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シンガポール5泊6日の旅<br />9月18日<br /> 22日にシンガポール出発する。まだ、4日ある。このところシンガポールも毎年行っている。今回は、通算でいうと何十何回目かのシンガポール紀行だ。ワイフのANAのマイルの消化旅行で、今年の4月頃に飛行機と宿は予約した。今回は、ANA便を利用しているが。ANAだけを利用しているわけではない。JALもデルタも利用している。今年は、デルタの特典航空券で1月にハワイにいったし、9月には、JALの特典航空券で夫婦で福岡に行った。デルタのマイルでこの11月にはパラオに行く。2019年には、JALの特典航空券で、多分、どこかに行く。今年は、持っていたマイルを集中的に消化している。<br /> 飛行機は、特典航空券だから、当然、ANAで直接予約した。ホテルは、例によってBOOKING COMで予約した。香港とかシンガポールのように華僑が多い国・地域では、客況によりホテルの料金に激しい動きがあるので、6ケ月前に、予約時に宿泊料金支払う条件の予約をした。予約時に割安のホテルを確実に確保できるメリットはあるけど、旅行がキャンセルになると丸損方式の予約だ。ホテル名は、Bossだ。以前に宿泊したことはない。空港から1度の乗り換えで着く。ラベンダーが駅名だ。<br />毎回、どこに行くにも、異なったホテルに泊まる。ヒルトン系に宿泊しない場合のホテル選択方式だ。毎年行っているホノルルの一人旅の場合のホテル選択方式と同じだ。この方式は、はずれもあるけど、当たりもある。年に一度とか、数年に一度しか行かない海外旅行だったら、何を選ぶにしろ慎重になるが、年に何回も行く旅行方式では、1回当たりの経費をなるべく安くして、数多く海外旅行に行けるようにするのも、一つの方式なのだ。今年、ワイフも私も3回海外に行く。そのうち、夫婦でそろっていくのは、今年は、今回だけだ。旅行は、海外旅行だけではなく、国内旅行もある。こちらも年に複数回だ。<br />BOOKING.COMからの予約証には、「支払い済;PAID」の大きな、赤いスタンプが押された確認証が来た。チェックインのとき、もめることが避けられる。小さな、個人経営のB&amp;Bのような予約の場合は、宿泊料が魅力的でも宿泊料の前払いはしない。前に、ニュージーランドの日系の宿に申し込んだとき、支払いに日本の銀行の個人口座に払い込みを指定してきたので、その時点で、その宿の予約は取りやめた。振り込みが便利だ、とは思はない、ニュージーランドと日本での税金の支払いがどうなっているのかが心配になったので、その宿の予約は取りやめたのだ。<br />宿泊費が前払いしてあるからと言って、チェックインのときカードの提出を求められるかも知れないと思った。これは、何かしらの追加費用が発生した場合の、宿側の用心だ。チェックアウトの時、「追加の費用はありません」と確認できれば問題ないのだ。 (ただし、これは、後日、杞憂に終わった。チェックインの際、クレジットカードのコピーは取らないと言われた。)<br />Bossの利点は、地下鉄駅とバス停に近く、ファーストフード店と小さな売店が近くにあることだ。Bossは、36階建ての客室数も多いホテルだ。予約した部屋は、安い部屋なので、浴室は、シャワーのみで、窓の外は、ホテルの建物が迫り、何も見えない。タオルは、バスタオルのみでフェイスタオル、ハンドタオルの備えはない。ディッシュもなく、トイレットペーパーと兼用とのこと。なので、トイレットペーパーは、ロールではなく、折り畳み式である。<br />当然のことながらスリッパはなかった。<br />電源は、二股の日本のコンセントも差し込める電源コンセントになっており、パソコン、スマホやタブレット、デジカメの充電、WIFIiFiルーターやその補助電源の充電には問題がなかった。ドライヤー、Safty Box,冷蔵庫、テレビ、市内通話ができる電話機などの備えは、もちろんある。電源のコンセントは、二つあったので、2台までの同時充電は、可能であった。予約した部屋は、ツィンのベッドルームである。 <br /> スイミングプール、スポーツジム、全自動の洗濯機と乾燥機(各5ドル、洗濯25分、乾燥45分、洗剤補給機(無料)、アイロン(無料)などもある。場所は、すべて4階、ほぼ、開放のスペースにある。<br />旅行には、ワイフはタブレット、私はスマホを持って行くので、2人で使えるということでSIMではなく、フォートラベルからWiFiルーター(バッテリー、電源コンセント形状対応型コンセント、充電器、ルーターのセット)を借りることで、ワイフの名前で先週予約した。私ひとりだったら、余分な荷物にならない、ルーターの充電も心配のない、SIMですます。ただし、無料のWiFiがあるところ(ホテル内、レストランなどで無料WiFiのあるところなど)では、極力、無料WiFiを使い、ルーターを経由する通信量を抑制する。<br />シンガポールには、到着ロビーに出たところに、SIMを買えるカウンターがあり、初期設定までしてくれる。ただし、この情報は、2年ほど前の情報だから、今も、同じところに、同じサービスを提供しているかどうかわからない。今回、現地の情報として確認して、私の旅のデータベースを更新する(23日に店が同じ場所にあるのを確認した。到着ロビータクシー乗り場に有人の手荷物預かりブースがあり、深夜の1時にも営業していることも確認した)。<br /> 話が変わるけど、この間、米国からネイティブの英語で、脅迫状が来た。「お前のパスワードを知っている」というのだ。ビットコインでお金を送れという。追跡しても決してつかまらないとの警告もあった。<br />パスワードなんて何十もあり、定期的に変更しており、その管理は、オフラインでしており、「知っていると知らせてきたパスワード」は数世代前のもので、しかも、ありもしない私のことを結構詳しく書いてきたので、その内容を見て、「これは、ブラフだ」と判定し、そのメールをとりあえず「おどしのメール」として保存した。保存したのは、私の仕事と関係があるからだ。怖いね、この世の中、マネーロンダリングの話は、数ケ月に一度はある。すごい金額だけどね。すべて無視する。<br /> シンガポールの電源プラグ、スマホとその充電器、PC、パスポート、デジカメとその充電器、1月のハワイ旅行で使い残した米ドル(シンガポールで現地通貨と交換、日本で交換するのは損)、去年のシンガポール旅行で使い残したシンガポールドル、これまでのシンガポール旅行で使い残して貯まったシンガポールコイン、各種の予約証、他をひとまとめにした。<br /> 特典航空券は、ワイフのパソコンにより出力済で、ワイフが持参(現地で用意していなかったことで、悔いたのは、電源を3つに分岐する三又だった、準備していてよかったのは、ホテル予約証で機内でシンガポール入国書類を書くとき、ホテルを記入する欄があり、住所ではなく、ホテル名を書き、郵便番号、電話番号を記入した。入国カードの様式は、去年までとの様式ではなく、新しくなっていた。ボールペンを預けた荷物に入れてしまったので、ボールペンは、客室乗務員から借りた。もちろん、返した)。<br /> 現地の予定は、まだ、詳しく立てていないが、ナイトサファリ、ベイサイドの植物園、チャイナか、インド人街に行き、チリクラブ、シンガポールおでん、どこかのフードコートなどで食事をする予定だ。フードコートでは、現地の人からごちそうになった麺類のメニューを探してトライするかもしれない。ビジネスランチでの話だから、豪華なものではない。一度、別の顧客にイタリアン料理店に案内されてスパゲッティを御馳走になったことがあるけど、申し訳ないけど、おいしいと思えなかった。<br /> 現地で会う予定の仕事のパートナーとは、23日にどこかで食事を一緒にする。ワイフは、そのパートナーとは、初対面になるけど、一緒の食事に付き合ってくれる。我が家のルールだ。<br /> ワイフは、あの屋上にプールがあるホテルに行きたいと言っている。何しろ、昔は、あのベイエリアは、屋内プール施設を除き(現在は、その取り壊した痕跡だけがあった)、何もなく、ベイエリアが現在の姿になる前は、工事用のダンプが行きかうばかりで、今日の姿など、想像もできなかったのだ。<br />9月21日 出発前日<br /> これで、準備は万端終了と思ったら、真夜中、里親になってまだ3ケ月の猫ちゃんが脱走した。窓が開いていたのだ。家猫で一切外には出していないので、「もしかして帰ってこないかも?」と悪い予感が走った。<br /> 娘が泣きながら「母さんも泣いている、猫が家出した」と訴えた。外は闇で、ちょっとひどめの秋雨がふり、家の外はびしょ濡れだ。「困ったときは、インターネットで」の教訓に従い検索したのは、「家出した猫ちゃんの探し方」だ。信用できそうなサイトにアクセスした。50メーター位の範囲の近所、暗いところ、普段使い慣れたれ物(トイレと食事のときの食器)を玄関におき、夜分は、密かな声掛けで不審者と思われないための用心を、という教えに従って、家族で猫を探した。見つからない。<br /> 深夜の2時頃、「明日、探そう」と捜索を打ち切り、猫が抜け出た窓をそのまま開けたままにし、その窓がある衣裳部屋にワイフが寝ることにした。<br /> なお、我が家では、猫を飼うとき、心がけてすることがある。食事の時、「こい!」という声をかけて、食事を与えること、あるいは、食事の器を軽くたたいて、食事の時間であることを知らせること、あるいは、猫ちゃんが好んで遊ぶ音がする遊び道具をひとつ、なるべく、心がけて猫ちゃんの遊びに使うことだ。<br /> 多くの人が、「猫は芸をしない」と思い込んでいるが、猫もちゃんと芸をする。ただし、教える時期と猫ちゃんの個体差もある。我が家の猫の中で一番良く芸ができたのは、アメリカンショートヘアーで、おおよそ、犬ができることは、なんでもできた。その猫の芸のひとつは、「ジャンプ」で、普段は家族にも近づかない猫ちゃんが、「ジャンプ」と声をかけると、走ってきて膝の上に乗ってきた。もちろん、ご褒美がもらえると、すぐに膝から離れた。<br /> ということで、家族が寝る前に、猫ちゃんがいつも好んで遊んでいる、ヤクルトのボトルを数回、どこかに隠れている猫ちゃんに音が届くようにそっと、数回、転がした。<br /> ワイフがまだ寝着かれないとき、外に置いた猫のトイレを使う音が雨音にまじってして、その後、出て行った窓から猫が戻ってきた。ワイフが家族を起こして知らせてくれた。良かった!ワイフが朝になって言った。「猫ちゃんが戻らなければシンガポールに行けなかった」う~ん、やれやれだ。悪いこと続きだ。猫ちゃんにファーストコンタクトしたワイフが一番猫ちゃんに慕われているし、声をかければ声で応えるし、ワイフに駆け寄ってくるし、家にワイフが帰ると玄関で待っている猫ちゃんなのだ。私には、少しの愛想も振りまかないけどね。男同士で敵対しているのか。<br /> 今日の夜、旅行障害保険をオンラインで加入する。カードには、海外旅行保険もついているけど、後払いだから、お金がなくて、救急車に乗れなかったら困るからね。<br /> 救急車がクレジットカード払いを受け付けてくれるかは、調べたことがない。例え、調べたとしても、それが世界各地で普遍的であり、時間とともに変更も起こらないなんて、決して思わない。世の中は、どこの国も、どんどんせちがらくなっているのだ。<br /> 今日は、ANA便のオンラインチェックインを行った。特典航空券は、事前座席指定機能が使える航空券なので、当然、予約時の発券前に座席を指定している。真ん中の列の左柄通路から2席並びを確保してある。なので、オンラインチェックインは、主に搭乗券を発券するだけのチェックインだ。あとは、空港で預託手荷物を預ければよい。<br /> 旅行障害保険の加入は、50%近くの割引のあるWEBでのオンライン加入は、ワイフだけとし、私の分は、治療費無制限にしたいとか、死亡保険は(カードで加入しているし、死亡保険金は、死後でよいのだからカード保険で問題ない)、最低限度(カード保険を複数かけていても保険金は、合算にならないけど、都度加入の保険とは合算になる)でよいとか、保険金の受け取りは、喪主だけを指定したいとか、いろいろ条件があるので、空港で加入することにした。空港での加入でしか、私の条件は、実現しないからだ。救援費用は、多くの場合、治療費に含まれるので、治療費無制限の保険は、結構使いでがあるのだ。安いオンラインで加入できれば、なんでも良いわけではないのだ。