2018/08/25 - 2018/08/29
181位(同エリア451件中)
harihariさん
- harihariさんTOP
- 旅行記161冊
- クチコミ0件
- Q&A回答1件
- 524,334アクセス
- フォロワー18人
2018年8月
毎年の夏、恒例の旅行です。
何かのニュースで根室本線の廃線が検討されている、というのを聞いて、今行っておかないと後悔するのでは。。。と思い、行き先を根室方面に決めました。
美味しいものもたくさん食べて、道東にしかない雄大な大自然を見て、道東の歴史と文化と遺産を体験した5日間。
日本の東の果ての町、根室への旅です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー JRローカル Peach
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
8月27日 3日目。
早朝の風蓮湖。 -
今日もバイキングの朝食。
普段は朝ごはんを食べない僕も、旅先では美味しく頂けます。 -
昨日と同じように、タンチョウの親子が近くまで来ています。
この辺りを縄張りにしているのかな。 -
親鳥のあとをついていく雛鳥。
冬を迎えるまでには独り立ちをしているのだとか。
元気で巣立ってほしいですね。 -
2日間お世話になった、レイクサンセットのコテージ。
室内も快適で水周りもきれいで、とても過ごしやすい宿です。 -
外にはベンチとテーブルがあるので、天気がよければずっと座って景色を眺めていられそうですね。
野鳥観察や写真撮影を目的に泊まられるお客さんが多いのも頷けます。 -
レイクサンセットをチェックアウトをして、最初の目的地に向けてドライブ。
「根室十景 温根沼」
淡水と海水が混ざった汽水湖で、干潮時には水鳥たちがたくさんエサを啄ばみにきていました。 -
根室湾沿いから根室市街を通過して、さらに東へ。
-
しばらく牧草地を横目に走り続けて。
-
「根室十景 北方原生花園」
根室半島の北側で、根室市街と納沙布岬のほぼ中間に位置する広さ約75haの原生花園です。 -
季節になれば、紫色に一面を染めあげるヒオウギアヤメを始め、ワタスゲ、ハクサンチドリ、エゾカンゾウ、ネムロタンポポなど100種類もの花々が咲き揃います。
草原には木道が整備されているので、静かに散策するにはちょうどいい感じ。 -
草原の奥に見えるのは、ミズナラの風衝林。
自然のままなので、この時も多くの野鳥やエゾシカの姿を楽しめました。 -
エゾリンドウ
-
エゾトリカブト
-
サワギキョウ
-
ハンゴンソウ
-
トウゲブキ
-
僕たちのほかは誰もいなくて。
風に揺られる野草をただ眺めるだけの、幸せな時間です。 -
ここでハプニング。
駐車場に戻ろうとしたら、原生花園で放し飼いされているポニーが木道を遮っていました。
なんとか意を決して馬の横を通り抜けましたが、すれ違う瞬間に「・・・誰?」とでもいうように、こちらに鼻先を近づけられて。。。 -
ポニーから脱出して、先へ進みます。
道東の天気は急に変わるようで、突然、空を覆う雲が消えて青空が見えてきました。 -
北方原生花園から約10分。
次の目的地に到着。 -
高山のような低い植物が覆い茂る草原の一本道を、真っ直ぐ海の方へ。
-
緑の道を、青空の方に登っていく感じで。
-
エゾノコギリソウ
-
エゾカワラナデシコ
-
シコタンキンポウゲ(?)
