静岡県富士山世界遺産センター

2018/11/09 - 2018/11/09

富士宮に富士山世界遺産センターができたのは、山梨県から遅れること１年半の２０１７年１２月。
建築家の坂茂氏のユニークな建物が、水鏡に逆さ富士を生み出しています。
入館料は３００円と良心的、大学生までの学生と７０歳以上は無料（証明書が必要）

せっかくの機会とボランティアに応募してみました。
開館までに数回の研修を受けて、月に２回のペースでボランティアをやっています。
らせん状のスロープを上り、５階の展望ホールにたどり着いた人の第一声は「すごい！きれい！」
来場者の感激の声が重なり合う展望ホールで、幸せのオーラを感じています。
幸せいっぱいの展望ホールでのボランティアは最高！

富士山世界文化遺産の構成資産の一部を紹介したいのですが、撮影した日が数日ずれていますことをお詫びします。しかも全てスマホ撮影です。

エリア 富士宮(静岡)

• 旅行の満足度: 4.5

これが逆さ富士をモチーフにしたユニークな建物。
手前の水盤が鏡のようになります。この水も富士宮の湧水を利用しています。
坂茂氏は有名な建築家で、ニュージーランド、クライストチャーチでは教会とショッピングセンターを手掛けてます。その関係者が来館し、偶然お話したこともありました。

手前にはトイレなども用意されています。
ここから浅間大社本宮まではすぐです。
左手に見えるのはその第一の鳥居。
本宮は右手に向かって５分ほど歩きます。
このセンターは第一鳥居と第二鳥居の間に建っています。

これが５階の展望ホール。
窓ガラスを全開にすると、まるで富士山が額縁に入った絵のように見えます。

同じ構図ですが、これは春の写真。
空の青さの違いわかります？

歩いて５分の所にある浅間大社。
ここは富士山世界文化遺産の構成資産の一つです。

本宮は国の重要文化財に指定されています。
珍しい２階建ての建物です。
奥の院は富士山頂なんですよ。
なので、富士宮は日本一海抜差がある市です。

同じく富士山世界文化遺産に構成資産の白糸の滝の横にある音止の滝。
芝川水系で、水量は豊富で落差は２５ｍ。
迫力のある滝です。
きれいな虹が見えてます。

こちらは富士山世界文化遺産の構成資産の白糸の滝。
これは全て富士山の湧水で、上には川はありません。
「前日、雨が降ったので、水量が豊富」は無くて
いつ行っても、同じ量の水が流れ出ています。

お昼近くに行くと、きれいな虹を見ることができます。

台風の影響で、ここも塩害があったのか、今年は紅葉が今一歩。

富士山がこんなにくっきり。中腹の赤みがかった所は紅葉しているところです。

紅葉している木を見つけました。
ここ数日は何回か白糸滝を訪れる機会があったので、別の日の撮影。

富士山世界文化遺産の構成資産の一つ人穴富士講遺跡の人穴浅間神社。

白糸の滝から遊歩道を歩いて行くと下馬桜で有名な井出の舘があります。
秋は菊が飾られていて、きれいでした。

そこからさらに歩くと、朝日滝。
地元民にもあまり知られていない穴場です。
調べてみたら、熊久保農村公園と言うそうで、駐車場、トイレも完備してます。
落差２０ｍでけっこうな滝です。
横にお堂があり、そこまで急な階段を上って行くと、滝の真横に行けます。

到る所に湧水のある富士宮には、このような滝がいくつかあるんです。
水はきれいで豊富は当たり前の感覚。
水道の水も夏は冷たく、冬は暖かい。
本当に恵まれた土地です。

熊久保の下は上野地区。
ここでは毎年、地域の方が、富士山をかたどった、ポットマムを育てて一般開放してくれています。撮影用の大きな脚立まで用意してくれているんです。
畑の横には駐車場まで用意してくれています。
本当に素晴らしい人たちです。

白糸を少し上に上がった所にあるそば処。「白糸庵」
地域の女性が当番制で切り盛りしているそうです。

そのメニュー

季節の野菜と山菜のてんぷらが、揚げたてでサクサク。
漬物三種類もその時期のもの。
お薦めです。

富士宮を北上するとすぐに県境。
紅葉を求めて、行ってみたら、本栖湖は冬景色でした。
本栖湖からの富士山。

河口湖まで来てしまいました。ここでは紅葉祭りが開かれ、紅葉真っ盛り。
賑わっていました。静岡県との差を感じます。雪もいっぱい。
何かとライバルになる山梨県ですが、山梨県側の富士山も大好きです。
富士山世界遺産センターへやって来る山梨県からのお客さんは「山梨県からの富士山の方がきれい！」と言います。
それでも、車のナンバープレートは仲良く「富士山」です。