ある日、思いつめたイケメンがルアンピーナン僧侶にサクヤンを入れて貰いたい。じゃないともう人生終わりだ、と言う。<br />サクヤンってなんのこっちゃ？とタイ人旦那に聞いたら、俺はあんなもん信じないぞ！<br />まさか、お前アンジェリーナジョリーの真似すんのか？！と血相を変えた。<br />どうやらタイ国民のあんまり所得が高くない層が良く入れているお守りの刺青の事のようだ。<br />昔々にアンジェリーナジョリーも肩甲骨辺りになんか書いてある五本線のハーテウと言うのを入れて<br />それで、欧米人の間でも霊験あらたかなタトウーと言う事で、マニアな人は知っている有名なお寺らしい。<br />あと毎年3月下旬に行われる刺青祭りでは、ここで刺青入れた人たちが集まってきて祈った後トランス状態になって<br />阿鼻叫喚のカオス状態になる祭りも有名。<br /> 温泉大好きな私はさすがに刺青は。。。<br /><br /> で、調べたら「針は使い回し」とか恐ろしい情報が。。。<br />また、このお寺で一番霊験あらたかなサクヤンを彫ってくれるのはルアンピーナン僧侶とのことで、<br />週末と祝日に行くと50人待ちもザラじゃないそうで。。。<br /> あと、柄は一切選ばせてもらえず、初めての人にはほぼ必ず山形の呪符みたいなやつを入れるそうで。。。<br /><br />　とにかく平日の朝１に並ぶのが一番無難じゃない？<br />　私たちは朝4時にバンコクを出発しました。

サクヤン(刺青の護符)入れにワットバンプラへ行く

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2018/11/05 - 2018/11/05

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gogo-taiwanさん

ある日、思いつめたイケメンがルアンピーナン僧侶にサクヤンを入れて貰いたい。じゃないともう人生終わりだ、と言う。
サクヤンってなんのこっちゃ？とタイ人旦那に聞いたら、俺はあんなもん信じないぞ！
まさか、お前アンジェリーナジョリーの真似すんのか？！と血相を変えた。
どうやらタイ国民のあんまり所得が高くない層が良く入れているお守りの刺青の事のようだ。
昔々にアンジェリーナジョリーも肩甲骨辺りになんか書いてある五本線のハーテウと言うのを入れて
それで、欧米人の間でも霊験あらたかなタトウーと言う事で、マニアな人は知っている有名なお寺らしい。
あと毎年3月下旬に行われる刺青祭りでは、ここで刺青入れた人たちが集まってきて祈った後トランス状態になって
阿鼻叫喚のカオス状態になる祭りも有名。
温泉大好きな私はさすがに刺青は。。。

で、調べたら「針は使い回し」とか恐ろしい情報が。。。
また、このお寺で一番霊験あらたかなサクヤンを彫ってくれるのはルアンピーナン僧侶とのことで、
週末と祝日に行くと50人待ちもザラじゃないそうで。。。
あと、柄は一切選ばせてもらえず、初めての人にはほぼ必ず山形の呪符みたいなやつを入れるそうで。。。

　とにかく平日の朝１に並ぶのが一番無難じゃない？
　私たちは朝4時にバンコクを出発しました。

エリア

ナコーン・パトム(タイ)

旅行の満足度: 4.5

観光: 4.5

ショッピング: 3.5

交通: 3.5

同行者: 友人

一人あたり費用: 1万円未満

交通手段: レンタカー

旅行の手配内容: 個別手配

ワットバンプラはバンコクから北西へ５０kmの場所。
グーグルナビでちょい迷いつつ6時前に到着。
境内にはシュールな像がいっぱい。でもそれをゆっくり見ているのはダメ。とにかく、早く１番札を取らなくては！
順番にエントリーする資格を得るには、ここで管理人のおばさんの指示に従って
お参りセット６０バーツを購入する。
そしてここの祠に黒い石板の札に書かれてある呪文を唱えてお祈り。
これを終えてやっと資格を得ることになる。
祠横の立派な建物。刺青のルアンピーナン僧侶はここにはいない。右にいく。
ここである。7時に開門。やった私たちが１番乗り！時刻は6時４５分。1分も経たないうちに２番目のお兄ちゃんがやって来た。
7時開門。２番目と３番目のお兄ちゃん達と指定のお盆へお供え物と２５バーツの現金を置く。
ルアンピーナン僧侶がサクヤンを施す場所。撮影禁止なので、いない時に撮影。
その横であとはひたすら8時開始まで座って待つ。
結局、8時になっても始まらず、開始は9時5分前。その時には既に平日の朝だというのに２５人の希望者が集まってきていた。
ルアンピーナン僧侶に対して、２５人＋付き人数人でお盆を捧げて経を唱える厳かな儀式が済んだ後、サクヤン開始。希望者が多いせいで、機械彫り。そして、ルアンピーナン僧侶は袋を破って新しい針を挿入してたので、１番なら肝炎などに感染する心配なくてホッとする。
さっきの立派な建物の方に行って、このお寺の最高位のお坊さんにサクヤンへ
魂を吹き込む「タカ」をしてもらう。お布施は気持ちで。
イケメン君は５００バーツも奮発していた。
立派な建物の中の売店。実は、刺青終わった後、イケメン君の背中の出血がかなりなので、ちょっとワセリンが買いたかったが売ってなかった。
刺青入れたら、きれいに色が乗るようにワセリンはちゃんと持参しておくべきだった。なんとか私がいつも持ち歩く「クリアスイ（次亜塩素酸水）」を吹き付けて消毒。
とりあえず私もこの時は病気ばっかりで運が悪かったので、賽銭箱に小銭を入れまくる。
そこが終われば、今度は隣接している川へ行ってナマズの餌やり。
のどかな田園風景が広がりますが、乾季に入ったせいか日差しがきつい。
イケメン見たさに魚も相当寄ってきました。
ワットバンプラの敷地は結構広く、他のお堂の中では息子が出家したと思われる儀式の真っ最中。
午前中しか咲かない寄生の蘭。なんていう名前？
ルアンピーナン僧侶は大人気。でも時間がない、自分が入れてほしい柄を入れてもらいたい！という人には別棟に彫師がいるのでそちらへ向かおう。
ルアンピーナン僧侶と設備はそう変わらないが、こちらは民間人ですから、だいたい１日の日当分くらいは払いましょう。
こちらは針で人さしずつやってくれるので時間はすごくかかるし、さらに痛い！
朝10時を過ぎると突き抜けるような空の青さ。はいめっちゃ暑い！帰りましょう。
そうそう、皆に口々に言われたのですが、サクヤンを入れてしまった以上は一生「おくさん、恋人以外と肉体関係を持たない（要は不倫とか風俗とか行くなってこと）」「親、先生、僧侶を敬い罵るようなことはしてはいけない」「犯罪は犯してはいけない」を守るようにと言われました。まあ私は刺青はちょっとあれなので、戒律は心に留めておこうと思います。
ワットバンプラ周辺はパックブン畑が広がってます。
そんな感じでバンコクには14時ごろ帰りました。

で、サクヤンを入れてから数ヶ月経って、イケメン君から連絡があったのが
「空が晴れ渡るかのように今まで悩まされていたものが全て解決し、仕事もとても上手く軌道に乗りました！サクヤンを入れて本当に良かったです！！」と
その後の状況を教えてもらいました。
　ううう、ちょっと揺れるなあ。。。でも刺青かぁ。。。

人生八方ふさがりな方はちょっと検討してみてください。