2018/09/20 - 2018/09/20
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chiaki-kさん
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ローマというと誰でも思い浮かべるの名所の一つが、トレビの泉。映画「ローマの休日」にも登場してお馴染みだが、トレビの泉が今の姿になったのは18世紀のこと。元々はBC19年にヴィルゴ水道(乙女の水道の意)の終端施設としてローマ初代皇帝アウグストゥスの片腕ともいえるアグリッパが作ったものだが、ローマ帝国滅亡後、泉は枯れ、荒れ果てていた。1453年、教皇ニコラウス5世がヴィルゴ水道を復活させ、泉も修復するが、今よりも簡単なものだったらしい。現在の芸術作品のような形になったのは18世紀になってからで、教皇クレメンス12世の命によりローマの建築家ニコラ・サルヴィが最初に手がけ、サルヴィ没後の1762年に友人のピエトロ・ブラッチの手により完成する。 2013年1月には、イタリアを代表する世界的ファッションブランドであるフェンディの支援により21世紀の修復が行われ、2015年に泉は再び美しい姿になった。
ローマには2003年に所謂 ”連れ回しツアー”で一度来ており、トレビの泉でコインも投げている。そのおかげか、今回15年ぶりの再会なのだが、なんと泉の周囲は立ち入り禁止の柵がめぐらされ、誰も泉に近づけない状態だった。その理由は旅行記をご覧いただきたい。
2024/03/09 一部修正
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 2.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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9/20 続き
コロッセオ、フォロロマーノを堪能してから、いよいよローマ街歩きの開始。やって来たのはミケランジェロがデザインしたというカンピドーリオ広場。写真は広場へ登る石段。一見、緩やかな石段に見えるデザインだが、実は全体が緩いスロープになっている。隣にあるサンタ・マリア・アラチェリ教会の急な階段と比べてハ-ドルが低く見える見事な設計だ。 -
古代ローマ時代にはカピトリーノの丘と呼ばれ、ジュピター・ユノ・ミネルヴァの3神を祀る神殿があったが、帝国滅亡後は荒廃し、羊が草を食む場所となっていた。階段正面に見える建物はローマ市庁舎(過去は公文書館)。左右にある彫刻はカストルとポルクスという双子神の像で、ローマが王政から共和政へと転換するという重要な場面で登場する双子の神様。
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広場をデザインしたのは時の法王パウロ3世の依頼を受けたミケランジェロ。限られた空間を広く見せるため左右にある宮殿(今は美術館)を平行でなく市庁舎側を広く、階段側を狭く建て、広場全体を台形とした。そして広場にはまるで宇宙を表すかのような楕円形をした幾何学模様の線が入れられた。
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広場の中央にはローマ五賢帝の一人マルクス・アウレリウスの騎馬像が置かれている。余談だが、一時期、キリスト教を公認したコンスタンティヌス帝の像と間違われて、ラテラーノ大聖堂に飾られていたこともあったらしい。
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市庁舎に向かって右側がコンセルヴァトーリ宮博物館。
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左側がカピトリーニ美術館で、この3つの建物は地下で繋がっている。
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パノラマでどうぞ。
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カピトリーニ美術館のすぐ後ろにある教会はサンタ・マリア・アラチェリ教会。教会の後ろに聳える真っ白な大理石の高い建物は、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世紀念堂。
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双子神とアラチェリ教会とビットリオ・エマヌエーレ2世紀念堂のコラボ。
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今度は階段を下ります。この眺めもまた、計算されたような眺めだ。
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カンピドーリオ広場に行く階段のすぐ隣にあるのが、サンタ・マリア・アラチェリ教会への石段。なお、アラチェリ教会について、キリスト教の伝説では、「アウグストゥス帝はここで幼子を抱く聖母を見、さらにキリスト到来の予告と、ここに「神の子の祭壇」(アラチェリ)が建つだろう」というお告げを聞いたそうだ。ちなみにキリストが生まれたのはアウグストゥス帝の時代である。(磔刑はティベリウス帝の時代)
