上海のホテル・オークラに泊まってみました。グルメのおまけ付き。

2018/09/28 - 2018/10/01

星の数ほどある上海のホテル。いつも娘の家に泊まりますが、友人を誘ってホテルに宿泊。さてどのホテルにしようかと大いに迷いましたが、評判が良い日系のオークラに決定。ロビーにはお邪魔したことがありますが、宿泊は初めて。
上海で何も日系に・・・と思いましたが、シニアの我々にはいい選択でした！
安心して上海の旅をなさりたい方の参考になれば・・・
食べた食事もちょっと載せてみました。どのお店もお薦めです。
そして台風26号のために予定の便が欠航。もう1泊せざるを得ず、空港の方に近くのホテルをとってもらう羽目に！早く帰りたいので早朝6時半発。
帰国したら各地が大変な被害を受けていました。お見舞い申し上げます！

エリア 上海(中国)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: タクシー 徒歩

ホテルオークラ
ガーデンホテル・上海
花園飯店
いろんな呼び方があります。
陜西南路駅（1号、10号線）下車徒歩5分　茂名南路58

下部2階までが以前からの建物。その上に宿泊棟が建てられてます。
1926年フランス租界時代に「フランス倶楽部」として建設。
中華人民共和国成立（1949年）後は党や国家首脳の活動の場となる。

オークラ ガーデン ホテル ホテル

1970年代に入り「文化倶楽部」として使用される。

エントランス
フランス租界時代、エントランスは上流社会の国際的社交場で、このエントランスはテラス席のあるレストランだった。
パーティーや園遊会が開かれた。
現在は車寄せ、ホテルのメイン玄関。

中に入ると広いロビーがあり豪華なシャンデリア！

ロビーラウンジは元は屋内プールだったそうです。
今はカクテルラウンジ「オアシス」になっています。

建物の右側（東側）にある旧玄関
建設当時の様子が見られて、壁や柱のレリーフが素晴らしい！

2階へ上がる階段付近のレリーフや手すりの細かい金属加工も一見の価値あり。

2階の柱の裸婦のレリーフは、ある時代（想像してください）は木板で覆い隠されていたとのこと。

夜も更けました。
上階のホテル部分が見えないと、フランス租界時代の雰囲気が感じられ、この建物の歴史をこの目で見た気がしました。
なかなかいいですねぇ～

ホテルのエレベーターホール。
1608号室に宿泊です。

普通のツインルーム
写真はないですが、バスタブありで、トイレはウォシュレット！！
海外のホテルとしては珍しい。日系ならではですね！
アメニティは資生堂。

部屋からの眺め
東方向です。

北方向になるのかな？
右にうっすらと浦東のテレビ塔が見えます。
見つかるかな？

再び東方向
低層の建物がたくさん見えますね。
以前の上海はこういう景色がずーっと向こうまで続いていたのではないでしょうか！
この景色もいつまで見られるのか。上海はものすごい勢いで建設ラッシュが続いてます。

朝食はレストラン「ローズ」で。
建設当時は上海初のボーリング場でした。
この写真ではよく分かりませんが、レーンを分けるためのたくさんの柱は上階のダンスホールの支えるため。
またダンスの客を分散させるために作られたそうです。

オークラの朝食は美味しいと評判です。
中華、和食、洋食すべてあり、美味しいです。
私はお粥とベーコンやサラダ、ごま団子などをいただきました。
ビュッフェスタイルです。並んでいるお料理の写真を撮る勇気がありません。
すみません。とにかくいろいろありました。お薦めです。

オークラの庭園はほとんど建設当時のまま。

きれいに刈り込まれています。

駐車場を挟んでホテルの前に広がります。

奥にアーチの屋根のあずまやがあり、ロマンティックな雰囲気を醸し出しています。
今はガーデンウエディングに使われているとのこと。

広さは28000㎡
ゆったりと散策するにはぴったり。

噴水の周りでは散歩の途中で足を止めて眺めている人を見かけます。
准海中路という繁華街のすぐ近くなのに静かです。

お庭をひと回りしてホテル全景を再び眺めてみます。
1926年建設から92年の年月を経て、激動の歴史を歩んだ建物といえますね。
フランス租界時代の上流階級の人たち、毛沢東時代の共産党首脳陣、それ以降の様々な人たちが歩いたその床を踏みしめている自分自身にちょっと感動！

オークラに2泊して日本に帰る予定が台風26号襲来で飛行機が欠航。
泣く泣く翌日の早朝帰国することに。
9月30日の浦東空港はチケット争奪戦で大変。
中国は明日から国慶節。てんやわんやの航空会社。
空港の紹介で近くのホテル「ラマダ・アンコール」に宿泊。

ラマダ アンコール シャンハイ プドン (上海浦東華美達安可酒店) ホテル

ホテルの送迎バスに乗り、空港から20分くらいの所。
ここは何処？全く分からず不安が募りました。

付近を散策
目だつものは何もなく・・・

ホテルの裏側なのか表側なのか分からないけどショッピングセンターがありました。
ここで夕飯を調達。
明日朝4時にロビーに行かなければならないのです。
送迎バスに乗って空港へ行きます。