<br /> 空港で加入する保険は、オンライン加入ではないので、保険料金の割引はない。数千円の割高になる。私の条件で2千円割高だ。死亡保険金が最低にしてあるから割高分がそれほど大きくない。空港においてでも、私のすべての条件を満たす旅行障害保険会社は、損保しかないので、いつも、空港では、損保の窓口を使う。保険の料金は、オンライン加入より。少し割高になるけど、私の希望の条件は、すべて確保される。<br /> 旅行障害保険のことをワイフに報告したら、「あら、今度仲間と行くケアンズ旅行に、皆に、オンラインで加入しておいて、と言ってしまった。オーストリアでの治療費は、2,000万円の治療費で大丈夫かしら?」というので、「大丈夫だと思う、病状が安定して日本への撤収作戦が可能になれば、私が行って、お友達の場合を含めて、日本への撤収作業を行うよ」と言っておいた。 <br /> 私は、羽田と成田のすべてのターミナルに自分のデータを登録してあるけど、実際に登録が役に立つかというと、まったく役に立たない。役にたったという記憶がない。損保の場合は、直前の保険加入記録がすぐに検索できるため、保険会社(実際は代理店)も、私の保険加入条件での書類の作成を間違いなく、迅速に作成できる。保険会社代理店の人も、私の契約条件のとき、どのような書類を使い、追加条件を明確にし、確認条件として何を確認すべきかという、保険のイロハの「イ」を知らない人が多いのだ。空港での持ち時間が短いとき、助かる。間違った保険証券作成をされるリスクもない。この間、福岡にいったとき、いつもと違う保険に加入したたら、見事に保険代理店がチョンボして、保険証券の写しが、私が帰宅しても、留守宅に発送されず、保険代理店に置かれたままとなっていたトラブルが発生した。厳重に注意したけどね。多分、また、チョンボするよ。そこの窓口の職員の交代が激しすぎるところに、私が普通にない保険に加入するからだ。<br /> 時たま行く旅行のために、為替窓口における外貨購入時の為替レートの差は気にしない。今回も、ワイフは、日本の銀行系でない外貨購入窓口で外貨を購入し、私は、やむを得ない事情があって、日本の銀行系の窓口で外貨を購入したけど、日本の銀行系の窓口は、余分な書類を書かせるし、外国系や外国の窓口では決して聞かない余分な情報を聞くし、人が沢山いて、役割分担をして作業しているので、時間がかかる。日本の銀行系の人に海外すべての外貨交換窓口を視察してもらって、その作業の迅速さ、計算の確かさ、顧客に対するコストのかからないサービス、笑顔でのサービス、搭乗を控えての時間がかからないサービスを見てもらいたいと思っている。人が多いと危険が各人に分散される分、各人に油断が生じやすく、責任が分散され、誤りしやすくなるという点もあるのだ。また、空港での所作業は、時間との勝負なのだ。「計算をまちがわない」なんていうのは、当然の、最低限度の話だと思う。空港でのサービスは、コスト、時間、顧客の手間をかけてはいけないのだ。<br /> なお、どのカードでの支払が、為替レートが悪いかを時間をかけて比較して、どうも負担が大きそうなカードは、最近、解約した。カードで支払う金額が大きいので、外貨購入の窓口の違い程度の話ではないのだ。もちろん、外国の街中にあるATMは、使わない。どのくらいの手終了がとられ、どの位の円・外貨交換比率になるのか、各国のATMについて事前にわかるのは難しいからだ。<br /> 私たち夫婦の場合、旅行のためのパッキングは、すべて各自で行う。ただし、大きなカバンを使用するときは、その半分をワイフ、残りを私という風に、領域を分けて荷物をパッキングすることはある。旅行に一緒しない人は、パッキングを手伝わないという習わしだ。ひとつだけ情報を交換するのは、ドレスコードがあるようなどのような場所に行くときの互いの服装は、調整する。それ以外は、基本的には、自分のことは、各自が行う方式だ。まあ、今回は、シンガポールの街中を歩くだけなので、ふたりとも軽装で行く。<br />9月22日 <br />日本時間22時20分、今、シンガポールに向けて巡航高度1万1千メーターにある。北斗七星が見える夜空から、オリオンの輝く夜空に変わる。成田を出て、すでに4時間が過ぎている。今頃は、多分、自動操縦で飛行している。緯度経度が設定されれば、数千キロの距離を飛行しても、数キロの誤差で目的地近くにたどり着く時代なのだ。ただし、自動操縦といっても、その間でもパイロットには、いろいろとすることがある。定点報告や、見張りなどがそうだ。乗客に不快な揺れをもたらす雲があれば、自動操縦を外して、マニュアルで操縦するかもしれない。マニュアル操縦で航路からそれとも、自動操縦に戻せば、飛行機は、自動的に航路に戻る時代だ。空港に近づいたあとは、空港管制と交信しながら、空港を目指すはずだ。<br /> 先ほどの機長のアナウンスでは、シンガポール時間の深夜12時に着く。あとしばらくの飛行だ。機内は消灯され、機内エンターティメントを楽しんでいる人もいれば、しばしの眠りを中の人もいる。<br /> ホテルには、いつものとおり、予約時に深夜の2時頃着くと予約時に言ってある。シンガポールに着くときは、ANAでも、JALでも、DELTAでも、キャセイでもそうだ。真夜中が多い。大体、飛行機は、空中に浮かんでいないと稼ぎにならないから、24時間めいっぱい、飛行させる。なので、到着が遅い空港では、その後の出発あるいは折り返しの時刻も深夜とか早朝になる。帰国の27日は、深夜の出発だ。<br /> 空港からホテルには、当然、タクシーで行く。地下鉄は、動いていない。ホテルに着いたら、シャワーを浴びて一寝入りする。シンガポールを歩き回るのは、そのあとだ。<br />9月23日 <br />朝、現地時間朝8時に目が覚めた。メールを開いたら、仕事のパートナーからメールが来ており、彼は、JALで私とほぼ同じ時間にシンガポールに着いたようだ。23日の夕食の件は、時間を確保してあるとのメールだ。<br /> まあ、チキンライスでどうでうかってメールを返した。店を予約して席を確保しようと、店が開いた時間頃に電話を入れたら、何人か?と聞かれたので、3人と答えたら、予約できません、との回答だった。多分、3人程度だったら、店に来て並べ、という主旨にとったので、ワイフに早めに出かけて店で並ぶけど良いか?と、了解をとった。女性は、外出に時間がかかるのだ。ちなみにシンガポールの市内電話は無料なので、払い込み済みのホテル代に追加の費用は発生しない。<br /> この項は、現地についてから気づいた点だ。<br /> 毎日の予定は、天気次第のフレキシブルプランが良いね。東南アジアのひどい雷雨なんて、最近、日本で騒がれている「何十年に一度の雨」の比じゃない。傘は、まったく役に立たないし、出会うとずぶ濡れになる。雷は、直ぐ頭の上で鳴るので、金属製のものを持つのは危ない。旅の備えとしては、日本のコンビニで、全身を覆う、安い雨具の携行がお勧めだ。<br /> 毎日、天気予報を知って、当日のプランを実行するという方法では、天気予報を知る手段が必要だね。私の場合は、PCだけど、スマホでも、位置情報使用の条件下では、いつも日本で使っている天気予報が、現地で開けば、現地の天気予報にかわるから、現地の天気予報はどうやって検索するのかの心配もいらないし、日本語で出てくるから、言語も気にしなくてよい。今回は、3日ほど、毎日、晩の7時、8時に50%の雷雨という予報に出会ったが、当日の予報では、すべての曇りとか、晴れに変わった。だから、夜の予定は、すべて、当日の午後の天気予報確認後、予定を確定し、行動した。<br /> 必要なことは、スマホを持参すること、スマホを飛行機に乗る前に「機内モード」にして間違っても、現地でこのモードを元に戻さないことだ。「機内モード」にしても、スマホは、WiFiで作動する。LINEでの通信には、問題ない。街中を歩くために現地で使える無線ルーターと充電器があれば、街中でも「機内モード」で安心して使える。<br /> スマホは、お金がかかる、とご心配の熟年の方は、スマホは、LINE, ナビ、検索、写真撮影だけで使い、決して有料のアプリは使わず、決済手段も一切スマホに入力しない、という方法だけを厳守していれば、海外で道に迷うことなく、街中で豪雨に合うことなく、確実に旅ができると確信してもらいたい。気軽に契約できるからと言って、ホイホイ契約していくと、後でアプリを特定して確実に解約するのがいかに難しいかということを悔やむことになる。<br /> 今の時代、ホテルには必ず無料のWiFiがあるから、部屋にいるときは、必ず、そのWiFiを使うよう心掛けた方が良い。良くいく施設や、良く乗る交通手段にWiFiがあるときは、こまめに、そのWiFiをスマホが捉えたら、自動的にそれを使うように設定した方が良いね。設定を自動にしておけば、2度目以降は、何もしなくとも、そのWiFiサービス圏内にはいると自動的に切り替わる。私の場合は、上記のような考え方でいるので、いつも、通信量別の料金があるときは、最低の通信量の申し込みしかしない。今回でも、毎日、前日の通信量の報告がt4から来たが、通信量は、100MB前後であった。また、最近は、目的地の場所が緯度経度で示されるケースが多いので、この方法によるナビの利用になれた方が良いかもしれない。私が使用するBOOKING.COMでは、ホテルの所在地は、住所、緯度経度で示されている ほかに、どこでも気軽に座れるように、お尻の下に敷ける軽く、クッション性がある敷物がお勧めだね。今回も各所で待ち時間つぶしなどで、いろいろなところに座った。<br /> 23日の昼間は、ワイフが行きたいと言っていたホテル;マリーナ・ベイ・サンズにいくことにした。<br />滞在期間中は、脚と地下鉄と、時にバスで動き回ることにしているので、最初に、1,2,3日間のデイ・パスのうち、3日間のデイ・パスを購入することにし、ラベンダーの駅で聞いたら、ラベンダー駅の窓口は、12時からしか窓口を開かないという。仕仕方がないので、9時でも空いているというシティホール駅で購入することにし、シティホール駅に立ち寄った。地下鉄券があれば、同じ系列のバスもすべてに乗車できるので、シンガポール動物園やナイトサハリに行くとき、地下鉄を降りた後のバスにも使えるのだ。<br />3デイ・パスは、30ドルだ。ただし、使用後、デイ・パスを購入できる窓口(どこの駅でも良い)でパスを返すと、10ドルの返金があるので、実質20ドルで結構安い。購入の時、「旅券(旅券に代わる他のIDも)は?」と旅券の提示を求められたけど、携行していないといい、旅券提示なしで買い求めた。パスを返却するときの、旅券の再提示はない。<br />日本と海外の考え方で、同じようでいて、同じでないことが随分ある。英国でウィークエンド・リターン鉄道切符を買った時、念のため、「ウィークエンドって、いつまで?」と聞いたとき、「月曜日まで(時間も言われたような気がしたけど、何時までといのは覚えていない)」と言われた。ウィークエンドなどの時間指定の券を買うとき、確認することが必要だ。<br /> 今回の3ディ・パスで、最終日にホテル近くのホテルの駅の改札を出るのが、0時を過ぎることになった。3デイというのは、3営業日だと理解したので、そのまま、通過した。深夜でも、まだ、当日のはずだ。<br /> ディサービス券のメリットは、いちいち、券を購入する手間が省ける、割引がある、その他に、マリーナ・ベイの光ノページェントとか、ガーデンバイザベイなど、催し物が特定の時間にある場合、帰途、地下鉄の自動券売機は、長蛇の列になるけど、これに巻き込まれずにすいすいと地下鉄に乗れるメリットもある。結構、思わぬメリットをあちこちで享受できる。<br /> シンガポールの各種のサービス窓口の所在、窓口の運用時間などを確認すると、良くこれで観光客が我慢できるなと思うほどの点がいくつもある。各種の割引券が特定の場所でしか買えないとか、その営業時間が随分ゆっくりしているとか、いろいろある。<br /> 雨とか強風の日に高いところに上るのは苦痛以外の何物でもない。それが9月23日は晴れていて、風もなかったので、絶好のマリーナ・ベイ・サンズ日和だった、チャンスだ。朝早く、10時過ぎ位に行ったので、日曜日にも関わらず、56階行きのエレベータの乗員は、ワイフと私だけだった。せっかく来たのだからとのんびりと周囲の景色を過ごし、マーライオンはあすこだとか、市庁舎はあそこだとか、場所を確認しながら過ごした。<br /> 帰りに、24日の夜も来たいというので、地上の発券窓口に明日の夜の券を買いたいといったら、明日は雷雨で、お勧めできないと言われた(あまり雷に近いところに行きたくない)。