2018年末　台湾南部の旅ー2.關子嶺と蒜頭糖廠編（旧台南警察署・旧本田三一宅とトロッコ列車）

2018/12/25 - 2018/12/31

27日　台南市立美術館1館を見学後、台鐵とバスを乗り継いで關子嶺温泉へ。

28日　バスを乗り継いで、高鐵嘉義駅近くの蒜頭糖廠でトロッコ列車体験後、格安で予約できた台鐵嘉義駅裏の香湖國際大飯店に宿泊。

エリア 嘉義(台湾)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

昨日に比べて今朝は人がいっぱい。ひとあし先に連休に入った方々かな？

まだX'masモード続行中。
台湾では、クリスマスの飾りは、1月になっても空港などあちこちで見ることができます。

トナカイさんもいました。

生ジュースコーナーには赤ドラゴンフルーツも登場。

ホテル向かいの郵便局へ。

目的の窓口は２階でした。
この機械、日本の郵便局といっしょ。

訪台すること25年。
初めて当選した發票抽選六等。

レシートとパスポートを提出。

200元、いただきました。
こまめにチェックしていたかいがありました。

今日も無料の藍幹線バスで・・・

日治時代の台南警察署。
修復され今年OPENした台南市立美術館１館。

当面の間、入場無料だそうです。
玄関ホール左手にコインロッカーがありました。
預けるときに10元コインが必要ですが、荷物を取り出すと戻ります。

まず２階に上ってみました。

中庭が広いですねぇ。

館内図

正面玄関をはじめ中庭を囲む建物は往事の姿を再現。
東側と北側のL字型部分は、メインの展示スペースとして現代的に。
そんなデザインじゃないかなと感じました。

1階に降りて、奥の部屋へ。
姉妹都市からの贈り物展をしていました。

あっ、kyon2の出身地・山形だ！

新館の中央ロビー。

マジョリカタイルを並べたオブジェがすてきでした。

２階に２つある大展示室は、こちらの部屋だけ公開中でした。

ベランダ部分へ出てみました。
中庭の巨木がすごい！

修復前、台南市警察局時代の姿。

建築家石昭永氏とプリツカー賞を受賞した坂茂建築設計事務所との共同設計。
片言の日本語ができる方がいて、いろいろ説明をして下さいました。

改装中の写真。
こりゃ、時間がかかったはずです。

見応えのある建物でした。
機会があれば、ぜひ、どうぞ。

ホテルへ戻ります。
昨年は無かった、孔子廟の向かいにある雑貨店に寄り道。

A4クリアファイル　日治時代の台南市地図、70元。

なかなか興味深い品揃えでした。

軽食を買いに、こちらにも寄り道。

サザエさんを思い起こしました。

旧愛国婦人会館

莉莉水果店

福記肉圓

台南市立美術館２館

途中から路地を通って

ホテルに戻りました。

さっきのお店で買った肉まん。30元

素食まん（椎茸がたっぷり入っています）25元。

チェックアウトして、また無料の藍幹線バスで台南駅へ。

定刻12:46発の自強號122次ですが、10分遅れてやってきました。

30分で新営駅到着。

駅前ロータリーから北西に延びる道を歩いて約5分・・・

旧本田三一邸『 三一宅 藝空間』
新營區大同路39號

1936年に建設業を営む本田三一氏の邸宅として建てられた、和洋折衷建築の日本家屋。

戦後は公務員官舎として使用されましたが、歴史建築として指定後、5年をかけて修復。
2017年3月、茶藝をテーマとする藝術文化展示空間としてオープン。

展示会がないときはカフェとして営業。
台湾人の方々で、賑わっていました。

MENUです。

注：最低消費額150元／人

紅玉紅茶とアッサム紅茶を頼みました。

お菓子とアイスクリームが付くセットでした。

床の間

欄間

日本庭園も再現されていました。

まったりとした時間を過ごして、今日の宿泊地に向かいます。

駅前バスターミナルまで戻り、黄幹線バスで・・・

白河バスターミナルへ。

しばらく待って黄12線バスに乗り継いで・・・

關子嶺・嶺頂公園に到着。

統茂温泉會館に泊まるのは５回目。

毎回、異なるスタイルの部屋に案内されています。
今回はWベッドｘ1・Sベッドｘ2の部屋。

予約では2人部屋なのですが、空いていれば4人部屋を2人部屋料金で宿泊させるようです。ファミリールームに泊まったこともあります。

落ち着く椅子のセットでした。２つあるのが♪

バスタブも付いていますが、これまでほとんど使わずじまい。
だって温泉がいいですよね。

屋外には６種類＋ドクターフィッシュ足湯の水着着用湯船が並んでいます。
室内男女別・泥湯の大浴場はドライサウナ・ミストサウナ付き。

2時間ゆっくり浸かりました。

またまたホテル向かいの食堂へ。
おばあちゃまは、少し日本語が話せます。

今夜も部屋呑み。
名物の鶏半身と野菜、竹筒飯で650元。
招待された夕飯を除くと、今回の旅で、一番高額な晩ご飯でした。

