2017/10/20 - 2017/10/21
85位(同エリア391件中)
れおんさん
夕食がお刺身(半額!)のとある日。
妻「...最近、海に旅行へ行ってないね」
僕「いやあ、もう水着着て泳ぐのって...」
妻「そうじゃなくて、普通に海沿いの旅行」
僕「行きたい?」
妻「行きたい!美味しい魚いっぱい食べたい!」
と言うことで、10月の秋旅行は静岡県の東伊豆、稲取温泉に決定!海の幸満載で大満足!
しかも、細野高原という新しい秋の観光スポットを発見し、壮大な景色とすすき見学を楽しみました。
最近だらだらと長い旅行記が多かったことを反省し、今回は2編にぎゅうぎゅうに詰め込みましたので、どうぞ最後までお付き合いください。
《総走行距離:421.1km》
[こちらは 後編 です]
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- じゃらん
-
[これより前はを 後編 をご覧ください]
部屋に戻りのんびりした後は、18時から待ちに待った夕食です。部屋食なので、部屋の和室でセッティング。
妻「お腹すいたー!」伊豆稲取温泉 食べるお宿 浜の湯 宿・ホテル
-
さあて、今夜の相方は誰にしようかな?
-
ワインもいいなあ。
-
でもお金ないから、一番安い日本酒の「喜久水」にしました。
-
奥の陶板では、あわびが酒蒸しされています。
-
まずは先附、「目鯛昆布〆真砂和え」から。
「真砂合え」とは魚卵を和えたものだそうで、飛び魚の卵が合えてあります。
昆布で締めた目鯛にプチプチの食感が加わり、なかなかの逸品。この後の品が楽しみになってきました。 -
前菜は旬のものを使った7種盛。 秋を彩った盛り付けが、見た目にも楽しい。
妻「どれも美味しい!ここ、もしかして大当りじゃない?」
もちろん!大当りだと確信したので、この宿にしたもん。 -
「喜久水」が登場。夕食の量がすごく多いと聞いてたので、控え目に1合だけ。
妻「お酒少なくない?」
僕「今日は食いに徹するから」 -
早速、陶板で酒蒸しされていた「あわび」が仕上がりました。
妻「メイン出るの早くね?」
僕「まだメインじゃないよ」
妻「まじっ!」 -
バターを塗りレモンを絞り一口。
妻「柔らかくて美味しい!」
これも美味。食べるたびに、次の品の期待値がどんどん高まっていきます。
そして「お造里お持ちしますね」と言って、いったん退室した宿の方が持って来たのは... -
宿の方「お待たせしましたー」
妻「なにこれ!!」
僕「どわはは!!」
妻も僕も大爆笑(もちろん良い意味で)。
妻は皿盛りで来ると思ってたらしく、座椅子から転げるくらいのリアクリョン。
僕は知ってましたが、まさかこんなに量があるとは思わず、同じく座椅子から転げてしまいました。
写真が暗くて伝わりませんが、どれもこれも美味しいそう!しかも伊勢えびは、ひとりに一匹。 -
早く食べたい一心で、添えられた生わさびを必死で、でも優しく「の」の字を書くようにすり下ろします。
-
妻「がんばれー」
手伝ってくれよー! -
まずは鯛を塩でいただきます。
妻「刺身を塩で食べるって、誰が考えたんだろうね」
ほんと。白身を塩で食べると、甘味がぐっと引き立ちます。 -
9月に伊勢えび漁が解禁となり、稲取温泉では10月初めから末まで伊勢えび祭りの真っ最中。
なので、お造里の中にも伊勢えびが普通に鎮座されています。
僕「伊勢えび入りまーす!」
妻「どこに?」
僕「口に」
その通り口に入れると、プリプリを越えた、ブルンっ!とした食感。これぞ伊勢えび!
