2025/06/12 - 2025/06/12
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ペコちゃんさん
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6月の〇〇会は、午前中に葛飾区・四つ木にある『北星鉛筆』の工場見学、午後は江戸川の河川敷に広がる『小岩菖蒲園』の菖蒲鑑賞という日程で、8名の仲間と出かけました。
誰もが使ったことのある身近な鉛筆ですが、最近は主にボールペン、時々シャープペンシル、たまに鉛筆も使うことがありますが、子供の頃を思い出して鉛筆の製造工程や歴史、豆知識などを学ぼうということで、工場見学に出かけました。
小岩菖蒲園は、江戸川区が江戸川の河川敷を回遊式の庭園に整備し、地元の方から寄贈された花菖蒲をもとに開設された菖蒲園で、5~6月に約5万本の花菖蒲が咲き誇り、多くの人が訪れる都会のオアシスとなっています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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電車を乗り継いで、初めて京成電鉄・押上線の四ツ木駅に降りましたが、駅の中は『キャプテン翼』だらけ・・・ビックリしました!!
なんでも、キャプテン翼の作者:高橋陽一が当地の出身という事だそうです。 -
北星鉛筆の工場は駅から徒歩5分ほど・・・「こんなとこに工場ある?」というような住宅街の真ん中に、鉛筆が大きく描かれた建物が見えてきました。
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案内板も鉛筆がモチーフ・・・これはホームセンターで売られていた「杭」を、社長のアイデアで鉛筆の案内板に仕上げたそうです。
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ここが工場に隣接した鉛筆資料館「東京ペンシルラボ」の入り口・・・鉛筆の特徴や歴史を楽しく学べる所です。
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受付で見学料(500円)を支払い、この4種類からお土産として好きな商品を選びます。
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工場見学は、最初にお笑いコンビの「次長課長」が出演した北星鉛筆見学の映像を視聴して、数名の高校生と共に鉛筆が出来るまでを面白おかしく学びます。
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続いて、北星鉛筆の杉谷会長自ら、鉛筆の歴史や作り方などを説明してくれます。
『鉛筆は我が身を削って人の為になる立派な仕事。利益などは考えず、家業として続けるように』・・・北星鉛筆の創業者・杉谷安左衛門が残した家訓で、この言葉を胸に、4代目社長として鉛筆を作り続けてきた会長です。 -
北星鉛筆では芯の製作を協力会社に委託していますが、これが鉛筆の芯の材料になる黒鉛と粘土・・・黒鉛の粉と粘土に水を加えて作りますが、黒鉛の割合が多いと濃い芯に、粘土が多いと堅い芯になります。
次に、材料を水鉄砲のように押し出し、細い芯の形にして長さを切り揃えて乾かした後、約一昼夜かけて1000℃程度の高い温度で焼きます。
固くなった芯に油を染み込ませると芯が完成・・・油を入れることで、滑らかに書けて折れにくくなります。 -
鉛筆の原料に適しているのは、キメが細かくて節がなく、木目が真っすぐな木・・・米国産のスギやヒノキを現地で板(スラット)に加工して輸入します。
スラットを削り、芯が入る半円の溝を作ってスラットに糊(接着剤) を付け、溝に芯を乗せてもう1枚の スラットを重ね、重しを乗せて貼り合わせます。 -
鉛筆が六角形なのは?・・・鉛筆は親指・人差し指・中指の3本で持つため、3の倍数である六角形が持ちやすいということで採用されました。
色鉛筆が丸形なのは、色鉛筆の芯は折れやすいので、持った時に均等に力が加わるようにするためで、削った状態で売られているのは「このくらいの削り具合が折れにくく使いやすいですよ」という目安のために削られているんだそうですよ。 -
鉛筆作りは東京の地場産業・・・昭和24年度の鉛筆製造企業は全国に110社ありましたが、7割以上(80社)が東京に集中していました。
昭和41年の最盛期には年間で40億本の鉛筆が生産されましたが、ボールペン・シャープペンの増産、パソコン・スマホの普及や少子化の影響で最近は1/7ほどに減少・・・現在の鉛筆メーカーは全国に約30社、そのうち24社が都内にあり、しかも荒川・葛飾区内に集中しています。
その理由は、かつて材料となる木材の輸送に荒川の水運を利用したことと、東京が市場として大きかったからでしょう。
へ~! 知らなかった…!! -
鉛筆の起源は、1564年にイギリスのボローデル山で鉛筆の芯になる黒鉛が発見されて、黒鉛の塊で紙に書けることが分かり、黒鉛を木に挟んだり、紙で巻いたりして使うようになったのが始まりです。
鉛筆が日本にやって来た時期は不詳ですが、初めて鉛筆を使った日本人は徳川家康(1543~1616)ではないかと言われ、その鉛筆は静岡県の久能山東照宮に残されています・・・ヨーロッパで作られた鉛筆が海を渡り、幕府に献上されたのでしょう。 -
ベートーベン(1770~1827)の右手に鉛筆が・・・散歩を好んだベートーヴェンはポケットに鉛筆と五線譜を入れ、散歩の途中に浮かんだ曲想を書きとめていたそうです。
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北星鉛筆は鉛筆だけでなく、鉛筆に関連する様々なモノを開発・販売してきました。
その結果は、壁に飾られた「ものづくり大賞」の賞状や「日本文具大賞」の表彰状などを見れば分かります。 -
