2018/09/01 - 2018/09/01
105位(同エリア359件中)
くろへいさん
またやって来てしまった…
昨年に引き続いて2度目のバングラディシュ/ダッカ再訪。
体調が悪い中でのダッカ行は出発直前まで何度も躊躇した。
例え体調が万全でもやや腰が引けるバングラディシュだが、やはり「何かを撮りたい!」という欲望には勝てず、やや憂鬱な気分でボロボロのUSバングラ航空に乗り込む。
入国は昨年の経験から、到着ビザ発給カウンターに直行。
法律では外国人旅行者のビザ代は50USDだが、何故か中国人は55USDを要求され5-6人の行列をつくっている。
赤い日本の旅券を片手に持ちながら中国人の最後尾に並んでいると
「ジャパニはこっちだ!」
と係員に呼ばれて最前列へ横入り。
ビザ代金は
「友人のジャパニからは金はとらない」
と無料でビザを発給し、しかも入国印まで押してくれた。
これも昨年と全く同じ。
中国人の冷たい羨望の眼差しを背中に浴びながら、入国カウンターの横を素通り。
日本のODAって素晴らしい!
激安SIMをスマホに入れて、相変わらずのポンコツタクシーで予約していたホテルへと向かった。
数週間前から原因不明の発疹と微熱と下痢で満身創痍だったが、この町を歩くのは体力が必要!
チェックイン後、汚いけど少しはマシに見える食堂でビリヤニを食べて体力をつける。
「嗚呼、ビールが飲みたい…神様哀れなアル中の私に1缶のビールをお恵み下さい」
ホテル内も周辺もビールを売っている気配すら無く、アッラーの神に祈りつつ就寝しバングラ入国後最初の眠りについた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 1.0
- 交通手段
- 船 徒歩
-
Bangkokスワンナプーム国際空港
USバングラ航空のゲートへと向かいます。
珍しく人気の無い空港内を新しく買ったスマホで撮影します。
Hua Wei PRO10のカメラはLICAが承認したF1.8のレンズを搭載。
RAWモードでの撮影も可能で、マニュアルモードにすれば一眼レフと同等の画質と自分のイメージ通りに撮る事が可能。
故障中のスナップショット用のGRと遜色ない写真が撮れます。 -
ホテルにチェックイン後、暗くなったオールドダッカ周辺を散策します。
相変らず暗い中に無数のサイクルリキシャが蠢いています。
美味くも無いけど安価なマトンビリヤニで夕食完了。
然しながらどこ行ってもビリヤニばかり…
あるデータではバングラディシュ人は日本人の約6倍もの米を摂取し、世界一のご飯大国との事。
糖尿病の人には生き地獄ですね。
因みにアル中のくろへいにとってもイスラムのバングラはキツイですw
酒なしだと寝れないので睡眠薬を服用して寝ます。 -
ホテルからショドル・ガットへ移動し、周辺を探索します。
数日前から体調を崩し、ヘロヘロで意識朦朧…
ジャガイモ屋さんにしては場違いなほどカラフルな色彩のおばちゃん -
ジャガイモ屋さん2
超広角で撮りたかったのですが、体調すこぶる悪くレンズ交換の気力がでずスマホで撮りました。 -
人力凄い!
-
暫くオールドダッカを探索し、ショドル・ガットに戻って対岸の「船の墓場」へ向かうボートタクシーを探します。
途中、JKを口説くモスリム発見! -
対岸のスラムの一画に向かいます。
片道100タカ
何と後方に「憬れのロケットスチーマー発見!」 -
1935年製造の世界で唯一の外輪船(観光船を除く)
船好きのくろへいからすると憧れのクルーズ。
いつか乗ってみたいですね。 -
船の墓場に着きました。
解体船を先頭にスラムが広がっています。
スラムといっても零細解体業者が並ぶエリアで治安は悪くなく危険な雰囲気は感じられません。こんな所に来るガイジンは滅多にいないので、結構注目されます。 -
バングラ名物の木船を造っています。
この周辺の人達は、解体業に携わっているせいか、皆さんマッチョで凄い筋肉。 -
スラムのお友達です。
-
ペットなのか食材なのか微妙です…
-
「船の墓場と子供達との構成」
今回のダッカで撮りたかったシーン -
チャイ屋の子供たち
昨年もこの周辺で撮影していますが、今回は被写界深度を浅くする事で雰囲気を変えてみたいと思います。 -
モデルになってくれそうな子供を探します。
-
美少女発見!
