2018/09/10 - 2018/09/14
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2週間のフレッシュアップ休暇でケープタウン~ヴィクトリアフォールズ~ザンビア「ロウワーザンベジ国立公園」を訪問。
最大の目的は、象の楽園、ザンビアのロウワーザンベジ国立公園のラグジュアリーキャンプ滞在。
動物の数は少ないが自然の真ん中のキャンプで、キャンプ内を象が闊歩する写真を見てどうしても行きたくなった。
9月は乾季で毎日晴天&真冬の7~8月と比べて夜寒くないということで、トップシーズン。そのためキャンプ滞在は超高額となるが、思い切って決断。結論は価格相応の価値あり。ケニアやタンザニアとは比べ物にならない至福の時を過ごすことが出来た。
<日程>
9月2日(日) 深夜羽田発 ⇒ 早朝ドバイ乗継 ⇒ 夕方ケープタウン着
9月3日(月)~6日(木) ケープタウン周辺ドライブ旅行(計5泊)
9月7日(金)~9日(日) ケープタウン発 ⇒ ヴィクトリアフォールズ(ジンバブエ)泊~タクシーでザンビア側へ移動、ザンビア側泊、リヴィングストン発 ⇒ ルサカ着
9月10日(月) 朝送迎車でロウワーザンベジ国立公園へ
9月11日(火)~13日(木) ロウワーザンベジ国立公園滞在(Baines2泊、Chongwe2泊、計4泊)
9月14日(金) 午後ルサカ空港へ移動、夜ルサカ発
9月15日(土) ⇒ 翌朝ドバイ着、泊
9月16日(日) ドバイ発 ⇒ 夜羽田着
今回はハイライト、ロウワーザンベジ国立公園編の前半、Baines River Camp2泊3日。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
ロウワーザンベジ国立公園
ザンビアの国立公園はどこも原則セスナ機でしか訪問できないが、ここはルサカから一番近く、車とボートを乗り継いで行くことが出来る。
ルサカから150km南東、ザンベジ川北岸に位置する国立公園。川の対岸はジンバブエのマナプールズ国立公園(世界遺産)が広がる。
100頭を超えるゾウの大群が見られる象の楽園。世界で最もゾウが多く見れる国立公園。その他カバ、バッファロー、ウォーターバック、ナイルワニなどが多数見られ、さらにはライオン、ヒョウが生息する。唯一キリンはここには生息していない。
動物の数では他の国立公園に負けるが、人の少なさと景色の良さでは群を抜いている。大河ザンベジ川とその支流のチョングエ川が交わり、遠くには雄大な山並みを望み、アフリカらしい美しい風景が広がる野生動物の楽園。
観光開発は進んでいず、野生のまま状態が維持され、まさに「リアルアフリカ」の名にふさわしい国立公園。宿泊施設も少なく、超高級ロッジ(キャンプ)が散在しているが、それぞれ数室~10室前後で、訪れる者の数はごく少数に限られる。
ケニア・タンザニアはじめ他のサファリは、車から降りてはいけないとか、ホテルの周りは柵で囲むといった人間を隔離する動物保護のための厳しいルールがあるが、ここはフェンスも舗装道路も一切存在しない。ロッジの敷地内をゾウが闊歩するなど、まさにアフリカの大自然の中に滞在することが出来る。特に、ロッジの部屋でくつろぎながら、ゾウやカバ、ワニなど野生動物を真近に見ることが出来るのが最大の魅力。
サファリは、通常のゲームドライブに加え、ボートサファリ、カヌーサファリ、ウォーキングサファリなどから選択でき、特にカヌーサファリが有名。 -
9月10日(月)
朝6:30ルサカのTaj Pamoji Hotelロビーにて送迎車に乗る。
今回は日本の旅行会社「道祖神」を通し宿泊と送迎をセットで手配。
直接ロッジに申し込んでも良かったが、ザンビアが初めてということもあり安心料だと思って道祖神に依頼したが、メールでの旅程の相談や質問等も親切に対応してくれ、また同社手配の現地送迎のTour Africa社のドライバーも時間に正確で礼儀正しく、手数料分高くつくだけの価値はあったかと思う。