木の板から作られる鉛筆ですが、原料板の4割はおがくずになってしまうそうで、かつては銭湯の燃料として重宝されましたが、現在では重油や廃油が主流となったため、北星鉛筆ではおがくずをリサイクルした地球にやさしい製品を企画・製造しています。
これは、キャンプ用の着火剤「着火薪」。 -
乾くと木になるリサイクル " おがくずねんど " の「もくねんさん」で作ったアンパンマン・・・作るのに結構苦労したそうですが、被った仲間の話では、木なので見た目より固くて頑丈だとか。
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壁に飾られた「鉛筆画・色鉛筆画コンテスト」の作品群・・・審査は社員の投票で行い、大賞:10万円、優秀賞:5万円の賞金が贈られます。
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とても鉛筆画とは思えない、見事な作品です。
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これは、乾くと木になる不思議な絵の具で描いた「木彩画」。
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トイレに飾られた「もくねんさん」の作品。
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これらの作品は、会長の奥様が趣味として作り始めたものですが、クオリティの高さにビックリです!
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加山雄三や志垣太郎、寺脇康文など芸能人も北星鉛筆を訪れています。
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珍しい10B鉛筆も含む試し書きコーナーもあります。
鉛筆で書くと、シャープペンには無い温かみ・ほっこり感があります。 -
文房具好きに好評の『大人の鉛筆』・・・シャープペンのようにノック式ですが、出てくるのは太い鉛筆の芯。
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ペンシルラボでの説明が終わり、いよいよ工場に移動・・・敷地内に設置された自販機にも鉛筆マーク。
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ガラス越しに2階から見学・・・これは鉛筆にデザインフィルムを貼る工程。
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北星鉛筆は今も鉛筆を1日10万本以上作っており、自社ブランド販売と大手へのOEM供給が半々だそうです。
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鉛筆の数を素早く数える事ができる60度のV字計測器。
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1階ではスラットの板を加工中。
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敷地内に祀られた「鉛筆神社」・・・鉛筆を供養する神社で、鳥居も鉛筆の形です。
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神社の横にある池には、見事な錦鯉が・・・買った時は数センチだった鯉が、丹精込めて育て上げた会長のお陰で、こんなに立派な鯉になりました。
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やさしくほほ笑む「鉛筆地蔵」・・・短くなった鉛筆を鉛筆地蔵に5本入れるとオリジナル鉛筆1本と交換してくれます。
物の大切さや物に対する感謝の気持ちを育む行動の一環で設置されました。
子供たちだけでなく、大人も楽しくためになる北星鉛筆の工場見学でした。 -
首都高沿いに四ツ木駅に向かうと、高速の上に京成江戸川橋梁とスカイツリーが見えます。
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これは昭和50年代の四ツ木駅ですが・・・
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今は『キャプテン翼』の駅。
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改札口の上や階段にも『キャプテン翼』。
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高橋陽一が1981~88年に「週刊少年ジャンプ」に連載していたサッカー漫画の『キャプテン翼』は、南葛小に転入してきた天才サッカー少年・大空翼が、若林源三、日向小次郎ら全国のライバルたちとの戦いの中で、1人のサッカープレイヤーとして成長していく姿を描き、国内外で多くのサッカー選手にも影響を与えました。
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ホームの端から見たスカイツリー。
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北星鉛筆で集合写真を撮るのを忘れたので、ホームでパチリ・・・皆さん、工場見学に満足した顔です。
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四ツ木駅から青砥駅へ。
南側出口には、高架下の太い柱を背にバイオリンを弾く男性の像が・・・台座は円形のベンチで、頭上には6人の天使の像が花に座って楽器を奏でています。 -
『ワルツの塔』と言われるこの像は、ウィーンが誇るワルツ王「ヨハン・シュトラウス2世の像」で、代表作の『美しく青きドナウ』が1日4回演奏される仕掛けでしたが、今は故障中。
