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 トゥーゲンハット邸を設計したミース・ファン・デル・ローエ(建築家)は知ってはいたけれど特に行かなくてもいいかなと思っていました。でも見学してみたら、空気が凛としてミースの空気感に感動しました。ずっと旅行記が作れずにいましたが、やっと重い腰が上がりました。<br /><br /><チェコ政府観光局より><br />『トゥーゲントハット邸は現代住宅建築の原点とみなされている近代建築の傑作ですが、邸宅所有者の悲劇を目の当たりにしなければなりませんでした。偉大なドイツ人建築家ミース・ファン・デル・ローエの手になる作品は、世界四大邸宅建築の一つに数えられています。この近代建築の至宝は、その価値が認められユネスコの世界遺産リストにも登録されています。<br />ブルノのチェルナー・ポレ地区にあるトゥーゲントハット邸は、ブルノの繊維業で財をなした裕福な家柄のグレーテとフリッツのトゥーゲントハット夫妻の依頼をうけて建設されました。傾斜地に建てられた邸宅の最大の魅力は、ブルノの歴史地区を望む極上の景観です。邸宅はあらゆる観点において当時の他の建築を凌いでおり、機能性と内装においても時代を先取りしています。<br />第二次世界大戦中には、ドイツ人たちが占領し、この邸宅にメッサーシュミット社の研究事務所を置いた。ドイツの敗北後はロシア人たちが占領したが、こうした占領期間中に、邸宅は大いに荒らされた。<br />時代を超越したデザイン<br />邸宅は竣工当初より世間に大きな衝撃を与えました。建物は三階で構成されていながら通りから見ると全体としては一階建てのように見えます。二階は住居部分と応接部分とからなり、両スペースはカーテンや半円形の木造仕切り壁、それに光線の角度で色合いが変わる優美な縞瑪瑙の壁でゆるやかに仕切られています。最上階にはラウンジ、夫婦それぞれの寝室、住宅設備、二つの子供部屋と教育係の部屋があります。管理人のための離れの建物は車2台用のガレージとしても利用されていました。内装の優美な家具調度は建築家自身が手がけたもので、家具の製作は現在でも続いています。』<br /><br />God is in the detail.はミースの言葉です。<br />広い居間に立った時、つま先から頭のてっぺんまで、すーっと何かが通り抜けていくような感覚はきっと一生忘れないだろうなと思います(大げさ)。基本、小さな町や村、小さな木の家が好きなのですが、トゥーゲンハット邸に来ただけでもチェコに来た甲斐があったなんて思ってしまいました。<br />情けないことに写真はぐちゃぐちゃだし説明もよくできていないので、もう<br />備忘録ということでスルーして下さいませ。<br /><br />12月9日 成田 → ワルシャワ経由 → プラハ  プラハ泊<br />10日 プラハ → シュトラムベルクStramberk  シュトラムベルク泊<br />11日 シュトラムベルク泊<br />12日 シュトラムベルク → ミクロフ  ミクロフ泊<br />13日 ミクロフ泊<br />★14日 ミクロフ → ブルノ → プラハ  プラハ泊<br />15日 プラハ泊<br />16日 プラハ泊<br />17日 プラハ → ワルシャワ経由 → 18日 成田<br /><br /><br /><br />

2017、12月チェコへ(7)ブルノ 「トゥーゲンハット邸」God is in the detail.

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2017/12/14 - 2017/12/14

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ひなこ

ひなこさん

トゥーゲンハット邸を設計したミース・ファン・デル・ローエ(建築家)は知ってはいたけれど特に行かなくてもいいかなと思っていました。でも見学してみたら、空気が凛としてミースの空気感に感動しました。ずっと旅行記が作れずにいましたが、やっと重い腰が上がりました。

<チェコ政府観光局より>
『トゥーゲントハット邸は現代住宅建築の原点とみなされている近代建築の傑作ですが、邸宅所有者の悲劇を目の当たりにしなければなりませんでした。偉大なドイツ人建築家ミース・ファン・デル・ローエの手になる作品は、世界四大邸宅建築の一つに数えられています。この近代建築の至宝は、その価値が認められユネスコの世界遺産リストにも登録されています。
ブルノのチェルナー・ポレ地区にあるトゥーゲントハット邸は、ブルノの繊維業で財をなした裕福な家柄のグレーテとフリッツのトゥーゲントハット夫妻の依頼をうけて建設されました。傾斜地に建てられた邸宅の最大の魅力は、ブルノの歴史地区を望む極上の景観です。邸宅はあらゆる観点において当時の他の建築を凌いでおり、機能性と内装においても時代を先取りしています。
第二次世界大戦中には、ドイツ人たちが占領し、この邸宅にメッサーシュミット社の研究事務所を置いた。ドイツの敗北後はロシア人たちが占領したが、こうした占領期間中に、邸宅は大いに荒らされた。
時代を超越したデザイン
邸宅は竣工当初より世間に大きな衝撃を与えました。建物は三階で構成されていながら通りから見ると全体としては一階建てのように見えます。二階は住居部分と応接部分とからなり、両スペースはカーテンや半円形の木造仕切り壁、それに光線の角度で色合いが変わる優美な縞瑪瑙の壁でゆるやかに仕切られています。最上階にはラウンジ、夫婦それぞれの寝室、住宅設備、二つの子供部屋と教育係の部屋があります。管理人のための離れの建物は車2台用のガレージとしても利用されていました。内装の優美な家具調度は建築家自身が手がけたもので、家具の製作は現在でも続いています。』

