アエロエクスプレスで行くウラジオストク初旅

2017/10/15 - 2018/10/15

АэроЭкспресс(アエロエクスプレス)は2012年のAPECのために作られたと言っても良いウラジオストク駅とVVO(クネビチ空港)を結ぶ急行列車。
モスクワにも同名の列車がありますが、極東では顔だけ赤い車両が走っています。
初めてのウラジオストク旅行では空港から市内までこの電車に乗って往復しました。

エリア ウラジオストック(ロシア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 1.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 5.0

• 交通手段: 鉄道

仁川空港から韓国LCCのJEJU航空でウラジオストクへ飛びます。
韓国からは大韓航空、オーロラ航空、S7航空が就航していましたが、
2017年にLCCで最初にウラジオストクに就航したのが、このJEJU航空です。
2018年現在、イースター、ティーウェイ、エアプサンなど数多くのLCCが韓国からウラジオストクへ向けて飛んでいます。

この日はかなりの搭乗率で、ほとんどが韓国人の観光客ですが、ロシア人もちゃんと乗っていました。

北朝鮮上空を飛行できないため、大連、吉林省を大回りして3時間かけてロシアへ入りました。

17時に空港に着いて急いで最終のアエロエクスプレスに乗ることができました。

ヨーロッパ風の電車です。

座席は3人掛けのボックスシート。
一等車は2列シートです。

空港から乗る人はほとんどいなく、
次の停車駅、アルチョームからは帰宅時間なのか、多くの地元の人が乗り込んできました。

ウラジオストク市内までの沿線には海岸沿いを走る区間があります。

ウラジオストク駅までは行かず、途中のВТОРАЯ РЕЧКАという駅で下車しました。

アエロエクスプレスの発車案内

空港駅では窓口できっぷを買いましたが、ВТОРАЯ РЕЧКА駅には券売機がありました。

いろいろな駅への切符が買えます。
シベリア鉄道の長距離列車は買えないようです。

券売機で検索すれば時刻表を見ることができます。
プリントはできなかったです。

窓口横の壁に貼ってある時刻表は紙を差し込むアナログ仕様でした。

立派な建物の駅舎です。
駅舎に入るには保安検査があり、荷物をX線に通します。
この駅は1階が切符売り場、エスカレータで3階まで上がって、
跨線橋を渡り、地上のホームへ下りるという面倒な構造です。
駅なかにはアイスクリームなども売っている売店がありました。

駅前にバスターミナルがあります。

沿海州各地へのバスのほか、ハバロフスクなど遠方へ行くバスもここから乗車します。

中国へ行く国際バスもここから発着しています。

駅前にはドゥルージバというショッピングセンターがありました。

トロリーバスにもお目にかかれます。
ウラジオストクではここだけで中心部には走っていません。

市内のアムールベイホテルに泊まりました。
ソ連製のお風呂?

ホテルの鍵。
гостиница(ガスチーニッツァ)とотeльはどう違うのでしょう?
とにかく古いソ連風のホテルでした。

翌朝、ホテルの周りには海が広がっていました。

駅前のレーニン像に挨拶します。

ウラジオストク駅から歩いて行ける中央広場。
ウラジオストク市の中心です。
地方政府のビルもそびえ立っています。

バスに乗って路面電車に会いに行きました。

ルゴバヤという賑やかなところです。
近くには大きな市場もあります。

中央広場に戻ってきました。
Vladgiftという有名なお土産屋があります。
客は韓国人ばかり、たまに中国人団体にも遭遇します。
ソ連グッズ、プーチングッズも多数売っていました。

こういうバッジ類は箱の中に無造作に放り込んであり50ルーブル程度で売っていました。

ウォッカなどを飲むスキットルもたくさん売っていました。
CCCP(ソ連)の名前が入ったものも。

これはあちこちのお土産やミリタリーショップで売っていました。

ウラジオストク駅のホーム跨線橋から見た駅舎裏側です。

観光客が大勢います。

アエロエクスプレスとエレクトリーチカはこの駅舎で切符を買って乗ります。
スタローバヤNo1という食堂と一体化した駅舎です。

ウラジオストク駅はホームも線路もたくさんあります。
混んでいたので写真はありませんが、12時発のアエロエクスプレスで空港へ向かいました。

クネビチ駅の自動改札です。
切符のバーコードを黒いところに差し込んで読み込ませる方式なので、
多くの人が戸惑っていました。

駅の掲示板

アエロエクスプレス乗り場から空港ターミナルへは通路で直結しています。
動く歩道も完備していますが、距離は短くすぐ着きます。

空港内のTaxiカウンターにあった運賃表。
ウラジオストク市内まで1500ルーブルです。
バスは150ルーブル
アエロエクスプレスは230ルーブルでした。

翌年に再訪しましたが、近距離は大幅な値上げがされていました。

16時のJEJU航空で帰ります。

見慣れない機体がいっぱい

韓国や日本では頻繁に見るオレンジの機体もここVVOでは新鮮に映ります。

中国が領空飛行許可時間を遅らせたとかで、中国上空を飛べず、
3時間遅れて離陸したうえ、日本海→新潟→隠岐→浦項を通って仁川に到着しました。