2018/09/21 - 2018/09/21
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ペコちゃんさん
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9月の○○会は、羽田クロノゲートとJALの工場見学。
両方とも人気が高い社会科見学コースですが、予約が取れたので9名で出かけました。
クロノゲートとは聞きなれない名前ですが、羽田(京急・穴守稲荷駅)にあるクロネコヤマトの巨大物流センター。
今や日常生活に欠かせない宅配便は年々増加して、ヤマト運輸の2016年度の荷物量は18億7000万個で、シェアは46.9%・・・大量の荷物をどのように処理しているか、一度は見たかった施設です。
見学の後は、近くの穴守稲荷神社に参拝して、その後、羽田空港国際線ターミナルで昼食をとり、午後からJALの工場見学へ。
滑走路に隣接するメインテナンスセンターの見学は、航空機の安全性を知るうえで、とても興味深い体験でした。
写真は、メインテンスセンターで点検作業中の日航機。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄
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羽田クロノゲートの最寄駅である京浜急行・空港線の穴守稲荷駅は、穴守稲荷神社への参詣のために、明治35年に開業した歴史のある駅ですが、2013年から「ヤマトグループ羽田クロノゲート前」の副駅名が付けられています。
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小雨の中、駅前商店街の「穴守ふれあい通り」を歩き、5分ほどで羽田クロノゲートに到着。
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羽田クロノゲートは、陸・海・空からのアクセスに最適な「羽田」という立地を活かした日本最大級の物流拠点で、2013年に竣工。
以前、ここには荏原製作所・羽田工場があり、1938年から大型ポンプなどを製造していました。 -
クロノゲートとは、ギリシャ神話にある時間の神・クロノスと、国内と海外をつなぐゲートウェイ(門・入り口)の二つの言葉を合わせた造語。
『新しい時間と空間を提供する物流の「玄関」であるとともに、物流の新時代の幕開け』となることを目指して名付けられました。
ユニークな形をしたエントランスから入ります。 -
羽田クロノゲートは、2019年に創業100周年を迎えるヤマトグループの「バリュー・ネットワーキング構想」に基づいて、「厚木ゲートウェイ」「関西ゲートウェイ」などと連携した国内輸送だけでなく、「沖縄国際物流ハブ」を中継して翌日夕方までに香港に届ける「国際クール宅急便」のサービスも行っています。
将来的には、香港だけでなく台湾など他のアジア地域への拡充や、東京-大阪間の当日配達も目指しています。 -
受付を済ませ、館内に入ると、羽田クロノゲートの模型があります。
中央の大きな建物が7階建ての物流棟。
1~2階が宅急便の荷捌きエリア、3階から上は付加価値機能エリアで、家電の修理や医療器具の洗浄・点検、書類の印刷・配送などを行っています。 -
羽田クロノゲートの延べ床面積:約20万平米(約6万坪)は、東京ドーム約4個分という広大なターミナル。
正門を入ったところにある右下の丸い建物は地域貢献エリアになっています。 -
地域貢献エリアには、スポーツ施設や保育所、障害者を雇用したスワンカフェ&ベーカリーなど地元の人々のための施設が併設されています。
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エスカレーターで2階へ。
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最初に2階の「見学者ホール」で、宅急便の仕組みや羽田クロノゲートについて、映像を観たりして説明を受けます。
ガラス越しに見える物流棟の1階には、大型トラック104台分のトラックヤードが設けられています。 -
見学コース(仕分けエリア)の案内図。
見学者コリドー(回廊)⇒集中管理室⇒展示ホールと、1時間半でゆっくり見て回りますが、館内は撮影禁止。(以下の写真はHPより) -
1階から7階の各階層は、螺旋状のコンベアで結ぶ「スパイラルコンベア」が設置されています。
羽田クロノゲートに到着した荷物は、1階で仕分け用のコンベアに載せられて2階に流れ・・・ -
赤外線センサーがある所を荷物が通過する際に、瞬時にバーコードを読み取って、行き先の営業所情報をコンピュータに伝えます。
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ベルトコンベアは「クロスベルトソータ」により、ベルト底面が進行方向に対して直角にスライドする機能を備え、荷物の分岐時に底面がスライドして移動するため荷物が痛むこともありません。
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そしてコンベアの上を流れる荷物は、コンピュータの仕分け情報によって自動的に行先別のシューターへと流れて行きます。
1時間で仕分けられる荷物の数は、最大で約4万8000個(従来の2倍の処理量)・・・羽田クロノゲートは「止めない物流」を標榜して年中無休・24時間操業。 -
荷物の状況やターミナル内の監視・チェックをする「集中管理室」・・・ここは、羽田クロノゲートを支える頭脳と言えるゾーン。
通路から全く見えなかった曇りガラスの部屋が、スイッチ一つで瞬時に透明になり、見学者の皆さんから驚きの声が! -
最後に「展示ホール」でお土産を貰って終了。
入館時に受け取った見学者用カード裏面のバーコードをセンサーにかざすと、9種類のお土産ボックスのランプが3か所点灯し、そのお土産をピッキングするという、クロネコヤマトらしい凝ったやり方!