僕「あま美味ーい!」
妻「なにそれ?」
僕「甘くて美味い」 -
煮物は「金目鯛酒蒸し香味餡かけ」。
妻「やっぱり伊豆は金目鯛だよねー」
まだまだこんなもんじゃないよ! -
箸休めに「かぼちゃの冷製ポタージュ」をいただきましたが、これが抜群!
クリーミーな口当たりで、かぼちゃのほのかな甘みを楽しめます。 -
そして本当のメイン、浜の湯名物「金目鯛姿煮」が堂々と登場!
妻「やった!」
なかなかの大きさです。 -
いつものように妻が取り分けてくれます。すまんこって。
-
大ぶりの身を口に頬張ると... た、たまらん!甘辛い煮汁が、金目鯛の脂にちょうどよく合います。
やっぱ金目鯛の姿煮は最高! -
それに、ここはやっぱ白飯でしょ!
宿の方にお願いしたら、快く持ってきてくれました。
残りの半身を、 パイルダーオン!(コメントパクリ)
そして煮汁をドバドバっとかけて、極上の酒の肴の出来上がり。
妻「え?ご飯じゃないの?」
いえ、これは酒の肴です。 -
肉料理で「和牛鉄板焼き」が出てきました。
-
再びわさびを必死ですり下ろします。
妻「がんばれー」
だから手伝ってくれって! -
A4ランクの山形牛が、ジュージューと美味そうな音を立てながら焼き上がっていきます。
これをわさびや岩塩につけていただくと...脂の甘みがより増します。
妻「なんかすごいね。伊勢えびにあわびに金目鯛にお肉って。メインばっかりじゃん」
僕「だって “食べるお宿” だもん」 -
〆のお食事は「秋鮭釜飯」。
すごいボリュームの夕食でしたが、ランチを我慢したかいあって、ここまで一つも残さずたどり着きました。それどころか、胃袋にはまだ少し余裕すらあります。
写真には鮭が写ってませんが、ご飯の下にいっぱい入ってます。
この鮭釜飯がまた美味い!鮭の旨味が米粒にたっぷり染み込んでいます。
僕「うまいもんはうまい!うまいもんはうまい!」
妻「どっかで聞いたことある」
僕「鶴瓶師匠の民芸肉料理はやのCM」 -
水菓子は「シャインマスカット、柿、洋ナシ」。果物はやっぱ旬のものに限ります。
僕「メリケンパンチは?」
妻「するわけないじゃーん!」
と妻も大満足。
こちらの夕食、旅館では定番の会席料理の流儀にこだわらず、とにかく 「美味いものをお腹いっぱい食べて!」 という宿の想いが込められた素晴らしい夕食でした。大ヒットです。 -
夕食の後は宿の露天風呂へ。そして部屋の露天風呂にも馬鹿みたいに入りまくり。
波しぶきの音を聴きながら、ゆったりと湯船につかる。
身体が熱くなったら、ベランダで湯冷まし。マッパだけど、向いは大海原なので気にしない。
久しぶりの海沿いの宿、心地よい海のBGMに癒されながら、ゆったりとした時間を過ごしました。
妻「て言うかさ、うち(自宅)も海の近くだから、別に海は珍しくないじゃん」
はっ!そうだった。でもこの宿で癒されたのは事実です。 -
[2日目]
翌朝は早朝4時に起床(いつもながらのクレイジー早起き)。早速宿の露天風呂を楽しんだ後は、部屋の露天風呂でゴロゴロのんびり。
5時半過ぎから、徐々に水平線の向こうが明るくなってきました。 -
この日の伊豆の日の出は5:57。遠くに見える伊豆大島から陽が昇り始めます。
妻「きれいな夜明けだね」
部屋の露天風呂に入っていると、気がつけば妻が隣に。こんな素晴らしいロケーションを提供してくれたこの宿に感謝です。 -
朝食は朝8時から、部屋の和室でいただきます。
セッティングされた品々。 -
どれも白飯に合いそう!
