紅葉の奥多摩むかしみちと氷川渓谷日帰りハイキング

2018/11/10 - 2018/11/10

どこかでもう一度紅葉を見たいと考えていたところ、週末の天気が良さそう。見頃になっている場所を探すと奥多摩がきれいとの情報。今年メインの旅行＆登山を終え、少々怠け気味な我々でも大丈夫なコースがあり奥多摩に決定。そして当日。奥多摩湖いこいの路を歩くつもりで向かったのですが、到着するとガスって真っ白。そのまま進むという選択肢もありましたが、予定を変更しむかしみちを歩く事に。見事に色づいた紅葉や渓谷の景観を楽しみ約4時間で奥多摩駅に到着。昼食後は駅周辺の氷川渓谷を散策。ここの紅葉も見事で東京の紅葉も捨てたもんじゃないと再認識。奥多摩の紅葉と絶景を楽しめた、いい日帰りハイキングになりました。

エリア 奥多摩(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

今年三度目となる青梅線。立川駅、青梅駅で乗り換え奥多摩駅に7時18分到着。大混雑の駅の階段を下り、小走りでバス停へ。この日は混雑を見越してもう1台待機。
7時25分に2台で出発。

西東京バス 乗り物

奥多摩湖バス停には7時40分過ぎに到着。まず広場のベンチで朝食。

小河内ダム 名所・史跡

奥多摩湖は真っ白。一日この状態という事はないだろうが、ルートを奥多摩むかしみちに変更。実は前日までどちらにしようか悩んでいたので散策マップは両方プリントアウトし持ってきています。これが幸い。

