ガダルカナル島の戦争遺産めぐり（沈没船、戦車、戦闘機）【南太平洋アイランドホッピング旅】

2018/08/13 - 2018/08/15

ソロモン諸島は飛行機のスケジュールの都合上、３泊４日の滞在となった。暇で毎日、時間を潰すのが大変でホニアラの街なんかは同じところを何度も歩き回っていたのだが、まあまあ充実していていい滞在となった。ソロモン諸島には多くの戦争の痕跡が残っているようだがいちばん印象的だったのはシュノーケルで見ることができる沈没した貨物船の鬼怒川丸だった。このタイトルで使用しているのは沈没船の画像である。

ここまでの行程は以下のとおり

8/10,11,12　パプアニューギニアのポートモレスビーをお散歩
https://4travel.jp/travelogue/11391585

8/12,13　ソロモン諸島ホニアラをお散歩
https://4travel.jp/travelogue/11391590

エリア その他の都市(ソロモン諸島)

ここからがソロモン諸島の見所めぐりの始まりだ。

宿から二キロも無いところにvilu
Village war museumという戦争博物館が有るので行ってみることにしたのだが案内板も無いし獣道のような道のりだった

翼から木が生えていたり

戦闘機が展示されていたり

骨組みの状態がとてもいいが、当時のまま保たれているのだろうか。

砲台みたいのがあったり

翼が自然に還りかけていたり

しんなりして腐り果てたかのような機体があったり

尾翼に銃跡があったり

ボロボロの飛行機を見ることが出来たので帰ることにした。

宿に戻る途中でこの看板が気になった

葉っぱに擬態したバッタが生き絶えていた

宿の敷地内には犬や鶏などが自由に歩き回っていた。

暇すぎて木登りとかしてしまった。

暇すぎるので海岸沿いを歩いていたらツリーハウスを見かけた。

こちらは使われていなさそうな感じだった

歩きにくくなってきたので戻ることにした

ボートの造船所のようだ

幹線道路の風景はずっとこんな感じかのだが歩いていて退屈はしなかった。

すれ違う人、会う人、みんな気さくに声をかけてきて和やかな感じだ

宿に戻るとeggplantはいるかと言われ、意味が分からなかったので分からないと伝えたらナスが出てきた。新たな単語を１つ覚えた。

本当はフライパンで焼いてニンニク醤油で食べたかったかが、油も調味料もなにもないため、全部茹でて味付け無しで食べたのだが、新鮮で甘味があり美味しいナスだった。品種は日本の物と近そうだった。

帰国した翌週にスーパーで巨大なナスが三本で100円と破格だったため、三種類の油を使って焼いたナスのステーキ(ニンニク生姜で九州醤油味)、ナスの浅漬け、ナスの味噌汁、茹でナスに鰹節醤油、ナスの油揚げにして一食で三本全部完食した。やはり調味料があった方が美味しい。
多分、現地ではこのような食べ方は無いと思うので、ちゃんと調味料があったら一緒に和食を楽しんでみたかったな。

宿の方が夕食作りを始めた。
ココナッツで火を作っていた。

釜戸を作り火が消えたら石の熱を使いバナナの葉っぱで巻いた芋を投入していた。

今日の夕食はソロモン諸島のツナ缶(5ドル)、ソロモン諸島の常温ビール(宿で20ドル)、パプアニューギニアで買ったポップミーと質素な感じで節約した。

ナスをインスタントヌードルに入れてみた。

このツナおいしい。
ツナを食べていたら遠くから犬がカッ飛んできて欲しそうな顔をしていた。

ソロモン諸島の犬は警戒しながら近づいてきてすれ違った後に背後から忍び寄るといった行動パターンが多かった。

なんとコテージの下に自転車のバラバラ残骸が、、、
これって借りられるはずだった自転車の遺品なのでは。。。


外は真っ暗でやることもないのでコテージに入ったが薄暗いし何もないし暑くて寝苦しかった。

翌朝

目玉焼きとマンゴーが朝食として配給された。

この宿は電気も来ていなくてソーラー発電で車のバッテリーにためた電気で部屋の照明が賄われていて、部屋の鍵は無くしてしまったようで無くてセキュリティ面にも問題があり、トイレもシャワーも離れにあり照明が無いため夜は使えず、これで50オーストラリアドルは高いと思った。

