2018/10/17 - 2018/10/18
10位(同エリア309件中)
かっちんさん
秘湯「七倉温泉(ななくらおんせん)の七倉山荘」は、高瀬渓谷七倉ダム湖畔にある源泉一軒宿です。
高瀬渓谷は紅葉の美しさが県内有数の名勝地として知られています。
高瀬川は、その源を槍ヶ岳(3,180m)の北側斜面に発して、3,000m級の高峰に挟まれた渓谷を北流します。
高瀬川流域の上流部には、大正時代に開発された高瀬川発電所をはじめ幾つかの発電所が点在しています。
七倉温泉から上流側の高瀬ダム、高瀬渓谷は東京電力の敷地になっていて一般車両が入れません(登山者の通行は可)。
高瀬ダムはロックフィルダムで、堤高176mが黒部ダムに次いで日本第2位、ダム湖100選にも選ばれています。
また、ダム湖左岸にある2つの沢から流れ込む堆砂が毎日に続いており、採取した堆積土砂を運ぶダンプトラックが6台の隊列を組んで走る姿は豪快です。ただし、紅葉期間中は交通渋滞を避けるため採取作業がお休み。
今日は七倉温泉から高瀬ダムまで東電に許可された特定タクシーに乗ります。ダムから「濁沢の滝」と「高瀬渓谷トレッキングコース(湯俣温泉登山口まで4.5km)」は歩いて往復します。
ダムからの帰りは、紅葉を見ながら今晩の宿「葛温泉(くずおんせん)」まで7.8kmを下ります。
途中で、二つの虹の色の並びが異なる「ダブルレインボー」が空に浮かびました。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・七倉山荘
・大町市観光協会「信濃大町なび」「高瀬渓谷秘境ガイド」
・国土交通省北陸地方整備局「大町ダム・龍神湖」
・東京電力「数表でみる東京電力、電力供給設備」2016
・バイオウェザーサービス「お天気豆知識、虹の不思議」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
高瀬渓谷周辺の案内図
高瀬渓谷は高瀬ダムより上流(地図では下側)の高瀬川右岸にトレッキングコースがあり、紅葉の名所になっています。
七倉温泉より上流にある高瀬ダム・トレッキングコースは東京電力の敷地になっていますが、登山道として歩くことができます。七倉温泉~高瀬ダム間は特定タクシーを利用できます。
信濃大町駅から七倉温泉までは、路線バス並みの運賃で乗れる乗合タクシー(七倉山荘宿泊を条件として予約)を利用します。
運賃は1人あたり1,700円。(通常のタクシー運賃は約6,400円) -
七倉温泉に到着
今晩の宿「七倉山荘」は建て直しており、客室と設備が綺麗です。
現在の時刻は15:30。宿のまわりを散策します。 -
山の紅葉(七倉温泉)
ここは標高1,100m。紅葉が始まっています。 -
七倉ダム(七倉温泉)
下流に見える七倉ダムは自然の石積みのロックフィルダムです。 -
野生のサル親子(七倉温泉)
人間を気にせず歩いています。 -
イチオシ
お食事中のサル(七倉温泉)
木の実を食べています。 -
源泉掛け流し露天風呂(七倉山荘)
単純アルカリ温泉に浸かり、山の景色を眺めます。 -
夕食(七倉山荘)
寄せ鍋に焼肉、焼き魚など、美味しくいただきました。 -
翌朝のリバーサイドテラス(七倉山荘)
昼間はここで食事ができます。 -
朝日のあたる紅葉(七倉温泉)
朝散歩です。 -
7:30に朝食(七倉山荘)
和食をいただいていたところ、焼き立てのクロワッサンも出てきました。
宿泊すると七倉ダムと高瀬ダムのダムカードがもらえます。 -
タクシーのりば(七倉温泉)
ここから高瀬ダムまでは東京電力の敷地になり一般車両が入れません。
東電から許可をもらったアルプス第一交通とアルピコタクシーの特定タクシーが利用できます。
高瀬ダムまでの運賃は1台2,200円。紅葉の時期は7時~17時にタクシーが待機しています。 -
東電のゲート(七倉温泉)
では、特定タクシーに乗り高瀬ダムへ向かいます。
最初に「山の神トンネル」を抜けます。 -
ロックフィルダム「高瀬ダム」
ダムは昭和54年(1979)に竣工。大部分が湖水に埋没した部分から採取した岩盤、砂れきを利用して造られました。
堤高176mは黒部ダムに次いで日本第2位、ダム湖100選にも選ばれています。
岩石を積み上げた斜面の間にジグザグの車道が通る珍しいダムです。 -
高瀬ダムに到着
七倉温泉から車で15分ほど。 -
ダム上部の通路
ダムのまわりの木々が色づいています。
通路の先のトンネルを抜けると「濁沢の滝」があります。 -
ダム湖畔の鮮やかな紅葉
-
不動隧道
不動沢に通じるトンネルを通り、「濁沢の滝」へ向かいます。
工事車両が通るので、歩行者は脇の歩道を歩きます。 -
イチオシ
不動沢つり橋と紅葉の絶景
トンネルを抜けると目の前には見事な紅葉。
このつり橋をゆっくり渡ります。 -
不動沢に堆積する大量の土砂(つり橋からの眺め)
ダムへの堆砂(たいさ)を採取するブルトーザーが待機。
紅葉の期間中は採取作業を中止しています。
奥に船窪岳と周辺の山々が見えます。 -
ダム湖に流れ込む堆砂(不動沢)
不動沢、そして右隣の濁沢の上流には大規模な崩壊地があり、ダムへの堆砂が予想を超えるスピードで進んでいます。
ダムの機能を維持するため、堆砂との戦いが毎日繰り広げられています。 -
青空に映える紅葉(不動沢・濁沢キャンプ場)
不動沢と濁沢の間にある山が紅葉しています。 -
イチオシ
青空と調和する紅葉(濁沢)
トンネル出口から20分ほど歩いて濁沢に到着。
正面に「濁沢の滝」、奥に南沢岳の稜線が見えます。
時刻は9時過ぎ。ここは午前中が光線具合のいいところです。 -
濁沢の滝
