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2018年2月にビザが不要になったウズベキスタン。<br />美しいモスクやメドレサの写真を見て行きたくなり、友人と女性2人で旅行しました。<br />旅行会社のプランを検討したところ、トルクメニスタンの地獄の門も2日あればいけることを知り、旅程に追加。<br />さらに調べると、個人手配でもどうにかなりそうだったので、実行しました。<br />実際に行ってみると、予想より快適に旅行でき、2国とも非常に楽しめました!<br /><br />この記事では、旅程作成過程と現在のウズベク事情について記載します。<br />自分のためにも後々には各都市の旅行記を書きたい・・・。<br /><br /><br />【旅程概要】<br />○1日目○<br /> 成田9:15~11:45インチョン15:45~19:20タシケント 大韓航空KE706/941<br />○2日目○<br /> タシケント7:05~8:45ウルゲンチ ウズベキスタン航空HY51<br /> ウルゲンチ~陸路にてトルクメニスタン入国~クフナ・ウルゲンチ~地獄の門<br />○3日目○<br /> 地獄の門~国境~ヒヴァ<br />○4日目○<br /> ヒヴァ観光<br /> ウルゲンチ15:50~22:47ブハラ 夜行列車<br />○5日目○<br /> ブハラ観光<br />○6日目○<br /> ブハラ観光<br /> ブハラ15:48~17:20サマルカンド アフロシャブ号<br />○7日目○<br /> サマルカンド観光<br /> サマルカンド18:00~20:10タシケント アフロシャブ号<br />○8日目○<br /> タシケント観光<br /> タシケント空港21:20~ 大韓航空KE942<br />○9日目○<br /> ~7:35インチョン<br /> ソウル観光<br /> インチョン20:30~22:50羽田 大韓航空KE719<br /><br /><br />********自己手配にあたって********<br />【必要日数】<br />トルクメニスタン地獄の門+ウズベキスタン複数都市を周遊するにあたって、各旅行会社のプランを見ても通常1週間は必要です。<br />最低8日間、一般的には9日間のようで、われわれも9日間の旅程にしました。<br /><br /><br />【予算】<br />当時、地獄の門+ウズベク1週間の代理店金額は、サーチャージ込みで最低25万ほどでした。<br />皆さんの旅行記などを拝見して、個人旅行でもイケそうだな、ということで自分なりに予算を見積もりました。<br />  国際線 約10万<br />  ウズベク国内線 約5000円<br />  トルクメンツアー 500ドル<br />  トルクメンビザ代 約70ドル<br />  宿代 約200ドル(1泊約30ドル*6泊・・・トルクメンキャンプ泊・機中泊のためマイナス2泊)<br />  列車移動(3回)・空港送迎など 約80ドル<br />・・・ということで、締めて約105,000円+約850ドル。<br />初期見積もり時はウズベク国内の旅程も決定していなかったので、もう少し粗い見積もりでしたが、<br />それでも合計20万そこそこだろう、とのことで旅の自由度と5万程の安さを取り、個人手配に踏み切りました。<br />実際にかかった料金もだいたい見積もりどおりでした。<br />航空券の代金しだいですね。<br /><br /><br />【個人旅行の難易度】<br />実際行ってみて、個人手配で何の問題も感じませんでした。<br />ベトナムやタイ等のメジャー都市周遊を自己手配で出来るぐらいであれば、充分に個人旅行可能かなと思います。<br />けれども、代理店手配の+5万が高いとも思いません。<br />英語ができない・自信がない・手配や下調べが面倒等であれば代理店に頼んだほうが手軽かつ安全だと思います。<br />なお、宿スタッフや空港職員以外はほぼ英語が通じませんので、英語は最低限の旅行英語ができれば充分です。<br /><br /><br />【言語】<br />前述のとおり、英語が出来るのは観光関係者くらいです。<br />言語を準備するならやはりロシア語ですね。ロシア語は今も全員話せそうでしたし、ウズベク人同士でもロシア語で会話していました(多民族国家なのでウズベク語が出来ない人もいるそうです)。<br />とはいえ、私は食べ物の名前くらいしかロシア語を勉強していきませんでしたが、なんとかなりました。<br />Google翻訳アプリのロシア語をオフラインでも使えるようにDLしておくとお守りになりますし、実際、夜行列車の同室者とコミュニケーションが取れました。<br /><br />言語習得まで行かなくても、キリルアルファベットを読めると各種看板やメニューなどが読みやすいかも。<br />現在のウズベク語は公式にはラテン文字表記なので併記してることもありますが、街中はキリル表記が多いです。