四国八十八か所を自転車で。伊予から讃岐へ (1/3）

2018/05/09 - 2018/05/11

四国遍路区切り打ちの4回目。当初予定では、4回で全部回るつもりだったが、仕事の関係で長い（といっても5日程度）休みが取れなかったので、最後の4回目を3日ずつに分けて完結させることにした。

ということで、2泊3日の短い自転車遍路旅。

今まではJR輪行ばかりだったが、今回はバスでしまなみ海道を渡る輪行にチャレンジ。

エリア 四国中央(愛媛)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル バイク
• 旅行の手配内容: 個別手配

市街地を走ったり、急坂を登ったりする遍路には、SPDペダルはちょっと（心理的にも）負担があるので、すぐ外れるトゥークリップにしてみました。大正解でした。

最初の今治市へ行くのに、JR回りでなく、バス輪行にトライ。
福山駅から今治駅まで高速バスで「しまなみ海道」を渡ります。
自転車なら、そのまま「しまなみ海道」を走ればよいかもしれないが、日数の関係で別の機会に譲る。何しろ海道だけで70ｋｍあるので、丸々1日余分にかかる。

福山駅 駅

福山駅前のバス停。
平日なので、乗客が少ない、というか、バスのトランクに収納する荷物が少なくて、自転車OKでした

今治の刑務所を脱走した受刑者が泳いで渡ったという尾道の狭い海峡

来島海峡大橋

今治駅前でバスとさようなら

すでに雨が降り始めている

今治駅 駅

前回の最後に参った南光坊からスタート

南光坊 寺・神社・教会

最初に、標高280ｍの仙遊寺へ上る

屋根のある休憩所はありがたい。
ここで、デンマーク人のお遍路さんに会う

登ってきた坂

仙遊寺の山門

ここから歩いて登る

自転車は雨ざらしになるが、ここに置く

ここなら屋根があるが、自転車を置いたらバチが当たりそう

こんな坂道が続く

最後はお約束の階段

レインウエアを置かせてもらって参拝

58番仙遊寺

仙遊寺 寺・神社・教会

標高270ｍ　20.9度

下り坂を滑らないように降りて、次の59番国分寺

握手をして、一つだけお願いをする

国分寺 寺・神社・教会

工事中の高架下で雨宿り

77ｍ　16.4度　
標高も気温も低下

難関の60番横峰寺へ、あと4.2ｋｍ
全部歩いても1時間で着く（と思ったのが甘かった）

余り、人が選ばないルートなのか、行きも帰りも、自動車・自転車・歩き遍路の人たちに全く会わなかった。
こんな坂だし、道路が川になりかけている

277ｍ　15.2度

やっと湯浪休憩所までたどり着く。
すぐそこに屋根のある休憩所があるんだが、疲れていて、ここで一休みしないと、登れない

早く戻ってこないと、宿に間に合わないので、ちょっと考える。
何しろ「危険と感じた場合は、すぐに引き返し」と明記されている

距離的には僅かなんだが、足元が悪いし、雨は激しくなる一方で、迷う

あと少しだが、戻ってきてさらに宿まで行くことを考えると微妙な距離。
というか、そろそろ無理かも。
雨足は一向に衰えないので、この先、参道の足元がさらに悪くなると危険だし、行くだけでなく戻ることまで考えると、良いことはないので、撤退を決心。
このルートは、またの機会にしよう

参道脇を激流が走る

もし寺まで行っていたら、帰るころに、この橋が無事だったかどうか

水量が半端ない

木の橋は滑りやすい。こんな手摺では、掴まる方が危険かも

降水量が多いので、欄干も苔むしている。
屋久島の苔だらけの岩を思い出した

気を付けて歩く

休憩所まで戻ってきました

下ってきた坂を振り返ると、勾配１２％の坂。
登っていたときより、降りるときの方が怖い。
ブレーキの効きが良くない。対向車が無いから良いものの。

この日は「大雨注意報」が出ていたそうです

寺とは思えないモダンな建物

61番香園寺

ついでに62番宝寿寺の朱印もいただいて来ました

香園寺 寺・神社・教会

本日の旅館。きれいです。

ここは、お遍路に配慮の行き届いた旅館で、
濡れた靴には古新聞紙を入れて、湿気取りをしてくれました。

夕食はあたたかい豚しゃぶ。この季節に鍋とは予想してませんでした。
雨ですっかり冷えた体には最高の料理です。
なお、一つの鍋が一人分です。となりの山のような豚肉の皿も一人分です。
一つのテーブルに6人座っていますが、2人がデンマーク人でした。
若くてきれいな女性でしたが、喫煙者だったのが残念。

四国八十八か所を自転車で。伊予から讃岐へ (２/3）へ続く
https://4travel.jp/travelogue/11393514