明日の午後位に天気の様子見て、検討したら、ということなので、あらかじめ券を購入しておこうと思った思い付きは断念した。でも、また、夜に来たいと思わせるほど、見晴らしは良かったね。同じことで、行こうと思っているナイトサハリも天気予報を見ながら検討することにした。何しろ、何も確定した予定がなく、5夜もシンガポールにいるのだ。このゆとりの大きさを大いに活用したい。また、東南アジアの雨って、ひどい降り方の雨も多いから、日本のようなしめやかな雨を考えているとずぶぬれになる。<br /> そういえば、去年だったか、おととしだったか、対岸のインドネシアの野焼き農法での野焼きの煙がシンガポールまで来、シンガポールの空が煙で覆われた、というような話があった。シンガポールとインドネシアに挟まれた海峡が封鎖されると、日本の経済が止まるので、数えきれないほどの船で海峡が塞がった景色を見ながら。そんな紛争が起こらないように祈ったね。おおよそ、旅のこころとは、異なった思いだけどね。<br /> 夕方、チキンライスの店に行くのに、例によって、店の名前とアドレスを示し、「ここに行きたいので、最寄りの駅はどこか?」とホテルのコンシェルジェに聞いたら、「最寄りの駅はない」と言われた。実は、欧米では、10分も歩くような距離は歩行範囲ではないのだ。シンガポールもそうとは思っていなかったので、「タクシーで行け」というコンシェルジェの示唆に従い、タクシーで行くことにした。海外では、日本よりはるかにタクシー代が安いのだ。<br /> 念のため、「電話で予約したら、予約できない」と言われたと言ったら、その店は(少人数の)予約はとらない」とのこと、旅行雑誌情報が、いつまでも正しいとは言えないのだ。<br /> コンシェルジェがベルボーイに行先を指示してあげると言い、タクシー乗り場まで付いてきて、ベルボーイに行先を指示した。あとで想像するに、行先は、住所と店の名前を言ったはずだったが、ベルボーイがタクシーの運転手に伝えたのは、電報ゲームみたいに、店の名前だけだったようで、走り出したら、運転手がすぐに着くようなことを言う。心配になって、住所を運転手に言ったら、目指していたのは、近場の同じ店の分店だった。運転手いわく、その店は、あちこちにあるとのこと、途中でタクシーは、Uターンして本来の店に向かった。そういえば、目的地の検索も、安易に店の名前だけで検索すると近場の店が表示され、住所で検索すると、目的の店が表示されていたのを思い出した。<br /> 目的の店に6時半につき(日曜日)、予約受付の人が持つ受付簿を見たら、せいぜい6組位の待ちだったから、すぐに申し込みをしたら、呼び出しベルを手渡してくれた。同席するパートナーは、決して待ち時間に遅れない人で、この日も、15分前には店に現れた。いつもの通りだ。最寄りの地下鉄の駅で降り、そこから歩いてきたという。歩きで15分だったとのこと、やはり地下鉄とナビで来られることを確認した。<br /> 注文した料理は、スープ、チキン、酢豚、サラダ、デザートだ。仕事のパートナーとは、交互に食事費用を負担し合っており、直前には、葛飾柴又で食事を御馳走になったこともあり、今回の負担は、私だ。特にワイフも同席しているので、順番は崩せない。毎年1月のハワイ旅行では、彼とワイキキ海岸沿いのホテルの朝食を片端から訪ねて評価している。この時も、費用の負担は、交互の原則を保っている。毎回の折半方式ではない。<br />食事の帰り、「タクシーは捕まえられるか?」と確認したら、緑ランプの空車に手を挙げれば、停まる、と確認し、店を出た。タクシーはすぐに来た。タクシー乗り場以外でもタクシーが客拾いをしてくれるのは、場所によると思っている。<br />9月24日 <br />昨日、夜寝る前、当地の天気予報を見た。私のPCは、GPSをオンにし、位置情報を把握しているので、天気予報は、いつもご当地天気予報が表示される。もちろん、すべての予報は、日本語で、日本にいる時と同じにでる。夕刻、雷雨の予報だ。傘が全く役に立たない雷雨があるので、夜の予定をどうするか、24日の午後考えることにした。日の明るいうちは雨の予報はない。<br /> 朝、快晴だ。ワイフと話し合って、午前中は、ボタニックガーデンに行き、午後は、いったん、ホテルに戻り、夕方、6時頃、マリーナ・ベイ・サンズに行くことにした。<br /> 仕事のパートナーは、以前に、マリーナ・ベイ・サンズの光のページェントに行ったとこのこと。マーライオン・パークで見ると良いよ、というのが彼のアドバイスだ。夜にマリーナ・ベイ・サンズの屋上に上がるのはやめにした。<br /> ボタニックガーデンは、朝はかなり早く(5時)からやっているので、むしろ、オーキッドガーデンが開く8時30分を目指してホテルを出た。ワイフは、早朝や夕刻のラッシュアワーに地下鉄にのるのは、避けたいとは言ったが、仕方がない。<br /> 目標の地下鉄駅は、ボタニックガーデン駅だ。ボタニックガーデン駅から30秒の距離だから、地下鉄で行く。子供たちが小さいころ、家族で行ったのと、数年前に一人で行ったのと、今回で3度目だ。ワイフとは2度目になる。<br /> シンガポールのボタニックガーデンは、2015年7月に世界遺産に登録されたとのこと、これからますます訪れる人が多くなることと思う。今回は、オーキッドガーデンを目指していった。ガーデンのあちこちが改修中で、見られない部分が随分あったけど、花は、これまで見た花よりはるかにきれいに見えた。夏の終わりころで季節がよかったせいか?<br /> ボタニックガーデン駅に着いたら、駅構内の案内を見、ボタニックガーデン出口を探すか、スマホにボタニックガーデンをセットして、それらしい出口を出る。GPS衛星が見られない地下では、ナビがうまく働かないと思うので、とにかく地上に出て、ナビが確実に作動するようになったら、その案内に従っていけば、植物園の入口にだどり着く。ポイントは、駅案内板に従って、それらしい出口をでること、ナビが働かないうちは、駅から1分以上はなれないことだ。うまくすると、駅の出口が植物園の入り口だ。<br /> ちなみにGPSのような全世界を網羅する衛星は、かなりの数を運用する必要があり、それも打ち上げすればおしまいではなく、数年すると落ちてくるので高度を保ち、いよいよ落下することになれば、代わりの衛星を打ち上げる必要があり、結構、費用がかかる。米国の衛星なので、米国を好かない国には、いろいろと問題がある。<br /> ボタニックガーデン内は、植物園の案内に従って、自由に歩く。植物園内には、至るところに道案内があり、行きたい箇所があれば、そこにたどり着ける。<br /> オーキッド園は、地下鉄の駅から見て、植物園のおおよそ反対側にあるので、そこに早く行きたい場合は、スマホに目的地をセットして、それに従って歩く。植物園内では、ちょっと大型のトカゲと小さなクロリスを見かけた。トカゲの場合は、気づいた人が何人も集まって、トカゲを見ていた。トカゲは、10センチ程度のトカゲは良く見たが、50センチ位?のトカゲは、3度目の入園で初めて見た。<br /> 午後は、マリーナ・ベイ・サンズの光のショー(20時開始)を見るために、ホテルを夕6時にでた。光のショーは、仕事のパートナーの勧めに従い、マーライオンのところから見る予定なので、降りる地下鉄の駅は、ラッフルズプレイスだ。ホテルをでるとき、スマホに目的地の「マーライン」を設定した。なお、実際は、スマホではなく、タブレット端末だ。ナビの操作は、すべてワイフの仕事だ。ワイフが友達と海外に行くとき、ナビを操作できるのが、ワイフのみというケースもあるからだ。<br /> 駅の地下ではすぐにGPSは働かないし、勝手な方向に誘導することがあるので、地下鉄の出口は、フラントン・ベイ・ホテル方面の出口を探し、地上に出たあと、ナビの案内に従って移動する。ポイントは、マリーナ・ベイに沿って、マーラインに行くプロムナードにでることだ。ホテルを道路の反対側、海側をみて、道路を横断する陸橋(とっても、ちゃんとした建物の一部のように見える)を探して渡り、わたりおわったら、ホテルに向かう出口を出、ホテルの前を通り、プロムナードにでる。<br /> マーラインには、18時30分頃着いた。マーライン横の階段状の海辺の、もっともマリーナ・ベイ・サンズに近いところに座り、18時30府頃から90分もワイフと雑談をしながら、夜20時を待った。心配した雷雨の気配は、まったくなく、19時頃すぎには、満月がマリーナ・ベイ・サンズの左側にのぼり始めた。シンガポール旅行では、待ち時間に地面とか、石段とか、木の椅子に座ることが多く、ここでは、コンクリートの階段に座ったので、空気で膨らむ、お尻に敷くものがあると助かると思った。<br /> 光のショーは夕20時ぴったりに始まった。光とプロジェクションと噴水のショーだね。噴水には、音楽もついていたけど、マーライオン側では、聞こえなかった。ラスベガスのベラージオ・ホテルの噴水のショーは、噴水の高さ、噴水が立ち上るときの爆発音のような響き、音楽で素晴らしいショーだけど、シンガポールの光のショーは、レーザー光線、光のプロジェクション(構造物、噴水の霧などに写す)、噴水のショーで、スケールが大きい。ただし、噴水のショーは、マリーナ・ベイ・サンズ側でないとその迫力は、味わえない。この次は、マリーナ・ベイ・サンズの側から光のショーを見てみたい(26日の夜、見た。こちらも観客がいっぱいだった)。<br /> ショーが終了した後は、スマホの目的地を「ハーベスト・シーフード」に設定し、シンガポール河左岸を8分ほど上流に遡った。現在、シンガポールに駐在しているワイフの知り合いの娘さん紹介の店で、シーフードがおいしいとのこと、行くことにした。<br /> ワイフにお願いした「今宵の夕食は、よろしく」とね。収入と支出は、すべて、互いに独立させているので、ワイフにお願いする場合は、頼んで引き受けてもらう。今回の旅は、特典航空券はワイフ、宿は私、交通費も私、食事もおおむね私、一部ワイフの負担だ。ワイフが、ときどき「私が出そうか」といってくれるのも助かる。<br /> おいしかったね。特に魚のから上げとそのトッピング(甘酸っぱい)が美味しかった。骨までバリバリ食べられた。夜のシンガポール河の静かさも食事の雰囲気に一役買ってくれた。<br /> 帰り道、いま、月餅の時期だよと、仕事のパートナーに教えてもらったので、今まで目にしたことがない、白い月餅を探したけど、見当たらず、他の甘いお菓子と牛乳を買ってホテルに戻った。<br />9月25日 <br /> 朝は、5時半に起き、ホテル4階のランドリーに行った。ランドリー室というより、オープンスペースのランドリーコーナーだ。外は、真っ暗だ。こうした旅行中の室外のランドリーの担当は、私だ。まず、4階のランドリーコーナーに立ち寄り、その場所、洗濯機や乾燥機が空いているのを確かめた。もちろん、周囲のセキュリティも確かめた。<br />  ランドリーを見た後、フロントに行き、4階には、ルームキーを持った人以外は、行けないことを念のためフロントで確認し、ランドリーに使うコインを換金(洗濯5ドル、乾燥5ドル)し、その後、4階に戻って、洗濯を開始した。洗剤は、洗剤補給装置があり、そこから1カップ分をカップに入れ、洗濯機に投入する。洗濯中は、テラスの椅子に座って時代小説を読んで過ごした。<br /> 25日は、午前中、ハーバー・フロントへ行き、セントーサ島を眺めて戻り、午後は、夜ナイトサハリに行く。天気予報は、調べ済だ。<br /> 例によって、セントーサ島が見える、ハーバー・フロントの階段にワイフと並んで座り、子供たちを来た時の思い出と、今のセントーサ島との違いを語り合った。まあ、思い出のリプレイだね。RERUNかな。こんな旅も熟年には良いかもしれない。<br /> セントーサ島には渡る予定がないので、今回予定して、まだ、実行できていないことがら、フルーツを絞ったジュースを飲む、シンガポールのおでんを食べる、シンガポールのスィーツを食べる、の3つを敢行した。ジュースは、アボガドのジュース、スィーツは、かき氷だ。<br /> シンガポールのおでんというのは、あたっているかどうか微妙だけど、シンガポールのお客様から、「これは、シンガポールのおでんだよ」と言われたのだ。野菜から練り物、海藻、肉、海の幸、他いろいろなものがあり、好きなものをどんぶりに7個とか取って、おそばの種類(春雨、香港ラーメン他)を指定して、スープの種類も指定すると、油で揚げるものは油で揚げ、熱湯で湯がくものは湯がき、そばを加え、スープを加えて出してくれる。