<br /><br />サマルカンドには怪しい日本語を使う逞しい商人が沢山いました。<br /><br /><br />【国際線の手配】<br />まず大枠の日程を確定するため、国際線を決めました。<br />サラリーマンとして、土日を使いつつ8泊9日で旅行すると考えると、出発は金or土の帰国は土or日がベストです。<br />ウズベキスタン航空の直行便は、成田発は火・金、タシュケント発は月・木の翌日帰着でしたので、7泊8日と短くなってしまうので見送り。<br />一般的なインチョン乗換で探すと、大韓航空とアシアナで、成田発が金、タシュケント発が金曜発の土曜着便がありましたので、この日程で組みました。<br />結果的に、大韓航空が安かったのでそれにしました。<br />また、同行者ともども、韓国も降りてみたい&羽田着のほうが帰宅が楽だったので、遅い時間の仁川-羽田着便を取りました。<br /><br /><br />【ウズベク国内線の手配】<br />トルクメニスタン行きを最後に回すのはリスクが高いと考えたため、旅程の最初にもって来ました。<br />トルクメンツアーでウズベク代理店が手配してくれるのは、ウルゲンチ空港or駅からのピックアップですので、タシケントから移動が必要です。<br />タシケントから夜行列車でウルゲンチに行くルートもあるようですが、<br />幸い、午前中にウルゲンチ行きの飛行機が毎日飛んでいるのでそちらを採用。<br />トルクメンツアーについては、ヌクスからピックアップしてもらうルートもあるようです。ヌクス行きも同じような時間に飛んでいました。<br /><br />チケットは普通にSkyscannerで検索してExpediaで買いました。<br />ウズベキスタン航空の英語サイトのCheckTicket機能は、ウズベク航空から直接買っていないと利用できないそうなので、要注意です。<br />私は、引落明細によるとHahn Airという格安航空券会社(?)から購入していたため、サイト内で確認できず、心配になってわざわざ問い合わせてしまいました。<br /><br /><br />【訪問地の選定】<br />ウズベク観光のゴールデントライアングルは、タシケント・ブハラ・サマルカンドの3都市です。<br />それにヒヴァを加えた4都市がメジャー観光地でしょう。<br /><br />タシケントは飛行機的に外せない、ヒヴァはトルクメンに行くので外せない、サマルカンドはハイライトだから外せない。<br />ということで、ブハラに行くかは日程的に少し悩みました。<br />しかしツアーでも同じ9日間で地獄の門+4都市を回っているので、少し慌しいが行けると判断しました。<br /><br />現地代理店のAdvantourの担当者に、ブハラとサマルカンドのどちらにより多く時間を割くべきか聞いてみたら、<br />&quot;There are more sights to visit in Bukhara than in Samarkand.<br />One day is enough to see the major historical sights in Samarkand.&quot;<br />との返答がありましたので、ブハラに1.5日使うことにしました。<br />実際、サマルカンドは1日あれば主要なところは見て回れたので、この旅程で良かったです。<br />ただ、ブハラも駆け足で回れば1日で足りるかもと感じたので、好みで選択ですね。<br /><br /><br />【ウズベク国内移動】<br />時間に余裕のない旅行者の都市間移動は、列車になると思います。<br />バックパッカーはバスでも移動するようですね。<br />なお、ブハラやサマルカンドにも飛行機が飛んでいるのですが、曜日が限られているのと、運行が安定せずキャンセルされるリスクがあるとのことで、採用しませんでした。<br />パックツアーの団体旅行者がいると、ブハラやサマルカンド便が運行するという話をどこかで見ました。<br />ここ1,2年で急速に環境が整っているようですので、国内線の運行ももっと増えるかもです。<br /><br />・ヒヴァ~ブハラ間<br /> 1年前どころか半年前までは、車移動ほぼ一択だったルートのようです。<br /> ただ、車移動は道が悪いらしい&日中8時間が移動で潰れるということで採用したくありませんでした。<br /> 2018年の春ごろ(?)に、キジルクム砂漠を通ってウルゲンチとブハラを結ぶ新ルートが出来た(あるいは復活した?)とのことで、それを採用しました。<br /> https://www.advantour.com/uzbekistan/trains/night-bukhara-urgench.htm<br /> 英語圏ではないので、新しいルートが出来てもその真偽情報をすぐにキャッチするのが大変難しいです・・・。<br /> 列車の手配をお願いしたAdvantourに「このルートで本当に列車走ってるの?」と確認を取ってしまいました。