ルサカからロウワーザンベジ国立公園への行き方は2通り。小型セスナ機か自動車+ボート。小型セスナ機は荷物制限があって面倒なのと、あっという間に目的地に着いてしまうのが味気ない。田舎の普通のザンビアの日常風景を眺めつつ、徐々に秘境に分け入っていく感じを求めて陸路を選択。
朝早いスタートにしたのは、ルサカの渋滞が半端ないらしく、その前に出た方が良いという道祖神からのアドバイス。それでも市内は車が多く、人も道路に溢れかえっていた。大勢の制服を着た子供が列をなして徒歩通学。アフリカの人は日の出と同時に動き出す。みんな早起き。
Lusakaからは整備された12号線を快適に飛ばす。
Cafueの街を抜けるとちょっとした山道になり、9時前にChirunduの街へ。ここまで144km2時間15分。
街の中心にあるShopliteでトイレ休憩。100クワチャ札しかなくドライバーから小銭を借りてトイレに入る。ザンビアでは常に小銭を用意しておかないと。 -
Chirunduから船着き場のあるGwabi River Lodgeまでは大して距離はないが、ガタボコの未舗装道。9時30分着。
同じボートに乗るレンタカーで来たというオランダ人老夫婦2組が待っていた。直ぐにボートに乗り込んで出発。ザンベジ川の支流、カフェ川を進む。
写真の奥が船着き場のあるGwabi。といっても立派な建物や桟橋がある訳ではなく、キャンプ場の脇の土手にボートが何艘か乗り上げている程度の場所。 -
ボートは目的地Baines Campからの迎えのボートで、我々とオランダ人4名、計6名でほぼ満席。
時速40~50kmで飛ばす。GwabiからBaines River Campまでは約50km、ボートで約1.5時間。
目も開けられないくらい風が来るのでサングラスは必携。 -
カフェ川はすぐに大河ザンベジ川と合流、ボートは大河を東へ(下流へ)と進んでいく。
ロウワーザンベジ国立公園では陸路よりボートがメインの移動手段になる。確かに陸路のガタボコ道を行くよりは、ボートで真っ直ぐぶっ飛ばした方が早い。 -
途中カバ、ワニのいる中洲でボートを止めて、休憩。
お茶とキッシュなど軽食が振る舞われる。
ザンビアのサファリは、サファリカーやボートに各種ドリンクと軽食やおつまみのセットが用意されていて、眺めの良い場所などでブレイクする。 -
ワニは体長3m程。
この時は、象は1頭見かけただけ。
最終日の帰りのボートからは、運よく50頭近い象の大群を見ることが出来た。 -
11時半前にはBaines River Campに到着。
マネージャーのBen & Debbie McCarthy夫妻がお迎え。Benは40歳前後だがDebbieはまだ若い女の子といった雰囲気で、てきぱきとロッジの説明等してくれた。 -
メインロッジにラウンジ、レストラン、バー、プール等がある。どの部屋も雄大なザンベジ川に面しており、川に水を飲みに来るゾウ、カバ、ナイルワニなど野生動物が見れる。夜間は危険なので部屋から出る際は、必ずスタッフがエスコートしてくれる。
-
2011年オープン。全9室、それぞれが独立したシャレータイプ。1年前でもほぼ満室で、一回り小さいJunior Suiteしか空いていなかったのでここを予約していたが、1室キャンセルがが出たのか?通常のシャレーにアップグレードしてくれていた。
各シャレーは写真で見るより広々していて、おそらく70㎡ぐらいはあった。奥の洗面・シャワー・バーコーナーだけでも10畳以上ありそう。
隣がJunior Suiteだったので覗いてみたが、70㎡と60㎡といった程度の差で、これでも十分な広さが有りそうだった。
シャレーはエアコン、シーリングファン、コーヒーメーカー、パーソナルセイフ、ドライヤー、人用・部屋用の虫よけスプレーなども完備。
発電設備は昼間のみ動いており、夜間はバッテリーで部屋内のランプとシーリングファンのみ使える。夜間はエアコンは使えないが、日没後は気温が急激に下がるためエアコンは不要だった。 -
12時半ごろから、メインロッジでランチ。
