたり避けては通れない所ですが、いざ行って見るとそんな自分の野望など、剥き出しの自然の中に身を置いてみると、その前では儚いものと感じ、改めて自然やそれを体感できる旅の素晴らしさを教えてもらった気がします。
交通機関の便は良くないところなので、レンタカーを駆り、南岸を中心に縦横無尽に走り回り、3日で1,300kmの爽快なドライブを楽しむこともできました。

日程は以下の通りです。

1日目（5/2）羽田 ⇒ 北京 ⇒ ロンドン ⇒ レイキャビク
2日目（5/3）キルキュフェトル山、ゴールデンサークル
3日目（5/4）南海岸巡り、ヨークルスアゥルロゥン氷河、レイキャビク市内観光
4日目（5/5）レイキャビク市内観光、ブルーラグーン レイキャビク ⇒ ロンドン
5日目（5/6）ロンドン ⇒ 北京 ⇒ 羽田


今回２日目②です。

エリア その他の観光地(アイスランド)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

GWであれば運転もしやすかろうと思って来たのですが、温暖な欧州と言えどこれだけ北へ来るとまだまだ冬の雰囲気です。

路面は特に除雪をしているわけではなさそうですが、雪は積もらず凍らず走りやすいです。

川のようなところを渡りますが、小規模ながらフィヨルドのようです。ノルウェーであれば一大観光地になるところですが、こちらでは普通に存在しています。

さてナビではそろそろキルキュフェトル山が見えてきそうなのですが、それっぽい山は見えてきません。

すぐ近くまで来ましたが見えるのは右手の台形の山です。まさかあれかなあ。

近づいて行くと台形の山が段々尖った山に変化していきます。

どうやらこれがキルキュフェトル山のようです。あの優美な形は、特定の一方向から見た山容のようです。

到着しました。ホテルから215km、2時間45分の行程でした。
（ｷﾙｷｭﾌｪﾄﾙ山8:44～9:09）

おおっ、この形状。これこそキルキュフェトル山です。

案内板もあります。「フォス」と書いてあるので滝を差しているようです。

駐車場から足跡を辿って行くとなるほど奥に滝があります。とりあえず行ってみます。

写真入りの案内板もありました。これこれ、この滝を入れたキルキュフェトル山。これを見に来たのです。

滝自体を見てもさほど大したことはないのですが．．．

キルキュフェトル山と滝を入れたこの角度。雪が積もっているとは言え、これこそここまで私を来させた風景です。

変わりやすいアイスランドの天気の中で、ここキルキュフェトル山では晴天に恵まれました。これはほんとに運が良かったと後で思いました。

周囲の風景はこんな感じで白一色、寒々としています。売店などなく駐車場があるのみですが、観光客もちらほら。他に徒歩で来ているらしい人たちもいました。

滝をよく見ると二段になっていました。

昨日の夜から雪原ドライブはちょっと及び腰で、ここは旅程から省こうかと思ったりもしましたが、来て良かったです。

さてひとしきり見たので元来た道を戻ります。振り返るとキルキュフェトル山が再び台形に変化していきます。
（ｷﾙｷｭﾌｪﾄﾙ山9:09 ⇒ 9:47N1ｶﾞｿﾘﾝｽﾀﾝﾄﾞ）

今更ですが、富士山のような山と思って来たのでこの姿には驚きました。

北緯65度のやや南の道を戻ります。アイスランドは大分北にあるイメージで、もちろんそうなのですが、北極圏にはほとんど入っていません。

走っていると天気が変わり始めました。

山間部を抜け平地に出ました。ですが街はおろか集落も無く、たまに家がある程度の人口密度です。それでもこんなGSが所々にあります。早めの給油を心がけ、入れておくことにします。
（N1GS9:47～9:50）

ホントは燃費の安いディーゼル車にしたかったのですが今回はガソリン車です。ガソリン車はどれかなと見ても「ガソリン」とか「レギュラー」とかはありません。

そう、ガソリンは「ベンジン」です。昔理科の学習でベンジンというのを習いましたがガソリンのことだったっけな？

無人GSで現金も使えそうでしたが、釣銭をどうするかわからないのでカードで支払いました。

満タンになってスタートです。霰がパチパチ降って来ました。
（N1GS9:50 ⇒ 12:00ｼﾝｸｳﾞｪﾄﾘﾙ国立公園）

と思ったら前方の空が明るくなり霰はピタリと止みました。

青空も見え、ここは雪すら積もっていません。

前方は再び雪模様です。

さらに行くと氷の溶岩が流れ出ているような眺めが。天気も風景もくるくる変わります。

国道1号線に戻り走っていると海が見えてきました。行きに通った海底トンネルが近づいてきたようです。

来ました、料金所のようなトンネルのところです。今回は車が並んでいます。戻るときは料金を払うのでしょうか。

特に料金は支払わず、単純に混雑していてるようでした。アイスランドで渋滞？というほどでもありませんが嵌ったのはここくらいでした。

この旅行記へのコメント （2）

• nekochanさん 2019/05/23 04:41:28

  すごい景色ですね。

  こんにちはとーりさん
  
  キルキュフェトル山の写真すばらしいですね。
  雪があってすごい青空。
  晴れたのは本当にラッキーでしたね。
  この山のこと知りませんでした。
  
  無人のガソリンスタンドがあちらこちらにあるのですね。
  ないと生死にかかわりそうですね。
  
  食べ物の話も楽しみにしています。
  

  とーりさん からの返信 2019/05/23 22:54:49

  最高の景色でした。

  nekochanさんいつもありがとうございます、とーりです。
  
  そうなんです、キルキュフェトル山に行ったときは珍しく天気が安定していて、へたくそな私でも見られる写真を撮ることができました。場所はゴールデンサークルなどとはちょっと外れたところにあって周辺に他の観光地もあまりないことから、空いていました。
  
  GSは意外とあってよかったのですが、やはり結構なお値段がしました。まあ車で回れるだけありがたいのですが、距離を走る身としては少々辛かったです。その代り、地料理を「食べない」ことで食費を浮かせたので、食べものの話はハードルが高いですが．．．(^^;)。
  
  
  とーり