注文して、料金を払ってから、出来上がるまで並んで待つ料理だ。<br /> ここまでいうと「な~んだ、ラーメンではないか」言われそうだけど、そのようでもあり、おでんのようでもある。何しろ、具がいっぱいなのだ。日本のラーメンやうどんのように、麺がメインではないのだ。<br /> 私は、野菜とキノコと豆腐(豆腐そのもの、厚揚げ、油揚げで包んだようなもの、ユバとその加工品などなど)関係を多く選んだ。具が沢山だから、腹いっぱいになる。なお、お店により、肉や、魚そのものは出さないお店と、お肉でも、魚でも、何でも出す店などがあり、その日の気分によって、好きな方を選ぶことができる。おでん屋は、野菜がいっぱい生で並んでいるからすぐにわかる。食後は、かき氷も食べたが、台湾のようなかき氷ではなかった。氷もかた~い氷でないから、食べる前からじくじくととけた。<br />果物のジュースは、食前に味わったが、私は、マンゴーのジュースに挑戦し、ワイフは、ごくありきたりのイチゴとバナナのジュースを楽しんだ。<br /> セントーサのスタバで、最近売りに出されたエスプレッソコーヒーカップタイプの小さなカップを買った。マグカップという言葉は、どうも和製英語のようで、家には大きいサイズのスタバのカップがすでに30個以上ある。You are here!の言葉と地名がないカップは買っていない。<br /> ナイトサハリは、地下鉄とバスを乗り継いでいくことにした。インターネットを見たら、いろいろな割引券の案内があったが、だき合わせになっていた他のところには、今回、行く予定がなかったし、交通手段との抱き合わせも、地下鉄とバスで行くことにしたので、抱き合わせのメリットはないのだ。考えてみたら、夜の光のショーは、有料のものは、ガーデン・バイ・ザ・ベイしかなく、入場券と何かをセットで売って、売り上げを大きくしようという企画に向かないせいかな。それに、雷雨でダメになる確率が高いので、前売りにはむかないかも。でも、せっかくのシンガポールの夜、旅行者は、晴れの日を選んで、すべてを観るというのがおすすめだね。<br /> 地下鉄とバスで行くと、3日パスが使えるので、追加のお金を負担することなく、往復できる。行も帰りも、時間を気にすることはない。動物園を23時30分位に出れば、ホテルには、地下鉄の終電前、12時過ぎに戻れるのだ。<br /> 地下鉄で行くルートは、2通りあったが、その一つは、地下鉄の南北線でAng Mo Kio(アン・モ・キオ)まで行き、そこから始発のバス138号線で終点動物園まで行けば良いルートだ。バスは、始発で乗り、終点で降りるコースが海外ではお勧めだ。帰りは動物園始発のバス138号線にのり終点のアン・モ・キオでおり、地下鉄に乗ればよい。始発から始発なので、バスにのる場所さえわかれば、安心して乗降車できる。動物園からは、動物園の前にバス停がある。心細い人と、この種の情報の確実性を心配する人は、空が見える場所(GPS衛星が見える場所、肉眼で見えなくても、スマホから見えればよい)で自分の位置と、目的地をセットし、WiFiルーターを持って電車やバスに乗ればよい。アン・モ・キオ付近を含め、郊外では、地下鉄は地上を走るので、自分が今どの付近を走っているか、電車の中でも捕捉できる。<br /> さらに念を入れて、地下鉄の駅を降りたら、空が見えるところで目的地にシンガポール動物園をセットし、バスに乗れば、バスが今どこを走っているか補足できる。目的地が近づいたら画面を拡大して、より正確性を図れば良い。138号線の終点がシンガポール動物園なので、何も心配しなくてよいのだが、こうした情報は、いつ、変更されるか予測できないので、途中で自分が降りるバス停を確実に捕捉したい場合は、スマホの利用が安全である。 138号線のバス以外にもう一つのバス路線があるが、行くときは、138号線のバスで行き、帰りは、シンガポール動物園から出るもう一つのバスに乗って帰っても良い。<br />もう一つのバスは、地下鉄の駅、Choa Chu Kang(チョア・チュー・カン)に向かう駅へのバスである。なお、現地名標記に英語を用いるのは、現地の案内では、決して日本語が出てこないためである。<br /> アン・モ・キオ駅を降りると、地下鉄と並行に走る道路が、乗ってきた地下鉄の進行方向に向かって右手にある。何も表示がなく、入り口もわかりにくいバスターミナルだけど、バスが頻繁に出入りする建物を駅前のT字路(そのT字路の駅と道路で挟んだ反対側の左コーナーを探し、道路に面している面の左側の小さな入り口を入ると、中はバス発着場がいくつもある大きなバスターミナルなのだ。駅を背に、入り口を入ってまっすぐ進み、突き当たって右に曲がって、その突き当りが138号線のバス乗り場だ。乗り場には、待ち列用の柵が複数あるので、138と表示された案内板のある柵がある、柵に並んで待てば、やがて138号のバスがくる。バスの乗り方は、前からのり、バス運転手のそばにあるICカード読み取り機にデイ・パスをかざして乗車する。<br /> 帰りもバス用の柵が2列あり、138号線バスの柵に並んで待てばよい。デイ・パスをもっていれば券売機がどこにあるかを気にしなくて良いし、閉演などの時間前の長蛇の列を気にしなくて済む。<br />バンクーバーの動物園やラスベガスのアウトレットのように、ローカルバスにのり、その路線の途中で、バス停止ボタンを押し、降りなければならない状況にはないので、行きやすい。<br /> なお、バス車内に行先表示するバスは、まだ、シンガポールには少ないので、それに従って降りるという場合は、シンガポールでのバスの利用は、結構、難しい。シンガポール動物園は、そうではない。例え、終点でなくても、シンガポール動物園のバス停は、動物園そのものの前にあるので、「ああ!ここがシンガポール動物園」と判断するのが容易だ。<br /> シンガポールに何度も行っている私も、ナイトサハリに行ったのは、今回が初めてだったけど、ワイフと意見が一致したのは、「2度は来なくて良いね」だった。私たちだけの感想だけど、見られる動物の種類も限定されているし、ショーもさほどでもなかった。<br /> 最初の悪い印象は、トローリーの乗務員;運転手と補助要員か安全要員かわからなかったが、来て、出発する前に、補助要員がお客の見ている前で、しかも動物園の中でタバコらしいものを吸い始めたことだ。<br />しかも、その後、トローリーは、クラッチの故障で動かなくなった。運転手は、観光客の安全確保をすることなく、車止めをすることなく、動転して、ただ、ひたすらクラッチを意味もなく切り替えるので、トローリーは突然、急発進したり(すぐ、停まってしまう)、クラッチがはずれて、トローリーがズルズルと坂を後退したりした。安全教育がされていない、典型的な事例を見た。安全要員か何かのために乗車していたスタッフも、ひとこと英語で状況説明しただけで、何もすることがなかった。興ざめだね。<br /> まあ、というわけで、シンガポールで限られた時間に観光される場合は、昼間に行くシンガポール動物園の方を勧める。特に、北海道の旭山動物園を気に入っている人にはお勧めだ。海外の動物園が日本の動物園といかに違うかを知る機会になるからだ。まあ、シンガポールの動物園が気に入ったら、米国西海岸、サンディエゴの動物園に行くこともお勧めする。サンディエゴに行く場合は、もちろん、サンディエゴのシーワールドもお勧めだ。<br /> 夜の時間の晴れの日に限りがある場合は、マリーナ・ベイの光とプロジェクションと噴水のページェント、ガーデン・オブ・ザ・ベイの光のページェントを優先することをお勧めする。まあ、好みにもよるけどね。<br />9月26日、シンガポール最後の夜<br /> ワイフが買い物に行きたいというので、オーチャード界隈に行くことにした。買い物は、2つあって、小物入れと化粧品だ。小物入れは、日常、部屋で使う、ちょっと見栄えの良い、安いもので良いとのこと、マリーナ・ベイのショッピングモールでも見たけど、高級品が多すぎて、日常に気軽に使えるものではない。化粧品は、最初に名前を聞いたとき、えっ!猫の餌?と思ったけど、Katfood(CではなくK、ウェブは、WWW.ilovekatfood.com; I love Katfood)化粧品なのだそうだ。<br /> ワイフがいう小物は、大体、香港の絹物の小物を買っていた店でないと、気に入ったものがなかなか見つからないのだ。香港には、当分、行く予定がない。<br /> 化粧品は、いつも行っている高島屋でもあるのではないか、と高島屋ちかくの店の人に聞いたら、「残念ながら、私のところでは、販売の権利を持っていないのでありません」ということだったので、高島屋の地下のフードコートに寄り、果物のジュースを飲んでからオーチャード駅の方向に戻った。つい最近、血液検査で医者から、「お前の血は、濃すぎる。1日2リットルの水を飲め」と言われたせいもある。シンガポールが蒸し暑すぎるというのもある。<br /> 高島屋から地下を少しオーチャード駅より先へいって、右に曲がり、直接、伊勢丹の地下、食料品の入り口から、1階の化粧品のコーナーに行った。1階の化粧品売り場で聞いたら、別の人に聞いてくれて、売り場がわかった。まあ、まだ、売り出し開始したばかりの時期だから、同じ1階だけど、常設のブースではなく、新規売り出しのコーナーにあった。売り場の主任が来て、いろいろと説明してくれ、ワイフはココナッツオイルの化粧品を含め、4点を買った。売り場の人に「ここの写真を撮ってもよいか?」と聞いたら、「撮ってもよい」とのこと、カメラに収めた。<br />折角、伊勢丹まで来たから、地下のフートココートにより、お昼を済ませて置こう、ということになり、地下のフードコートで、ベトナム料理を食べた。メインは、ベトナムハノイのうどんで、一品アイテムでベトナムの生春まきを注文した。やはり、私が作る生春巻きとは、巻き方が違うね。ドレッシングもおいしかった。おいしいからと言って追加注文はしなかった。大体、旅行中の腹痛は、疲れてきた時―だから旅の終わりの頃、おいしいと言ってその品を食べすぎたときに起きているからだ。腹も身の内なのだ。インドのヒマヤラ寄りに行ったときは、注意していたせいか、過半のひとが激しい腹痛を起こしたけど、私にも何も起こらなかった。激しい腹痛というのは、立って歩けないほどになるのだ。<br />26日の晩も天気予報は、雷雨はないという予報だった。結果として4夜連続の晴れだ。それで、ガーデン・バイ・ザ・ベイにいくことにした。イルミネーションに火がともる頃が良いといっても、深夜には、帰国なので、荷造りもあり、ラッシュアワーに合わないように4時ころ出かけた。残念ながら、イルミネーションに光がともり、7時45分の光のショーまで待つことなく、ガーデンを後にした。空中回廊には、上ったけどね。<br />マリーナ・ベイで食事して行こうと8時まで食事し、8時きっかりに、ワイフを急がせて、3階の屋外、ルイビトンの近くの外に出た。丁度、その日の噴水と光のショーが始まったところだった。「ワイフが良く覚えていたね」、と言ってくれたが、昨日のマーライオン側では見られなかった、マリーナ・ベイ側のショーだ。音楽とカラフルな光、プロジェクションなどが見事にシンクロナイズして。良かったね。無料だしね。手すりに寄りかかって、終了の8時20分までのショーを楽しんだ。<br /> 帰国。飛行機は、無事に成田についた。多分、B滑走路に着陸した。正常な着陸時は、航空燃料が減り、機体が軽くなっているし、着陸失敗時は、急停止ではなく、再離陸になることが多いので、航空燃料満タンの離陸時の離陸失敗で急停止する場合を考えた距離より、距離が短くてすむはずだ。<br />シンガポールお得術―小さなお店で買い物をし、支払うとき、自分でお札とコインを入れて支払いができる支払い機がある店を探しておこう。旅の終わりにたまったコイン持ち(私の場合は、家にあった分を含む)その店に行き、2ドルとか5ドルの額が残る買い物をし、支払いの時、持っているコインをすべて投入してみよう。おつりがお札とコインで戻るよ。<br />お札は、日本に戻って、円に換えよう。少しの為替レートが良い両替店に気を配るより、こちらに気を配った方が良いよ。<br />摂氏15度、おおよそ16度の差だ、体調に気を付けなくては。<br /> 次の旅は、パラオだ。それまでに、多分、宇都宮近くに行く。<br />	<br />私の旅行記、システムの許容サイズを超えていて、後半をロードできなかったので、途中を一部、カットして、サイズを許容範囲に収めました。<br /><br /><br />