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ヴィットリオ・エマヌエーレ2世紀念堂前を素通り。
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ヴィットリオ・エマヌエーレ2世紀念堂は1885年にイタリア王国を成立させたヴィットリオ・エマヌエーレ2世の偉業を讃えるべくその息子であるウンベルト1世により1895年より建設が開始され、1925年に完成した、幅135m、高さ70m、総面積は17000m3という堂々たる建築物である。このカピトリーノの丘に聳え立つ新古典主義の建築物は、古代ローマや中世の建物が入り乱れる同地において浮いた存在であり、しばしば景観についての議論の対象となった。特に地元の人間からは景観を乱す存在として「ウェンディングケーキ」「タイプライター」「入れ歯」といった蔑称で呼ばれていた。 一方で地元以外の人間や観光客からは、概ね好評である。(Wikipedia参照)
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フォーリ・インペリア通りを横断すると目の前にそびえ立つのがトラヤヌスの記念柱。
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記念柱は五賢帝の一人であるトラヤヌスのダキア戦争での勝利を記念して、113年に建てられたもので、ローマとダキアの間の戦争(101年~106年)を描いたレリーフが円柱の表面に螺旋状に描かれていることでよく知られている。写真は一番下のレリーフで、ローマ軍の行進らしいものが見られる。 (人物は不明)
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記念柱や遺跡は現在の地表より一段下にあり、今のローマの街が古代や中世の遺跡の上に出来ていることがわかる。内山さんの話では人間の活動により生み出された瓦礫、土、砂、ごみやほこりなどが2000年という時間をかけて堆積したものだという。
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列柱の手前はバシリカ・ウルピアという名の多目的ホールで、列柱の右側がトラヤヌスのフォロ。
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フォーリ・インペリア通りはWW2前に台頭したイタリア・ファシストの頭目、ムッソリーニが建設したヴェネチア広場からコロッセオまで続く太い直線道路。道路の左側にはトラヤヌスのフォロ、トラヤヌスのマーケット、アウグストゥスのフォロ、ネルヴァのフォロが、右側にはカエサルのフォロやフォロ・ロマーノと貴重な遺跡が沢山あるが、独裁者のやり方はだいたいこんなものである。
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トラヤヌスのマーケット、アウグストゥスのフォロをバックに、鎧姿のトラヤヌス帝の像が立っている。
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隣にはアウグストゥスのフォロをバックに、全軍に、これから演説をするので静まるよう指示するアウグストゥス帝の像がある。なお、これはレプリカで、本物はバチカン美術館にある。
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UPです。詳細についてはバチカン編で記載します。
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カブール通りと交差する地点にはイタリア軍の装甲車が置かれていた。見た感じだが、フォーリ・インペリア通りにはバス、タクシー、関係車両しか入れないように見えた。
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今日のランチはコロッセオ近くにあるテルメ・デル・コロッセオという名のレストラン。
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コロッセオ通りという位なので、フォーリ・インペリア通りが出来るまではメイン道路だったかも。
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レストランはご覧の通り地下にある。
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左上:今日の飲みものはアクア(水)。
右上:サラダはうれしいサービス。
左下:メインは生ハムやオリーブの乗った巨大なローマピザ。
濡れティッシュは必須です。
右下:デザートはアイスクリーム。
全ておいしゅうございました。 -
昼食後、徒歩3分ほどのコロッセオ駅からメトロに乗車。なお、この上部が今朝コロッセオを見た場所なので、これで一周したことになる。天気はすっかり回復して暑くなった。今って夏?
