2018/06/15 - 2018/06/17
13位(同エリア349件中)
Siniさん
ローマ帝国時代、AD122年、北方からの異民族の侵入に備えて砦として作られた「ハドリアヌスの城壁」を見たかったのです。2000年前の遺構ですからただの壁かもしれませんが。
今回は拠点としてヘクサムに宿泊し、ダラム大聖堂での観光を合わせて北イングランドを観てきました。
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カーライルからノーザン鉄道に乗り換えて北イングランド、ヘクサム駅にやっと到着しました。
この路線は単線でゆっくり走行します。古い線路です。乗車客も少ない。
車窓からは時々小さな集落が見えるだけで、地の果てに来た感がありました。 -
駅の出口のあるプラットホームへは、屋根もない鉄橋を渡っていかないと行けません。親切な地元の方がスーツケースを運んでくれました。感謝。
宿への行き方を説明してくれるのですが、すごく訛っていて聞き取れません。
耳に残ったのは、「ウップ ン ダーン」
??このウとダが異常に強調されてます。
少し慣れてきて後で考えると多分アップダウンが激しいからこちらの道を行った方がホテルに近いよ、ということだったようです。
他にも知り合った女性が
「コミング」このコを強調します。
これは、coming のことでした。 -
バスAD122。122年に、第14代ハドリアヌス帝の命により、ローマ帝国が城壁を建設し始めた年です。
ベンツ社製。立派なバスで短いのですが、城壁のところどころにある要塞をつないでいる観光バスです。
ヘクサム駅から出発して鉄道駅のあるハルトウィッスルを1時間に1便程度走っています。雨模様の土曜日だったせいか、夏休み前のせいか、観光客は少なかったです。バスの運転手さんは若くハンサム。とても親切でした。 -
さていよいよハドリアヌスの城壁の遺構を見に行きます。
ローマ兵達が作った壁。異民族の侵入に備えて訓練したり見張りをして生活していたところです。
遠景の三角屋根はお土産ショップで、城壁についての展示や映画も放映されていて、雨の日でも観光客が楽しめるようになっています。
回りには羊が放牧されていました。 -
北からのピクト族やスコット族からの侵入を防ぐために建設され、全長117kmもあったとか。
5世紀頃にはローマ帝国の衰退とともに打ち捨てられました。
しかしここは、イングランドの果てです。実際ブリテン本島の北の地だし、ローマ帝国でも最北端の城壁でした。この日は気候が悪かったせいもあり一層荒涼としているように見えました。
本来は城壁に沿ってのハイキングを目指していましたが、雨なのでやめました。想像以上に寂しげで歩きたくなくなりました。 -
建設されたのは紀元122年~126年。
ブリテン本島の、東果てニューキャッスルから西果てのソルウェイ湾まで。100キロ以上です。
この岩、石はどこから持ってきたのでしょう? -
ヘクサムからダラムへは、ニューキャッスルアポンタインで乗り換えます。
ヘクサム駅のプラットホームに待合室(青色の部屋)と販売機があったので、ポテトチップスを購入して電車を待ちながら待合室で食べました。他にもサンドイッチなど軽くランチをしている親娘がいました。もう夏になるというのに肌寒い上、風が強い地方なので待合室があって良かった!
レストランでランチをしたかったのですが、駅にはレストランはおろかキオスクやロッカーもありませんでした。 -
ダラム到着。宿に荷物を置いて、まずは世界遺産、イギリス国教会の「ダラム大聖堂」を見学しました。
1092年竣工、1133年完成。アングロ・ノルマン様式。しかし15世紀の改築で外見はゴシック風に変わっています。
ゴシック建築様式としてはヨーロッパ初の建物です。
なんとフランスではなく、この北イングランドで、ゴシック建築様式の特徴である、リブ・ボールドと言われる=相互が交差した梁部分に補強をしたものを最初に使って作られているそうです。
老紳士が娘はここで結婚式を挙げた、と誇らしげに教えてくれました。教会の古い部分を指して説明もしてくださいましたが、よく聞き取れず。建造物や宗教関連には専門用語が多いのでついていけません。(泣) -
大聖堂の裏側です。後ろも美しい建物です。バラの窓が綺麗です。
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ダラム城です。ここは今だに学生寮として使用されている為、ガイド付きツアーでないと中に入れません。
素知らぬふりをして中庭に入ると、ガードマンらしき男性が急いで出てきて、入れませんよ、と丁寧ながらキッパリと言われました。プロフェッショナルな仕事ぶりでした。 -
英国で3番目に歴史あるダラム大学の卒業式を控えた週末。
学生の両親、親戚が各地から集まり、ホテルは満室。パブは大入り満員でした。
土曜日の午後の早い時間はまだこの程度の入りですが、この後どのパブもぎゅーぎゅー詰めになっていました。文字通りぎゅーぎゅーです。 -
ダラムの町はウィアー川沿いに造られました。
お城と大聖堂は蛇行した川の先端部にあります。蛇行といっても、硬い岩盤があり、それを回り込むように流れているのです。川が北からぐるっと岩を回ってまた北へ向かうような感じ。その岩盤の上にお城と大聖堂が立っている感じです。 -
日曜日の朝、ウィアー川でボートやカヌーをする学生達。日本ではなかなか見かけたことがありません。
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こちらはレガッタ?
気持ち良さそうです。 -
ウィアー川を渡って郊外の方へ向かっていくと目的地クルックホールアンドガーデンズがあります。
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ダラムの町外れにある、Crook Hall & Gardens です。建物の最古の壁は13世紀のものです。こちらへは伝統的な英国庭園が見たくて行きました。
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建物全体を見るとこんな感じです。最古は13世紀。その後何度も付け加え、増築したり壊したりしています。
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やけに煙たいなぁと思ったら、暖炉には本物の木がくべられていました。こうして毎日火を入れるそうです。建物の保存の為といってました。
庭と同様建物内も自由に見学出来ます。ウェディングレセプションの会場にもなっていますが、日本の綺麗なホールとは全然違います。
古い建物ですからディナーの会場の二階の部屋も何から何まで装飾は100年以上前のもの。部屋も当時は大きかったと思いますが狭い。床も少し怪しい。斜め?地震のない国だからもっていますが維持管理は大変そうです。 -
見学者のためにお茶などもお庭で出しています。チラッと見たキッチンは古くて壁の石が真っ黒になってました。
趣があって、いい感じでした。 -
そうです。イギリス庭園はこのようにコンセプト毎に区切られています。そして出入り口の門や門飾りに凝ります。
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この柵の先にはどんな庭園が現れるのか、期待してしまいます。
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ローズガーデンへの入り口です。見事なアレンジです。
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大きな木は庭の境界の目印でもあります。
遠くから見ても領地がわかるような目印的な木。
椅子を置いて夕陽を見たい。 -
北イングランドからロンドンへ戻ります。特急列車の窓からはダラム大聖堂とダラム城が少し見えます。
また町は再開発されて工事のクレーン車も見えます。どんどん新しい建物が増えています。時代から取り残されないようにと必死です。が、
北イングランドは人も言葉(特に発音はイングランド人から笑いの種にされているそうですが)も、全然違いました。
ダラム大学を卒業しても就職できない学生はまだまだいるそうです。町はどんどん再開発されて綺麗になったり、大きなショッピングモールができていますが、いっときほどではないにしても、斜陽の国英国の悩みはぜんぜん解決される見込みがなさそうです。
年金受給がついに65歳からに引き上げられ、それもそのうち70歳からになるのでは、と若い人はますます希望が持てなくなってると言ってました。
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