-
国指定史跡「ヲンネモトチャシ跡」。
「日本100名城」にも選定されています。
「チャシ」とはアイヌ語で「囲い,砦 (とりで) ,山城,聖地」などを意味して、いわゆるお城のようなもの。 -
根室半島には、16世紀~18世紀にアイヌ民族が作った32ヶ所の「チャシ跡」が残されています。
多くはヒグマなども出現する原野に中にあったりもしますが、ここヲンネモトチャシ跡は見学しやすいように整備されています。 -
根室湾を見下ろすこの高台の上に、かつてのチャシが築かれていました。
アイヌが豊かに文化を紡いでいた頃、ここからどのような景色を見ていたのでしょうか。 -
しばらく眺めていると、温根元漁港から1艘の船が出て行くのが見えました。
港を隔てた向こうには、日本最東端の納沙布岬が見えています。 -
チャシの上から灯台の向こう、沖合い数キロのところに北方領土、歯舞諸島の水晶島が見えます。
-
温根元の野鳥観察舎(ハイド)。
断崖の上から、海鳥を観察できます。 -
海も空も青くて、境目に一本の線が見えるのが水平線。
霧の多い道東で、これだけの快晴の日も少ないはず。 -
写真では分かりづらいですが、こちらの窓からは微かに国後島の島影も見えていました。
-
ヲンネモトチャシ跡から車で5分ほど。
「根室十景 納沙布岬」 -
右手に見えるのが納沙布岬灯台。
天気がいいので、遥か遠くの方まで見通せます。
素晴らしく綺麗な国境の景色。 -
歯舞諸島の貝殻島灯台まではわずか3.7km。
納沙布岬と歯舞群島との間にある、事実上の国境線「日・露中間線」を肉眼で目視できます。 -
北方領土が日本の領土であることは、もはや言わずもがなですが。。。
一日も早く取り戻せるよう願うばかりです。 -
日本最東端の食堂、「鈴木食堂」。
今日はここでお昼ご飯。 -
メニューはこれだけ。
けど、これを食べに多くのライダーやツーリストが訪れるという、唯一無二の食堂です。 -
たまたま空いていた窓際の席に座って。
-
さんま丼セット。
秋刀魚は先週解禁になったばかりなので、今の季節は生のものをいただけます。
そして、花咲ガニの入った鉄砲汁。 -
この絶景を見ながら食べる旬のさんま丼。
たぶん、一生忘れることのない根室の味。
いつかきっと、もう一度食べに行きたい。 -
「納沙布岬灯台」
明治5年に完成した北海道最古の灯台で、北方領土や南鳥島を除いた日本の最東端の灯台。
現在の灯台は昭和5年に建設されたもので、「日本の灯台50選」にも選ばれています。 -
平成28年8月の台風で灯台の斜面が崩落したので、復旧工事をしていました。
そのため傍には近寄れず。
早く元通りになってほしいですね。 -
納沙布岬灯台の足元に、ほんの小さな浜がありました。
時間もあるので、下まで降りてみます。 -
しばらく海を眺めていると、沖合いから船が帰ってきました。
若い漁師さんでした。
日本の一番端っこで繰り返されている日常なのだと思いますが、しばらく見入ってしまいました。 -
日本の端っこ巡りとしては、過去に波照間島の高那海岸、稚内の宗谷岬、そして今回は根室の納沙布岬。
あとは最西端の与那国島を残すだけ。 -
納沙布岬から海沿いを車で20分。
根室の町に入るほんの手前に、どうしても来てみたかった場所があります。 -
海岸沿いに近づくと、コンクリートで造られた古い建造物がポツリと残されています。
-
「根室半島トーチカ群」
「トーチカ」とは、鉄筋コンクリート製の防御陣地を指す軍事用語です。
このトーチカ群は1944年夏頃から翌1945年にかけて、アリューシャン列島を南下してくる米軍から、北海道を防衛するために造られたものです。 -
戦後、多くのトーチカは占領軍によって破壊されたり撤去されましたが、現在も十数基のトーチカが根室市内に現存しています。
-
腰の高さほどもある草を掻き分けてトーチカの近くまで。
風雪にさらされて朽ちた有り様が、戦後から70年以上もの年月を物語っています。 -
いや、僅か70年余りというべきか。
人々の記憶から消えてしまうのは、十分な長さなのかもしれない・・・が。
これを造った人たちの、祖国を護ろうとした思いは忘れちゃならないと思う。
実際に見て、触って、改めてそう思う。 -
トーチカの入り口。
小笠原の母島で入った塹壕跡の、真夏なのに肌に纏わりつくひんやりとした空気を思い出してしまいました。 -
荒涼とした海岸線に、ポツリ寂しく佇むトーチカ群。
根室が今も昔も国境の町あることを、嫌でも思い起こさせる遺跡です。 -
友知のトーチカ群から車で10分。
「根室十景 明治公園」
いよいよ根室市街にやってきました。 -
明治公園は、1875年(明治8年)に北海道内で2番目の牧場の跡地に作られた公園です。
-
3基のサイロは1936(昭和9)年建造で、レンガ積みとしては国内最大級。
国の登録有形文化財で、経済産業省による近代化産業遺産にも認定されています。 -
明治公園の次にやってきたは、日本最東端の駅「東根室駅」。
根室本線の終点、根室駅の1つ手前の駅です。 -