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ローマのメトロにスリは必ずいるので、バッグは体の前に持ち替え、ファスナーにはゼムクリップ、駅で立ち止まるときは背中を壁につけ、周囲に目をこらす。
なお、ローマパスでのメトロの乗り方だが、改札口のゲートに黄色い専用センサーがあるので、ここに1秒(感度悪い)タッチさせればOK。改札口を出るときも同じ。 -
落書きだらけの電車が入線してきた。座席が空いていたなら必ず座り、座れないときは、なるべく乗降口から遠い連結部が安全だそうだ。
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写真はテルミニ駅のエスカレータだが、ステップより手すり部分の速度がわずかに早く、だんだん体が前に持っていかれそうになる。さすがはイタリアだ。
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テルミニ駅でメトロB線からA線に無事乗り換え、降りたのはバルベリーニ駅。バルベリーニ広場中央にベルニーニの名作 ”トリトーネの噴水”がある。
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4頭のイルカに支えられた貝の上に乗ったトリトーネがホラ貝から水を噴き上げている。
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バルベリーニ広場から歩いて10分、いつか見たような通りに出た。
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トレビの泉に到着。泉の歴史等についてはイントロをご覧ください。ところで、今日も15年前と同じく混雑しているが、何か変・・・・。
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人混みの中央突破は出来そうも無いので右側に回り込むと綺麗な彫刻群が見える。これは良いのだが・・・。
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あらら、泉の周辺が立ち入り禁止に! (写真再掲)
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観光客は柵の周りで固まっている。よく見ると、それでもコインを投げようと後ろ向きになっている方がチラホラ。
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もっとUPすればよかったが、泉の周囲にある敷石にも投げられたコインが見える。内山さんに聞くと、明日コインの回収があり、前日から泉の近くへは近づけなくなってしまうとのこと。また明日来てみましょう! とのご託宣があったので明日の様子をこの後にUPしてみます。
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時間を1日進めて今日は9月21日。相変わらず泉の周囲に観光客は入れないが、何人かの男性が作業中。
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水中用掃除機のようなもので中央に集めたコインを回収中。
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acquaとあるので、ローマ市水道局の仕事らしい。
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お巡りさんも見張ってます。お、バッジはシトロエンでも、三菱 i-miveだ! エコエコ。
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左にあるレリーフはヴィルゴ水道建設の指揮をとるアグリッパが刻まれている。
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右のレリーフは泉の湧く場所を少女がローマ兵に教えたという故事に基いている。
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中央には貝殻の形をした馬車に乗った海神ネプチューン。
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馬車を引く馬を操っているのが海神トリトーネ。ちなみに右側の馬は大人しく、左側は暴れ馬となっている。
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ネプチューンの両側にいる女神は左側が豊饒の女神、
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右側が健康の女神となっている。
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「ローマの休日」で、アン王女が髪をショートに切った床屋があった場所は中央の女性が指さしているここ。証拠は後方に見える教会の柱と緑色の大きな扉。最初は隣のバッグ屋かと思ったが再度ビデオを見直したら、こちらだった。アン王女はこの床屋で、今晩サンタンジェロ城前のテヴェレ川で船上ダンスパーティーがあることを知る。
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トレビの泉を後に、やって来たのはトリトーネ通りのバス停。ここから共和国広場まで市バスで移動するのだ。なお、中央に立っている小柄の女性が今回のツアーTD(添乗員)のKさん。イタリア語、英語を使いこなす才女でした。
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共和国広場前でバスを降りてすぐ目の前にあるのが、今はローマ国立博物館となっているマッシモ宮。
なお、ローマパスでの市バスの乗り方ですが、内山さんの案内では検札官が来たら見せればOKなので、持ってさえいれば良いとのことでした。 -
ローマパスで割引入場した後、最初に入ったのは「リヴィア家のフレスコ画」の間。リヴィア家のフレスコ画はBC20~BC10にかけてフラミニア街道沿いにあったアウグストゥス帝の妻リヴィアの別荘から発見された。写真はメンバーさんに説明する内山さん。
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4つの壁一面に描かれたフレスコ画は、全て空想のものだが、青を背景に様々な植物や動物たちを生き生きと描いた素晴らしい作品。