God is in the detail.はミースの言葉です。
広い居間に立った時、つま先から頭のてっぺんまで、すーっと何かが通り抜けていくような感覚はきっと一生忘れないだろうなと思います(大げさ)。基本、小さな町や村、小さな木の家が好きなのですが、トゥーゲンハット邸に来ただけでもチェコに来た甲斐があったなんて思ってしまいました。
情けないことに写真はぐちゃぐちゃだし説明もよくできていないので、もう
備忘録ということでスルーして下さいませ。

12月9日 成田 → ワルシャワ経由 → プラハ  プラハ泊
10日 プラハ → シュトラムベルクStramberk  シュトラムベルク泊
11日 シュトラムベルク泊
12日 シュトラムベルク → ミクロフ  ミクロフ泊
13日 ミクロフ泊
★14日 ミクロフ → ブルノ → プラハ  プラハ泊
15日 プラハ泊
16日 プラハ泊
17日 プラハ → ワルシャワ経由 → 18日 成田



旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 内部見学には予約が必要です。3~4か月前までには予約がお勧めですと書いてありましたが、本当にそうでした。三か月前にホームページを見たところ、英語のツアーは一つも残っていなくて(一日に一回らしい)、一日に数回あるチェコ語のツアーもたまたま12月14日の13時に空きがあり、ネットで予約しました。<br />VILLAとTUGENDHATの間にある赤い十文字がトゥーゲンハット邸に使われている柱の断面です。

    内部見学には予約が必要です。3~4か月前までには予約がお勧めですと書いてありましたが、本当にそうでした。三か月前にホームページを見たところ、英語のツアーは一つも残っていなくて(一日に一回らしい)、一日に数回あるチェコ語のツアーもたまたま12月14日の13時に空きがあり、ネットで予約しました。
    VILLAとTUGENDHATの間にある赤い十文字がトゥーゲンハット邸に使われている柱の断面です。

  • 英語のパンフレットです。読めていないのですみません。

    英語のパンフレットです。読めていないのですみません。

  • 修復して2012年から一般公開が始まりましたので、ついこの間までは見学できなかったのですね。

    修復して2012年から一般公開が始まりましたので、ついこの間までは見学できなかったのですね。

  • 一階建てのように見えるのですが三階建てです。

    一階建てのように見えるのですが三階建てです。

  • どこにも待つ場所はないので、寒かったなあ。

    どこにも待つ場所はないので、寒かったなあ。

  • 1928~1930年に邸宅としてミース・ファン・デル・ローエの設計で建てられたのに、住宅として使われたのは8年間だけ、戦争を前にユダヤ人だった夫妻がチェコから逃れてから、ドイツ軍の占領されロシア軍に占領されています。

    1928~1930年に邸宅としてミース・ファン・デル・ローエの設計で建てられたのに、住宅として使われたのは8年間だけ、戦争を前にユダヤ人だった夫妻がチェコから逃れてから、ドイツ軍の占領されロシア軍に占領されています。

  • この通り抜けの右側が住宅です。左側が従業員室だったそうで、そこが事務室のようになっていてやっと見学15分前にドアが開きました。チェコの方達も三々五々集まって来られました。一時間の基本的な見学が500コルナ(大体1500円)、写真撮影も500コルナ、両方で三千円、迷った末に写真を撮ることにしました。洋服の上に張り付ける写真OKのシールをもらいました。

    この通り抜けの右側が住宅です。左側が従業員室だったそうで、そこが事務室のようになっていてやっと見学15分前にドアが開きました。チェコの方達も三々五々集まって来られました。一時間の基本的な見学が500コルナ(大体1500円)、写真撮影も500コルナ、両方で三千円、迷った末に写真を撮ることにしました。洋服の上に張り付ける写真OKのシールをもらいました。