笑<br /> ヒヴァ駅もすでに箱は出来ていて、近年中にはブハラ-ヒヴァ間にも特急を走らせる構想があるとのことですので、来年か再来年にはもっと利便性の高いルートが出来ているかもしれません。<br />・ブハラ~サマルカンド間<br /> アフロシャブ号 or シャーク号を時間の都合に合わせて選べば良いかと。<br />・サマルカンド~タシュケント間<br /> 同上。<br /><br />列車の手配はウズベク内の各代理店に頼めます。<br />列車3本はAdvantourにまとめて頼み、ウズベク入国日のホテル送迎(1台15ドル)とあわせて、1人82.5ドルでした。<br />ウズベクは物価が上がっているようで、送迎車代は過去の旅行記で見るよりも5ドル上がっていました。<br />Advantourでは、クレカ払いか現地払いが選べました。<br />チケット受取にあたって、タシケントのオフィスまで取りに行くか、数ドル払ってホテルまでデリバリーしてもらわねばなりませんが、空港ピックアップを頼めばドライバーが持ってきてくれます。<br /><br />なお、ウズベク鉄道やロシア鉄道のサイト経由で、直接クレカ決済でE-ticketを買うことが出来るようになった、という情報を2018年8月ごろに目にしましたが、自分でやっていないのでわかりません。<br />サイト上で途中まで操作してみましたが、確かに駅名のキリル文字さえ読めれば購入できそうに見えます・・・。<br />直接購入できるなら多分列車代が半額くらいで済みそうですし、良いですね。<br /><br />【宿】<br />ExpediaやBooking.comで予約しました。<br />宿泊先は、確かすべて歩き方かロンプラに掲載があるものにしたかな。<br />クチコミ評が高いところなら大丈夫でしょう。<br />ホットシャワーはおおむね満足に熱く、水圧も外国としてはまあまあ、宿の暖房設備もきちんと整っているところが多かったです。<br />タオルはすべて備え付けがあり、ドライヤーもほぼ設置がありました。<br /><br /><br />【地獄の門ツアー】<br />トルクメニスタンは、現地代理店の招待状がないと入国できませんので、現地ツアー手配が必要です。<br />周遊旅行している方はトランスファービザを取るようですが、また別の話。<br /><br />私たちはウズベクフレンズを通して地獄の門ツアーを頼みました。<br />ウズベクフレンズは、在ウズ日本人の方が、ウズベキスタン代理店であるTrustTravelとの橋渡しをしてくれる、代理店というよりは仲介会社です。<br />日本語でメールのやり取りができ、また価格的にもAdvantourより安かったのでお願いしました。(2人で1000ドル)<br />タシケントで代金の受け取りにきたウズベク人スタッフの方は日本語が流暢でした。<br /><br />トルクメン側はDN Toursという代理店で、ガイド・運転手ともに非常に良い方でした。<br />車もトヨタの綺麗なランクルで安心感がありました。<br />トルクメン内でのレストランランチ代は別途徴収ですが、2人*2回で計17ドルでしたのでたいした金額ではありません。<br /><br />トルクメン出国にあたってはガイドが完全サポートしてくれました。<br />オフィシャルガイド付きツアーは何か権利があるようで、ランチ休憩後の国境開門時、列を作っている現地人を押しのけ、外国人観光客たちは優先的に出国手続きができました。<br />ガイドは出国スタンプが押されるところまで付き添ってくれました。<br />入国時も、時間がかかっているとサポートに駆けつけてくれるようです。我々はちょうど手続きが終わったところでガイドがやってきました。<br /><br />トルクメンの入出国は担当係官によってかなり差があるようです。<br />我々は時間こそ多少かかったものの、ほぼノーチェックで通され、拍子抜けするくらい楽でした。<br />人によっては、スーツケースを開けてチェックされたり、質問があったりするようです。<br /><br />ウズベク発トルクメンツアーは複数のウズベク代理店がやっているので探すには困らないでしょう。<br /><br /><br />**********その他情報**********<br />【ガイドブック】<br />歩き方を図書館で借りてウズベク部分だけコピー、<br />ロンプラ中央アジアのpdfをウズベクのところだけ個別で買って印刷して持って行きました。<br />GoogleMapも良い精度で、役に立ちました。<br />事前に各都市のオフラインマップをDLしておきましょう。<br /><br /><br />【ネット環境】<br />レンタルWifiはあまり機能しないと聞いたので、日中のネット環境としてGlobalSIMを事前に準備しました。<br />(実際、レンタルWifiを持ってきた日本人旅行者に会いましたが、ほとんど繋がらなかったと聞きました。)<br /><br />『MTX Connect』でググると、ウズベク使用のレビューが出てくると思います。