イベリア半島の端を巡る旅(⑤:ポルトガル/リスボン・ロカ岬ほか)

2018/09/13 - 2018/09/14

何かと端っこだの国境だのが好きな自分。今回はイベリア半島に初めて行くにも関わらず、目標はジブラルタルとポルトガル。
今日は少し早起きして近郊鉄道とバスを乗り継いでロカ岬へ。
その後、リスボンで見ておきたい少しマニアックな博物館を見学したり、ワイン購入したり。翌日はポルトへ移動。

エリア ロカ岬(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日はホテルでの朝食をパスして、前日買って残っていたパステル・デ・ナタを朝食代わりに頂き、7時前にホテルを出発。
街はようやく明るくなって来た頃。

ホテルから急坂を下ってMartim Moniz駅へ、そこからグリーンラインでCais do Sodré駅へ。
ここまでは昨日購入した24時間券で移動出来た。
こちらからは近郊電車に乗り換え。Bilhete train&busというカスカイス線・シントラ線やロカ岬へのバスに乗れるチケットを購入。
シントラで観光するつもりは無いので、個別のチケットの方が2ユーロほど安いらしいが、面倒なのでこちらを買う事に。

カイス ド ソドレ駅 駅

7:36発のカスカイス行きに乗車。ちょっと早く出すぎたかな。
平日朝の郊外方面に行く電車だからか、乗客は少な目。ボックス席を1人で占有して30分程の電車の旅へ。

カイス ド ソドレ駅 駅

カスカイスに到着後、駅舎を出てショッピングセンター方面へ。
この建物の1Fにバスターミナルがある。

カスカイス駅 駅

ターミナルには分かりやすく403番バスがロカ岬に行く事が記されているので、403番のバス停の前で始発バスを待つ。

バス (カスカイス) バス系

8:40発の403番バスに乗車。
多分こちらのバスがロカ岬に最も早く行く路線バス。

バス (カスカイス) バス系

バスは暫く市街地を走った後、左手に海が見えてきた。

約30分程の乗車でロカ岬が見えてきた。

ロカ岬に到着。リスボン市内とは全く違って風が強く涼しい。
持参してたパーカーを着用して、石碑の方へ。

ロカ岬 海岸・海

こちらには「ここに地終わり海始まる」の叙事詩が刻まれている。
丁度観光バスで中国人の方々が大挙して来られたので、人のいないうちに撮影。
すぐにこの石碑も観光客で取り囲まれたので、退去して南の方へ。

ロカ岬 海岸・海

南の方に行くと、このように断崖絶壁が。
ここら辺は完全に人も居なかったので三脚使って自撮りとか。
ただ、風が強いので三脚倒れないかヒヤヒヤする程だった。

ロカ岬 海岸・海

そんなこんなで色々巡り、ロカ岬を満喫。
ユーラシア大陸の最果てに到達出来た事に感慨。

ロカ岬 海岸・海

観光案内所では最西端到達証明書なるものを作ってくれるので発行して貰う。
事前の情報では5ユーロと10ユーロの2パターンあるらしかったが、訪問時は2パターンあるもののどちらも10ユーロだった。

ロカ岬 海岸・海

1時間程の滞在でロカ岬を後に。
10:04発のシントラ行きのバスに乗車。

ロカ岬 海岸・海

シントラ付近の道路が混雑してたからなのか、実際にシントラ駅に着いたのは11時過ぎ。
これからシントラ観光しても余裕ありそうな時間帯。自分はさっさとリスボン市内へ戻る事に。

シントラ駅 駅

乗り込んだ電車はOriente駅行き。
Rossio駅行きだと良かったんだけどなぁ、と車内の路線図をチェックして、メトロとの連絡駅をチェック。

結果、Sete Rios駅で下車。
この駅からブルーラインのJardim Zoológico駅に連絡している。

ブルーラインRestauradores駅で下車。朝食は超絶軽めだったから、腹減った．．．。
ので、ロシオ駅の駅舎目の前にあるCafé Beira Gareでランチ。

ベイラ ガール 地元の料理

頂いたのはポルトガルB級グルメの代表格。ビファナとオレンジジュース。
甘辛く煮込まれた豚肉がたっぷり入ったビファナは日本人好みのお味でペロリと頂いた。オレンジジュースも安定の美味しさ。
ロシオ駅の駅舎を眺めながら、気持ちの良いランチを頂けた。

