2018/09/15 - 2018/09/18
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urufeeさん
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映画にもなったキリングフィールド。アウシュビッツ行った時も心が痛みましたが、同じ国民同士で惨劇を起こしてしまったカンボジアは、ある意味では更に悲惨な惨劇かもしれませんね。映画や本だけではなく、是非その惨劇の実態を確認したいと思い、プノンペンに行ってきました。
カンボジアはビザが必要ですが、アライバルビザが比較的簡単に取れますので、一人でも多くの方にこの惨劇を確認される事をお勧めしたいと思います。
9月15日 AirAsiaで、クアラルンプール11:50→プノンペン12:45。そのままホテルへ。
9月16日 タクシー一日チャーターして、キリングフィールドとトゥールスレン博物館。
9月17日 王宮とシルバーパゴダ等プノンペン市街見学。
9月18日 プノンペン08:20→クアラルンプール11:10.
写真はキリングフィールド慰霊塔です。中にこの周囲で発見された犠牲者の遺骨が収納されています。
キリングフィールドと呼ばれる場所は幾つも有りますが、もっとも有名なトゥール・スレン付属刑場として造られたチュンエク地区です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 航空会社
- エアアジア
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回は日系ホテルの東横インを予約しました。事前に早目のチェックインと、出来るだけ高層階の部屋をリクエストしておきました。
用意してくれていた部屋は20階の角部屋で、建築中ビルの先に見えるのがメコン川です。
建築中ビルがチョット邪魔ですが、ナカナカ良い眺めです。 -
でももう一つの窓の目の前はご覧の状態。
カンボジアでも建築会社は圧倒的に中国企業みたいです。 -
最上階23階はレストランになっていて、朝食はここで食べます。夜はバー&レストランになっています。
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レストランからメコン川と反対方向の眺め。
プノンペンはだいぶ前アンコールワット行った時に、チョット立寄ったのですが、だいぶ高層ビルが増えた感じです。 -
部屋戻ってコーヒー飲んでいる内に土砂降りになってしまい、部屋で暫く休憩していました。雨が小降りになった所で散策行こうとしたら、ホテル目の前はこの状態。
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何とか雨が止んで夕食場所探しを兼ねてホテル裏手の方向へ。
目の前で建築中ビルで働く中国人の方達の宿舎みたいです。一階部分は四川料理、広東料理などの中華食堂がズラッと並んでます。 -
こちらは東横イン隣のマンション。既に完成していて入居開始になってます。
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ホテルから徒歩20分弱の所に或るAeonモール。
前の写真のマンションやこういうモールを見ると、カンボジアも急速に発展している感じを受けます。 -
今回はホテルに空港への迎えのタクシーを頼んでいました。昨日その運転手に直接依頼して、9月16日9時頃ホテルに迎えに来て貰い、キリングフィールドへ来ました。
入り口で入場料US$6を払うと、日本語オーディオガイダンスも貸してくれます。惨劇を生き残った被害者のインタビューなども日本語で聞くことができます。 -
慰霊塔に近づいてみるとギョッとします。犠牲者の遺骨が安置されています。
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頭蓋骨だけではなく、他の遺骨も安置されています。
頭蓋骨の青、赤のマークは発見後に調査して判明した性別を示しています。 -
オーディオガイダンスの番号に沿って進んで行くと、当時の様子がイラスト化されていて、この場面の説明などを聞くことができます。
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こちらが最初に大量の遺骨が発見された場所です。
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大量発掘場所が柵で囲われていて、慰霊の腕輪が飾られています。
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まだ全ての遺骨は見つかってないらしく、ここら辺にも埋まっている可能性が高いのだそうです。
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その為、不用意に歩くと遺骨を踏んでしまう可能性が有るので、歩けるのはこの木道上だけです。
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こちらは犠牲者の衣服です。中には2,3歳の子供のパンツと思えるような下着も有ります。
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一番心が痛んだのはこのキリングツリー。
乳幼児の両足を持って、この木に叩き付けて殺害したのだそうです。 -
近くには殺害した子供や、若い女性の沢山の遺骨が発見された場所が有ります。
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こちらの木の上に設置した大型スピーカーから革命歌などを大音量で流し、悲鳴が周囲に聞こえないようにしたそうです。
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木道上をほぼ一周して慰霊塔の前に戻りました。まだ遺骨の収集が終わってないみたいですね。それにしても、何でここに灰皿のようにタバコの吸い殻が有るの?