<br />都市部であれば特に問題なく繋がりました。(砂漠通過中や、トルクメニスタン国内は繋がりません。)<br />完全従量制プランか、15日間1.0GB 15ユーロのプラン、必要に応じて選べば良いかと。<br />マップの確認程度しか使わず節約していたら、結構データ量があまってしまったので、従量制のほうがお得かも。<br />10ユーロずつしかチャージできないので、何にせよ7ユーロ入りを買ったほうが良いです。<br />使い始める前に身分証(パスポート)画像のアップロード認証や、アクティベーション作業があるので、日本にいるうちに準備しておくのが吉です。<br /><br />タシケント空港では旅行者用SIMの販売は見当たりませんでしたが、ウルゲンチ空港にはありました。<br />また、都市内だとホテル等で売っているところもあるようなので、立ち寄る時間があるようならそちらの方が安いでしょう。<br />なんとなく、この観光発展速度からして、近いうちにはタシケント空港含め各所でSIMを売ってくれそうな気がします。<br /><br />ホテルのwifi環境は、多少のスピード差はあれ、おおむね良好でした。<br />動画を見る等の過負荷でなければ、メールチェックや検索等は問題なく出来ます。<br /><br /><br />【両替】<br />駅や街中にそれなりに公式の両替商があり、両替に困ることはありませんでした。<br />レートも各店それほど差がないので、見かけたら都度両替すればよいです。<br />一度に両替するととんでもない札束になって持ち歩くのが困難ですので・・・。<br />宿代や、10ドルを超えるような土産ものはドル払いできたので、スムは20~30ドルくらいずつの両替で良いのではないかな?<br />旅の終盤は5ドルなどの小額を両替して調整しました。<br />ほとんどの店で日本円もあつかっているので、無理にドルを持っていく必要はなかったです。<br />ドル札は結構厳しくチェックされて、少しのシミや切れでつき返される一方、日本円は丈夫で綺麗なのでハネられることはありませんでした。<br /><br />闇両替はタシケントでしか見かけませんでした。すれ違いざまに「Exchange money?」と囁いてきて面白かったです。<br /><br /><br />【気候】<br />10月の半ばで、ちょうど寒くなったところだったようで、日中はともかく朝夕は冷えました。<br />といっても、ユニクロのライトダウンとヒートテックと長袖重ね着でなんとか凌げました。ニットは1枚あるといいかも。<br /><br /><br />【治安】<br />日中は大丈夫です。<br />夜はあまり出歩きませんでしたが、観光地や大通りは大丈夫でした。<br />夜に暗い裏道に入らないなど普通のことに気をつけていれば女性でも問題なく旅行できます。<br />観光地や駅はポリスがいっぱいいて、彼らは道案内に応じてくれることもあり、ありがたかったです。<br /><br /><br />【空港】<br />タシケント空港:<br />首都空港と考えると何もないですが、何もないと思っていくと割と店がありました。最低限のカフェやショップはあるので、朝・夜便でもパンと飲み物くらい調達できます。<br />充実した設備の空港、とはいえませんが、混雑や不案内で困ることはありませんでした。<br />国内線ターミナルは国際線と別で、一般道をぐるっとまわって南側になります。<br />国際線は2時間半前、国内線は1時間ちょっと前に着けば充分間に合いました。<br /><br /><br />【駅】<br />鉄道駅は荷物やらチケットチェックが複数ありますが、流れに乗れば困ることはありません。<br />乗る車輌がわからないときは駅員にチケットを見せれば教えてくれます。<br />駅員さんは総じて親切でした。<br /><br />タシケントの地下鉄駅は、入り口が駐車場かのように薄暗いことが多いですが、中は問題なく綺麗で、今は写真もバシバシ撮れます。<br />一律1200スムと安く、路線図や乗換も分かり難くはないので楽です。<br />夜いつまで走ってるのかわかりませんが、21時ごろまでは運行していました。<br /><br /><br />【トイレ】<br />街中のトイレは8割がた和式です(男性トイレはわからない)。<br />和式というより中国式(扉のほうを向いて屈むスタイル)か。<br />だいたいトイレおばさんやお兄ちゃんがいて、平均1000スム払って使います。<br />これはチップではなく定額料金で、窓口に書いてあったり、トイレを使おうとするとサウンザンスム!と口頭で伝えてきます。<br />スムを払うとペーパーを貰えることが多いです。<br />ただ、この貰えるトイレトッペーパーが、結構白くて綺麗なものから、新聞紙にしか見えないようなものまで玉石混合なので、ティッシュは持っていったほうが良いです。<br /><br />管理人がいるので、どのトイレも使える程度には綺麗でした。<br />綺麗というと語弊があるけど、汚くはない、が正しいかな。

