2018/01/15 - 2018/01/20
5146位(同エリア10389件中)
ちゃおさん
無知蒙昧とまでは言わないまでも、殆ど浅薄な知識しか持ち合わせていない自分にとって、この膨大な収容を誇る大英博物館を僅か1時間や2時間そこらで回り見ることはとても敵わない。出たとこ勝負、短い時間の中で行き当たりばったりに見て回るしか能がなく、とても系統立てて見ていくこともできない。だから、古代エジプトから突然にメソポタミアに飛んでみたり、今度はローマ帝国、ベンハーの時代になったりと、広い館内で右往左往しているだけだ。
さて再びやってきたのはギリシャ館で、そこにはアテネのアテナイ神殿を飾られていた大理石のレリーフが展示されている。都市国家ギリシャにおける指導的地位を占めていたアテネに於いて、その中心、アクロポリスの丘に建てられたパルテノン神殿。祭られていたのは守護神、アテナイだ。見事なギリシャ彫刻が飾られている。16世紀、西洋に起こったルネサンス運動は、これ等ギリシャ時代の芸術に立ち戻る運動で、先ほどもロダンの考える人に見紛える程の彫刻を見たが、勿論オリジナルはギリシャである。奴隷、貴族制の上に乗っかった繁栄だったかも知れないが、市民の自由な活動と発想で、建築、彫刻、演劇、科学、思想は最高潮に花開いた。
そのギリシャ館を通り抜けた2階には、いよいよこの博物館の最大の目玉、ミイラの館だ。エジプトファラオのミイラがこれ程大量に集められている場所はここより他にはない。もしも18世紀以降、英仏がエジプト経営に関与して行かなかったとすれば、これ等ファラオの財宝、ミイラ、骨董品などは、盗掘に荒らされ、今頃はどこかに雲散霧消しているだろう。そうした意味、英国は後世強盗国家と呼ばれるようになったとしても、別の面から言えば、価値ある行動を取ったとも言える。今、エジプト間で、返還交渉が進められているが、英国へ移転された経緯は如何なものであれ、これ等古物は元あった場所に戻されるのが至当だろう。
- 旅行の満足度
- 5.0
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