私が貰ったのは、クリアファイル・スティック糊・エコバッグの3つ。 -
最近は、朝注文したモノがその日の夕方には届くなど、配送技術が驚くほど進化してきており、そういった配送の技術や現場がどのように動いているのかを実際に見ることが出来た、貴重な機会でした。
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見学の後は「穴守稲荷神社」へ参拝。
社伝によれば、文化元年(1804)、現在の羽田空港敷地内を新田開墾した際に、海が荒れて沿岸の堤防に大穴が開くなどして決壊し、大きな被害を受けたため、村民が堤防の上に稲荷大神を勧請し祀ったのが穴守稲荷神社の始まりとされています。 -
明治17年の暴風雨で損壊した後もすぐに再建され、周辺での潮干狩りや温泉が湧いたこともあり、門前には温泉旅館や芸者の置屋ができるほどで、明治頃の境内絵図を見ると、当時の賑わいが伝わってくるようです。
京浜急行も、京急蒲田から穴守稲荷神社へと支線を伸ばしました(現在の京急・羽田線)。 -
人々の信仰を集めていた穴守稲荷神社ですが、終戦後、羽田空港が米軍(GHQ)に接収され、軍事基地として拡張するために強制退去を命ぜられたため、地元有志が寄進した現在地に遷座して仮社殿を建てます。
これは、境内を入って右側にある神楽殿。 -
現在の社殿は、昭和40年に再建されました。
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小さい竹の穴から水が出ている手水舎。
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稲荷社らしい朱色の拝殿の前には、左に父親キツネ、右は母子のキツネ。
<キツネの由来>
” 昔々、漁に出た老漁師の魚籠に入っているのは、毎日毎日、砂だけ。これは狐の仕業に違いない。村人たちは穴守稲荷神社の建つ場所で1匹の狐を捕まえ、こらしめようとしたが、老漁師は狐を解き放ち、助けてやった。次の日から、老人は大漁に恵まれたとさ ” -
当社の御祭神は、豊受姫命(とようけひめのみこと)。
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社殿の右側にある開運稲荷と・・・
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京都の伏見稲荷大社の千本鳥居を思わせる奉納鳥居。
ここを抜けると、「お穴さま」と呼ばれている奥之宮があります。 -
奥之宮には、山積みの小さな鳥居の手前に「招福砂」が置かれています。
キツネを助けた老漁師の篭には、多くの魚と少しの砂が入っており、砂を家の庭に撒くと次々に客が来て、老人は富を得た・・・ということで、招福砂を持ち帰って家に撒くと、招福のご利益があるので、お守より重宝されています(?)
