ヘルシンキ発、高速列車アレグロ号でロシアに入る

2016/04/22 - 2016/04/25

HelsinkiからSaintPetersburgまでフィンランド国鉄のアレグロ号で移動。最高時速220Km 振り子型電車だそうです。中には子供が遊べるKids Cornerやスーツケースが入れられるコインロッカーまでありトイレも広々としています。車両1両丸々食堂車とカフェテリアになっていてビール１杯買うのにもクレジットカードが使えます。街中よりも承認までの時間が早かったので国鉄のデータセンターにFrontEndを置いてBlackListだけチェックしているのでしょう。フィンランド国内最後の駅で入管職員と銀行員が乗り込んできてパスポートに出国スタンプを押し両替をしてくれて最後に車掌がロシア入国のImmigration Card を配って回ります。国境を超えると今度はロボコップのように腕や腰に情報機器をつけた入管のロシア美人がビザのBarCodeをScanしパスポートの磁気カードをSwipeして最後だけ手動でPassportにスタンプを押し笑顔を残して次の乗客のところに歩いて行きました。

エリア サンクトペテルブルク(ロシア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

Mariinsky Theatre Concert Hall <https://www.mariinsky.ru/en/visit/buy> 第二夜は, Prokofiev Gala Concert。 指揮はこの劇場の総監督でもあり日本にもよく来るValery Gergiev。 昼間はHermitage Museum <http://www.hermitagemuseum.org/wps/portal/hermitage/> を観覧(4時間)、プーシキンなどの文豪が通ったという文学カフェ<http://litcafe.su/index.php> で早めの食事、Canal Cruise などをし前夜とは違うルートで劇場に向かったため道に迷い１時間近く彷徨、半ばあきらめかけた時に道を尋ねた若い男女のカップルが偶然にもこの劇場の Singer、お二人共モンゴル出身で今夜のコンサートの後半に出演するために通勤途中だったそうです。彼らの後についてやっと到着したときは開演ベル後10分過ぎ章間に天井階の通路に入れてもらい第一部を鑑賞、彼らが出演する第二部の合唱付きフルオーケストラのカンタータ「アレキサンドル・ネフスキー」はちゃんと自分の席で聞けました。そういえば北欧4国でも道に迷ってうろうろしていると地元の人に声をかけられ親切に道順を教えてくれて中には目的地まで一緒に歩てくれる人もいました。思い起こせば遥か昔学生時代日本の地方を旅行した時も地元の人たちはみな「よそ者」に親切だった。地方の都市が東京化するのと引き換えに何かが失なわれたという思いがしました。

ロシア国鉄<https://pass.rzd.ru/tickets/public/en/> のサプサン号(日本語ではやぶさ号)、最高時速250km,ロシアでも方面別に駅が分かれていてSaintPetersburgのモスクワ駅を出発して Moscowのフィンランディア駅まで3時間半で走ります。事前にeticketは乗車3か月前から買えると聞いていたのにロシア国鉄のウエッブサイトにたどり着けませんでした。そこで旅行代理店を探しましたが、ロシアの鉄道関係を扱っているのは不思議なことにほとんどが米国の会社<https://www.trainsrussia.com/en/travels> 。Ticketを手に入れてわかったことはダイヤ改正中だったらしい。この(2016年)春からサプサン号が増発されています。

Bolshoi Theatre Historic Stage <https://www.bolshoi.ru/en/> は６年かけて大改修し2011年に再オープンしたのですが、オーディオマニアの間ではあまり評判がよくないようです。「昔のほうが残響が多かった」と聞いていましたが私が聴いたところでは「残響が抑えられて自然でdetailがよく伝わってくる」との印象をもちました。特にオーケストラが舞台手前下のピットに入っているのにあたかも舞台の上にいるかのように聞こえてくるのにはちょっとびっくりしました。壁とか天井での反射をうまくコントロールしているのでしょう。