奥多摩湖 自然・景勝地

トイレを済ませ8時08分出発、水根バス停まで舗装道を下ります。

水根バス停を越え左に曲がれば奥多摩むかしみち入口。ここからしばらくは登ります。

奥多摩むかしみち 名所・史跡

いきなりきれいな色づいた葉がお出迎え。

奥多摩むかしみち 名所・史跡

Ｕの字に右に登り、しばらくすると展望が開けました。まだガスは抜けていませんね。

奥多摩むかしみち 名所・史跡

山の斜面はいい色づき。

奥多摩むかしみち 名所・史跡

奥多摩むかしみちは一部歩き難いところもありますが、ほとんど整備されています。

奥多摩むかしみち 名所・史跡

小河内ダムの全貌が見えました。いい眺めです。9時を過ぎてようやくガスも抜けてきたようですね。

小河内ダム 名所・史跡

樹林帯を抜けると目の前に気持ちのいい山並み。

奥多摩むかしみち 名所・史跡

途中、民家を軒先を歩くところも。その横に成るベニシタンの赤い実が可愛らしい。

奥多摩むかしみち 名所・史跡

色づき半ばのもみじもグラデーションがきれいです。

奥多摩むかしみち 名所・史跡

真っ赤になるまではもう少し。

奥多摩むかしみち 名所・史跡

絨毯のように敷き詰められた落ち葉が妙にきれい。

奥多摩むかしみち 名所・史跡

途中のベンチで休憩。この辺りは車やバイクで上がって来る人もいます。

奥多摩むかしみち 名所・史跡

見頃は次の週末ぐらいでしょうか。

奥多摩むかしみち 名所・史跡

ここからも色づく木々を見ながらの気持ちのいいハイキング。

奥多摩むかしみち 名所・史跡

今年2度目ですが、紅葉は何度見てもいいですね。

奥多摩むかしみち 名所・史跡

ナナカマドとは違う色づきで風情があります。

奥多摩むかしみち 名所・史跡

9時46分、道中吊橋に到着。

吊橋から見た渓谷。
（肉眼では渓谷と紅葉の両方が見えるのですが、カメラでは光量が違い過ぎるので、別々に。）

奥多摩むかしみち 名所・史跡

紅葉。

奥多摩むかしみち 名所・史跡

吊橋の向こうにはイイギリの赤い実が鈴なり。

奥多摩むかしみち 名所・史跡

振り返ると、山の斜面の色づきがいい。

奥多摩むかしみち 名所・史跡

再びむかしみちへ。黄葉や、

奥多摩むかしみち 名所・史跡

真っ赤なもみじを見ながら歩き、

奥多摩むかしみち 名所・史跡

10時13分、しだくら吊橋に到着。

惣岳渓谷が一望。
（肉眼ではきれいに見えるのですが、右の真っ白に飛んでいるところも紅葉しています。）

惣岳渓谷 自然・景勝地

渓谷沿いの紅葉。

惣岳渓谷 自然・景勝地

下流側。

惣岳渓谷 自然・景勝地

電線が少々邪魔ですが、まさに見頃。

惣岳渓谷 自然・景勝地

山の彩りもいいですね。
後で振り返ると、奥多摩むかしみちに中ではこの辺りの紅葉が一番きれいでした。それだけに紅葉の渓谷を同時にカメラに収められなかったのは残念。
再びむかしみちへ。

惣岳渓谷 自然・景勝地

絵具で塗ったような色づき。

奥多摩むかしみち 名所・史跡

惣岳の不動尊。遠くから失礼します。

今日は天気も良く、絶好のハイキング日和。
途中休憩を挟みつつ、道沿いにあるお地蔵様や巨木、

奥多摩むかしみち 名所・史跡

弁慶の腕抜き岩などの奇石を眺めながら歩きます。

白髭神社。看板に書いてあるオーバーハングした白髭大岩が気になり階段を上へ。

まず参拝。

その右にあるのが白髭大岩。三世紀石灰岩が白亜紀泥質岩の上に急角度で衝上した逆断層の上盤を作る崖がこのようになったもの。詳しくはブラタモリで説明してもらわないと分からないが、珍しいものであるという事は見て分かります。東京都指定の天然記念物。

この辺りはアップダウンもなく歩きやすい。

奥多摩むかしみち 名所・史跡

民家の軒先に柚子販売所。3個100円は激安なので1皿購入。

奥多摩むかしみち 名所・史跡

橋詰バス付近には見事な苔。この先は階段を登り、その後は緩やかな上りに。

奥多摩むかしみち 名所・史跡

羽黒坂にある羽黒三田神社。さすがに上までは無理なのでここから手を合わせました。

氷川大橋を渡り、12時15分奥多摩駅まで戻ってきました。奥多摩湖を出発して4時間07分、お疲れ様でした。

奥多摩駅 駅

観光案内所で目当ての店の場所を確認して向かうも、今店内にいるお客さんで終了。想像していたより人は多いと感じましたが、ここまでとは驚き。という事で第二候補のお店へ。

