ボートレース場でアート体験！！

2019/01/19 - 2019/01/19

おじさん達の天国、競艇場。
あまり知られていないことですが、「ボートレース江戸川」には、なんと美術館が有るのです！

定員1日10名、事前予約制アートツアーのドキドキ体験。
その後は、VIPルームでボートレースを初観戦しました♪

エリア 新小岩・小岩(東京)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル

中川沿いにある「ボートレース江戸川」までは、平井駅から無料送迎バス（マイクロバスor都バス）で向かいます。

やはり、乗客の9割はおじさんで緊張。
前に並ばれていた、老夫婦の近くに座らせていただきました。

送迎バスは、船堀駅や西葛西駅からも出ています。

ちなみに、ただいま女性限定（男性の同伴もOK）で、船堀駅からタクシー料金のキャッシュバックサービスを行っているそうです。

平井駅 駅

15分ほどで到着。

開場の10時前から既に賑わい、一般の入口には長い行列が出来ています。
行列を尻目に、私たちは集合場所の特別観覧席受付へ。

ボートレース江戸川 名所・史跡

ボートレース江戸川の守り神「大魔神」

こちらは憤怒の表情の「阿羅羯磨」等身大の4.5m！
右側の「埴輪武人」と対になっています。

入場門から、アートミュージアムは始まっているのです。

ボートレース江戸川 名所・史跡

スタッフの案内で、一般席の入場ゲートを通ります。
「アートツアー参加料金（1,500円）」に入場料も含まれています。

この日の参加者は、おばさま3人組に大人のカップル、私と友人の7名。

ボートレース江戸川 名所・史跡

CMに渡辺直美さんとロバートを起用して、だいぶイメージアップになりましたよね。
今年から、田中圭さんが加わったのですね。

「姫たちだってLet‘s BOAT RACE」
女性を「姫」と呼ぶのって、おじさまに有りがちのような…

ボートレース江戸川 名所・史跡

メカトロアート「ハズレ舟券を食べるヤギロボット」

一般席の1Fフロアに居ますので、アートツアーに参加しなくても出会えます。

ボートレース江戸川 名所・史跡

ハズレ舟券を1枚ずつ渡されて、食べさせてみました。
口をモグモグ、前足も動かして可愛い♪

愛称は「マッシロー」
和田アキ子さんが命名したそうです。

ボートレース江戸川 名所・史跡

エスカレーターを上り、秘密の扉を抜けて、ミュージアムエリアへ。
まずは、昭和にトリップしたような、レトロ看板とレトロ置物の数々。

ここに辿り着くまでにも「銭湯背景画 丸山清人氏」や「日本最後の看板絵師 久保板観氏」の作品が観られたり、ボートレース観戦を楽しむおじさんたちの様子も見られて、良い社会見学になりました。

ボートレース江戸川 名所・史跡

妖怪絵師 水木しげる氏「妖怪ワールド」

中央の「等身大 直筆サイン画」を囲むのは「木版画 妖怪道五十三次」

ボートレース江戸川 名所・史跡

「妖怪道五十三次」には、もちろん、鬼太郎たちも登場しています。

遊び心いっぱいで、眺めていると自然に笑みがこぼれます。

ボートレース江戸川 名所・史跡

「等身大 目玉おやじ」と「ゲゲゲの鬼太郎特別住民票」

ボートレース江戸川 名所・史跡

壁の裏側の、もう1枚の直筆サイン画も、お見逃し無く。

ボートレース江戸川 名所・史跡

ピクセルモンダージュ 市川健治氏「平成日本三景北斎風」

雑誌に載った写真を正方形に切り取り、貼り合わせた作品。
使われた写真は2580枚！

ボートレース江戸川 名所・史跡

女性の唇の写真で作られた「くちびる」と、女性のヌードで作られた「春画」

ボートレース江戸川 名所・史跡

一番のお目当て、「金魚絵師 深堀隆介氏」の作品コーナー。

ボートレース江戸川 名所・史跡

樹脂に着彩する技法は、一見、立体のように見えますが、実は平面絵画なのです。

金魚酒「彩傘」は近年の作品。

抽選販売されるときに、直筆で丁寧な手紙を書かれているようですね。
販売価格は不明ですが、オークションでは50万円以上の値が付いているものも有り、目が飛び出ました。