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何で、青砥にヨハン・シュトラウス?・・・実は、1986年にウィーン市長が日本に来る機内で寅さんの映画を観て、ウィーンの市民気質や郊外の風景が柴又と似ているとして感銘を受け、友好交流を希望したのが縁で、葛飾区は1987年にウィーン市フロリズドルフ区と友好都市提携を結び、現在も交流が続いています。
因みに、1989年公開の『男はつらいよ 寅次郎心の旅路』は市長の招致により、ウィーンが舞台となりました。 -
昼食は青砥駅から徒歩5分ほど、URの団地の前にある「青砥焼き 鰻いづみ」・・・青砥の地で54年の老舗で、家族でやってるこじんまりとした鰻屋さんです。
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「いづみ」では、注文が入ってから鰻を蒸すので20分以上時間がかかりますが、その分、軟らかくて美味しい。
これは、うな玉丼:2,000円。 -
こちらは、うなせいろ:2,800円。
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年金生活者の我々には多少贅沢なランチでしたが、皆さんも納得!
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青砥駅から京成本線で江戸川駅へ。
改札口を出ると、小岩菖蒲園の案内図と花菖蒲が迎えてくれます。 -
江戸川駅を出て右に曲がり、江戸川の堤防を越えた河川敷に小岩菖蒲園があります。
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堤防の上から見ると、右に京成江戸川橋梁、中央に無料の駐車場、左側が小岩菖蒲園。
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京成電車が通過中。
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周辺のマップ。
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今年の『菖蒲園まつり』は6月7日(土)~22日(日)。
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江戸川の向こうは千葉県市川市・・・和洋女子大の大きな建物が見えます。
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小岩菖蒲園は江戸川区により1982年に開園・・・江戸川河川敷に整備された約4,900平方メートルの菖蒲田には100種5万本の花菖蒲が植栽されており、入園料は無料です。
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鉄橋を通過する京成電車と小岩菖蒲園の花菖蒲・・・電車の車窓からも見えるそうです。
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今日は天気も良いので、かなりの人出です。
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立て看板も多く、色々な品種が楽しめます。
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花菖蒲は大きく、肥後系・伊勢系・江戸系・古江戸系に分類されて、さらにそこから品種ごとに枝分かれします。
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菖蒲は植えっぱなしだと生育が衰えてくるため、適宜植え替えが必要なので、管理も結構大変だと思います。
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何回聞いても忘れますが、これが菖蒲の見分け方のポイント。
①花弁の根元部分・・・アヤメは網目模様、カキツバタは白い筋、ハナショウブには黄色い筋が入っています。
②生えている場所・・・アヤメは乾燥したところを好みますが、カキツバタは水の中に生えています。 -
江戸系の菖蒲。
(左上)古稀の色 (右上)無双
(左下)友白髪 (右下)雪国 -
江戸系の菖蒲。
(左上)小町娘 (右上)長生殿
(左下)玉鉾 (右下)邪馬台国 -
江戸系の菖蒲。
(左上)谷間の光 (右上)和田津海
(左下)浦安の舞 (右下)花物語 -
肥後系の菖蒲。
(左上)稲妻 (右上)千早の昔
(左下)桃山の宴 (右下)錦の袖 -
(左上)淡路島 (右上)淡仙女
(左下)愛知の光明 (右下)小桜姫 -
見頃を迎えた小岩菖蒲園の美しい花菖蒲を堪能しました。
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菖蒲園の周りに咲くキスゲ。
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アジサイも咲いています。
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菖蒲とアジサイの両方が楽しめる小岩菖蒲園。
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広い河川敷の木陰で、子供たちとシャボン玉遊び。
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翌日のテレビ朝日のモーニングショーで小岩菖蒲園の美しい花菖蒲が紹介されましたが、何と、我々の仲間が映っている!・・・こんなおまけまでついた、北星鉛筆の見学と小岩菖蒲園の一日でした。
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