シンガポールの夜

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2018/09/22 - 2018/09/27

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アーサーさん

シンガポール5泊6日の旅
9月18日
 22日にシンガポール出発する。まだ、4日ある。このところシンガポールも毎年行っている。今回は、通算でいうと何十何回目かのシンガポール紀行だ。ワイフのANAのマイルの消化旅行で、今年の4月頃に飛行機と宿は予約した。今回は、ANA便を利用しているが。ANAだけを利用しているわけではない。JALもデルタも利用している。今年は、デルタの特典航空券で1月にハワイにいったし、9月には、JALの特典航空券で夫婦で福岡に行った。デルタのマイルでこの11月にはパラオに行く。2019年には、JALの特典航空券で、多分、どこかに行く。今年は、持っていたマイルを集中的に消化している。
 飛行機は、特典航空券だから、当然、ANAで直接予約した。ホテルは、例によってBOOKING COMで予約した。香港とかシンガポールのように華僑が多い国・地域では、客況によりホテルの料金に激しい動きがあるので、6ケ月前に、予約時に宿泊料金支払う条件の予約をした。予約時に割安のホテルを確実に確保できるメリットはあるけど、旅行がキャンセルになると丸損方式の予約だ。ホテル名は、Bossだ。以前に宿泊したことはない。空港から1度の乗り換えで着く。ラベンダーが駅名だ。
毎回、どこに行くにも、異なったホテルに泊まる。ヒルトン系に宿泊しない場合のホテル選択方式だ。毎年行っているホノルルの一人旅の場合のホテル選択方式と同じだ。この方式は、はずれもあるけど、当たりもある。年に一度とか、数年に一度しか行かない海外旅行だったら、何を選ぶにしろ慎重になるが、年に何回も行く旅行方式では、1回当たりの経費をなるべく安くして、数多く海外旅行に行けるようにするのも、一つの方式なのだ。今年、ワイフも私も3回海外に行く。そのうち、夫婦でそろっていくのは、今年は、今回だけだ。旅行は、海外旅行だけではなく、国内旅行もある。こちらも年に複数回だ。
BOOKING.COMからの予約証には、「支払い済;PAID」の大きな、赤いスタンプが押された確認証が来た。チェックインのとき、もめることが避けられる。小さな、個人経営のB&Bのような予約の場合は、宿泊料が魅力的でも宿泊料の前払いはしない。前に、ニュージーランドの日系の宿に申し込んだとき、支払いに日本の銀行の個人口座に払い込みを指定してきたので、その時点で、その宿の予約は取りやめた。振り込みが便利だ、とは思はない、ニュージーランドと日本での税金の支払いがどうなっているのかが心配になったので、その宿の予約は取りやめたのだ。
宿泊費が前払いしてあるからと言って、チェックインのときカードの提出を求められるかも知れないと思った。これは、何かしらの追加費用が発生した場合の、宿側の用心だ。チェックアウトの時、「追加の費用はありません」と確認できれば問題ないのだ。 (ただし、これは、後日、杞憂に終わった。チェックインの際、クレジットカードのコピーは取らないと言われた。)
Bossの利点は、地下鉄駅とバス停に近く、ファーストフード店と小さな売店が近くにあることだ。Bossは、36階建ての客室数も多いホテルだ。予約した部屋は、安い部屋なので、浴室は、シャワーのみで、窓の外は、ホテルの建物が迫り、何も見えない。タオルは、バスタオルのみでフェイスタオル、ハンドタオルの備えはない。ディッシュもなく、トイレットペーパーと兼用とのこと。なので、トイレットペーパーは、ロールではなく、折り畳み式である。
当然のことながらスリッパはなかった。
電源は、二股の日本のコンセントも差し込める電源コンセントになっており、パソコン、スマホやタブレット、デジカメの充電、WIFIiFiルーターやその補助電源の充電には問題がなかった。ドライヤー、Safty Box,冷蔵庫、テレビ、市内通話ができる電話機などの備えは、もちろんある。電源のコンセントは、二つあったので、2台までの同時充電は、可能であった。予約した部屋は、ツィンのベッドルームである。 
 スイミングプール、スポーツジム、全自動の洗濯機と乾燥機(各5ドル、洗濯25分、乾燥45分、洗剤補給機(無料)、アイロン(無料)などもある。場所は、すべて4階、ほぼ、開放のスペースにある。
旅行には、ワイフはタブレット、私はスマホを持って行くので、2人で使えるということでSIMではなく、フォートラベルからWiFiルーター(バッテリー、電源コンセント形状対応型コンセント、充電器、ルーターのセット)を借りることで、ワイフの名前で先週予約した。私ひとりだったら、余分な荷物にならない、ルーターの充電も心配のない、SIMですます。ただし、無料のWiFiがあるところ(ホテル内、レストランなどで無料WiFiのあるところなど)では、極力、無料WiFiを使い、ルーターを経由する通信量を抑制する。
シンガポールには、到着ロビーに出たところに、SIMを買えるカウンターがあり、初期設定までしてくれる。ただし、この情報は、2年ほど前の情報だから、今も、同じところに、同じサービスを提供しているかどうかわからない。今回、現地の情報として確認して、私の旅のデータベースを更新する(23日に店が同じ場所にあるのを確認した。到着ロビータクシー乗り場に有人の手荷物預かりブースがあり、深夜の1時にも営業していることも確認した)。
 話が変わるけど、この間、米国からネイティブの英語で、脅迫状が来た。「お前のパスワードを知っている」というのだ。ビットコインでお金を送れという。追跡しても決してつかまらないとの警告もあった。
パスワードなんて何十もあり、定期的に変更しており、その管理は、オフラインでしており、「知っていると知らせてきたパスワード」は数世代前のもので、しかも、ありもしない私のことを結構詳しく書いてきたので、その内容を見て、「これは、ブラフだ」と判定し、そのメールをとりあえず「おどしのメール」として保存した。保存したのは、私の仕事と関係があるからだ。怖いね、この世の中、マネーロンダリングの話は、数ケ月に一度はある。すごい金額だけどね。すべて無視する。
 シンガポールの電源プラグ、スマホとその充電器、PC、パスポート、デジカメとその充電器、1月のハワイ旅行で使い残した米ドル(シンガポールで現地通貨と交換、日本で交換するのは損)、去年のシンガポール旅行で使い残したシンガポールドル、これまでのシンガポール旅行で使い残して貯まったシンガポールコイン、各種の予約証、他をひとまとめにした。
 特典航空券は、ワイフのパソコンにより出力済で、ワイフが持参(現地で用意していなかったことで、悔いたのは、電源を3つに分岐する三又だった、準備していてよかったのは、ホテル予約証で機内でシンガポール入国書類を書くとき、ホテルを記入する欄があり、住所ではなく、ホテル名を書き、郵便番号、電話番号を記入した。入国カードの様式は、去年までとの様式ではなく、新しくなっていた。ボールペンを預けた荷物に入れてしまったので、ボールペンは、客室乗務員から借りた。もちろん、返した)。
 現地の予定は、まだ、詳しく立てていないが、ナイトサファリ、ベイサイドの植物園、チャイナか、インド人街に行き、チリクラブ、シンガポールおでん、どこかのフードコートなどで食事をする予定だ。フードコートでは、現地の人からごちそうになった麺類のメニューを探してトライするかもしれない。ビジネスランチでの話だから、豪華なものではない。一度、別の顧客にイタリアン料理店に案内されてスパゲッティを御馳走になったことがあるけど、申し訳ないけど、おいしいと思えなかった。
 現地で会う予定の仕事のパートナーとは、23日にどこかで食事を一緒にする。ワイフは、そのパートナーとは、初対面になるけど、一緒の食事に付き合ってくれる。我が家のルールだ。
 ワイフは、あの屋上にプールがあるホテルに行きたいと言っている。何しろ、昔は、あのベイエリアは、屋内プール施設を除き(現在は、その取り壊した痕跡だけがあった)、何もなく、ベイエリアが現在の姿になる前は、工事用のダンプが行きかうばかりで、今日の姿など、想像もできなかったのだ。
9月21日 出発前日
 これで、準備は万端終了と思ったら、真夜中、里親になってまだ3ケ月の猫ちゃんが脱走した。窓が開いていたのだ。家猫で一切外には出していないので、「もしかして帰ってこないかも?」と悪い予感が走った。
 娘が泣きながら「母さんも泣いている、猫が家出した」と訴えた。外は闇で、ちょっとひどめの秋雨がふり、家の外はびしょ濡れだ。「困ったときは、インターネットで」の教訓に従い検索したのは、「家出した猫ちゃんの探し方」だ。信用できそうなサイトにアクセスした。50メーター位の範囲の近所、暗いところ、普段使い慣れたれ物(トイレと食事のときの食器)を玄関におき、夜分は、密かな声掛けで不審者と思われないための用心を、という教えに従って、家族で猫を探した。見つからない。
 深夜の2時頃、「明日、探そう」と捜索を打ち切り、猫が抜け出た窓をそのまま開けたままにし、その窓がある衣裳部屋にワイフが寝ることにした。
 なお、我が家では、猫を飼うとき、心がけてすることがある。食事の時、「こい!」という声をかけて、食事を与えること、あるいは、食事の器を軽くたたいて、食事の時間であることを知らせること、あるいは、猫ちゃんが好んで遊ぶ音がする遊び道具をひとつ、なるべく、心がけて猫ちゃんの遊びに使うことだ。
 多くの人が、「猫は芸をしない」と思い込んでいるが、猫もちゃんと芸をする。ただし、教える時期と猫ちゃんの個体差もある。我が家の猫の中で一番良く芸ができたのは、アメリカンショートヘアーで、おおよそ、犬ができることは、なんでもできた。その猫の芸のひとつは、「ジャンプ」で、普段は家族にも近づかない猫ちゃんが、「ジャンプ」と声をかけると、走ってきて膝の上に乗ってきた。もちろん、ご褒美がもらえると、すぐに膝から離れた。
 ということで、家族が寝る前に、猫ちゃんがいつも好んで遊んでいる、ヤクルトのボトルを数回、どこかに隠れている猫ちゃんに音が届くようにそっと、数回、転がした。
 ワイフがまだ寝着かれないとき、外に置いた猫のトイレを使う音が雨音にまじってして、その後、出て行った窓から猫が戻ってきた。ワイフが家族を起こして知らせてくれた。良かった!ワイフが朝になって言った。「猫ちゃんが戻らなければシンガポールに行けなかった」う~ん、やれやれだ。悪いこと続きだ。猫ちゃんにファーストコンタクトしたワイフが一番猫ちゃんに慕われているし、声をかければ声で応えるし、ワイフに駆け寄ってくるし、家にワイフが帰ると玄関で待っている猫ちゃんなのだ。私には、少しの愛想も振りまかないけどね。男同士で敵対しているのか。
 今日の夜、旅行障害保険をオンラインで加入する。カードには、海外旅行保険もついているけど、後払いだから、お金がなくて、救急車に乗れなかったら困るからね。
 救急車がクレジットカード払いを受け付けてくれるかは、調べたことがない。例え、調べたとしても、それが世界各地で普遍的であり、時間とともに変更も起こらないなんて、決して思わない。世の中は、どこの国も、どんどんせちがらくなっているのだ。
 今日は、ANA便のオンラインチェックインを行った。特典航空券は、事前座席指定機能が使える航空券なので、当然、予約時の発券前に座席を指定している。真ん中の列の左柄通路から2席並びを確保してある。なので、オンラインチェックインは、主に搭乗券を発券するだけのチェックインだ。あとは、空港で預託手荷物を預ければよい。
 旅行障害保険の加入は、50%近くの割引のあるWEBでのオンライン加入は、ワイフだけとし、私の分は、治療費無制限にしたいとか、死亡保険は(カードで加入しているし、死亡保険金は、死後でよいのだからカード保険で問題ない)、最低限度(カード保険を複数かけていても保険金は、合算にならないけど、都度加入の保険とは合算になる)でよいとか、保険金の受け取りは、喪主だけを指定したいとか、いろいろ条件があるので、空港で加入することにした。空港での加入でしか、私の条件は、実現しないからだ。救援費用は、多くの場合、治療費に含まれるので、治療費無制限の保険は、結構使いでがあるのだ。安いオンラインで加入できれば、なんでも良いわけではないのだ。
 空港で加入する保険は、オンライン加入ではないので、保険料金の割引はない。数千円の割高になる。私の条件で2千円割高だ。死亡保険金が最低にしてあるから割高分がそれほど大きくない。空港においてでも、私のすべての条件を満たす旅行障害保険会社は、損保しかないので、いつも、空港では、損保の窓口を使う。保険の料金は、オンライン加入より。少し割高になるけど、私の希望の条件は、すべて確保される。
 旅行障害保険のことをワイフに報告したら、「あら、今度仲間と行くケアンズ旅行に、皆に、オンラインで加入しておいて、と言ってしまった。オーストリアでの治療費は、2,000万円の治療費で大丈夫かしら?」というので、「大丈夫だと思う、病状が安定して日本への撤収作戦が可能になれば、私が行って、お友達の場合を含めて、日本への撤収作業を行うよ」と言っておいた。 
 私は、羽田と成田のすべてのターミナルに自分のデータを登録してあるけど、実際に登録が役に立つかというと、まったく役に立たない。役にたったという記憶がない。損保の場合は、直前の保険加入記録がすぐに検索できるため、保険会社(実際は代理店)も、私の保険加入条件での書類の作成を間違いなく、迅速に作成できる。保険会社代理店の人も、私の契約条件のとき、どのような書類を使い、追加条件を明確にし、確認条件として何を確認すべきかという、保険のイロハの「イ」を知らない人が多いのだ。空港での持ち時間が短いとき、助かる。間違った保険証券作成をされるリスクもない。この間、福岡にいったとき、いつもと違う保険に加入したたら、見事に保険代理店がチョンボして、保険証券の写しが、私が帰宅しても、留守宅に発送されず、保険代理店に置かれたままとなっていたトラブルが発生した。厳重に注意したけどね。多分、また、チョンボするよ。そこの窓口の職員の交代が激しすぎるところに、私が普通にない保険に加入するからだ。
 時たま行く旅行のために、為替窓口における外貨購入時の為替レートの差は気にしない。今回も、ワイフは、日本の銀行系でない外貨購入窓口で外貨を購入し、私は、やむを得ない事情があって、日本の銀行系の窓口で外貨を購入したけど、日本の銀行系の窓口は、余分な書類を書かせるし、外国系や外国の窓口では決して聞かない余分な情報を聞くし、人が沢山いて、役割分担をして作業しているので、時間がかかる。日本の銀行系の人に海外すべての外貨交換窓口を視察してもらって、その作業の迅速さ、計算の確かさ、顧客に対するコストのかからないサービス、笑顔でのサービス、搭乗を控えての時間がかからないサービスを見てもらいたいと思っている。人が多いと危険が各人に分散される分、各人に油断が生じやすく、責任が分散され、誤りしやすくなるという点もあるのだ。また、空港での所作業は、時間との勝負なのだ。「計算をまちがわない」なんていうのは、当然の、最低限度の話だと思う。空港でのサービスは、コスト、時間、顧客の手間をかけてはいけないのだ。
 なお、どのカードでの支払が、為替レートが悪いかを時間をかけて比較して、どうも負担が大きそうなカードは、最近、解約した。カードで支払う金額が大きいので、外貨購入の窓口の違い程度の話ではないのだ。もちろん、外国の街中にあるATMは、使わない。どのくらいの手終了がとられ、どの位の円・外貨交換比率になるのか、各国のATMについて事前にわかるのは難しいからだ。
 私たち夫婦の場合、旅行のためのパッキングは、すべて各自で行う。ただし、大きなカバンを使用するときは、その半分をワイフ、残りを私という風に、領域を分けて荷物をパッキングすることはある。旅行に一緒しない人は、パッキングを手伝わないという習わしだ。ひとつだけ情報を交換するのは、ドレスコードがあるようなどのような場所に行くときの互いの服装は、調整する。それ以外は、基本的には、自分のことは、各自が行う方式だ。まあ、今回は、シンガポールの街中を歩くだけなので、ふたりとも軽装で行く。