昨日よりは波が穏やかだが、泳いでみたいといった感じの海ではないため泳ぐことはやめた。

朝っぱらからあり得ない珍事件発生！！！
終戦記念日目前にしてソロモン諸島にて右足が水爆で戦死した。

トイレの水を流したら排水パイプが外れていて右足に滝のように汚水が降りかかり右足が水爆。
全くもって予期できない被爆により右足は即死状態だったが、蘇生のため急いで隣のシャワーで除染作業を行った。ズボンの裾も半損状態だった。

バスを待っていたら偶然トラックが来たのでどさくさ紛れに乗り込んだ。以前、ウガンダで乗ったときはすごく辛かったのだが乗ってみたいという気持ちが勝ってしまった。

今回は芋袋の上に座ったのだがお尻にフィットしてなかなかいい感じだ。

正規料金は10ドルかそれ以下だろうと思っていたが念のため確認したところ15いや20と言うので10だけ渡してねじ込んだ。

ボネギビーチ(bonegi beach)に到着
入り口にシュノーケル30ドルと書かれているのにヘイ！フレンド！50ドルよこせと。お前なんか友達じゃない！と心のなかで思いながら、看板見ろよ！と看板のところに連れていこうとすると30ドルに値下がりする始末。トラックといい、ここの入場料といい悪質だ。

入り口から左側に進むと座礁した鬼怒川丸が海岸に残されている

陸にも何かの残骸が刺さっている

ゴーグル持っていないけれど、どうしても船体を見てみたくて海に入った。

あまりやりたくないけど写真を撮るために水中で裸眼の状態で目を開けた。

裸眼だとほとんど見えないので、とりあえず写真を撮って後で見ることにした。

船体が海面ギリギリまで来ている場所も有るので注意が必要だ。

フィンとマスクがあれば深くまで潜ってみたかった。

裸眼では確認できなかったが珊瑚も生息している。

結構流れがあるため、フィンもゴーグルも無い無防備な状態で泳ぎ続けるのは危険なため深入りせず陸に戻ることにした。

もったいないけれど飲料水用の水をシャワー代わりにして体を軽く流した。

続いて近くにあるアメリカ軍の戦車を見に行った。
入口で案内のおっちゃんが強制的に付与された
深い藪のなかに置かれていた

弾が刺さったままのボディー

蜂の巣状態

ガッチリしていて頑丈そう

上に登ってみるかということなので登ってみた
下に写ってるのは案内人のおっちゃん

操縦席

中に入っていいと言うので入った

大量に貫通している

最後にガッツリ30ドルも取られたが、入口に入場料が書かれていたし案内してくれたので仕方ない。

この２ヶ所の計60ドルが予想外の出費で、以降は貧困トラベラーとなった。

やることないのでホニアラ方面に少し歩いてみた。
団体客のようだがバスのタイプがバラバラ

途中でバスを拾ってホワイトリバーまで10ドルで戻った

途中の学校では集会が行われていた

糸魚川の見所がラッピングされたバス

ソロモン諸島は結構物価が高くて食費がかかるのでリーズナブルに食べられるセントラルマーケットに行きマッシュルームチキンを食べた。チキンカレーと味が変わらない気がする。

Wi-Fiを拾えなかったので今日の宿が確保できてないため宿探しすることにした。ホニアラは１泊一万円以上するのだが金額に見合わないので安いのを探したい。
セントラルマーケットの対面にあるボロそうなホテルが気になる。Wi-Fiがここまで飛んでいるが繋がらない。

インフォメーションセンターに行くと偶然、先ほど目をつけた宿の広告が有り激安だったので飛び付いた。インフォメーションセンターの方に空き状況確認してもらったところ空いているとのことなのでそのまま電話予約してもらった。