ベイラ ガール 地元の料理

ランチ後はリスボン市内観光再開。まずはリスボン大聖堂へ。
市電の通過するタイミングを狙って外観を撮影した後は、中に入ってしばらく観覧。

リスボン大聖堂 寺院・教会

その後は大聖堂のすぐ近くにあるMuseu do Aljubeへ。
ここは以前は政治犯の収容所となっていた建物で、現在は博物館となっている。

この博物館では、エスタド・ノヴォと呼ばれる1930年代から1974年まで続いたポルトガルの独裁政権時代を振り返る事が出来る。

その時代のレジスタンス活動や収容所に関する写真や資料が豊富に展示されていた。
エスタド・ノヴォは1974年のカーネーション革命で崩壊。民主主義国家となって現在に至る。

続いてはその流れで共和国警備隊(GNR)博物館へ。

こちらではカーネーション革命成功に大きな役割を演じた共和国警備隊の活動について、その成り立ちから現在に至るまでの様々な展示物が。
こちらはエスタド・ノヴォ体制で長らくそのトップの座にあった独裁者、サラザールの写真を外す警備隊員。

カーネーション革命はほぼ無血革命。
市民は兵士の銃口にカーネーションを挿して、共に祝いあったそうな。

という訳で、自分的に行きたかった2大マニアック博物館を制覇後は、バイシャ地区のPAULで休憩。

フランスのパン屋ながら、ここのナタも旨いという評判があったのでカヌレと共に頂いてみる事に。
カヌレは安定の旨さ。ナタも旨いが、個人的にはベレンの奴の方が上かなぁ。

休憩後はEspaço Açoresへ。

エスパコ アコレス スーパー・コンビニ

こちらではアソーレス諸島で作られた様々な品が売られている。
その中には金平糖も。その他トロピカルなフルーツのジャムやケイジャーダなどを購入。

エスパコ アコレス スーパー・コンビニ

続いてワインショップのNAPOLEONへ。

ナポレオン 専門店

この後ポルトに行くのでポルトワインは現地で買う事にして、お勧めの赤ワインでも...。
と思ったら赤ワインをチョイス後に、気の良い店員さんが様々なポルトワインを試飲させてくれ、まんまとポルト市街地の醸造所の奴じゃないポルトワインも1本購入。

ナポレオン 専門店

その後流石に土産物やワインで重くなったのでUber呼んでホテルにまで一旦戻る事に。
何か遠回りなルートで来るみたいになってるが、運転手がさくっとショートカットして無事ピックアップしてくれた。

ホテルに戻った後は再度Uber呼んで、先程ホテルに戻る時に通って気になった展望台に寄って貰って記念撮影。
Uberは2,3分の立ち寄り機能があるので試してみる事に。

最終的にUberで辿り着いたのはサン・ジョルジェ城。
運転手が良い人で車で行ける所まで行ってくれたので、チケット売場の目の前まで連れて行ってくれた。

サン ジョルジェ城 城・宮殿

気持ち良い風景を眺めながら、もうすぐリスボン滞在も終わりかぁと感慨にふける。

サン ジョルジェ城 城・宮殿

という訳で晩御飯の時間。幾つかの候補の中から、Solar 31へ。

頂いたのはサグレスの黒ビールに、白身魚と海老のリゾット。
魚介の出汁が良い感じで大変美味。リスボン最後の晩御飯も美味しく〆る事が出来た。

すっかり日の落ちたロシオ広場を散策。
街灯に映るタイル模様が綺麗。

ロシオ広場 (ペドロ4世広場) 広場・公園

その後近くのpingo doceで水とかばらまき系土産を買物後は、またもやUber使ってホテルに戻って長い1日も終了。

翌朝のホテル朝食にはデザートにスイカが。
一切れ頂いたが甘くて美味しい。ポルトガルは果物に外れが無いなぁ。

Da Senhora do Monte ホテル

チェックアウト後は、Uber呼んでSanta Apolónia駅へ。

サンタ アポローニア駅 駅

乗車するのはこちらのAlfa Pendular。
最終目的地のポルトへ出発...。

サンタ アポローニア駅 駅