奥多摩観光案内所 名所・史跡

寿々喜家さんで東京エックスの肉うどんと、

寿々喜家 グルメ・レストラン

大もり蕎麦を頂きました。

寿々喜家 グルメ・レストラン

食後、ビジターセンターで氷川渓谷の散策マップを入手。今見頃の場所をスタッフの方に伺い、氷川渓谷遊歩道へ。（バス乗り場の北側、駅からバス乗り場を見て右側奥）

氷川渓谷 自然・景勝地

日原川沿いの遊歩道。川のせせらぎが心地いい。

氷川渓谷 自然・景勝地

遊歩道沿いも丁度見頃でした。

氷川渓谷 自然・景勝地

午後から曇っていますが、これ位の方が写真は撮りやすい。

氷川渓谷 自然・景勝地

もみじのグラデーション。

氷川渓谷 自然・景勝地

坂を登り、北氷川橋を渡ります。

北氷川橋 名所・史跡

橋からは氷川渓谷と周りの紅葉が一望。上流側。

氷川渓谷 自然・景勝地

下流側が見事。ビジターセンターのスタッフの方お勧めでしたが、想像以上に綺麗です。

氷川渓谷 自然・景勝地

アップで。一言で紅葉と言っても色とりどり。

氷川渓谷 自然・景勝地

北氷川橋を渡り対岸から再び川沿いへ。

氷川渓谷 自然・景勝地

いい色づき。

氷川渓谷 自然・景勝地

氷川大橋の下辺りから振り返ると、思わず声が出る美しさ。
さらに氷川大橋を潜り進むとあるのが、

氷川渓谷 自然・景勝地

氷川小橋。氷川渓谷に掛かる2つの吊橋のうちの1つです。

氷川小橋 名所・史跡

吊橋から見た紅葉が鮮やかすぎる！

氷川渓谷 自然・景勝地

その下もきれいですね。

氷川渓谷 自然・景勝地

下流側では日原川が多摩川に合流しています。
氷川小橋を戻りさらに進むと、

氷川渓谷 自然・景勝地

もう一つの吊橋、登計橋があります。

登計橋 名所・史跡

多摩川の上流側。

氷川渓谷 自然・景勝地

下流側。氷川キャンプ場も賑わっています。これだけきれいな紅葉を見ながらのキャンプは楽しいだろうなぁ。

氷川渓谷 自然・景勝地

遊歩道から昭和橋を渡ります。

昭和橋 名所・史跡

昭和橋から見た日原川と多摩川の合流地点。

氷川渓谷 自然・景勝地

反対の下流側。紅葉見物をこれで終了。駅の近くでこれだけ綺麗な紅葉が見られるとは思いませんでした。今回のコースだとゆっくり歩いても1時間ほど。手軽に紅葉を楽しむには氷川渓谷はお勧めです。

氷川渓谷 自然・景勝地

奥多摩駅14時05分発に乗車し帰路に着きました。

急遽予定を変更し歩いた奥多摩むかしみち、そして氷川渓谷。想像以上に紅葉が綺麗で大満足。まだ色づき半ばの木も多くあるので、もうしばらくは楽しめそうです。これまで知らなかった奥多摩の魅力が再発見できた楽しい日帰りハイキングでした。

JR青梅線 乗り物

この旅行記へのコメント （2）

• 琉球熱さん 2018/11/14 02:06:13

  むかしみち

  クリント東木さん、こんにちは
  
  奥多摩むかしみち、2012年のちょうど同じ時期に逆コースを歩きました。
  この古道、いいですよね。アップダウンがあるとはいえ、山登りと言うほどではなく、距離的にも程よいハイキングという感じで。
  途中の景観がとても良くて、奥多摩湖まで楽しく歩けたことを思い出しました。
  クリント東木さんのコースで言うと、惣岳渓谷と弁慶の腕抜き岩の間に、見事ないろはカエデの古木がありませんでしたか？
  私が行った時は、視界いっぱいの「赤い壁」のようで、いたく感動したのを覚えています。
  古道ならではの古の生活の痕跡とところどころで渓谷を眺められ、ここはオススメですね。
  
  -------琉球熱------

  クリント東木さん からの返信 2018/11/14 23:06:49

  写真には納めたのですが・・・。

  　琉球熱さんへ
  
  　こんにちは。奥多摩むかしみちは仰る通り、さほど疲れる事なく歩け、いいハイキングコースでした。紅葉はもちろん、渓谷、吊橋、お地蔵様、神社と変化もあり楽しかったです。そして散策マップも丁寧で、迷いやすいところには（迷）マークもあり助かりました。
  
  　カエデの古木はいろは楓の巨樹を指していると思いますが、まだ青々していて渓谷側の葉が色づき始め。青い葉の抜けに紅葉は見えるのですが、写真に撮ると今いちでしたのでNGにしました。あれが全て色づいたら綺麗でしょうね。奥多摩はまだ登っていない山も多く、その懐の深さを改めて感じました。
  
  　クリント東木