ウスリースクからシベリア鉄道に乗ってウラジオストクへ

2018/05/10 - 2018/05/12

仁川からオーロラ航空深夜便でウラジオストク空港へ。
近郊電車エレクトリーチカでウスリースクへ行き、
シベリア鉄道の寝台車に乗ってウラジオストク入りした旅行記です。

エリア ウラジオストック(ロシア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 交通手段: 鉄道

エアソウルの激安チケットで仁川に行き、韓国で1泊して、
オーロラ航空の深夜便でウラジオストクに行きました。
(写真はエアソウル機内)

仁川空港行の空港鉄道は遅れていて電車の間隔が詰まっているようです。
深夜の仁川空港は人はまばらです。
保安検査のゲートをクローズして、1か所からしか入れないため、かなり時間がかかりました。

満席のオーロラ航空でウラジオストクへ。
5時過ぎに着き、5月なのでちょうど日の出の時刻となりました。

電子ビザなのでスムーズに入国できました。

時刻表では7時にアエロエクスプレスではない各停エレクトリーチカが空港駅から出発すると書かれていたので油断して駅に向かったところ、扉は閉ざされていて駅に入れませんでした。
(写真は2018年10月の訪問時のもの)

急遽TAXIカウンターへ走り、ウーガリナヤ駅までのタクシーを手配。
プリウスに乗って飛ばしてもらい7:18に無事にウーガリナヤ駅に着きました。

ウーガリナヤからシベリア鉄道を走る7:38発車のエレクトリーチカに乗車してウスリースクへ向かいます。

4両編成で、車内はデッキにも立客多数の混み具合でしたが、途中駅でだんだんと客が降り、ウスリースクに着くころには車内はガラガラに。

ウスリースクの駅舎です。
駅舎に入るのには保安検査がありますが、列車に乗るには駅舎に入らずにホームへ直接行ける構造です。

市内を散策。
ハバロフスクへ行く街道もあります。

5月9日は対ドイツ戦の戦勝記念日。
コーヒースタンドの裏側の壁にも一面の巨大ポスターとなっています。
ウスリースクでも盛大にお祝いしたことでしょう。

ウスリースクにもスーパーマーケットのレミがあります。

こんな感じの街並みが続きます。

ウスリースク駅前にレーニン像があります。

駅前広場から直接ホームに行ける開放的なホームになっています。
跨線橋を渡れば駅の反対側に行けます。

駅舎内には長距離列車の残席状況一覧モニターがあります。
時刻はたぶんモスクワ時間?、リアルタイムで残席状況が分かります。
長距離も近郊電車エレクトリーチカも窓口で切符を買います。
券売機は見当たりませんでした。

アナログタイプの時刻表。
下から三番目、トゥマンガン(豆満江)と書かれています。
もしや北朝鮮に行く列車??

Уссурийск(ウスリースク)駅名標

お昼ごろ、ノボシビルスクから来た寝台列車に乗ります。
2番ホームからの発車で、このホームは激狭で屋根もありませんでした。

３等車の下段をRZDロシア鉄道の公式サイトでオンライン購入した切符で乗車します。

改札はなく、ドアに車掌が立っていて、自分のプリンターで印刷した乗車券とパスポートを見せて乗り込みます。
乗車位置などホームに丁寧に書いてあるはずもなく、自分が乗る車両まで慌てて走って乗り込みました。
席に着いたら再度、車掌が来て念入りに乗車券とパスポートの確認をして行きました。

3等車上段ベッドの写真です。
私の乗った車両はちょうどウスリースクで大量下車したので、
ガラガラ、しかも、毛布は散らかり、ゴミも散乱したひどい状態でした。

発車後しばらくして、掃除担当の人がきれいに掃除し、下車客のベッドも整頓して行きました。

このような景色がしばらく続きます。

やがてアムール湾にでて、途中ウーガリナヤに停車して2時間でウラジオストク駅に着きました。

ウラジオストク近郊になると、こんなに海に近いところも走ります。

ウラジオストクに無事到着しました。

機関車が鎮座しているホームに着きました。
右側のホームにはアエロエクスプレスが止まっています。

モスクワから9288kmの標もありました。

アエロエクスプレス用の駅舎と赤いRZDロシア鉄道のロゴがついた白い建物があります。

中央広場には5/9戦勝記念日の祝賀ステージの跡が。

お土産屋VLADGIFTにはスターリングッズがありました。

ソ連をイメージした懐中時計

スーパーではソ連マークのチョコバーアイスが売っていました。

スーパーでは魚の塩漬けというかオイル漬けのようなものもたくさん売ってます。
サーモンは高いですが、ニシンは激安です。

翌日、29番バスに乗ってルースキー島へ行きました。
29番のバスは床が砂埃だらけだったのですが、後でその理由が分かりました。
端を渡ってルースキー島に入ると極東連邦大学があり、しばらくは舗装された立派な道路が続きます。
やがて舗装道が途切れてダートに入ります。山道をしばらく走ると海沿いの平坦な道に出ました。再び山に入ってしまうので、海の見える適当なところで下車。

のどかな入り江です。

FOOTHILLというバス停から同じバスで帰ります。
30分おきの運行ダイヤです。

ピェールバヤレチカ駅の近くのショッピングセンターに寄りました。

帰りはウラジオストク駅からエレクトリーチカに乗りました。

木製の椅子ではないですが、古い車両です。

アルチョーム駅で下車しました。
アエロエクスプレスではなくエレクトリーチカに乗ると激安でここまで来れます。

街道を少し進むとすぐに空港方面の道路の分岐点に着きます。

途中航空関連の建物がありました。

横断歩道を渡ると空港行の7番バスの停留所があります。

反対方面(空港から来たバスの降車停留所)のほうは立派なバス停になっています。

10時半前には空港に着きました。
アエロエクスプレスのクネビチ空港駅の高架下からターミナルを撮影したものです。

13時半発のS7航空成田行に乗って直接日本に帰国しました。