山から流れてくる川が岩盤を滑り落ちています。 -
高瀬川水系の説明板
上流の水俣川と湯俣川が合流して高瀬川となり、高瀬ダムで堰き止められています。
新高瀬川発電所は、高瀬ダムの水を下流にある七倉ダムとの間で往復させ、最大128万kwもの電力を発生させる大規模な揚水式発電所です。
高瀬ダムの不動沢と濁沢からは、堆砂がダム湖に流れ込み、堆砂を除去する対策が必要です。 -
堆砂対策の説明板
堆積土砂は大型掘削機械により取り除き、ダンプトラックで搬出されます。
高瀬渓谷を走るダンプは6台の隊列を組み、土砂集積場まで1日に何回も往復します。
搬出された土砂は、埋戻し土や道路の路盤材料としてリサイクルされます。
隊列を組み豪快に走るダンプを見たかったのですが、紅葉期間中は特定タクシーとの交通渋滞を防ぐためお休みです。 -
トレッキングコース(ダム上流案内図)
トレッキングコースはダム湖右岸(写真では左側)にあるダム湖末端まで約4.6km(徒歩1時間20分)のルートです。
道は整備されていますが、工事用車両がたまに通行するので、3ヶ所のトンネル内では注意が必要。 -
異次元につながるような「高瀬隧道」
では、トレッキング開始。
最初のトンネルは長く934mありますが、照明が点灯しているので安心です。 -
許可車が通行(高瀬隧道)
滅多に通らない車が来たので、端に寄ります。
この先に高瀬川第5発電所があり、給油車両が通ります。 -
エメラルドグリーンのダム湖
高瀬トンネルを出たところです。
対岸の白い山が南沢岳、右隣が不動岳。 -
わもり沢隧道の入口
次のトンネル(313m)に入り、振り返ったところ。 -
トンネル内の湧き水(わもり沢隧道)
触れてみると温か~い! 何と温泉が湧き出ているのです。
しかもブラシとバケツが用意されており、登山者が汚れた靴を洗うためなのか?? -
山深い高瀬渓谷
トンネルを出ると、しばらく対岸を見ながら散策します。
紅葉は始まりかけで、午前中に日が当たります。 -
イチオシ
秋深まる高瀬渓谷
北アルプスの秘境の紅葉です。
最初に訪れた不動沢と濁沢の湖畔、バックに険しい船窪岳がそびえています。 -
湖面に佇む古木(東沢)
ダムから2.5kmの地点「東沢」にはやや広い湖畔があり、休憩ができます。
ゆっくり歩いているので1時間ほど経ちました。 -
山の黄葉(東沢)
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高瀬渓谷の黄葉(東沢)
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巨岩「餓鬼のコブ(がきのこぶ」(東沢橋から)
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3つ目の東沢隧道
短いトンネルを通り抜けます。 -
小さな島
対岸の三ツ沢のあたりです。
ダムができる前は小さな峰だったのですね。 -
高瀬川第5発電所
大正14年(1925)に運転開始した6,600kwの水力発電所です。 -
もみじが似合うダム湖
赤色の紅葉が増えてきます。 -
複雑に変わる湖面の色
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川が浅くなります
ダム湖の端に近づいてきました。 -
名もなき滝
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イチオシ
鮮やかな色のもみじ
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高瀬川の上流
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高瀬渓谷を彩るもみじ
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北アルプスに訪れる紅葉
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湯俣温泉登山口に到着
ダムから4.6km、1時間40分かかりました。
ここに駐車場があり、登山道を修復する工事車両が数台とまっています。
ここで七倉山荘に作ってもらったお弁当で昼食にします。 -
ここから先は山道
湯俣温泉まで山道に変わるのですが、少しだけ歩いてみます。 -
イチオシ
色鮮やかな紅葉
高瀬川は狭い峡谷となり、素晴らしい紅葉の景色が待ち受けていました。 -
峡谷の紅葉
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輝くもみじ
この先は紅葉が一旦途切れるので、ダムまで引き返すことにします。 -
野生のサル(第5発電所手前)
行きは見かけなかったサルに出会います。 -
高瀬ダムの草刈り
帰りはダムまで1時間20分。所定の時間で戻れました。
ロックフィルダムは積み上げた石の隙間に草が生えるので、草刈り鋏で除去しています。 -
急斜面に連なる黄葉
手前にはダムの放流設備「洪水吐(こうずいばき)」が見えます。 -
二重の虹
突然雨が降り出し、虹が二重に見える「ダブルレインボー」が出現!
これを見た人は願いが叶うのだとか・・・
写真の虹をよく見てください。
上の虹と下の虹で色の並びが逆になっています。不思議ですね!
この後、葛温泉まで下り道を歩いて行きます。
高瀬渓谷のトレッキングコースを歩いていて、すれ違った人は誰もいませんでした。
紅葉が素晴らしい隠れた秘境です。
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