9月22日 
日本時間22時20分、今、シンガポールに向けて巡航高度1万1千メーターにある。北斗七星が見える夜空から、オリオンの輝く夜空に変わる。成田を出て、すでに4時間が過ぎている。今頃は、多分、自動操縦で飛行している。緯度経度が設定されれば、数千キロの距離を飛行しても、数キロの誤差で目的地近くにたどり着く時代なのだ。ただし、自動操縦といっても、その間でもパイロットには、いろいろとすることがある。定点報告や、見張りなどがそうだ。乗客に不快な揺れをもたらす雲があれば、自動操縦を外して、マニュアルで操縦するかもしれない。マニュアル操縦で航路からそれとも、自動操縦に戻せば、飛行機は、自動的に航路に戻る時代だ。空港に近づいたあとは、空港管制と交信しながら、空港を目指すはずだ。
 先ほどの機長のアナウンスでは、シンガポール時間の深夜12時に着く。あとしばらくの飛行だ。機内は消灯され、機内エンターティメントを楽しんでいる人もいれば、しばしの眠りを中の人もいる。
 ホテルには、いつものとおり、予約時に深夜の2時頃着くと予約時に言ってある。シンガポールに着くときは、ANAでも、JALでも、DELTAでも、キャセイでもそうだ。真夜中が多い。大体、飛行機は、空中に浮かんでいないと稼ぎにならないから、24時間めいっぱい、飛行させる。なので、到着が遅い空港では、その後の出発あるいは折り返しの時刻も深夜とか早朝になる。帰国の27日は、深夜の出発だ。
 空港からホテルには、当然、タクシーで行く。地下鉄は、動いていない。ホテルに着いたら、シャワーを浴びて一寝入りする。シンガポールを歩き回るのは、そのあとだ。
9月23日 
朝、現地時間朝8時に目が覚めた。メールを開いたら、仕事のパートナーからメールが来ており、彼は、JALで私とほぼ同じ時間にシンガポールに着いたようだ。23日の夕食の件は、時間を確保してあるとのメールだ。
 まあ、チキンライスでどうでうかってメールを返した。店を予約して席を確保しようと、店が開いた時間頃に電話を入れたら、何人か?と聞かれたので、3人と答えたら、予約できません、との回答だった。多分、3人程度だったら、店に来て並べ、という主旨にとったので、ワイフに早めに出かけて店で並ぶけど良いか?と、了解をとった。女性は、外出に時間がかかるのだ。ちなみにシンガポールの市内電話は無料なので、払い込み済みのホテル代に追加の費用は発生しない。
 この項は、現地についてから気づいた点だ。
 毎日の予定は、天気次第のフレキシブルプランが良いね。東南アジアのひどい雷雨なんて、最近、日本で騒がれている「何十年に一度の雨」の比じゃない。傘は、まったく役に立たないし、出会うとずぶ濡れになる。雷は、直ぐ頭の上で鳴るので、金属製のものを持つのは危ない。旅の備えとしては、日本のコンビニで、全身を覆う、安い雨具の携行がお勧めだ。
 毎日、天気予報を知って、当日のプランを実行するという方法では、天気予報を知る手段が必要だね。私の場合は、PCだけど、スマホでも、位置情報使用の条件下では、いつも日本で使っている天気予報が、現地で開けば、現地の天気予報にかわるから、現地の天気予報はどうやって検索するのかの心配もいらないし、日本語で出てくるから、言語も気にしなくてよい。今回は、3日ほど、毎日、晩の7時、8時に50%の雷雨という予報に出会ったが、当日の予報では、すべての曇りとか、晴れに変わった。だから、夜の予定は、すべて、当日の午後の天気予報確認後、予定を確定し、行動した。
 必要なことは、スマホを持参すること、スマホを飛行機に乗る前に「機内モード」にして間違っても、現地でこのモードを元に戻さないことだ。「機内モード」にしても、スマホは、WiFiで作動する。LINEでの通信には、問題ない。街中を歩くために現地で使える無線ルーターと充電器があれば、街中でも「機内モード」で安心して使える。
 スマホは、お金がかかる、とご心配の熟年の方は、スマホは、LINE, ナビ、検索、写真撮影だけで使い、決して有料のアプリは使わず、決済手段も一切スマホに入力しない、という方法だけを厳守していれば、海外で道に迷うことなく、街中で豪雨に合うことなく、確実に旅ができると確信してもらいたい。気軽に契約できるからと言って、ホイホイ契約していくと、後でアプリを特定して確実に解約するのがいかに難しいかということを悔やむことになる。
 今の時代、ホテルには必ず無料のWiFiがあるから、部屋にいるときは、必ず、そのWiFiを使うよう心掛けた方が良い。良くいく施設や、良く乗る交通手段にWiFiがあるときは、こまめに、そのWiFiをスマホが捉えたら、自動的にそれを使うように設定した方が良いね。設定を自動にしておけば、2度目以降は、何もしなくとも、そのWiFiサービス圏内にはいると自動的に切り替わる。私の場合は、上記のような考え方でいるので、いつも、通信量別の料金があるときは、最低の通信量の申し込みしかしない。今回でも、毎日、前日の通信量の報告がt4から来たが、通信量は、100MB前後であった。また、最近は、目的地の場所が緯度経度で示されるケースが多いので、この方法によるナビの利用になれた方が良いかもしれない。私が使用するBOOKING.COMでは、ホテルの所在地は、住所、緯度経度で示されている ほかに、どこでも気軽に座れるように、お尻の下に敷ける軽く、クッション性がある敷物がお勧めだね。今回も各所で待ち時間つぶしなどで、いろいろなところに座った。
 23日の昼間は、ワイフが行きたいと言っていたホテル;マリーナ・ベイ・サンズにいくことにした。
滞在期間中は、脚と地下鉄と、時にバスで動き回ることにしているので、最初に、1,2,3日間のデイ・パスのうち、3日間のデイ・パスを購入することにし、ラベンダーの駅で聞いたら、ラベンダー駅の窓口は、12時からしか窓口を開かないという。仕仕方がないので、9時でも空いているというシティホール駅で購入することにし、シティホール駅に立ち寄った。地下鉄券があれば、同じ系列のバスもすべてに乗車できるので、シンガポール動物園やナイトサハリに行くとき、地下鉄を降りた後のバスにも使えるのだ。
3デイ・パスは、30ドルだ。ただし、使用後、デイ・パスを購入できる窓口(どこの駅でも良い)でパスを返すと、10ドルの返金があるので、実質20ドルで結構安い。購入の時、「旅券(旅券に代わる他のIDも)は?」と旅券の提示を求められたけど、携行していないといい、旅券提示なしで買い求めた。パスを返却するときの、旅券の再提示はない。
日本と海外の考え方で、同じようでいて、同じでないことが随分ある。英国でウィークエンド・リターン鉄道切符を買った時、念のため、「ウィークエンドって、いつまで?」と聞いたとき、「月曜日まで(時間も言われたような気がしたけど、何時までといのは覚えていない)」と言われた。ウィークエンドなどの時間指定の券を買うとき、確認することが必要だ。
 今回の3ディ・パスで、最終日にホテル近くのホテルの駅の改札を出るのが、0時を過ぎることになった。3デイというのは、3営業日だと理解したので、そのまま、通過した。深夜でも、まだ、当日のはずだ。
 ディサービス券のメリットは、いちいち、券を購入する手間が省ける、割引がある、その他に、マリーナ・ベイの光ノページェントとか、ガーデンバイザベイなど、催し物が特定の時間にある場合、帰途、地下鉄の自動券売機は、長蛇の列になるけど、これに巻き込まれずにすいすいと地下鉄に乗れるメリットもある。結構、思わぬメリットをあちこちで享受できる。
 シンガポールの各種のサービス窓口の所在、窓口の運用時間などを確認すると、良くこれで観光客が我慢できるなと思うほどの点がいくつもある。各種の割引券が特定の場所でしか買えないとか、その営業時間が随分ゆっくりしているとか、いろいろある。
 雨とか強風の日に高いところに上るのは苦痛以外の何物でもない。それが9月23日は晴れていて、風もなかったので、絶好のマリーナ・ベイ・サンズ日和だった、チャンスだ。朝早く、10時過ぎ位に行ったので、日曜日にも関わらず、56階行きのエレベータの乗員は、ワイフと私だけだった。せっかく来たのだからとのんびりと周囲の景色を過ごし、マーライオンはあすこだとか、市庁舎はあそこだとか、場所を確認しながら過ごした。
 帰りに、24日の夜も来たいというので、地上の発券窓口に明日の夜の券を買いたいといったら、明日は雷雨で、お勧めできないと言われた(あまり雷に近いところに行きたくない)。明日の午後位に天気の様子見て、検討したら、ということなので、あらかじめ券を購入しておこうと思った思い付きは断念した。でも、また、夜に来たいと思わせるほど、見晴らしは良かったね。同じことで、行こうと思っているナイトサハリも天気予報を見ながら検討することにした。何しろ、何も確定した予定がなく、5夜もシンガポールにいるのだ。このゆとりの大きさを大いに活用したい。また、東南アジアの雨って、ひどい降り方の雨も多いから、日本のようなしめやかな雨を考えているとずぶぬれになる。
 そういえば、去年だったか、おととしだったか、対岸のインドネシアの野焼き農法での野焼きの煙がシンガポールまで来、シンガポールの空が煙で覆われた、というような話があった。シンガポールとインドネシアに挟まれた海峡が封鎖されると、日本の経済が止まるので、数えきれないほどの船で海峡が塞がった景色を見ながら。そんな紛争が起こらないように祈ったね。おおよそ、旅のこころとは、異なった思いだけどね。
 夕方、チキンライスの店に行くのに、例によって、店の名前とアドレスを示し、「ここに行きたいので、最寄りの駅はどこか?」とホテルのコンシェルジェに聞いたら、「最寄りの駅はない」と言われた。実は、欧米では、10分も歩くような距離は歩行範囲ではないのだ。シンガポールもそうとは思っていなかったので、「タクシーで行け」というコンシェルジェの示唆に従い、タクシーで行くことにした。海外では、日本よりはるかにタクシー代が安いのだ。
 念のため、「電話で予約したら、予約できない」と言われたと言ったら、その店は(少人数の)予約はとらない」とのこと、旅行雑誌情報が、いつまでも正しいとは言えないのだ。
 コンシェルジェがベルボーイに行先を指示してあげると言い、タクシー乗り場まで付いてきて、ベルボーイに行先を指示した。あとで想像するに、行先は、住所と店の名前を言ったはずだったが、ベルボーイがタクシーの運転手に伝えたのは、電報ゲームみたいに、店の名前だけだったようで、走り出したら、運転手がすぐに着くようなことを言う。心配になって、住所を運転手に言ったら、目指していたのは、近場の同じ店の分店だった。運転手いわく、その店は、あちこちにあるとのこと、途中でタクシーは、Uターンして本来の店に向かった。そういえば、目的地の検索も、安易に店の名前だけで検索すると近場の店が表示され、住所で検索すると、目的の店が表示されていたのを思い出した。
 目的の店に6時半につき(日曜日)、予約受付の人が持つ受付簿を見たら、せいぜい6組位の待ちだったから、すぐに申し込みをしたら、呼び出しベルを手渡してくれた。同席するパートナーは、決して待ち時間に遅れない人で、この日も、15分前には店に現れた。いつもの通りだ。最寄りの地下鉄の駅で降り、そこから歩いてきたという。歩きで15分だったとのこと、やはり地下鉄とナビで来られることを確認した。
 注文した料理は、スープ、チキン、酢豚、サラダ、デザートだ。仕事のパートナーとは、交互に食事費用を負担し合っており、直前には、葛飾柴又で食事を御馳走になったこともあり、今回の負担は、私だ。特にワイフも同席しているので、順番は崩せない。毎年1月のハワイ旅行では、彼とワイキキ海岸沿いのホテルの朝食を片端から訪ねて評価している。この時も、費用の負担は、交互の原則を保っている。毎回の折半方式ではない。
食事の帰り、「タクシーは捕まえられるか?」と確認したら、緑ランプの空車に手を挙げれば、停まる、と確認し、店を出た。タクシーはすぐに来た。タクシー乗り場以外でもタクシーが客拾いをしてくれるのは、場所によると思っている。
9月24日 
昨日、夜寝る前、当地の天気予報を見た。私のPCは、GPSをオンにし、位置情報を把握しているので、天気予報は、いつもご当地天気予報が表示される。もちろん、すべての予報は、日本語で、日本にいる時と同じにでる。夕刻、雷雨の予報だ。傘が全く役に立たない雷雨があるので、夜の予定をどうするか、24日の午後考えることにした。日の明るいうちは雨の予報はない。
 朝、快晴だ。ワイフと話し合って、午前中は、ボタニックガーデンに行き、午後は、いったん、ホテルに戻り、夕方、6時頃、マリーナ・ベイ・サンズに行くことにした。
 仕事のパートナーは、以前に、マリーナ・ベイ・サンズの光のページェントに行ったとこのこと。マーライオン・パークで見ると良いよ、というのが彼のアドバイスだ。夜にマリーナ・ベイ・サンズの屋上に上がるのはやめにした。
 ボタニックガーデンは、朝はかなり早く(5時)からやっているので、むしろ、オーキッドガーデンが開く8時30分を目指してホテルを出た。ワイフは、早朝や夕刻のラッシュアワーに地下鉄にのるのは、避けたいとは言ったが、仕方がない。
 目標の地下鉄駅は、ボタニックガーデン駅だ。ボタニックガーデン駅から30秒の距離だから、地下鉄で行く。子供たちが小さいころ、家族で行ったのと、数年前に一人で行ったのと、今回で3度目だ。ワイフとは2度目になる。
 シンガポールのボタニックガーデンは、2015年7月に世界遺産に登録されたとのこと、これからますます訪れる人が多くなることと思う。今回は、オーキッドガーデンを目指していった。ガーデンのあちこちが改修中で、見られない部分が随分あったけど、花は、これまで見た花よりはるかにきれいに見えた。夏の終わりころで季節がよかったせいか?
 ボタニックガーデン駅に着いたら、駅構内の案内を見、ボタニックガーデン出口を探すか、スマホにボタニックガーデンをセットして、それらしい出口を出る。GPS衛星が見られない地下では、ナビがうまく働かないと思うので、とにかく地上に出て、ナビが確実に作動するようになったら、その案内に従っていけば、植物園の入口にだどり着く。ポイントは、駅案内板に従って、それらしい出口をでること、ナビが働かないうちは、駅から1分以上はなれないことだ。うまくすると、駅の出口が植物園の入り口だ。
 ちなみにGPSのような全世界を網羅する衛星は、かなりの数を運用する必要があり、それも打ち上げすればおしまいではなく、数年すると落ちてくるので高度を保ち、いよいよ落下することになれば、代わりの衛星を打ち上げる必要があり、結構、費用がかかる。米国の衛星なので、米国を好かない国には、いろいろと問題がある。
 ボタニックガーデン内は、植物園の案内に従って、自由に歩く。植物園内には、至るところに道案内があり、行きたい箇所があれば、そこにたどり着ける。
 オーキッド園は、地下鉄の駅から見て、植物園のおおよそ反対側にあるので、そこに早く行きたい場合は、スマホに目的地をセットして、それに従って歩く。植物園内では、ちょっと大型のトカゲと小さなクロリスを見かけた。トカゲの場合は、気づいた人が何人も集まって、トカゲを見ていた。トカゲは、10センチ程度のトカゲは良く見たが、50センチ位?のトカゲは、3度目の入園で初めて見た。
 午後は、マリーナ・ベイ・サンズの光のショー(20時開始)を見るために、ホテルを夕6時にでた。光のショーは、仕事のパートナーの勧めに従い、マーライオンのところから見る予定なので、降りる地下鉄の駅は、ラッフルズプレイスだ。ホテルをでるとき、スマホに目的地の「マーライン」を設定した。なお、実際は、スマホではなく、タブレット端末だ。ナビの操作は、すべてワイフの仕事だ。ワイフが友達と海外に行くとき、ナビを操作できるのが、ワイフのみというケースもあるからだ。
 駅の地下ではすぐにGPSは働かないし、勝手な方向に誘導することがあるので、地下鉄の出口は、フラントン・ベイ・ホテル方面の出口を探し、地上に出たあと、ナビの案内に従って移動する。ポイントは、マリーナ・ベイに沿って、マーラインに行くプロムナードにでることだ。ホテルを道路の反対側、海側をみて、道路を横断する陸橋(とっても、ちゃんとした建物の一部のように見える)を探して渡り、わたりおわったら、ホテルに向かう出口を出、ホテルの前を通り、プロムナードにでる。