-
器の中は、煮物と茶碗蒸し。
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同じテーブルに釜炊きの白飯と味噌汁もスタンバイ。
-
朝から伊勢えびの味噌汁って、どんだけ贅沢なの?昨日の刺身の残りの頭ですが。
そして「お造里お持ちしますね」と言って、いったん退室した宿の方が持って来たのは... -
宿の方「お待たせしましたー」
妻「なにこれ!!」
僕「どわはは!!」
妻も僕も大爆笑(もちろん良い意味で)。
て言うか、昨日とまったく同じリアクション。まさか、朝から舟盛りが来るとは。
これぞ、この宿名物「朝から舟盛り」(まんまやん)。 -
温物は「蒸し野菜のバーニャカウダ」、焼き魚は大きな「鯵の干物」。
この干物、むちゃくちゃ旨味が強く、あまりの美味しさに妻が感動してました。 -
おかわりの味噌汁にも、まだ伊勢えびがあります。
伊勢えびの風味がすごいんですけど。 -
〆は「究極のねこまんま」、伊勢えび味噌汁のぶっかけご飯。
所々に見える黄色い物体は、伊勢えびのミソです。こんな贅沢ええんか!? -
デザートのヨーグルトと心太はベランダで。朝風が気持ちいいー。
-
こちらの宿は、余計な娯楽施設を省く代わりに、「食」「風呂」「部屋」の旅行にはかかせない三大要素を、極限まで追求した素晴らしい宿でした。妻もまた来たいと大絶賛です。
さて、時刻は9時半。そろそろ出発することにします。 -
宿から車で5分、稲取漁港の前にある東伊豆町役場に到着。
ここの1階駐車場では土日祝の朝8時から《港の朝市》をやってるので、ちょっと立ち寄ってみます。港の朝市 市場・商店街
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場内には地元産の魚や干物、東伊豆名産のみかんなどがいっぱい。
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そしてこの朝市の名物は、金目鯛のアラで出汁を取った無料の味噌汁。
自分ですくって、好きなだけいただけます。 -
具が沈んでしまってますが、キャベツがいっぱい入っていて美味い!
これで無料で飲み放題は嬉しい。
昨日から金目鯛尽くし。さすが稲取です。 -
他にも、有料ですが、炊きたての釜飯もいただけます。
うーん、美味しそうだけど、お腹いっぱい。 -
みかんをお土産に大量購入。
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肉まんも美味しそう。
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東伊豆町役場から車で5分、《稲取文化公園》に来ました。
稲取文化公園 公園・植物園
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「つるし雛」が展示されてるので、ここにもちょっと寄ってみます。
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《雛の館》の入口。
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中に入ると、いきなり目の前に大きな雛壇とつるし雛が。
もっと可愛らしいものを想像してたのですが、これはなかなかの迫力です。雛のつるし飾りまつり 祭り・イベント
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山ほどあるつるし雛。
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つるし雛が、まるで雨のように連なっています。
妻「どしゃ降りの雛」 -
その中には、こんなつるし雛も。と言うか雛じゃないし。
鯛などの魚の胸ビレにある骨で、形そのものが鯛に似てることから「鯛の鯛」とも呼ばれています。 -
つるし雛は稲取が発祥だそうです。
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屋外には足湯もありました。
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早速足をつける妻。
ちょっとぬるめですが、気持ちいいです。 -
僕も入っちゃお(きもいから内股にすんな)
小さな展示館と公園でしたが、見ごたえがあって面白かったです。 -
稲取文化公園から車で40分、伊豆高原にある《野坂オートマタ美術館》に到着。
野坂オートマタ美術館 美術館・博物館
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「オートマタ」とは西洋のゼンマイ人形のことです。
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玄関口では象に乗った小さいおじさんがお出迎え。もちろん人形です(わかっとるわ)
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ゼンマイ人形と言っても、小さいものばかりじゃありません。マネキンのような、実物大のサイズもあります。
1階にも少し展示されてますが、2階がメインの展示室です。 -
2階へ上がって最初に見学するのは、ゼンマイ人形を作るアトリエ。
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「月にセレナーデ」。
ケースに入っていているので稼動しませんが、作品名がステキです。 -
ジャパニーズオートマタ。
外人から見た日本人って感じです。こんな濃い日本人はなかなかいない。 -
分解されたオートマタ。
基本構造はゼンマイ時計と似ています。 -
「手紙を書くピエロ」。
ビデオ上映で稼動しているのを見ましたが、スラスラと手紙を書き、でも時々ランプが消えて寝落ちしちゃうのですが、ハッと目が覚めランプを灯してまた手紙を書く。
なんか、本物の人間を見てるようです。 -
11時からは1階で実演稼動もありました。
「ジェシカおばさんのティータイム」は、ティーポットから本当に水が出てティーカップに注がれ、それを飲み干すと、再びティーポットから水が出て注がれる。それのエンドレスです。 -
「マードゥコカーニュ」という作品名ですが、どういう意味なんだろ?