-
今回撮影に同行&協力してくれたバングラディシュ写真協会のハッサン氏の通訳でモデル確保!
気力を振り絞って撮影に集中!
先ずは、カメラに慣れる為少し離れて数枚撮ります。
自由な雰囲気で自然な表情を引き出します。 -
視線や顎の位置を整え少しずつ調子を上げて行きます。
ポートレート用にTamron90㎜F2.8の単焦点レンズも持参していますが、モデルとの距離感と描写力を勘案しNikkor24-70㎜のテレ側を使いF2.8開放で撮ります。
背景をぼかすならTamronですが、此処では質感や描写力を表現したいのでNikkorで撮ります。 -
イチオシ
廃船の真下のお立ち台に立って「タイタニック(古い)」を演じて貰いました。
レンズはNikkor 14-24㎜F2.8という神レンズを装着。
今回の撮影旅行のもうひとつのテーマが
「14㎜の画角で廃船を表現」
ハッサン氏のレンズはキャノンで16㎜がワイドの限界。
このワイドチックな表現は16㎜では無理です。
しかも、若干逆光ぎみの条件も神レンズの得意条件。
内心「やったね!!」
バカ高いレンズでしたが買って良かった! -
イチオシ
「顎を上げて、遠くを見て!」
くろへいの英語を傍でハッサン氏がベンガル語で通訳してくれます。
「笑わないで!」
笑顔が可愛らしい少女ですが、ちょいと真剣な顔にして撮ってみます。
滅多に撮れない条件なので相当緊張します。
このような状況では緊張が如実にカメラに伝わり手振れを起こします。
神レンズには手振れ防止機能が無いのでしっかりホールドしてISO800まで上げてシャッターを切ります。ISO200でも撮れそうな光量ですが、手振れを起こしたらお終いなので小心者のくろへいはISO800で撮ります。 -
今度は背景のボケを表現したいのでTamron90㎜F2.8単焦点に交換。
-
次は標準ズームに交換して撮影します。
この状況だと左からアンブレアでストロボを焚きたいのですが、ストロボは持参してないので状況説明的な作品になってしまいました。
イメージとしては50㎜F5.0S200高速シンクロで背景をもう少しアンダーにし、モデルのフォルムを人口光で強調したかったのですが、自然光で撮ると決めていたので諦めましょう。 -
自然な表情の時を狙って撮ってみました。
約1時間ほど撮影させて頂きました。
お礼にスーパーで買ったマシュマロ一袋を上げます。
こちらが恐縮するくらい喜んでくれました。
交通費や宿泊費を勘案して50$くらい上げても良かったのですが、スラムで子供に50$はマナー違反。彼女のためにもなりません。 -
廃屋化したビルから撮影をのぞきこむ姉弟。
これも「絵」になります。 -
何処が道なのか不明
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一旦船の墓場から外に出ます。
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路上の床屋さん
結構好きな構図です。 -
チャイ屋で休憩
対面に座るおっさんがフォトジニック -
零細工場が多く入るボロビルに侵入
5階から川を見下ろします。 -
周辺は軽工業地帯で小さな子供達が就労しています。
錫の容器を研磨していますが、防塵マスクも無い環境で7-8歳くらいから働いています。 -
強い目線力に魅かれました
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ポーズをとってもらいました。
ローアングルから広角で撮ります。 -
90㎜単焦点で撮りました
F2.8開放でカリッと描写します。
カッコ良く撮れました。
好きなポートレート写真 -
光量が厳しいですが、感度を上げて自然光で撮ります。
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このような零細工場が周辺に多くあります。
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バックにピントを合わせ、シルエット状で表現しました。
isoを上げて、もう2段ほど絞りこみたかった。 -
テンペラ画のような風景です。
職人の動きを表現したくスローモーションで撮りますが光量足りず。 -
ここはイメージ通り撮れました。
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小さな路地が交差する一画です
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木材屋さん
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研磨屋さん
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片目のおっさんが喚いています。
「俺を撮れ」と言っているそうです -
船の墓場の撮影で体力気力も限界…
500ショットくらい撮ってギブアップです。 -
翌日もオールドダッカ周辺を散策し、ショドル・ガットから公共船で川を下ります。
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ショドル・ガットで見かけたヒジュラ(両性具者)と呼ばれる人
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ダッカ郊外の工事現場
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なかなかフレームの中で構図がまとまりません。
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よいしょ!