ウズベキスタン+トルクメニスタン地獄の門 9日間 個人旅行 -旅程作成・現地事情編-

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2018/10/12 - 2018/10/20

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sUzUkiさん

2018年2月にビザが不要になったウズベキスタン。
美しいモスクやメドレサの写真を見て行きたくなり、友人と女性2人で旅行しました。
旅行会社のプランを検討したところ、トルクメニスタンの地獄の門も2日あればいけることを知り、旅程に追加。
さらに調べると、個人手配でもどうにかなりそうだったので、実行しました。
実際に行ってみると、予想より快適に旅行でき、2国とも非常に楽しめました!

この記事では、旅程作成過程と現在のウズベク事情について記載します。
自分のためにも後々には各都市の旅行記を書きたい・・・。


【旅程概要】
○1日目○
 成田9:15~11:45インチョン15:45~19:20タシケント 大韓航空KE706/941
○2日目○
 タシケント7:05~8:45ウルゲンチ ウズベキスタン航空HY51
 ウルゲンチ~陸路にてトルクメニスタン入国~クフナ・ウルゲンチ~地獄の門
○3日目○
 地獄の門~国境~ヒヴァ
○4日目○
 ヒヴァ観光
 ウルゲンチ15:50~22:47ブハラ 夜行列車
○5日目○
 ブハラ観光
○6日目○
 ブハラ観光
 ブハラ15:48~17:20サマルカンド アフロシャブ号
○7日目○
 サマルカンド観光
 サマルカンド18:00~20:10タシケント アフロシャブ号
○8日目○
 タシケント観光
 タシケント空港21:20~ 大韓航空KE942
○9日目○
 ~7:35インチョン
 ソウル観光
 インチョン20:30~22:50羽田 大韓航空KE719


********自己手配にあたって********
【必要日数】
トルクメニスタン地獄の門+ウズベキスタン複数都市を周遊するにあたって、各旅行会社のプランを見ても通常1週間は必要です。
最低8日間、一般的には9日間のようで、われわれも9日間の旅程にしました。


【予算】
当時、地獄の門+ウズベク1週間の代理店金額は、サーチャージ込みで最低25万ほどでした。
皆さんの旅行記などを拝見して、個人旅行でもイケそうだな、ということで自分なりに予算を見積もりました。
  国際線 約10万
  ウズベク国内線 約5000円
  トルクメンツアー 500ドル
  トルクメンビザ代 約70ドル
  宿代 約200ドル(1泊約30ドル*6泊・・・トルクメンキャンプ泊・機中泊のためマイナス2泊)
  列車移動(3回)・空港送迎など 約80ドル
・・・ということで、締めて約105,000円+約850ドル。
初期見積もり時はウズベク国内の旅程も決定していなかったので、もう少し粗い見積もりでしたが、
それでも合計20万そこそこだろう、とのことで旅の自由度と5万程の安さを取り、個人手配に踏み切りました。
実際にかかった料金もだいたい見積もりどおりでした。
航空券の代金しだいですね。


【個人旅行の難易度】
実際行ってみて、個人手配で何の問題も感じませんでした。
ベトナムやタイ等のメジャー都市周遊を自己手配で出来るぐらいであれば、充分に個人旅行可能かなと思います。
けれども、代理店手配の+5万が高いとも思いません。
英語ができない・自信がない・手配や下調べが面倒等であれば代理店に頼んだほうが手軽かつ安全だと思います。
なお、宿スタッフや空港職員以外はほぼ英語が通じませんので、英語は最低限の旅行英語ができれば充分です。


【言語】
前述のとおり、英語が出来るのは観光関係者くらいです。
言語を準備するならやはりロシア語ですね。ロシア語は今も全員話せそうでしたし、ウズベク人同士でもロシア語で会話していました(多民族国家なのでウズベク語が出来ない人もいるそうです)。
とはいえ、私は食べ物の名前くらいしかロシア語を勉強していきませんでしたが、なんとかなりました。
Google翻訳アプリのロシア語をオフラインでも使えるようにDLしておくとお守りになりますし、実際、夜行列車の同室者とコミュニケーションが取れました。