人形が支柱を昇り、吊るされた袋のどれかを竿に引っ掛けて下りてくるのですが、これが結構激しくて、「ガシャン!ガガガガ!」と、壊れるんじゃないかと心配になるくらい大きな音がしました。
1時間近く見学しましたが、オートマタは初めてだったので、とても面白かったです。 -
オートマタ美術館から車で10分、今度は《伊豆高原旅の駅ぐらんぱるぽーと》に来ました。
伊豆高原旅の駅 ぐらんぱるぽーと 道の駅
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駐車場はいっぱいですが、店内は広いのでゆったりと買い物できます。
ここでもお土産買おうかな。 -
僕「これ美味しそう!」
妻「どれ?」
僕「うなぎボーン!うなぎボーン」
妻「言いたいだけでしょ」 -
娘に「うなぎチップス」を購入。
大好きな鰻の蒲焼のタレの味がして、美味しかったそうです。 -
「根昆布出汁」の試飲。昆布の旨味がぎゅっと詰まってて美味。
熱いので気をつけてください。 -
伊豆の土産物の定番「桜えびの舞」。
いつも買ってるので、今回は見送り。 -
こんなところに観光案内所。
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海岸線の国道135号線は土日の午後は渋滞しやすいので、有料ですが、景色も良くて走りやすい伊豆スカイラインを通って帰路につきます。
旅の駅から車で走ること40分、その伊豆スカイラインにある《峠の茶屋》に到着。
10年ぶりくらいの再訪です。峠の茶屋 グルメ・レストラン
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敷地内には農家風の建物が連なっています。
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水車。
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さらに奥へ進みます。
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おばあちゃん家に来たかのようで、とても懐かしい。
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玄関に入ると、囲炉裏に火をくべるいい香りがしました。
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こちらが囲炉裏。さっきまでおっさんバイカーたちが、楽しそうに食事してました。
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昼時ですが、待たずに入店。
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小腹が空いたのでランチにするかな。
名物はとろろですが、妻も僕もそばを注文。といってもとろろそばですが。 -
一品メニューも素朴でいい感じ。
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店内です。
子供の頃に見たことのある景色。ほんと懐かしいなあ。 -
とろろそばが来ました。そばは竹の器に盛られています。
このとろろがすごく美味しくて、そばをドボドボつけならがいただきました。 -
再び伊豆スカイラインを北上中、《巣雲山園地》からは富士山が見渡せました。
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やっぱ富士山はいいなあ。僕も富士山みたいな男になりたい(どんな男?)
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帰りの小田原厚木道路《大磯PA》で休憩。
大磯パーキングエリア 道の駅
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今回の旅行は時間の制約もありあまり観光はできませんでしたが、素晴らしい景色と美味しい食べ物にありつけ、いつもの旅行以上に満足できました。
さあてと、モタモタしてると東名高速の渋滞に巻き込まれるので(巻き込まれたけど)、そろそろ帰るかな。明日も仕事がんばろー!
長い旅行記でしたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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旅行記グループ 1泊2日 静岡 東伊豆 すすきの高原と食べるお宿 浜の湯
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