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木道一周すると慰霊塔の横側に出てきます。ここで、オーディオガイダンスのインタビュー部分など、散策中に聞けなかった部分をジックリ聞きました。
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敷地内の入り口横の方に博物館が有るので、そちらを見学。
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内部には足枷など拷問に使われた物などが展示されています。
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昼食後、政治犯収容所S21として使用されていた、トゥールスレン博物館に来ました。
元は学校で2年9か月の間に14,000~20,000人が収容され、生還者は8名だけだったみたいです。
入場料はUS$8で、こちらも日本語オーディオガイダンスが付いています。 -
昔は教室だったので、黒板が残されています。
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机と椅子が無い代わりに、拷問に利用されたベッドなどが置かれています。
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犠牲者の方の写真も飾られています。
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こちらは犠牲者の顔写真。
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最初のA棟を出た所。最初見た時は絞首刑台と思ったのですが、オーディオガイド聞いたら、絞首刑は一度も実施されなかったのだそうです。吊るされて拷問をし、気絶すると下の汚物を満たした甕に付けて意識を戻してから、また吊るすということを繰り返したとか。
病気になった時には医療行為が行われたらしいのですが、それは病死されると拷問できなくならからとの事。人間ここまで残酷になれるのかと驚かされます。 -
この次の棟の鉄条網も私達の認識とは異なりました。
普通であれば逃亡防止と思いますが、オーディオガイダンスによると飛び降り自殺の防止との事。自殺されたら拷問できなくなるということらしいのですが、2階や3階程度なら骨折程度ではないのかな? -
この棟の内部はこのように独房的に仕切られていました。
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拷問に利用された道具の展示品も有ります。
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また画家の方が生還されていて、当時の拷問の様子が描かれています。
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これは拷問道具ですが、発見当時どういう風に利用されたのか分からなかったみたいです。
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これも画家の方が描いた絵によって利用法が判明しました。
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先に進むと慰霊碑が有ります。周囲には犠牲者の方の名前が彫られています。
この周囲にベンチが有ったので、オーディオガイダンスで残りの説明をジックリ聞いてから一旦ホテルに戻りました。 -
昨日も来たAeonモールです。
女房がマッサージ受けている間に内部を散策。 -
日系モールなので、日本のテナントもチャンと入っています。
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プノンペンの電脳街は事前調査しなかったので、代わりに家電量販店ノジマへ。
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今日の夕食はAeonモール出て、ローカルの鍋と焼き肉を同時に食べれるお店で。
かなり大きな店でしたが満席状態です。平和になって本当に良かった。 -
店舗中央に肉などの具材も置いてありますが、回転寿司のように具材が回っていて、自由に取ることができます。コンベヤー先に居るオバサンが補充してます。
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9月17日はホテルの無料サービスで、王宮まで車で連れて行って貰いました。
近くに廟が有るので、お供え用の花売りが並んでます。 -
功徳を積むと言われる放鳥用の鳥も売られてます。
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これが皆さんがお参りしていた廟です。
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王宮の門は改装工事中みたいでしたが、兎に角王宮へ行きます。
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王宮とシルバーパゴダの入場券US$10を購入して内部へ。
値段は一番高いけど、こちらはオーディオガイダンスは無しです。 -
塔の上の場所四面に仏陀の顔が付いてます。
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彫刻が凄いパゴダ。
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出口に向かったらガムランの演奏してました。
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王宮出て昼食場所探しながらセントラルマーケットへ。
途中見掛けた猫カフェ。気持ちよさそうにお昼寝中。 -
更に進んで行ったら、ヒロシマハウスというのが有りました。
何の建物か分からないのでチョット覗いてみたら、 -
入り口から数人の子供が出てきて、「こんにちは」とチャンとした日本語で挨拶されました。
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内部見学させて貰ったら、路上生活や近隣の子供に勉強教えている場所で、運営費は全て募金によっているとの事でした。
ここは図書室と説明されました。
ヒロシマハウスの詳細は下記urlでご確認ください。
https://hiroshimahouse.com/circumstances/ -
図書室の反対側がスタッフのオフィス。
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授業はカンボジア語、英語、日本語、算数らしく、こんなテキスト使ってるみたいです。
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お習字の時間も有るみたいですね。
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子供達へも無料で食事を提供するらしいのですが、これはスタッフの方の昼食。食事のお邪魔になってもいけないので、私達も昼食場所探しにヒロシマハウスを後にします。
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昼食も終わってセントラルマーケットに到着。
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以前も来ているのですが、綺麗になった感じがしました。
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セントラルマーケットからホテル戻る途中、ウナロム寺院に立ち寄りました。
1443年設立のカンボジアでも有名な寺院ですが、日本との関連も有って、 -
二人の日本人の慰霊碑が有ります。
左側は内戦後初の議会選挙の監視活動中に殺害された、中田厚仁さん。
右側はポル・ポトが政権取る前に同派の支配地域を取材中に行方不明になった、共同通信社の石山幸基さん。 -
これはアセアン記念碑。参加国確認したら、オブザーバー・ステイタスの東ティモールが11番目として入ってました。
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雨が降り始めたので、ホテルへ戻ります。
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雨に降られなければ、この先に有る独立記念碑にも行きたかったのですが。
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一寸ピンボケになってしまいましたが、ホテルレストランからの夜景を一枚。もう二度と悲惨な内戦が起こらないことを祈りました。
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9月18日、プノンペン08:50→クアラルンプール11:10のAirAsiaで帰国しました。
10番ゲート近くに喫煙室もチャンと有って、いつものように一服してから搭乗口へ。
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