皇后蕉、別名美人バナナ。

切符と比べても、この大きさ。
スマートなミニサイズですが、完熟でした。

明けて28日、旅は四日目で後半に突入。
朝ご飯前に、散歩。

２年前から修復が進む、旧嘉義林管處觸口工作站關子嶺分站。

竣工まで、もうしばらくかかるようです。

工事フェンスの上からパチリ。

公開が待ち遠しいです。

お風呂は7:30からなので、先に朝食(7:00から)を食べることにしました。
ここは、ご覧のように担仔麺をセルフで作ることができます。

食事が終わったので、温泉へ。
少し肌寒いので、今日は内湯に。

いちばん風呂。

チェックアウトして嶺頂公園バス停に向かう途中、關子嶺ツーリストセンターで・・・

無料浴衣レンタルを利用した台湾のお嬢さん方と遭遇。
着崩れていたので、ku-は見るに見かねて、臨時着付け教室開催。

一人を手直しすると、
｢わたしも･･･」
と、順番に並ぶので、4人全員の帯や襟などを手直ししました。
ツーリストセンターの女性が
「あ、そうやって結ぶのね。」
と、興味津々で見ていました。
お嬢さんたちから一緒に写真を撮らせてと言われ、記念撮影。
急いで、バス停に向かいました。

10:35発の嘉義客運關子嶺線。

おお、湖南ハム製造中♪

1時間ちょっとかかって、11:45、嘉義高速バスターミナル(嘉義駅・後站)到着。

台北から關子嶺に来るときは嘉義、高雄（南部）から来るときは新栄ー白河で乗り換えが便利です。

まず徒歩10分の香湖國際大飯店に行き、荷物を預かってもらいました。

嘉義高速バスターミナルに戻り、嘉義BRTに乗車。

30分弱で高鐵嘉義駅に到着。

嘉義縣公車、105線に乗り換えて・・・

故宮博物院南院につくと
運転手さんが、
「降りないのか？」
　と聞いてくれたので、日本人はここで降りる人が多いのだと思いました。-

私たちは、次の蒜頭糖廠蔗[土呈]文化園區で下車。

目的地の五分車(トロッコ列車)乗り場へ。

毎日10時と15時に運行・・・まだ13：30です。
観光客の姿は、皆無。

持ってきた軽食を食べてから、園區探検。

レストランの扉は開いているのですが、中では従業員のおばさま方がおしゃべりに夢中。
これがほんとの開店休業。

鳥居だけが名残をとどめている神社跡。

診療所だったそうです。

糖廠の日本人社員宿舎群。

こんな日本宿舎があることは知らなかったので、嬉しかったです。

退去した後は、こんな風になっています。

建設年代不明。

こんな建物もありますよ。

防空壕跡、敷地のあちこちにありました。

農村再生事業として、廃校になった小学校が工事中でした。
日式宿舎群まで修復の手が入るには、まだだいぶかかりそうです。

チケット売り場が開店しました。
100元／人

観光客が30人以上来ていました。
トロッコ列車ねらいなのですね。

機関車は前後に１台ずつ。

最近イギリスから購入したという可愛らしい蒸気機関車。

こちらも可愛い♪

出発進行！

踏切を通って

ゆっくりゴトゴトと。

広大なサトウキビ畑、ところどころに大きな温室もありました。何を育てているのかな？
高鐵高架が見えたあたりで停まり、逆戻りし始めました。ああそれで前後に機関車が付いていたんだ。

戻って終わり？物足りないなぁと思ったら、
カーブして工場敷地を走りはじめました。

工場内の踏切を渡り

廃工場群を抜け更に先へ

ぐるっと工場敷地を巡り、廃工場を利用したトンネルを抜け

出発したホームと別のホームが終着駅でした。
前半は少し退屈でしたが、後半の工場内走行はすごく楽しかったです。

バスを利用したら、故宮博物院南院を見学した後に来ることが可能です。子ども連れにもお薦め！

楽しかったよ、ありがとう。

来たルートを逆戻り。

高鐵嘉義駅、ここも以前はサトウキビ畑だったのでしょう。

台鐵嘉義駅・後站バスターミナルからまたホテルへ。


小腹が空いたので外帯。50元。

今日のホテル、1泊1,112元。

広くはありませんが、綺麗な部屋です。

スリッパだけでなく、なぜかビーチサンダルも置いてありました。

洗面所のコップは、紙コップ。

バスなしシャワーだけ。

でも、テラスが付いていて、kyon2は、ここでもくもくタイム。

ぶらぶら西に歩いてカルフール夜市へ。

きれいに修復された日式の建物。昔は何だったのでしょう？

カルフールに到着。

ほんとにカルフールの隣りでした。

奥に美食広場があるようです。

夜市は見学で、カルフールで野菜などいろいろ買ってホテルへ戻ることにしました。

蓮根・枝豆・ごぼう・豚足などを外帯してホテルへ戻りました。
18daysビールで乾杯♪♪

豚足は丸ごと売っていて、1本選んだら、売り場の方が
「切りますか？」
と、聞いて下さったのでお願いしたら、綺麗にスライスして少し野菜も付けてくれました。美味しかったですよ。

4日間でこれだけ、1日平均1万8千歩。