ボートレース江戸川 名所・史跡

「一粒の麦が地に落ちて死ねば」（2005年）

初期の作品はよく見ると、少し平面的に見えます。
新旧の作品を見比べられるのも良いところ。

ボートレース江戸川 名所・史跡

どうして、横にビール缶が？

桶の中にビール缶が入った作品を制作している途中、一度抜いたら樹脂が膨張して戻せなくなったそうです。

「位相」（2004）
樹脂の横からの様子も見られるので、ある意味貴重な作品。

ボートレース江戸川 名所・史跡

「折紙創作家 神谷哲史氏」
3歳から独学で折り紙を始め、小学2年生から独自の創作を始めた折り紙界の天才。

右側の展開図で創られたのが、左にある「スズメバチ」

奥に有るのは、「テレビチャンピオン」の折り紙王選手権で創られた「エンシェントドラゴン」です。

ボートレース江戸川 名所・史跡

「ザ・ベストハウス123」でベスト1に輝いた「龍神」（製作期間：約３年半）

ボートレース江戸川 名所・史跡

壁にある３メートル四方の巨大な一枚の紙が「龍神」の展開図。

もちろん、ハサミなどは使用しません。

ボートレース江戸川 名所・史跡

フランスを中心に世界的に活躍している「折り紙アーティスト エリック・ジョワゼル 氏」

こちらも一枚の紙から創られています。
紙を水で濡らすことにより、独特の風合いを出しています。

ボートレース江戸川 名所・史跡

サインが有りますが読めず、すみません、作者不明です。
小さな紙を二つに折り切り抜き、リアルなてんとう虫を創っています。

奥は即席で創られたというクワガタ。
即席のレベルではない…

ボートレース江戸川 名所・史跡

カリスマ左官職人 挾土秀平氏「EARTH WALL（大地の壁）24」

24枚の土壁アート作品から、「気に入ったものをひとつ選んでください」と言われました。

ボートレース江戸川 名所・史跡

選ぶと一枚のカードを渡されます。
鏡リュウジ氏監修「土壁アート占い」だそう。

私が選んだのは「マンダラ」
今の状況をズバリと言い当てられました。
最後の「安心して」という一言にホッ。

ボートレース江戸川 名所・史跡

同じ、挾土秀平氏の作品「泥だんご」
綺麗な模様も描いたのではなく、天然の土の色です。

コーティングしていないので、水に入れると溶けてしまう儚さがあります。

ボートレース江戸川 名所・史跡

画家 傍嶋飛龍氏「龍夢」

色彩溢れる絵画の作者が、万華鏡の凝縮した世界で表現した作品。
オブジェクトと共に入ったオイルの効果で、ゆっくり滑らかに変化して、とても幻想的。

ボートレース江戸川 名所・史跡

ワインボトルの中には、小さな世界。

覗き込む作品は万華鏡以外にも多数出展されていて、しばし没頭しました。

ボートレース江戸川 名所・史跡

造形作家 荒木博志氏「眠れるアトム ASTRO BOY」

EKAMの至宝「アトム」は今日も秘密の場所でひっそりと静かに眠り続けています。
江戸川アートツアーにご参加いただくと、運が良ければ出会うことができるかもしれません…

アートツアーで運良くアトムに出会えた方には、あなたがアトムに出会った何人目の方なのかを示すナンバリングが表示された特製ポストカード（非売品）を進呈いたします（Webサイトより）

私は2894人目でした。

ボートレース江戸川 名所・史跡

アートツアー後は「特別観覧席」で、最終レースまでボート観戦を楽しむことが出来るのですが…アトムに出会えた幸運のおかげか、ラッキーな出来事が。

通常は、こちらの「ＧＯＬＤ」で観戦になりますが、今回は人数が多いということで、セキュリティドアを抜け、階段を上り7Fへ。

ボートレース江戸川 名所・史跡

特別来賓室「プラチナクラブ」
普段は、会社の接待で使われたり、芸能人が使用するそう。

こちらのVIPルームを、7名で貸し切りです。

ボートレース江戸川 名所・史跡

大きな窓からの眺めは最高！大迫力です！！

最後に、アートツアーを案内してくださったスタッフから、舟券の買い方などのレクチャーが有ります。
舟券を購入するかは個人の自由です。

ボートとモーターは会場の物だとか（モーターが勝敗に重要）、ボートにはブレーキが無いこととか、スタートの難しさなどのお話を伺っているうちに、競艇への興味が高まってきます。

競艇選手には定年が有りませんので、70代の選手も居るそうですよ～

ボートレース江戸川 名所・史跡

「腹が減っては戦ができぬ」ということで、まずはお弁当をいただきます。
こちらも「参加料金 1,500円」に含まれています。

食事付きとは聞いていましたが、「競艇場ということは、もつ煮とかかしら？」と考えていましたので、豪華なお弁当の美味しさにびっくり！

ボートレース江戸川 名所・史跡

腹ごしらえを済ませたことですし、ボートレースを楽しみましょう♪

約30分ごとに12レースまで行われます。
午後一番の7レースから、100円ずつ賭けてみることに。

まずは小手調べ。
3着までの2つを順不同で予想する「拡連複」を購入してみました。

ボートレース江戸川 名所・史跡

やはり、お金を賭けると賭けないのでは、力の入り方が違いますね。
思わず大きな声が出ちゃいました。

先ほどの舟券が見事的中！
手堅かったようで、そのまま100円が戻って来ました。

ボートレース江戸川 名所・史跡

6レース賭けて、当たったのは2回。

1～3着の艇を順不同で予想する「3連複」も当てたので満足です。

ボートレース江戸川 名所・史跡

他の参加者が早々と帰る中、最終レースの16時まで、のんびり観戦しちゃいました。

600円購入して、360円のバック。
喧騒を忘れられて、娯楽としては、なかなかお得でした。

アートーツアーにボートレース体験と、非現実的な世界を楽しめるレジャー施設。

すっかり競艇のイメージが変わりました。
大迫力を感じられる外の堤防席で、おじさんに混じって外飲みしながらの観戦も楽しそう♪

ぜひ、姫たちにもおすすめです 笑

ボートレース江戸川 名所・史跡