言語習得まで行かなくても、キリルアルファベットを読めると各種看板やメニューなどが読みやすいかも。
現在のウズベク語は公式にはラテン文字表記なので併記してることもありますが、街中はキリル表記が多いです。

サマルカンドには怪しい日本語を使う逞しい商人が沢山いました。


【国際線の手配】
まず大枠の日程を確定するため、国際線を決めました。
サラリーマンとして、土日を使いつつ8泊9日で旅行すると考えると、出発は金or土の帰国は土or日がベストです。
ウズベキスタン航空の直行便は、成田発は火・金、タシュケント発は月・木の翌日帰着でしたので、7泊8日と短くなってしまうので見送り。
一般的なインチョン乗換で探すと、大韓航空とアシアナで、成田発が金、タシュケント発が金曜発の土曜着便がありましたので、この日程で組みました。
結果的に、大韓航空が安かったのでそれにしました。
また、同行者ともども、韓国も降りてみたい&羽田着のほうが帰宅が楽だったので、遅い時間の仁川-羽田着便を取りました。


【ウズベク国内線の手配】
トルクメニスタン行きを最後に回すのはリスクが高いと考えたため、旅程の最初にもって来ました。
トルクメンツアーでウズベク代理店が手配してくれるのは、ウルゲンチ空港or駅からのピックアップですので、タシケントから移動が必要です。
タシケントから夜行列車でウルゲンチに行くルートもあるようですが、
幸い、午前中にウルゲンチ行きの飛行機が毎日飛んでいるのでそちらを採用。
トルクメンツアーについては、ヌクスからピックアップしてもらうルートもあるようです。ヌクス行きも同じような時間に飛んでいました。

チケットは普通にSkyscannerで検索してExpediaで買いました。
ウズベキスタン航空の英語サイトのCheckTicket機能は、ウズベク航空から直接買っていないと利用できないそうなので、要注意です。
私は、引落明細によるとHahn Airという格安航空券会社(?)から購入していたため、サイト内で確認できず、心配になってわざわざ問い合わせてしまいました。


【訪問地の選定】
ウズベク観光のゴールデントライアングルは、タシケント・ブハラ・サマルカンドの3都市です。
それにヒヴァを加えた4都市がメジャー観光地でしょう。

タシケントは飛行機的に外せない、ヒヴァはトルクメンに行くので外せない、サマルカンドはハイライトだから外せない。
ということで、ブハラに行くかは日程的に少し悩みました。
しかしツアーでも同じ9日間で地獄の門+4都市を回っているので、少し慌しいが行けると判断しました。

現地代理店のAdvantourの担当者に、ブハラとサマルカンドのどちらにより多く時間を割くべきか聞いてみたら、
"There are more sights to visit in Bukhara than in Samarkand.
One day is enough to see the major historical sights in Samarkand."
との返答がありましたので、ブハラに1.5日使うことにしました。
実際、サマルカンドは1日あれば主要なところは見て回れたので、この旅程で良かったです。
ただ、ブハラも駆け足で回れば1日で足りるかもと感じたので、好みで選択ですね。


【ウズベク国内移動】
時間に余裕のない旅行者の都市間移動は、列車になると思います。
バックパッカーはバスでも移動するようですね。
なお、ブハラやサマルカンドにも飛行機が飛んでいるのですが、曜日が限られているのと、運行が安定せずキャンセルされるリスクがあるとのことで、採用しませんでした。
パックツアーの団体旅行者がいると、ブハラやサマルカンド便が運行するという話をどこかで見ました。
ここ1,2年で急速に環境が整っているようですので、国内線の運行ももっと増えるかもです。

・ヒヴァ~ブハラ間
 1年前どころか半年前までは、車移動ほぼ一択だったルートのようです。
 ただ、車移動は道が悪いらしい&日中8時間が移動で潰れるということで採用したくありませんでした。
 2018年の春ごろ(?)に、キジルクム砂漠を通ってウルゲンチとブハラを結ぶ新ルートが出来た(あるいは復活した?)とのことで、それを採用しました。
 https://www.advantour.com/uzbekistan/trains/night-bukhara-urgench.htm
 英語圏ではないので、新しいルートが出来てもその真偽情報をすぐにキャッチするのが大変難しいです・・・。
 列車の手配をお願いしたAdvantourに「このルートで本当に列車走ってるの?」と確認を取ってしまいました。笑
 ヒヴァ駅もすでに箱は出来ていて、近年中にはブハラ-ヒヴァ間にも特急を走らせる構想があるとのことですので、来年か再来年にはもっと利便性の高いルートが出来ているかもしれません。
・ブハラ~サマルカンド間
 アフロシャブ号 or シャーク号を時間の都合に合わせて選べば良いかと。
・サマルカンド~タシュケント間
 同上。

