2018/02/20 - 2018/03/08
216位(同エリア689件中)
akiさん
この旅行記のスケジュール
2018/02/22
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電車での移動
18:40 TGV 2635
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メッツ駅
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電車での移動
TER 88776
2018/02/23
-
電車での移動
11:10 EC2134
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この旅行記スケジュールを元に
欧州史が好きすぎて専攻でもないのに猛勉強した僕は、大学の卒業旅行で西欧周遊をすることにしました。
フランスを旅したあとは、ルクセンブルクからベネルクスに入ります。
2/20-2/22 フランス
2/23 ルクセンブルク←ここ
2/24 ベルギー
2/25 オランダ
2/26-3/1 イタリア、ヴァチカン
3/2-3/8 ドイツ、オーストリア
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 2.5
- ショッピング
- 2.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空 ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
ルクセンブルクのホテルで朝食。
美食の国だけあって美味しいです。 -
こういうビュッフェ形式って食べ過ぎちゃうんですよね。
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新市街のホテルからアドルフ橋を渡って旧市街へ観光に行きます。
が、とにかく寒い。
気温は-5度、北海道の阿寒湖で経験した-17度より遙かにマシなはずなのに、身に沁みる寒さです。
北海道より軽装備だったこと、欧州内陸の大陸性の寒さであることなどが極寒の原因でした。 -
朝の放射冷却もまた寒さを助長します。
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凍えながら大公宮へ。
パリなどとは違い、どこもかしこも清潔です。さすが世界一の金持ち国家です。 -
国旗がオランダと同じ色合いなのは、大公家がオランダ王室のオラニエ家の傍系だからです。色の濃さだけが違います。
かつては神聖ローマ帝国の皇帝を輩出した名門、ルクセンブルク家は、やがてブルゴーニュ家との婚姻でその血を失います。豊かなこの地方は、度重なる戦争で荒廃し、第二次世界大戦で貧窮しました。大公家はそれを金融により立て直し、世界に2つしかない国際金融システムの片方を担うまでになりました。 -
ルクセンブルクは渓谷城塞都市です。なので、市街地は複雑な高低差があります。
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何気ない路地まで清潔です。
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こんな綺麗なルクセンブルクですが、ブリュッセルやアーヘンなど周辺都市から日帰りで観光されることが多く、国内の他の場所へのインバウンドや国内での宿泊に伸び悩みます。
京都から日帰りされる奈良とまったく同じです。 -
渓谷には中世からの要塞跡があり、旧市街とともに世界遺産を構成しています。
川沿いの低地のことをグルンドと呼びます。
このあたりで寒さがピークになり、手のかじかみによってまともに手を開くことすらできなくなりました。急いでカフェに逃げ込みます。 -
暖かいコーヒーで立て直してから、グルンドを見渡す道を歩きます。
天然の要塞都市は、この国が世界唯一の大公の称号を維持し続けるだけの防衛力となりました。 -
途中からグルンドに直接降りる階段を利用します。
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降りていくと、その高低差を実感します。
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川にかかる橋から見上げます。
澄み渡る青空に映える街並みが美しいです。 -
路地を進みますが、寒さからか人の気配がありません。
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極寒のルクセンブルクから、電車でブリュッセルへ向かいます。
結構な距離ですが、ICより速い鉄道はなく、3時間ほど乗りました。途中、無賃乗車の難民が連れ出されていきました。 -
ベルギーは欧州で最も街並みが美しいと思います。プラハももちろん綺麗なんですが、ベルギーには適わないでしょう。プラハほど紆余曲折ある歴史ではなかったからです。
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ホテルは高級住宅街であるコングレス地区です。
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そこから歩いて世界遺産グランプラスへ。ルクセンブルクよりは暖かいのは、北海からの暖かい風をいくらか受けているためです。
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5つ目の世界遺産、ブリュッセルのグランプラスです。
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春節だったので、中国人が賑わっていました。
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ベルギーはヨーロッパの十字路という別名を持ちます。列強に囲まれた小国は、大国に翻弄され続けながらも、長らく欧州で最も豊かな地域でした。
そんな華やかな十字路は、実は19世紀帝国主義に基づくアフリカの植民地化を真っ先に行った国でした。ベルギーはコンゴを植民地化し、今でもコンゴにエボラ、エイズ、貧困、麻薬、マフィア、内戦をもたらすきっかけとなり、ルワンダで国民の25%が虐殺される原因を作りました。 -
華やかなグランプラスを築いた手で中央アフリカを血に染めたベルギー。ヨーロッパの十字路として、自身も世界大戦で大きな傷を負いました。
今でもベルギーは、植民地化への罪滅ぼしではないですが、アフリカでの国連平和維持活動に積極的に派兵しています。 -
ルクセンブルクが金融で復興していった隣で、ベルギーは農業と先進的な工業、そして観光で復興していきます。
今ではEUの首都として、ブリュッセルは有数の国際都市となりました。 -
ルクセンブルク大公がオランダ王室の傍系であるのに対して、同じくオランダから独立したベルギーは英国ウィンザー朝系の王室です。ウィンザー朝はもとを辿ればザクセン=コーブルク=ゴーダ家、つまりドイツ系なんです。
言語はフランス系とオランダ系、王室はドイツ系と、まさに十字路国家といったところ。 -
ブリュッセルを観光し続けたいという元気な友人と分かれ、先にホテルに戻ります。
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大聖堂からの鐘の音を聴きながら市街地を歩きます。
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日の暮れたコングレ通り。コングレ塔が浮かび上がっていました。
泊まったホテル・ド・コングレスはこの道に沿っている綺麗なホテルです。 -
翌朝、朝日に照らされながら中央駅に歩きます。
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そんなに早い時間ではないですが、この時期はそう見えてしまいます。
このあとは北部のゲントとブルージュへ。
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