2018/09/21 - 2018/09/23
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tono202さん
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彼岸に大坂での結婚式に参加しました。
式が生國魂神社で披露宴会場が大阪城西の丸と、ホテルの中に「缶詰」されての式とは違う開放感が味わえました。
また、大坂の歴史に少し触れる機会もありました。
- 交通手段
- 新幹線
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大坂の生國魂神社での結婚式に参加することになりました。
大坂では「いくたまさん」と呼ばれ、浪速大社としても歴史のある神社だと聞いています。あまり予備知識もなく楽しみにしながら式場に向かいました。 -
地図を見ると上町台地の裾野にあたり、ここから南に一心寺まで神社仏閣が続くようです。
鳥居をくぐり境内に立つ。
確かに緑は多い。しかし、境内の周りには「LOVE"S HOTEL」が幾つも見え隠れします。「お寺にLOVE"S HOTEL」という、ある意味大坂らしい取り合わせに納得する私です。 -
「ここは京都ではないし・・それぞれの都市の特色」と気を取り直し、まずは参拝を済ませます。
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参拝を済ませて本殿の右手方向に、碑文があるので近づいていくと・・・
「上方落語発祥の地 米澤彦八の碑」とあります。彦八は上方落語の祖とのこと。
平成二年(1990)彦八の功績に敬意を表すため、上方落語協会が建立したと碑文に記されています。
この裏には、井原西鶴の像も建っていました。庶民文化の担い手たちを祀る神社でもあるようです。 -
更に奥には、いくつも神社が軒を並べるように鎮座しています。
江戸時代後期の庶民の流行神(はやりがみ)信仰に対応して、境内に幾つもの神々を迎え神社を建立したのが、こういう形になっているのだろうかと勝手に推察。
頭を捻りながら式場に入っていく。 -
午前十時 定刻通り式場での親族紹介の後、列を整えて拝殿に入っていきます。
朝まで降っていた雨も上がり青空が見えてきました。
これは、神さまからのプレゼントでしょう。感謝 -
日曜日の午前、境内には多くの参拝者がいます。
その中を花嫁行列が拝殿に向けて進みます。
当然、見物客が大勢見守る中の歩みです。
外国人の人たちが、珍しそうに眺め、写真を撮ります。
私の結婚式ではないので、どうって言うことはないのですが、気恥ずかしくなってきます。 -
拝殿に着席。
式は粛々と進められていきます。
若い頃は、こういう「儀式的・権威的・空洞的」空間と時間は嫌いだったのですが、今は心地よく感じる自分がいます。 -
この神社の本殿と拝殿は独特の空間配置になっています。拝殿と本殿は廻廊で結ばれいるが、その間には大きな空白スペースあるのです。後で調べると「生國魂様式」というこの神社だけの様式だそうです。
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盃に御神酒が注がれ芳醇な香りが拝殿に漂います。
清めのお酒なのに、美味しそうと感じる不埒なもう一人の私がいます。 -
清め契ったお酒は五臓六腑に染み渡りました。
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式の全てが滞りなく終了。
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拝殿の前で記念写真を済ませて、西の丸庭園の披露宴会場へ移動します。
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やってきたのは大阪城西の丸。
ここには車は入れないはずと思っていると・・・
京橋口から堀を渡り、その先の行き止まりになる黒門前から潜戸を抜けて、西の丸公園に導かれました。 -
そして、最初に通されたのがこちらの茶室。
西の丸庭園の北東角に生垣に囲まれた一角にあたります。
故・松下幸之助氏が寄贈された茶室だそうです。 -
茶室の障子を開けると、天守閣が飛び込んできました。
この景色を見ながらいただく冷たいお茶は、天守閣を独り占めしたような気がして、
気分が大きくなりました。 -
会場準備を整ったようで、茶室を後にして披露宴会場へ案内されます。
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茶室を出たところに建つこの建物、いったい何者?
石垣を壁にして、その上に直に屋根が乗るという短足頑丈な亀のような印象を受ける建物です。
これは徳川時代の火薬庫で、この中に大量の黒色火薬が保管されていたようです。大阪城再建初期は土蔵造りでしたが、青屋口の焔硝蔵が落雷で大爆発を起してから石造で再建されたようです。石造の硝煙蔵としては、日本で唯一の現存物だそうです。「唯一」というのも縁起物です。目出度いめでたい。 -
そして、披露宴会場となる西の丸迎賓館にやってきました。
この建物は1995年の「APEC'95」(アジア太平洋諸国の国際会議)のための会場として建てられたようです。それが今は披露宴やレストランとして使われています。 -
何より西の丸庭園の広大な敷地の中にあるというロケーションはいいです。
天守閣をバックに撮った記念写真も、ここでしか撮れない一枚です。 -
新郎新婦の入場は、西の丸庭園からでした。
緑の中から現れました。 -
この広間は京都二条城二の丸御殿の白書院をモデルに設計されたようです。
たしかに天井は格式の高いものですし、古式塗りなど日本の伝統の技がちりばめられた空間になっています。 -
コスモスだそうです。
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式の途中で外に出て日光浴? 兼記念写真タイムです。
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外から見るとガラスはマジックミラーでした。
中の様子は分かりません。
生國魂神社と西の丸という場所に招いてくれた新郎新婦に改めて感謝
お幸せに・・
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