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リヴィア家のフレスコ画その1
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リヴィア家のフレスコ画その2
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リヴィア家のフレスコ画その3
もちろん修復済みであろうが、これが本当に2000年前の作品とは信じられない。 -
ポンペイの壁画もあった。
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当時、性はオープンだったのね。
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保存状態の良いモザイク画も、沢山あった。
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有名な「円盤を投げる人」もあったが、内山さんの解説では、この姿勢では投擲は無理だそうだ。
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「眠れるヘルメス・アフロディーテ」だが、前に回って見ると・・・
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オネエでした(^^;;
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石棺なのだが、ローマ軍の戦いのシーンが細かく彫り込まれている見事な作品。
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そして、この博物館で一番重要な作品はこのアウグストゥスの立像。いつもの鎧姿では無く頭からトーガをかぶった最高神祇官(ポンティフェクス・マクシムス)の出で立ち。ローマ帝政の基礎を築いたカエサルは自らの政治的成功のために最高神祇官権威を利用しようと目論み、大量の借金で行なった買収工作により異例の若さでこの神職に就任している。
のちにカエサルのやり方を継承したアウグストゥスも最高神祇官に就任し、その神聖な権威を元首政の確立に利用した。 アウグストゥス以降もローマ帝国においてはローマ皇帝が兼ねるのを常としたが、3世紀以降の皇帝はその地位をローマ教皇に譲った。 ポンティフェクス・マクシムスは、現在もローマ教皇の称号の一つである。
国立博物館の見学を終える頃、夕立のような激しい雨が降ってきた。しばらく博物館で雨宿りした後、徒歩5分ほどの距離にある三越ローマ店へ移動する。夕立もあったせいか狭い店内は中国人観光客でごった返しており、トイレに寄り、サービスの水だけもらって店を後にする。 -
ツアーはここで解散となり、この後どうするかいろいろ考えたが、ここから一番近いテルミニ駅で買い物をしてから、夕食はフードコートなどで、なにか簡単なものでも食べようかということでテルミニ駅へ入る。地階の東端にあったコナードというスーパーで少し買い物をしてから、1F(日本の2F)のフードコートのような店へ行き、とりあえず生ビールを注文。
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昼食に食べたピザが巨大だったこともあり夕食はニョッキを注文。レシートを紛失してしまったので、うろ覚えだが、2人で25E位だったと思う。この後、スリに気をつけながらメトロでホテルまで戻り、シャワーで一汗流してからスーパーで購入したワインとチーズなどでミニ宴会実施。こうしてローマ3日目の夜は更けていった。
これで「2018年 ローマ旅行記4:カピトリーニ、トレビの泉&マッシモ宮」は終了です。本日も最後まで、ご覧いただきありがとうございます。
2024/03/09 一部修正
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この旅行記へのコメント (2)
-
- nikさん 2020/10/12 21:14:20
- ビックリ!w(゜o゜)w
- いつもいいねをありがとうございます。
泉のコインは定期的に回収されているのですね。
いくらくらいになるのか見ものですね。
僕はヨーロッパ方面に行った事は無いのですが、憧れです。
スイス・イタリア・フランスなど定年退職後を楽しみにしております。
おかげさまで取り敢えずトレビの泉は対処できそうです。
そしてオネエにはビックリ!w(゜o゜)wしました。(笑)
- chiaki-kさん からの返信 2020/10/13 08:47:39
- ハワイは何度行ってもいいですね
- ・
nikさん、こんにちは。こちらこそ沢山の”いいね”をいただき
ありがとうございます。
> いくらくらいになるのか見ものですね。
1日で約3000ユーロあるそうで、半分はローマ市が受け取り、もう
半分はカトリック系のチャリティ団体に寄付されるそうですよ。
> スイス・イタリア・フランスなど定年退職後を楽しみにして
おります。
良いですね。私も今年5月に、多分最後のヨーロッパ旅行になる
はずのスイスツアーを申し込んでいたのですが、コロナ禍で見事に
潰れました。
> おかげさまで取り敢えずトレビの泉は対処できそうです。
くれぐれも3回投げないようにね。(^^;;
> そしてオネエにはビックリ!w(゜o゜)wしました。(笑)
ヘルメス・アフロディーテという名のギリシャ神話の神様?
です。もともとは美少年でしたが、ある日、泉の精に見初め
られて男女合体してしまい、両方の性を持つ神様?になって
しまいました。
ところでnikさんのUPされた「2007年ハワイ観光旅行」拝見
しました。私も2005年、2012年にハワイ島へ行っていますが、
2012年にはnikさんの泊まられたロイヤル・コナ・リゾートへ
宿泊しました。
https://4travel.jp/travelogue/10686930
421号室という普通の部屋でしたが、海も山も少し見えており
まあまあの部屋でした。
マウナケアには2005年に現地ツアー参加で行きましたが、帰路
ムーンレインボーも見られて、感動しました。
https://4travel.jp/travelogue/10605995
キラウェアは2005年にレンタカーで行きましたが、
ホレイ・シー・アーチは時間がなくて行っていません。
ヨーロッパは多分無いと思いますが、ハワイはもう2度くらい
行ってみようかな、なんて勝手に思うこの頃です。
では、また。
chiaki-k
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