ザンベジ川のほとり、遠く対岸のカバや象を見ながら、芝生の美しいテラスでのランチ。料理も洗練された味でどれもおいしく、まさに天国のようなひと時であった。 -
ザンビアでは定番の絶品トマトクリームスープ、スペアリブ、キッシュ、サラダなど豪華な料理が並ぶ。
見た目も美ししく味も洗練されていて、これがアフリカの奥地のキャンプだと思うと驚嘆。
朝食~ディナーまで、総じてBainesは料理の味は素晴らしかった。アフリカのキャンプでは抜群。 -
シャレーの目の前は雄大なザンベジ川。
居心地の良いソファがあって、ここでの昼寝は格別。
時間の流れが止まっているような至福の時を過ごす。 -
対岸には陸上にカバが多数見られたが、こちら側は皆水の中に潜っていて、時たま大きな鳴き声とブハーと息継ぎをする音が聞こえるだけで、なかなか姿を表さなかった。
ちなみにカバは泳がず、いつも川の底に立っていて、5~6分に一回息継ぎをする。昼間はずっと水に潜っていて、夜間の陸上に上がって草を食べる。 -
16:00から夕方のゲームドライブ。
その前にメインロッジでくつろぐ。 -
ゲームドライブに出発。
ルサカ在住のアイルランド人のおっさん、30代後半のドイツ人女性と我々2名。
オランダ人4名は別の車だった。
アイルランド人のおっさんは貫禄があり、クラシックカーを集めるのが趣味で、ルサカにクラシックカーの博物館を開いたとのこと。いかにも現地で成功した金持ちという感じ。我々は勝手に「ドン」とあだ名をつけた。
ドンの奥さんは体調不良でキャンプで休養、ドイツ人のご主人はパスポートを忘れて飛行機に乗り遅れたとのことで、それぞれ一人参加。
ドライバー兼ガイドとナイトサファリ時に照明を持つ係りの若い助手。なぜかドンが助手席に乗ったため、ナイトサファリの時の2列目の席からの照射はやりにくそうだった。 -
はっきり言って、Bainesの周辺はあまり動物がいない。
夕方のゲームドライブは時間が短いのでキャンプ周辺(Chiawa自然保護区内)を、朝のゲームドライブはボートで国立公園まで行って行う。やはり国立公園内の方が圧倒的に動物は多かった。
写真はインパラの群れ。この日はインパラに次ぐインパラのオンパレード。 -
やっと象の親子に遭遇。
結局この日は象はこの1組だけだった。 -
日が傾いてきた。
巨大なバオバブの木が夕日に照らされて印象的。 -
日没前に視界が開ける原っぱでブレイク。
皆でビールやカクテルを飲みながら、ピザやナッツ、デーツをつまみ、日没を待って談笑。
ここで、ドンがスマホの自動車コレクションの写真見せながら延々と自慢話を始める。通常は一杯飲んで出発なのだが、ドンは何杯もお替りを頼み飲み続ける。ルサカ在住のドンは動物は見慣れているのだろう。サファリ参加目的は動物ではなく、飲み会が目的だったようだ。
その後小1時間ナイトサファリをしながらキャンプに戻ったが、インパラ以外収穫はゼロ。日没以降は急激に気温が下がって冷え込んできたので早く帰りたかったが、ドンが途中で何度も車を止めさせて追加のビールをトランクから出させるなど時間を食う。悪い人ではないのだがやや迷惑。
結局20時にキャンプに戻る。
20時半からディナー。疲れていたので何を食べたかよく覚えていない。写真もなし。 -
朝は日の出前に起床、メインロッジでブレックファストの後、ゲームドライブに出発。
Bainesの場合は、まずボートで1時間かけて国立公園の入口へ、ガイドが下船して手続きを行い、そこからさらに20~30分川を下って上陸地点へ 向かう。片道ほぼ1時間半かかる。かなり無駄な感じが否めない。 -
ボート上陸地点の手前でカバの大群発見。
上陸地点では、スタッフが先回りしてサファリカーを持ってきて待っていてくれる。後でわかったが車で移動する場合、チョングエ川をかなり上流まで遡ってから渡河する必要があり、おそらく3時間はかかりそうだ。 -
この日はフランス人の老夫婦と2組4名で出発。車は最大6名まで乗れるようになっている。
国立公園内に入ると、すぐにお目当ての象がお迎え。昨晩のキャンプ周辺のサファリとは全然違う。 -
象また象。
象が目当ての我々は大喜び.