列車の手配はウズベク内の各代理店に頼めます。
列車3本はAdvantourにまとめて頼み、ウズベク入国日のホテル送迎(1台15ドル)とあわせて、1人82.5ドルでした。
ウズベクは物価が上がっているようで、送迎車代は過去の旅行記で見るよりも5ドル上がっていました。
Advantourでは、クレカ払いか現地払いが選べました。
チケット受取にあたって、タシケントのオフィスまで取りに行くか、数ドル払ってホテルまでデリバリーしてもらわねばなりませんが、空港ピックアップを頼めばドライバーが持ってきてくれます。

なお、ウズベク鉄道やロシア鉄道のサイト経由で、直接クレカ決済でE-ticketを買うことが出来るようになった、という情報を2018年8月ごろに目にしましたが、自分でやっていないのでわかりません。
サイト上で途中まで操作してみましたが、確かに駅名のキリル文字さえ読めれば購入できそうに見えます・・・。
直接購入できるなら多分列車代が半額くらいで済みそうですし、良いですね。

【宿】
ExpediaやBooking.comで予約しました。
宿泊先は、確かすべて歩き方かロンプラに掲載があるものにしたかな。
クチコミ評が高いところなら大丈夫でしょう。
ホットシャワーはおおむね満足に熱く、水圧も外国としてはまあまあ、宿の暖房設備もきちんと整っているところが多かったです。
タオルはすべて備え付けがあり、ドライヤーもほぼ設置がありました。


【地獄の門ツアー】
トルクメニスタンは、現地代理店の招待状がないと入国できませんので、現地ツアー手配が必要です。
周遊旅行している方はトランスファービザを取るようですが、また別の話。

私たちはウズベクフレンズを通して地獄の門ツアーを頼みました。
ウズベクフレンズは、在ウズ日本人の方が、ウズベキスタン代理店であるTrustTravelとの橋渡しをしてくれる、代理店というよりは仲介会社です。
日本語でメールのやり取りができ、また価格的にもAdvantourより安かったのでお願いしました。(2人で1000ドル)
タシケントで代金の受け取りにきたウズベク人スタッフの方は日本語が流暢でした。

トルクメン側はDN Toursという代理店で、ガイド・運転手ともに非常に良い方でした。
車もトヨタの綺麗なランクルで安心感がありました。
トルクメン内でのレストランランチ代は別途徴収ですが、2人*2回で計17ドルでしたのでたいした金額ではありません。

トルクメン出国にあたってはガイドが完全サポートしてくれました。
オフィシャルガイド付きツアーは何か権利があるようで、ランチ休憩後の国境開門時、列を作っている現地人を押しのけ、外国人観光客たちは優先的に出国手続きができました。
ガイドは出国スタンプが押されるところまで付き添ってくれました。
入国時も、時間がかかっているとサポートに駆けつけてくれるようです。我々はちょうど手続きが終わったところでガイドがやってきました。

トルクメンの入出国は担当係官によってかなり差があるようです。
我々は時間こそ多少かかったものの、ほぼノーチェックで通され、拍子抜けするくらい楽でした。
人によっては、スーツケースを開けてチェックされたり、質問があったりするようです。

ウズベク発トルクメンツアーは複数のウズベク代理店がやっているので探すには困らないでしょう。


**********その他情報**********
【ガイドブック】
歩き方を図書館で借りてウズベク部分だけコピー、
ロンプラ中央アジアのpdfをウズベクのところだけ個別で買って印刷して持って行きました。
GoogleMapも良い精度で、役に立ちました。
事前に各都市のオフラインマップをDLしておきましょう。


【ネット環境】
レンタルWifiはあまり機能しないと聞いたので、日中のネット環境としてGlobalSIMを事前に準備しました。
(実際、レンタルWifiを持ってきた日本人旅行者に会いましたが、ほとんど繋がらなかったと聞きました。)