駅舎もなく、仮設のようなプラットホームがあるだけ。
1日5本、2~3時間に1本しか止まらない小さな無人駅です。 -
全国にある鉄道の駅の数はおよそ10,000個。
その中で一番東にある駅としては、あまりにも質素ですが、それがまたいいのですよ。 -
午後4時ごろ、一日のドライブを終えて、根室市街中心部の「イーストハーバー・ホテル」にチェックイン。
-
ホテルからは根室湾が一望。
夕日の沈む海が目の前に広がる、とても見晴らしのいい部屋です。 -
夕食に行く前に、市内散策がてら地元の銭湯へ。
1930(昭和5)年創業の「越の湯」。
地元の人の北海道弁を聞きながら、ゆっくりとくつろぎます。 -
根室市のマンホール。
タンチョウと納沙布岬の北方領土返還祈念シンボル像「四島のかけ橋」。 -
ホテルの部屋から、根室の町を見下ろして。
行き交う車と沈む夕日を見ながら、はるばるやってきた旅に感慨深くなってしまって。 -
空が、海が、町が、オレンジ色に染まるのを、ただ眺めて。
ここで暮らす人にはいつも見ている普通の風景なんだろうけど、僕たちのような旅行客には特別な風景なのです。 -
午後6時、夕食を求めて根室の街中へ。
今回は、何軒かのお店をはしごする予定。
まずは1軒目。
「炉ばた郷土料理 俺ん家」 -
店の中は民芸調で、L字型のカウンターの中には囲炉裏がしつらえられています。
とてもいい雰囲気。 -
カウンターは満席だったので、僕たちは座敷に通されて。
お通しの北海シマエビと地酒「北の勝」。
久しぶりの北海シマエビは堪らなく美味しかった。 -
北海道の鶏のから揚げ「ザンギ」。
-
「焼き牡蠣」
釧路から根室にかけては、厚岸や仙鳳趾など牡蠣の産地が点在しています。
ふっくらとして、海の旨みが広がって、日本酒にぴったり。 -
「ほっきバター焼き」
北寄貝もバターも北海道。
現地でいただく現地のものは、旅行客にとっては最高のもてなし。 -
次のお店をどうしようかと、お店を覗いたりしながら。
何軒目かで、奥さんが気になるお店を発見。 -
奥さんが惹かれたポイントは、これ。
入ってみて分かったのですが、北の勝マニア垂涎のお店でした。 -
北の勝のラベルコレクション。
こういう収集癖をくすぐられるもの、好きなんですよね。 -
碓井酒造場の前掛け。
-
北の勝の手ぬぐい。
これ、お洒落で欲しいくらいです。 -
お通しと「北の勝 絞りたて純米酒」。
奥さんはこのお酒に惹き付けられたようです。 -
「やなぎタコの刺身」
コリコリして、いくらでも甘味が湧き出てくる。 -
「たらかま天フライ」
根室の水産加工業者「カネコメ高岡商店」のたらかま天をフライにしたもの。 -
「かすべの一夜干し」
「かすべ」って何か知りませんでしたが、「エイ」のこと。
北海道では普通にスーパーでも売っていて、一般家庭の食卓にも出るようです。 -
店内にディスプレイされている「北の勝」グッズの写真を撮っていたら、ご主人がお店の2階にも案内して下さいました。
2階にも手ぬぐいや女中さんの前掛けなど、珍しいグッズがたくさんコレクションされています。 -
古い樽の菰と蔵人さんの羽織。
「北の勝」愛をひしひしと感じるご主人、素敵でした。 -
根室の夜は、まだまだ続きます。
ほとんど人は歩いてないけど。 -
旅先では、できるだけ町を歩くようにしています。
理由は楽しいから。
知らない土地を見て回って、人や生活や風土や文化を知ることが旅の醍醐味。 -
結構お腹もいっぱいだったのですが、せっかくなので、あと1軒行きたかったお店へ。
1934年(昭和9年)創業のラーメン専門店「浅草軒」。 -
暖簾と角の丸いテーブルが、古き良き時代の名残のようで。
-
メニューには「ラーメン」とあります。
醤油とか塩とかじゃなくて、ただ「ラーメン」。 -
僕たちも「ラーメン」を注文。
根室で「ラーメン」といえば、これなんだろうな。
これがまた、美味しくて懐かしくて。 -
もう少しだけ、夜の散歩。
今度は根室駅にやってきました。
JR根室本線の終着駅です。 -
時間は21時40分を少しまわったところ。
釧路発の最終列車が今、ホームに入ります。 -
北海道の鉄道事情は厳しいようで、ここ十年の間でも、いくつもの路線が廃線となってしまっています。
根室本線も検討には上がっているとか。
そうならないよう願うばかり。 -
この日の運行はこれで終了。
明日は朝の5時31分発釧路行きから、一日が始まります。 -
最終列車で到着した乗客も、それぞれの場所へと行ってしまって。
ひっそりと静まりかえった駅の待合室。
明日の朝まで、暫しのお休みです。 -
深夜。
ホテルに帰って。
窓の下に見える根室の町は、静かで何も動くものがなくて。
明日の予定を話しながら、眠くなるまでずっと夜の町を眺めていました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
根室(北海道) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
97