<御神砂の撒き方>
商・工・農・漁業・家内安全の招福:玄関入口へ
病気平癒の場合 :床の下へ
災・厄・禍除降の場合 :その方向へ
新築・増改築 :敷地の中心へ -
穴守稲荷は羽田に近いせいか、フライトの安全を祈願するCAの絵馬を見かけますが、中には宝くじの当選祈願の絵馬も。
絵馬の絵柄はキツネではなく、干支に因んで戌。 -
旧社殿などはGHQによって取り壊されたものの、門前の大鳥居だけは作業員の怪我や死亡事故により撤去出来ず、そのまま空港の更地に残されていましたが、羽田空港の拡張・整備のため、1999年に弁天橋のたもとに移設されています。
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穴守稲荷駅から京急で羽田空港国際線ターミナル駅(地下2階)へ。
この駅は、羽田空港国際線ターミナルビルの開業に合わせて、平成22年10月に開業した駅で、ホームは広々として解放感があります。 -
羽田空港は、1931年に「東京飛行場」として開港以来、日本を代表する空港となり、2017年の乗降客数では世界で4番目に利用者の多い空港となっています。
(国内線:6,837万人、国際線:1,704万人、合計:8,541万人)
ここは3階の国際線出国エリア。 -
戦後しばらくは、日本の航空機活動が禁止され、欧米の軍用機や民間航空会社の乗り入れに使用されていた羽田空港ですが、1951年に日本の航空活動が解禁され、日本航空による定期便が旅客運航を開始しました。<羽田空港⇔伊丹空港(大阪)⇔板付空港(福岡)>
4階は、外人観光客用に演出された日本情緒たっぷりの「江戸小路」。 -
午後のJAL見学まで時間があるので、ここで昼食タイム。
選んだ店は、すき焼きの「たか福」。 -
黒毛和牛と旬の野菜のすき焼膳(1,620円)をオーダー・・・すき焼もたまには良いですね。
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昼食の後、5階の展望デッキへ。
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手前に台湾のエバー航空、奥に中国国際航空の機体が停まっています。
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大韓航空、全日空、ルフトハンザ機などや離着陸する飛行機を見ていると結構楽しく、時間が経つのも忘れます。
間近に飛行機がみられる展望デッキは24時間開放しているので、夜はまた違った眺めが楽しめることでしょう。 -
東京湾アクアラインの「風の塔」も目の前に見えます。
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これは5階にあるプラネタリウム「Starry Cafe」。
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4階には「はねだ日本橋」があるので行ってみます。
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『旅立ちは 今も昔も 日本橋』・・・「はねだ日本橋」は、1603年に架けられた本物の「日本橋」を約半分のサイズで復元したもので、素材はすべて檜(ひのき)。
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壁面の「江戸図屏風」は国立歴史民俗博物館所蔵のレプリカ。
江戸の名所を取り上げ、その賑わいの様子を陶板壁画に表現しています。(上の写真:江戸城、下の写真:日本橋) -
「はねだ日本橋」を渡った先の「お祭り広場」には櫓が組まれ、その下には皮革で作られた力士像が展示されています。
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広場の壁一面にある、沢山のお札。
旅行の安全、合格祈願、恋愛成就・・・様々な願いが各国の言葉で書かれています。 -
その脇には木札の自動販売機(500円)。
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JAL工場見学の時間が近づいてきたので、3階に下りて左側のモノレール乗り場へ。
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行先は、JALの整備工場がある一駅先の「新整備場」。
しかし、3本に1本の普通でないと停まらないので、要注意! -
改札口からの長い通路を渡って「新整備場駅」を出ると・・・
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出た所にあるのが、JALメインテナンスセンターの建物。
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一日5回の工場見学・・・我々は14:30からです。
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建物中央にあるエントランスから入り・・・
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受付を済ませて、見学者用の入館カードを受け取り、QRコードをかざしてゲートを通過。
このストラップ、最後はお持ち帰りできるので、ちょっとした記念になりますね。 -
エレベータで3階に行き、「SKY MUSEUM」に足を踏み入れると、キティちゃんとボーイング777のJAL機がお出迎え。
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航空教室が始まるまで時間があったので、席を確保して展示エリアを見て回ります。
教室の座席配置は、ボーイング777と同じ<3-4-3>という拘りよう。 -
モデルプレーンタワー・・・JALグループの歴代航空機を1/50サイズで螺旋状に展示しています。
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長さが50mもある、壁に貼られたJALの大年表。
1951年にスタートした時の従業員数は、僅か39名。 -
1954年に国際線就航(サンフランシスコ線)。