『MTX Connect』でググると、ウズベク使用のレビューが出てくると思います。
都市部であれば特に問題なく繋がりました。(砂漠通過中や、トルクメニスタン国内は繋がりません。)
完全従量制プランか、15日間1.0GB 15ユーロのプラン、必要に応じて選べば良いかと。
マップの確認程度しか使わず節約していたら、結構データ量があまってしまったので、従量制のほうがお得かも。
10ユーロずつしかチャージできないので、何にせよ7ユーロ入りを買ったほうが良いです。
使い始める前に身分証(パスポート)画像のアップロード認証や、アクティベーション作業があるので、日本にいるうちに準備しておくのが吉です。

タシケント空港では旅行者用SIMの販売は見当たりませんでしたが、ウルゲンチ空港にはありました。
また、都市内だとホテル等で売っているところもあるようなので、立ち寄る時間があるようならそちらの方が安いでしょう。
なんとなく、この観光発展速度からして、近いうちにはタシケント空港含め各所でSIMを売ってくれそうな気がします。

ホテルのwifi環境は、多少のスピード差はあれ、おおむね良好でした。
動画を見る等の過負荷でなければ、メールチェックや検索等は問題なく出来ます。


【両替】
駅や街中にそれなりに公式の両替商があり、両替に困ることはありませんでした。
レートも各店それほど差がないので、見かけたら都度両替すればよいです。
一度に両替するととんでもない札束になって持ち歩くのが困難ですので・・・。
宿代や、10ドルを超えるような土産ものはドル払いできたので、スムは20~30ドルくらいずつの両替で良いのではないかな?
旅の終盤は5ドルなどの小額を両替して調整しました。
ほとんどの店で日本円もあつかっているので、無理にドルを持っていく必要はなかったです。
ドル札は結構厳しくチェックされて、少しのシミや切れでつき返される一方、日本円は丈夫で綺麗なのでハネられることはありませんでした。

闇両替はタシケントでしか見かけませんでした。すれ違いざまに「Exchange money?」と囁いてきて面白かったです。


【気候】
10月の半ばで、ちょうど寒くなったところだったようで、日中はともかく朝夕は冷えました。
といっても、ユニクロのライトダウンとヒートテックと長袖重ね着でなんとか凌げました。ニットは1枚あるといいかも。


【治安】
日中は大丈夫です。
夜はあまり出歩きませんでしたが、観光地や大通りは大丈夫でした。
夜に暗い裏道に入らないなど普通のことに気をつけていれば女性でも問題なく旅行できます。
観光地や駅はポリスがいっぱいいて、彼らは道案内に応じてくれることもあり、ありがたかったです。


【空港】
タシケント空港:
首都空港と考えると何もないですが、何もないと思っていくと割と店がありました。最低限のカフェやショップはあるので、朝・夜便でもパンと飲み物くらい調達できます。
充実した設備の空港、とはいえませんが、混雑や不案内で困ることはありませんでした。
国内線ターミナルは国際線と別で、一般道をぐるっとまわって南側になります。
国際線は2時間半前、国内線は1時間ちょっと前に着けば充分間に合いました。


【駅】
鉄道駅は荷物やらチケットチェックが複数ありますが、流れに乗れば困ることはありません。
乗る車輌がわからないときは駅員にチケットを見せれば教えてくれます。
駅員さんは総じて親切でした。

タシケントの地下鉄駅は、入り口が駐車場かのように薄暗いことが多いですが、中は問題なく綺麗で、今は写真もバシバシ撮れます。
一律1200スムと安く、路線図や乗換も分かり難くはないので楽です。
夜いつまで走ってるのかわかりませんが、21時ごろまでは運行していました。


【トイレ】
街中のトイレは8割がた和式です(男性トイレはわからない)。
和式というより中国式(扉のほうを向いて屈むスタイル)か。
だいたいトイレおばさんやお兄ちゃんがいて、平均1000スム払って使います。
これはチップではなく定額料金で、窓口に書いてあったり、トイレを使おうとするとサウンザンスム!と口頭で伝えてきます。
スムを払うとペーパーを貰えることが多いです。
ただ、この貰えるトイレトッペーパーが、結構白くて綺麗なものから、新聞紙にしか見えないようなものまで玉石混合なので、ティッシュは持っていったほうが良いです。

管理人がいるので、どのトイレも使える程度には綺麗でした。
綺麗というと語弊があるけど、汚くはない、が正しいかな。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.0
グルメ
4.0
ショッピング
4.0
交通
4.0
同行者
友人
一人あたり費用
15万円 - 20万円
交通手段
鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
航空会社
大韓航空
旅行の手配内容
個別手配

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