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スローシャッターで動きを表現してみます。
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ちょい構図が失敗
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1㎞ほど歩いて煉瓦工場の一画に着きました。
若いお母さんの片目は飛んだ煉瓦の破片で潰れたそうです。
此処では煉瓦割りを家族総出で行います。
子供は貴重な労働力
遊んでいられるのは3歳くらいまで -
この年齢で既に労働力となります。
煉瓦を運び割る作業が365日繰り返され老婆になるまで続きます。 -
何かを訴えるような眼差しに胸が打たれます。
-
彼女はあともう少しで労働力として投入されるそうです。
-
同じ一画でもお金のある子供達は綺麗な服をまとい、学校に行く事ができます。
最貧国の残酷なまでの現実です。 -
微熱が下がらず体調が最悪なので昼にはホテルに戻って寝ます。
帰路は乗ったオートリキシャが渋滞にはまりホテルまで1時間以上要しました。 -
澱んだ川を一艘の船が浮かんでいる。
見ると故紙を潰した塊を満載した船が流れに逆らいながら進んでいる。船外機はない。
櫂を握った手が澱んだ水を掻くが川を遡るためなかなか進まない。
それでも男は一定のリズムで悠々と櫂を漕ぐ。
大河に逆らいながら進む船は無謀にも思えるがそれでも男は臆する事もなく飄々と櫂を漕ぐ。
「頑張れ!」
私はファインダーの中で男の漕ぐ船を捉えながら心の中で叫んだ。
この光景はバングラディシュの縮図だった。
雨季になると多くの陸地が水に沈み、毎年何万人もの人達が流されていく。それでも人は生まれ煉瓦を運ぶ幼女は死ぬまで煉瓦を運び続ける。
先進国の不都合な矛盾を一手に引き受け、それを糧にしないと生きる事すらできない現実がこの国には蔓延している。
見ると男の漕ぐ船は少しずつだが小さく離れているようだった。
体調不良のお蔭で、3日間の滞在で満足に歩けたのは結局1日だけ。800ショットくらいしか撮れず厳しい結果となった。
滞在中の殆どを快適なホテルのベッドの上で過ごすハメになったが、気力を振り絞って撮るには撮った。
2回目のバングラディシュは辛い旅となったが船の墓場では一瞬神様は微笑んでくれた。
これで良い。
また来れば良いのだ。
私が師匠と崇めるバングラディシュ写真協会会長のYousef氏は国立美術館での個展開催にも関らずホテルまで遭いに来てくれた。
彼は自分が直接ガイドできない事を詫び、かわりに同じく写真協会のプロスタッフを通訳兼ガイドとしてフォローしてくれた。
今回も諸々な人に助けて頂いた。
師匠の大好きなパタヤでの再会を約束してダッカを去った。
以上 合掌
使用機材
Nikon D750
Nikkor 14-24mm F2.8
Nikkor 24-70mm F2.8
Tamron 90mm F2.8
Hua Wei PRO10 LicaF1.8mm
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この旅行記へのコメント (1)
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- nrtbgbkkさん 2021/05/08 15:15:30
- 結局きれいごと
- 超金持ちが超貧乏な子どもを1時間連れまわしてお礼がマシュマロ一袋・・・。
50ドル渡して欲しかったです。
50ドルあれば、家族で(貧民層にとっては)豪華な食事もできたでしょうし、デパートで家族の新しい服を買ったり、ささやかな贅沢もできたでしょう。
それがなぜマナー違反なのか、僕にはさっぱり分かりません。
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