  • 優れものです。足を乗せると靴ごとビニールでくるんでくれます。全員順番に。

    優れものです。足を乗せると靴ごとビニールでくるんでくれます。全員順番に。

  • 正面入った所。椅子や家具もミース作です。

    正面入った所。椅子や家具もミース作です。

  • 玄関から入ったフロア

    玄関から入ったフロア

  • 玄関から入ったフロア

    玄関から入ったフロア

  • どこもかしこもパチパチ撮ってしまってー。

    どこもかしこもパチパチ撮ってしまってー。

  • 玄関から入ったフロアに寝室や子供部屋があります。

    玄関から入ったフロアに寝室や子供部屋があります。

  • ガイドの男性が説明しながら歩いてくれるのですが、チェコ語は全然分からないので、残念でした。

    ガイドの男性が説明しながら歩いてくれるのですが、チェコ語は全然分からないので、残念でした。

  • 作り付けの家具がたくさんありました。今でこそ普通にありますが、当時はなかったことと思います。

    作り付けの家具がたくさんありました。今でこそ普通にありますが、当時はなかったことと思います。

  • 子供部屋。

    子供部屋。

  • テラスに半円形のベンチ。

    テラスに半円形のベンチ。

  • 砂場もありました。

    砂場もありました。

  • 玄関ホール脇のらせん階段を下ります。

    玄関ホール脇のらせん階段を下ります。

  • 広いドアのない居間。

    広いドアのない居間。

  • この椅子に座ったらどんな感じかなとしゃがんでみたのが下の写真です。

    この椅子に座ったらどんな感じかなとしゃがんでみたのが下の写真です。

  • 温室。

    温室。

  • 食堂部分。1992年チェコとスロバキアの分離調印式がここで行われたそうです。

    食堂部分。1992年チェコとスロバキアの分離調印式がここで行われたそうです。

  • 食堂の大きな円卓の上には修復している写真が並んでいました。

    食堂の大きな円卓の上には修復している写真が並んでいました。

  • 右にキッチンがあります。

    右にキッチンがあります。

  • 食堂の奥にキッチンと配膳室などがありました。

    食堂の奥にキッチンと配膳室などがありました。

  • ここからも、ブルノの街が見えます。

    ここからも、ブルノの街が見えます。

  • 配膳室

    配膳室

  • この階段を降りて行くと、模型や写真が飾ってありショップもありました。機械室、ボイラー室、空調機械室などが同じフロアにあるはずですが基本ツアーでは見学しません。ここでガイドさんにお礼を言って解散となりました。

    この階段を降りて行くと、模型や写真が飾ってありショップもありました。機械室、ボイラー室、空調機械室などが同じフロアにあるはずですが基本ツアーでは見学しません。ここでガイドさんにお礼を言って解散となりました。

  • 庭に出て自由に見学して帰ります。

    庭に出て自由に見学して帰ります。

  • この木はきっと、トゥーゲンハット邸の歴史を見てきたのですね。

    この木はきっと、トゥーゲンハット邸の歴史を見てきたのですね。

  • 庭から見て右側、温室が見えます。

    庭から見て右側、温室が見えます。

  • 庭から見て左端の階段を上がって帰りました。

    庭から見て左端の階段を上がって帰りました。

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この旅行記へのコメント (3)

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  • 尚美さん 2018/10/13 09:07:10
    コメント途中で送信してしまいました
    ごめんなさい、続きから。

    と姿勢を感じる言葉です。ひなこさんが書いておられたように、さぞや凛とした空気感を感じられたことでしょう。

    現在の新築邸宅としても充分通用しそうです。「新築物件」として紹介したら、誰も疑わないのでは。
    と言うか、反対に、現在の住宅は調度品と家電をとっぱらって建物と家具のみにすると箱に近づきそうですが、ここは全く違いますよね。完成された美しさを感じます。

    施主夫妻が8年しか住めずに国外に脱出したり、食堂は国際的な調印が行われたりと、近代の歴史の舞台にもなったんですね。

    ひなこ

    ひなこさん からの返信 2018/10/13 14:51:03
    RE: コメント途中で送信してしまいました
    尚美さま、

    見て下さって本当にありがとう。

    オルタの全盛時代にミースは青年だったんです、同じ時代に生きていたなんて驚きでした。
    尚美さんのコメントを読みながら、、ウンウンと頷いてしまいました。尚美さんの方がよくお分かりです。
    建築への厳しい目と姿勢、とか、完成された美しさ、とかその通りでした。
    「完成された美しさ」に感動したのでした。写真を見るのと実際に身を置いて見るのとでは全く違いますね。
    ただ、この邸宅は、お金はいくらかかっても良い、だったので妥協がなく超高級です。予算をはるかに超えたそうです。息子に、detailが大事なのになんで写真撮ってこなかったの!と言われたけど、そんなこと言われてもねえ、おばちゃんが「わあ、いいなあー」とぼーっと味わっていただけなんですから。
    基本は、ぼーっと なんですねー。旅行記を書きながら思い出せば、成長ないなあと自分にダメ出しが多くなり退化してます。旅行記作りさえ気力が続かないけれど、どこまで続くか頑張ってみますね。
    いつも、どうもありがとう、励まされています。

    ひなこ
  • 尚美さん 2018/10/13 08:49:59
    God is in the detailはミース・ファン・デル・ローエの言葉だったんですね
    ひなこ様

    驚いて、ミース・ファン・デル・ローエを検索してみたら、もう一つの名言 From follows function(形態は機能に従う)も出てきました。こちらの方なら、良く知らなくても納得なのですが、誰でも知っている名言「神は細部に宿る」はミース・ファン・デル・ローエの言葉だったんですね。これは意外でした。どちらかと言えば、アール・ヌーヴォーの巨匠ヴィクトール・オルタとかの言葉の様な感じです。でも、ミース・ファン・デル・ローエの建築への厳しい目

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