 マーラインには、18時30分頃着いた。マーライン横の階段状の海辺の、もっともマリーナ・ベイ・サンズに近いところに座り、18時30府頃から90分もワイフと雑談をしながら、夜20時を待った。心配した雷雨の気配は、まったくなく、19時頃すぎには、満月がマリーナ・ベイ・サンズの左側にのぼり始めた。シンガポール旅行では、待ち時間に地面とか、石段とか、木の椅子に座ることが多く、ここでは、コンクリートの階段に座ったので、空気で膨らむ、お尻に敷くものがあると助かると思った。
 光のショーは夕20時ぴったりに始まった。光とプロジェクションと噴水のショーだね。噴水には、音楽もついていたけど、マーライオン側では、聞こえなかった。ラスベガスのベラージオ・ホテルの噴水のショーは、噴水の高さ、噴水が立ち上るときの爆発音のような響き、音楽で素晴らしいショーだけど、シンガポールの光のショーは、レーザー光線、光のプロジェクション(構造物、噴水の霧などに写す)、噴水のショーで、スケールが大きい。ただし、噴水のショーは、マリーナ・ベイ・サンズ側でないとその迫力は、味わえない。この次は、マリーナ・ベイ・サンズの側から光のショーを見てみたい(26日の夜、見た。こちらも観客がいっぱいだった)。
 ショーが終了した後は、スマホの目的地を「ハーベスト・シーフード」に設定し、シンガポール河左岸を8分ほど上流に遡った。現在、シンガポールに駐在しているワイフの知り合いの娘さん紹介の店で、シーフードがおいしいとのこと、行くことにした。
 ワイフにお願いした「今宵の夕食は、よろしく」とね。収入と支出は、すべて、互いに独立させているので、ワイフにお願いする場合は、頼んで引き受けてもらう。今回の旅は、特典航空券はワイフ、宿は私、交通費も私、食事もおおむね私、一部ワイフの負担だ。ワイフが、ときどき「私が出そうか」といってくれるのも助かる。
 おいしかったね。特に魚のから上げとそのトッピング(甘酸っぱい)が美味しかった。骨までバリバリ食べられた。夜のシンガポール河の静かさも食事の雰囲気に一役買ってくれた。
 帰り道、いま、月餅の時期だよと、仕事のパートナーに教えてもらったので、今まで目にしたことがない、白い月餅を探したけど、見当たらず、他の甘いお菓子と牛乳を買ってホテルに戻った。
9月25日 
 朝は、5時半に起き、ホテル4階のランドリーに行った。ランドリー室というより、オープンスペースのランドリーコーナーだ。外は、真っ暗だ。こうした旅行中の室外のランドリーの担当は、私だ。まず、4階のランドリーコーナーに立ち寄り、その場所、洗濯機や乾燥機が空いているのを確かめた。もちろん、周囲のセキュリティも確かめた。
  ランドリーを見た後、フロントに行き、4階には、ルームキーを持った人以外は、行けないことを念のためフロントで確認し、ランドリーに使うコインを換金(洗濯5ドル、乾燥5ドル)し、その後、4階に戻って、洗濯を開始した。洗剤は、洗剤補給装置があり、そこから1カップ分をカップに入れ、洗濯機に投入する。洗濯中は、テラスの椅子に座って時代小説を読んで過ごした。
 25日は、午前中、ハーバー・フロントへ行き、セントーサ島を眺めて戻り、午後は、夜ナイトサハリに行く。天気予報は、調べ済だ。
 例によって、セントーサ島が見える、ハーバー・フロントの階段にワイフと並んで座り、子供たちを来た時の思い出と、今のセントーサ島との違いを語り合った。まあ、思い出のリプレイだね。RERUNかな。こんな旅も熟年には良いかもしれない。
 セントーサ島には渡る予定がないので、今回予定して、まだ、実行できていないことがら、フルーツを絞ったジュースを飲む、シンガポールのおでんを食べる、シンガポールのスィーツを食べる、の3つを敢行した。ジュースは、アボガドのジュース、スィーツは、かき氷だ。
 シンガポールのおでんというのは、あたっているかどうか微妙だけど、シンガポールのお客様から、「これは、シンガポールのおでんだよ」と言われたのだ。野菜から練り物、海藻、肉、海の幸、他いろいろなものがあり、好きなものをどんぶりに7個とか取って、おそばの種類(春雨、香港ラーメン他)を指定して、スープの種類も指定すると、油で揚げるものは油で揚げ、熱湯で湯がくものは湯がき、そばを加え、スープを加えて出してくれる。注文して、料金を払ってから、出来上がるまで並んで待つ料理だ。
 ここまでいうと「な~んだ、ラーメンではないか」言われそうだけど、そのようでもあり、おでんのようでもある。何しろ、具がいっぱいなのだ。日本のラーメンやうどんのように、麺がメインではないのだ。
 私は、野菜とキノコと豆腐(豆腐そのもの、厚揚げ、油揚げで包んだようなもの、ユバとその加工品などなど)関係を多く選んだ。具が沢山だから、腹いっぱいになる。なお、お店により、肉や、魚そのものは出さないお店と、お肉でも、魚でも、何でも出す店などがあり、その日の気分によって、好きな方を選ぶことができる。おでん屋は、野菜がいっぱい生で並んでいるからすぐにわかる。食後は、かき氷も食べたが、台湾のようなかき氷ではなかった。氷もかた~い氷でないから、食べる前からじくじくととけた。
果物のジュースは、食前に味わったが、私は、マンゴーのジュースに挑戦し、ワイフは、ごくありきたりのイチゴとバナナのジュースを楽しんだ。
 セントーサのスタバで、最近売りに出されたエスプレッソコーヒーカップタイプの小さなカップを買った。マグカップという言葉は、どうも和製英語のようで、家には大きいサイズのスタバのカップがすでに30個以上ある。You are here!の言葉と地名がないカップは買っていない。
 ナイトサハリは、地下鉄とバスを乗り継いでいくことにした。インターネットを見たら、いろいろな割引券の案内があったが、だき合わせになっていた他のところには、今回、行く予定がなかったし、交通手段との抱き合わせも、地下鉄とバスで行くことにしたので、抱き合わせのメリットはないのだ。考えてみたら、夜の光のショーは、有料のものは、ガーデン・バイ・ザ・ベイしかなく、入場券と何かをセットで売って、売り上げを大きくしようという企画に向かないせいかな。それに、雷雨でダメになる確率が高いので、前売りにはむかないかも。でも、せっかくのシンガポールの夜、旅行者は、晴れの日を選んで、すべてを観るというのがおすすめだね。
 地下鉄とバスで行くと、3日パスが使えるので、追加のお金を負担することなく、往復できる。行も帰りも、時間を気にすることはない。動物園を23時30分位に出れば、ホテルには、地下鉄の終電前、12時過ぎに戻れるのだ。
 地下鉄で行くルートは、2通りあったが、その一つは、地下鉄の南北線でAng Mo Kio(アン・モ・キオ)まで行き、そこから始発のバス138号線で終点動物園まで行けば良いルートだ。バスは、始発で乗り、終点で降りるコースが海外ではお勧めだ。帰りは動物園始発のバス138号線にのり終点のアン・モ・キオでおり、地下鉄に乗ればよい。始発から始発なので、バスにのる場所さえわかれば、安心して乗降車できる。動物園からは、動物園の前にバス停がある。心細い人と、この種の情報の確実性を心配する人は、空が見える場所(GPS衛星が見える場所、肉眼で見えなくても、スマホから見えればよい)で自分の位置と、目的地をセットし、WiFiルーターを持って電車やバスに乗ればよい。アン・モ・キオ付近を含め、郊外では、地下鉄は地上を走るので、自分が今どの付近を走っているか、電車の中でも捕捉できる。
 さらに念を入れて、地下鉄の駅を降りたら、空が見えるところで目的地にシンガポール動物園をセットし、バスに乗れば、バスが今どこを走っているか補足できる。目的地が近づいたら画面を拡大して、より正確性を図れば良い。138号線の終点がシンガポール動物園なので、何も心配しなくてよいのだが、こうした情報は、いつ、変更されるか予測できないので、途中で自分が降りるバス停を確実に捕捉したい場合は、スマホの利用が安全である。 138号線のバス以外にもう一つのバス路線があるが、行くときは、138号線のバスで行き、帰りは、シンガポール動物園から出るもう一つのバスに乗って帰っても良い。
もう一つのバスは、地下鉄の駅、Choa Chu Kang(チョア・チュー・カン)に向かう駅へのバスである。なお、現地名標記に英語を用いるのは、現地の案内では、決して日本語が出てこないためである。
 アン・モ・キオ駅を降りると、地下鉄と並行に走る道路が、乗ってきた地下鉄の進行方向に向かって右手にある。何も表示がなく、入り口もわかりにくいバスターミナルだけど、バスが頻繁に出入りする建物を駅前のT字路(そのT字路の駅と道路で挟んだ反対側の左コーナーを探し、道路に面している面の左側の小さな入り口を入ると、中はバス発着場がいくつもある大きなバスターミナルなのだ。駅を背に、入り口を入ってまっすぐ進み、突き当たって右に曲がって、その突き当りが138号線のバス乗り場だ。乗り場には、待ち列用の柵が複数あるので、138と表示された案内板のある柵がある、柵に並んで待てば、やがて138号のバスがくる。バスの乗り方は、前からのり、バス運転手のそばにあるICカード読み取り機にデイ・パスをかざして乗車する。
 帰りもバス用の柵が2列あり、138号線バスの柵に並んで待てばよい。デイ・パスをもっていれば券売機がどこにあるかを気にしなくて良いし、閉演などの時間前の長蛇の列を気にしなくて済む。
バンクーバーの動物園やラスベガスのアウトレットのように、ローカルバスにのり、その路線の途中で、バス停止ボタンを押し、降りなければならない状況にはないので、行きやすい。
 なお、バス車内に行先表示するバスは、まだ、シンガポールには少ないので、それに従って降りるという場合は、シンガポールでのバスの利用は、結構、難しい。シンガポール動物園は、そうではない。例え、終点でなくても、シンガポール動物園のバス停は、動物園そのものの前にあるので、「ああ!ここがシンガポール動物園」と判断するのが容易だ。
 シンガポールに何度も行っている私も、ナイトサハリに行ったのは、今回が初めてだったけど、ワイフと意見が一致したのは、「2度は来なくて良いね」だった。私たちだけの感想だけど、見られる動物の種類も限定されているし、ショーもさほどでもなかった。
 最初の悪い印象は、トローリーの乗務員;運転手と補助要員か安全要員かわからなかったが、来て、出発する前に、補助要員がお客の見ている前で、しかも動物園の中でタバコらしいものを吸い始めたことだ。
しかも、その後、トローリーは、クラッチの故障で動かなくなった。運転手は、観光客の安全確保をすることなく、車止めをすることなく、動転して、ただ、ひたすらクラッチを意味もなく切り替えるので、トローリーは突然、急発進したり(すぐ、停まってしまう)、クラッチがはずれて、トローリーがズルズルと坂を後退したりした。安全教育がされていない、典型的な事例を見た。安全要員か何かのために乗車していたスタッフも、ひとこと英語で状況説明しただけで、何もすることがなかった。興ざめだね。
 まあ、というわけで、シンガポールで限られた時間に観光される場合は、昼間に行くシンガポール動物園の方を勧める。特に、北海道の旭山動物園を気に入っている人にはお勧めだ。海外の動物園が日本の動物園といかに違うかを知る機会になるからだ。まあ、シンガポールの動物園が気に入ったら、米国西海岸、サンディエゴの動物園に行くこともお勧めする。サンディエゴに行く場合は、もちろん、サンディエゴのシーワールドもお勧めだ。
 夜の時間の晴れの日に限りがある場合は、マリーナ・ベイの光とプロジェクションと噴水のページェント、ガーデン・オブ・ザ・ベイの光のページェントを優先することをお勧めする。まあ、好みにもよるけどね。
9月26日、シンガポール最後の夜
 ワイフが買い物に行きたいというので、オーチャード界隈に行くことにした。買い物は、2つあって、小物入れと化粧品だ。小物入れは、日常、部屋で使う、ちょっと見栄えの良い、安いもので良いとのこと、マリーナ・ベイのショッピングモールでも見たけど、高級品が多すぎて、日常に気軽に使えるものではない。化粧品は、最初に名前を聞いたとき、えっ!猫の餌?と思ったけど、Katfood(CではなくK、ウェブは、WWW.ilovekatfood.com; I love Katfood)化粧品なのだそうだ。
 ワイフがいう小物は、大体、香港の絹物の小物を買っていた店でないと、気に入ったものがなかなか見つからないのだ。香港には、当分、行く予定がない。
 化粧品は、いつも行っている高島屋でもあるのではないか、と高島屋ちかくの店の人に聞いたら、「残念ながら、私のところでは、販売の権利を持っていないのでありません」ということだったので、高島屋の地下のフードコートに寄り、果物のジュースを飲んでからオーチャード駅の方向に戻った。つい最近、血液検査で医者から、「お前の血は、濃すぎる。1日2リットルの水を飲め」と言われたせいもある。シンガポールが蒸し暑すぎるというのもある。
 高島屋から地下を少しオーチャード駅より先へいって、右に曲がり、直接、伊勢丹の地下、食料品の入り口から、1階の化粧品のコーナーに行った。1階の化粧品売り場で聞いたら、別の人に聞いてくれて、売り場がわかった。まあ、まだ、売り出し開始したばかりの時期だから、同じ1階だけど、常設のブースではなく、新規売り出しのコーナーにあった。売り場の主任が来て、いろいろと説明してくれ、ワイフはココナッツオイルの化粧品を含め、4点を買った。売り場の人に「ここの写真を撮ってもよいか?」と聞いたら、「撮ってもよい」とのこと、カメラに収めた。
折角、伊勢丹まで来たから、地下のフートココートにより、お昼を済ませて置こう、ということになり、地下のフードコートで、ベトナム料理を食べた。メインは、ベトナムハノイのうどんで、一品アイテムでベトナムの生春まきを注文した。やはり、私が作る生春巻きとは、巻き方が違うね。ドレッシングもおいしかった。おいしいからと言って追加注文はしなかった。大体、旅行中の腹痛は、疲れてきた時―だから旅の終わりの頃、おいしいと言ってその品を食べすぎたときに起きているからだ。腹も身の内なのだ。インドのヒマヤラ寄りに行ったときは、注意していたせいか、過半のひとが激しい腹痛を起こしたけど、私にも何も起こらなかった。激しい腹痛というのは、立って歩けないほどになるのだ。
26日の晩も天気予報は、雷雨はないという予報だった。結果として4夜連続の晴れだ。それで、ガーデン・バイ・ザ・ベイにいくことにした。イルミネーションに火がともる頃が良いといっても、深夜には、帰国なので、荷造りもあり、ラッシュアワーに合わないように4時ころ出かけた。残念ながら、イルミネーションに光がともり、7時45分の光のショーまで待つことなく、ガーデンを後にした。空中回廊には、上ったけどね。
マリーナ・ベイで食事して行こうと8時まで食事し、8時きっかりに、ワイフを急がせて、3階の屋外、ルイビトンの近くの外に出た。丁度、その日の噴水と光のショーが始まったところだった。「ワイフが良く覚えていたね」、と言ってくれたが、昨日のマーライオン側では見られなかった、マリーナ・ベイ側のショーだ。音楽とカラフルな光、プロジェクションなどが見事にシンクロナイズして。良かったね。無料だしね。手すりに寄りかかって、終了の8時20分までのショーを楽しんだ。
 帰国。飛行機は、無事に成田についた。多分、B滑走路に着陸した。正常な着陸時は、航空燃料が減り、機体が軽くなっているし、着陸失敗時は、急停止ではなく、再離陸になることが多いので、航空燃料満タンの離陸時の離陸失敗で急停止する場合を考えた距離より、距離が短くてすむはずだ。
シンガポールお得術―小さなお店で買い物をし、支払うとき、自分でお札とコインを入れて支払いができる支払い機がある店を探しておこう。旅の終わりにたまったコイン持ち(私の場合は、家にあった分を含む)その店に行き、2ドルとか5ドルの額が残る買い物をし、支払いの時、持っているコインをすべて投入してみよう。おつりがお札とコインで戻るよ。
お札は、日本に戻って、円に換えよう。少しの為替レートが良い両替店に気を配るより、こちらに気を配った方が良いよ。
摂氏15度、おおよそ16度の差だ、体調に気を付けなくては。
 次の旅は、パラオだ。それまでに、多分、宇都宮近くに行く。