だが、フランス人老夫婦は見飽きているのか写真すらとらず、どちらかというと珍しい鳥を見つけてはうれしそうに写真を撮っていた。 -
右から左から象登場。
-
これはクドゥ。背筋がピンと伸びていて、結構凛々しいいでたち。
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ロウワーザンベジで肉食獣は期待しない方が良い。
今回昼間見た唯一のライオンがこれ。
大股開きでグーグー寝ており、2~3mの至近距離でも尻尾をたまに動かすだけで、微動だにせず。
写真見れば分かりますが、オスです。
百獣の王のイメージとのギャップが・・。 -
池というよりは湖に近い水たまりに象の群れが集い、背景には美しい山並み。
なかなか絵になるシーン。 -
4時間ぐらいのゲームドライブを終了し、再びボートで戻る。
往復3時間の移動があるので、ロッジに着いたのは13時過ぎ。 -
午前中のゲームドライブ、結局7時間かかり結構疲れたので、午後はキャンプでくつろぐことにする。
部屋のテラスのソファは寝心地最高、目の前のザンベジ川でブーブー鳴いているカバの声を聴きながらの昼寝は極楽。 -
そういえばキャンプ内を象が闊歩している写真に惹かれてここに来たのに、まだ1頭も見ていない。
敷地内の苗木の周りに鉄製の頑丈な柵がつけられていたのでスタッフに聞いてみると、やはり「象よけの柵」だそうだ。
なるほどやっぱり象が歩き回るんだ~。
この夜、部屋の前のテラスでくつろいでいたら漆黒の闇の中に巨大な影が。懐中電灯で照らすと何と目の前2mぐらいのところに象がドカーンいた!(残念ながら写真取れず) -
夜はキャンプから車で10分程度のブッシュの中でのディナー。
宿泊者全員でまずは焚火を囲んで食前酒タイム。
ルサカ在住のアイルランド人老夫婦(ドン)、同じくルサカ在住のインド人親子、一緒に来たオランダ人老夫婦2組、ドイツ人夫婦、昼間一緒だったフランス人老夫婦、そして我々という15名。
その後はテーブルに移動し、ブッフェ形式でのディナー。
さすがにブッシュの中なので、メニューはスープにメインの肉料理とシマ程度で、正直言ってロッジで食べた秀逸な料理と比べるとやや見劣りした。 -
翌日はチョングエキャンプへ移動の日。
朝8:00、ボートで出発。 -
雄大なザンベジ川をチョングエへ向かう。
この時点ではBainesこそが至上の楽園と思っていたが、Chongweはそのはるか上を行く野生の楽園だった。
足慣らしにまずはBainesへ、その後リアルアフリカ真っ只中へ、訪問する順番は大正解だった。
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