昼間ほとんど人がいなかったショッピングセンター前の広場。
夜になったらどこから出てきたのかこの人たち、音楽に合わせて踊っています。
みんなすごく楽しそう・・・・
日本にはない文化だなー
上海の夜の広場は音楽が流れて、踊ってます。中高年の方が多い。
出会いの場になっているとか・・・・聞いたことがあります。

ホテルロビーに値段表がありました。
分かりやすいですね。
私たちはツインで1288元（24000円）
ちょっと高いと思いませんか？
空港近くのホテルは高いのでしょうか！

ラマダ アンコール シャンハイ プドン (上海浦東華美達安可酒店) ホテル

ホテル情報はここまで。
ここからはグルメ情報。
雲南料理のレストランに行きます。
今にも崩れそうな建物の2階です。
東平路9号、上海図書館の近く。
この通りは12月頃全てのお店が閉店するらしいとのこと。
それで建物を直さないんだ！
高島屋の中にもあるとのこと。閉店したらそっちへ行きましょう！

レストランの名前です。
読めませんのでよく見てください。

黒炒飯と海老
炒飯はトリュフのような茸が入っていて香り、味ともに最高！
海老の上に雲南のプーアール茶の茶葉を細かく刻んで載せてあります。
海老は丸かじりです。
雲南料理ならではの美味しさです。

チヂミのようなもの
パリパリしていて美味しい。

トムヤンクンと同じ味のスープ
辛いけどコクがあり、くせになる。
タイに近いから似ているお料理があるのかな。

鳥の手羽先に刻んだ野菜などであんかけしたもの。

中はちょっと暗いけどそれなりの雰囲気を醸し出しています。
雲南地方に行きたいと本気で思ってしまうほど美味しいです。

観光客はほとんど来ないようです。
知る人ぞ知る名店なのかもしれません。
娘に連れて行ってもらいました。
また行きたい！

通りの向かいに人気のカフェレストランがあります。
白人系に人気とか。
テラス席でお茶してます。
雲南料理店のすぐ近く。同じ東平路。

租界地区はプラタナスの並木に囲まれて、美しい佇まいをみせています。
四季折々の変化を楽しめます。

変面ショーを見ながらのお食事です。
このお城のような建物の中です。
延安西路沿いで番寓路バス停（71番バス）前。
ロジモントホテルの隣

「順興」
一瞬で顔のお面が変わる芸を見せてくれます。
ショーは19時から。

ここが舞台

まずは前座の水芸
長ーい注ぎ口の付いた水差しを振り回しています。

背中越しに湯飲みにお茶を入れます。
口の長さが尋常ではありません。
凄い芸です！
水差しの口がどこに来るのか？
全身を使って注ぎます。

次は美女が琵琶を奏でます。
郷愁やら哀愁やらを感じます。
古くからある東洋の楽器は私のDNAを揺らします。

私たちのテーブルはここ。
ステージのすぐ脇。
これは盛り上げ役をかってでなければ・・・・
拍手！拍手！拍手！

さあ、いよいよ変面ショーが始まります。

今つけているお面は赤。

お面が変わりました。
後ろを振り返った一瞬に変わります。

今度のお面は水色。

黄色のお面になりました。
何度見てもこの瞬間芸は分かりませんでした。

瞬間を逃さずに変面ショーを見ていますが、お食事も美味しいです。
ここは普通の中華料理です。
普通って？
これはお焦げご飯にあんかけ。

レンコンとインゲンの炒め物

凄く辛かった麺。
唐辛子が赤くなくて、どれが辛いのか分からなくて・・・・
食べてみて「ギャー辛い」
どうやら緑のセロリ風のものが犯人のようです。
具だくさんの麺です。

ホタテ貝のニンニクソースかけ。

上海のデザートの定番、スイカ。
変面ショーを見ながらのお食事。
時には盛り上げ、時には食べることに夢中になりながらとても楽しい時間を過ごしました。
それにしてもあの変面は謎だらけ！

ここはガイドブックにも載っている有名なお店。
「上海姥姥」
外灘の裏通りにあり、南京東路駅（2号、10号線）から徒歩15分。

上海姥姥 中華

一番の売り「姥姥紅焼肉」
こってりとした味付けで毎日100皿売れるとか。

さっぱりとサラダを。

焼きそば
隣の席で食べていたので注文したけどいまいち。

麻婆豆腐
山椒が効いて、美味しい。
ほんもの感がします。

ホテルとレストランでまとめてみました。
上海へ行く時の参考になれば幸いです。
日本が台風26号接近中のこの日、上海の浦東の景色は空気も澄んできれいでした。

午前5時半頃の浦東空港
エミレーツの2階建て飛行機A380が朝陽を浴びて輝いていました。