私の旅行記、システムの許容サイズを超えていて、後半をロードできなかったので、途中を一部、カットして、サイズを許容範囲に収めました。


旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.0
グルメ
4.0
ショッピング
4.0
交通
4.0
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
航空会社
ANA
旅行の手配内容
個別手配

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  • ガーデン・バイ・ザ・ベイからみたマリーナ・ベイ・サンズ

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  • ガーデン・バイ・ザ・ベイの人工ツリーに育ったつた

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  • 植物園で見た大きなトカゲ

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  • マーライオンから見たマリーナ・ベイ・サンズ

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  • 満月の月

    満月の月

  • 満月の月と観光船

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  • 色が青に代わり光のショーの始まり

    色が青に代わり光のショーの始まり

  • レーザービームの輝き

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  • 右手、マリーナ・ベイの側で噴水のショーの始まり(始まりはシンクロしている)

    右手、マリーナ・ベイの側で噴水のショーの始まり(始まりはシンクロしている)

  • 噴水も青になった瞬間

    噴水も青になった瞬間

  • 噴水も佳境に入る

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  • さらも色も変化

    さらも色も変化

  • レーザー光線も緑に、屋根は赤に

    レーザー光線も緑に、屋根は赤に

  • 左手の青い部分は、プロジェクションの投影が進む

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  • さらに色が変化、月も一役

    さらに色が変化、月も一役

  • 激しく、色が変わる

    激しく、色が変わる

  • 屋根の色も紫から水色に。右手下方の噴水の部分にも、水のカーテンにプロジェクションが行われている。

    屋根の色も紫から水色に。右手下方の噴水の部分にも、水のカーテンにプロジェクションが行われている。

  • いよいよ、光のショーも最終段階に

    いよいよ、光のショーも最終段階に

  • 色がみずいろから青に

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  • プロジェクションも、レーザーも、噴水も、そして音楽もクライマックスに

    プロジェクションも、レーザーも、噴水も、そして音楽もクライマックスに

  • 色が激しく変わる

    色が激しく変わる

  • マリーナ・ベイ側の噴水と光とプロジェクション

    マリーナ・ベイ側の噴水と光とプロジェクション

  • マリーナ・ベイ側の噴水と光とプロジェクション

    マリーナ・ベイ側の噴水と光とプロジェクション

  • マリーナ・ベイ側の噴水と光とプロジェクション、音楽とシンクロして動く

    マリーナ・ベイ側の噴水と光とプロジェクション、音楽とシンクロして動く

  • マリーナ・ベイ側の噴水と光とプロジェクション。開始と同時に見に行っても、このくらいの場所で見られる。

    マリーナ・ベイ側の噴水と光とプロジェクション。開始と同時に見に行っても、このくらいの場所で見られる。

  • マリーナ・ベイ側の噴水と光とプロジェクション、噴水が音楽に合わせて高く上がる

    マリーナ・ベイ側の噴水と光とプロジェクション、噴水が音楽に合わせて高く上がる

  • マリーナ・ベイ側の噴水と光とプロジェクション

    マリーナ・ベイ側の噴水と光とプロジェクション

  • マリーナ・ベイ側の噴水と光とプロジェクション、色も変わり、噴水の高さも変わる

    マリーナ・ベイ側の噴水と光とプロジェクション、色も変わり、噴水の高さも変わる

  • プロジェクションの様子

    プロジェクションの様子

  • マリーナ・ベイ側の噴水と光とプロジェクション

    マリーナ・ベイ側の噴水と光とプロジェクション

  • 伊勢丹のKatfoodの店頭

    伊勢丹のKatfoodの店頭

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