自由に海外旅行が出来るようになったのは1964年からで、今や海外に出かける人は年間1700万人を超えていますが、1970年は94万人でした。 -
1970年には、ジャンボ機:ボーイング747が就航し、大量輸送時代に。
しかし皮肉にも、1985年(昭和60年)にジャンボ機が御巣鷹山に墜落し、520名が死亡するという史上最悪の航空事故が起きました。 -
コックピット部分の展示・・・パイロット気分で座る事も出来ます。
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座席展示エリアには、ファーストクラスやビジネスクラスなどのシートも展示されています・・・一度は乗ってみたいですね。
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飛行機のタイヤはブリジストン製・・・これは、ボーイング787のタイヤ。
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歴代の制服がズラーっと・・・こうやって見ると、キャビンアテンダントの制服は時代を反映しているし、やっぱりお洒落。
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このほか、皇室フライトの展示などもあります。(中は撮影禁止)
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ミュージアムの奥にあるJALグッズショップ。
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工場見学は、最初に「航空教室」で航空機の飛ぶ仕組みや羽田空港の概要などを学びます。
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その後は、15人ぐらいのグループに分かれて、いよいよ格納庫に出発。
M1格納庫の中に入ると、思わず ” オォ~ ” ・・・やっぱりスケールが大きい! -
これは、大型機のボーイング777-200・・・コックピットの窓ガラスは6枚、車輪が6輪、おしりが真っ直ぐ、片側にドアが4つあります。
機体そのものの重さのことを「自重」といいますが、ジャンボ機の777は約138トン・・・これをジャッキで持ち上げて点検・整備しているのです! -
案内は整備士や客室乗務員だった経験者が担当し、格納庫や機体整備についてそれぞれの経験を生かした説明をしてくれます。
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飛行機の整備は、その飛行機の飛行時間や飛行回数によって、T・A・C・Mの4段階で行います。
T整備:飛行機が到着してから次の目的地に出発するまでの間に行う整備
A整備:約500時間(1~2ヵ月)の飛行毎に、約6時間かけて行う整備
C整備:約1年半毎に7~10日かけて行う整備
M整備:4~5年に1度、20日~2ヵ月かけて行われる大規模な整備
M整備は、まさに飛行機の「人間ドック」で、座席なども全て取り外し、小物はこのパーツラックに保管し、整備が終わったら交換部品以外は元の場所に取り付けます。 -
時間をかけて行うM整備の作業の様子を高い位置から見学。
これは、中型機のボーイング787-8・・・コックピットの窓ガラスは4枚で、正面のガラスは菱形。 -
M1格納庫は複数の飛行機が整備できるよう、高い天井と中間に柱がない構造で建てられています。
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M1格納庫より大きいM2格納庫へ移動。
M1格納庫は主に「重整備」を行いますが、それ以外の点検・整備などはM2格納庫で行っています。 -
M2格納庫ではヘルメットを被って1Fへ下り、整備中の航空機を間近で見学します。
まずは、機体を背にして記念撮影。 -
M2格納庫は大きな扉を開けているので、次から次に離着陸する飛行機の貴重な撮影場所。
羽田にはA・B・C・Dの4本の滑走路があり、離陸の時は向かい風の滑走路を使いますが、格納庫のすぐ目の前にあるA滑走路は、今日は着陸用。
このJALとANAは、ボーイング737‐800・・・国内線の小型ジェット機で、主翼の先端が上に曲がっているウィングレットが特徴。 -
飛行機はバックが出来ないので、後方移動させる時はトーイングカー(牽引車)のお世話になります。
トーイングカーには、整備時などで牽引する際に航空機の前輪を抱えて牽引するトーバーレスタイプ(写真の牽引車)と、金属のバーを使って牽引するトーバータイプがあります。 -
やっぱり間近で見る飛行機の迫力は違いますね!
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飛行機の回りには、作業スペースの足場が建築現場のように組まれており、実際に整備士が整備している姿を見ると、今後、飛行機に乗っても安心。
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これは、中型機のボーイング767-300・・・コックピットの窓ガラスは6枚、車輪が4輪、おしりが丸い、主翼の上に非常口が2つ、などが特徴。
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このエンジンと交換するそうです。
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飛行機の燃料タンクの場所は、左右に伸びる主翼の内部・・・胴体に置くと、胴体は更に重くなり、軽い翼は更に上に引っ張られ、主翼が反り返ってしまうためです・・・知らなかった!
因みに、ボーイング777の燃料タンク容量は約17万リットル、この767は約9万リットルで、主翼のグレーのところにケロシン(灯油の種類)が入っています。 -
機体のそばに行ったり、整備中の機体の内部を見たりすることは出来ませんが、案内係の方の説明を聞いていると、飛行機愛のようなものを感じました。
今日は、羽田クロノゲートとJALの工場見学・・・両方ともお子さんから大人まで楽しめる工場見学でしたが、何より飛行機を見ていると、旅に出たくなりますね!
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