Rock heaven inn
昨日、いちばん底辺の宿に泊まったので今日はどんな宿でも素晴らしく見える。

トイレ、シャワー、扇風機付のWi-Fi詐欺(電波だけ出ていて通信していない)で１泊315ドルと爆安な部屋を選んだ。エアコン付は600ドルらしい。

チェックインのときJICAの方に声をかけられた。このホテルで会議が有ったとのことだった。

こちらは350ドルで建物の土台部分に無理やり板を貼り付けて作った部屋のようでドアが不気味だし部屋は穴蔵みたいで天井が異様に低く変な部屋だってので却下した。

暇なので博物館に行ってみた。
無料だし涼しいのでしばらくのんびりした。

日本のスーパーのトラック

クルーズ船が出港していった

暇すぎてやることないので裏道を歩いていたら写真を撮ってくれと言われたので１枚

この一画はタバコ系のものが売られていた。みんないんげんみたいなものに怪しい白い粉を付けて食べていた。

日本の支援で建設中の橋

橋を渡った一画はホニアラの中心部よりお店が充実している感じだった。

持ち金が無く　瀕死の状態だったので道端で蒸しバナナを買ってお腹を満たした。

毎日暇だろうと思ったので三年くらい前から穴が空いていたズボンのポケットの修理をするため裁縫セットを持ってきていた。

Before
以前、100均の布あてをやろうとしたところ、熱で溶けていまい穴が増えてしまった。

After

100均で買ったネットを縫合して穴埋めし思ったより綺麗に仕上がった。使った感じも完璧で全く支障がなく延命処置完了。

他、リュックサックのほつれ、ボトルベルトの強化、捨てようと思って持ってきた穴の空いた靴下の修復などして夜を過ごした。

翌朝、セントラルマーケットでフィッシュ&チップスを10ドルで購入。
立派に見えるが、魚の頭まるごとなので食べる場所がなくフィッシュ詐欺だった。

渋滞する道路。
バス停が原因で渋滞になっているのだから、バス停を改修すればいいのに。

幹線道路を外れて山道に入ると幹線道路に合流できず大渋滞。

渋滞が山の上の方まで続いていた

遠くの山の上にある白い建物がこれから行こうとしている平和記念公園(Japanese peace memorial)

遠いのでバスで行こうとしたが時間がたくさんあるので敢えて歩いた

山の上なので景観が良い

なんと入場料が50ドルもした。残金が40ドルくらいしかないため入れなかったのだが、石碑があるだけだろうし最初から興味は無かったのでどうでもいい。

要塞のように全体が高い壁に囲まれていて近づくこともできないが裏に回り突破した。

柵の間から執念の一枚

戻りはバスにした。ここから一キロ弱のところまでバスが来ていてセントラルマーケットまで3ドルもで行ける。

電光掲示板の広告もある。

暇すぎるので今日も博物館に行き時間をつぶした。

さらにセントラルマーケットで時間を潰した。何か食べようと思ったのだが食欲がいまいち。でも、せっかくなので3ドルでココナッツを飲んだ。

ヤシガニが売られていた。買え買え言われた。

どうにもネタギレなので早めだけど空港に向かった。

空港でチェックインの際、日本語で「アリガトウ」と言われた。この国の人から日本語の言葉を聞いたのははじめてだった。

空港の敷地には戦争の遺品が展示されていた。

こちらはお墓のようだ

国内線ターミナルに行ってみた。
仕事と思われる日本人の方が二人待合室に居るのが確認できた。

残金で何か食べようと市場を回り、魚ひと切れを20ドルで買った。飲み物も欲しかったが2ドル足りずペットボトルに残った70mlくらいの水を大切に飲んだ。買おうと思えば買えたのだが、どうしても記念として少額通貨を手元に残したかった。

初日に空港で両替した282ドルは残り8ドルまで使いきった。

バナナの葉で包まれた焼きたての魚。あまり美味しくなかったが、お腹いっぱいになった。

また、しほらく時間をつぶし飛行機でソロモン諸島を離れた。


続く

この旅行記へのコメント （2）

• wakabunさん 2018/08/27 22:30:06

  なす

  こぼちゃさん、こんばんは。
  
  ソロモンの茄子美味しいですよね！市場で美味しそうな茄子をたくさん目にした日の夜、中華料理屋さんに茄子料理があるというので、お願いすると、とっても美味しい麻婆茄子が出てきました。
  
  bonegiビーチいいですねー。行ってみたかったな。3泊は時間もてあましそうだけど、1泊は時間足りませんでした。
  
  Wakabun

  こぼちゃさん からの返信 2018/08/27 23:46:03

  Re: なす

  wakabunさん
  こんばんは
  
  ソロモン諸島のナスを召し上がりましたか。日本ではなかなかお目にかかれない元気なナスですよね。
  
  bonegiビーチはとても良いですよ。沈没船を泳げるなんて知らなかったのでゴーグルを持ってこなかったことが非常に悔やまれました。確かに１泊だと泳ぎに行くのは難しいですね。
  
  こぼちゃ