2018/08/16 - 2018/08/16
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TX-1000さん
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2018夏の青春18きっぷの旅、第二弾として信楽高原鉄道と近江鉄道に乗り鉄に行ってきました。まだ乗ったこと無かったので、いわゆる乗り潰しです。
行きは10年ぶりくらいに「ムーンライトながら」に乗り、帰りは東京メトロ丸ノ内線の新型車両2000系の甲種輸送を追いかけながら帰ってきました。
小田原線 代々木上原駅→小田原駅 822円
ムーンライトながら座席指定券520円
宿 本町宿6480円(税込・朝食付き)
青春18きっぷ2日分
近江鉄道
1日乗車券880円
彦根→米原 乗車券310円
信楽高原鉄道 1日乗車券1000円
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今回の旅、行き先は決まっていたんですが、どうやって滋賀に行こうか決めかねていたんです。
仕事から帰って来て、えきねっとを見たら奇跡的に今夜の「ムーンライトながら」の指定席が取れたので、夜から旅立つ事にしました。
西日暮里駅で「ムーンライトながら」の指定券を発券し、千代田線から小田急線に直通する急行伊勢原行きに乗車します。
昔、「ムーンライトながら」の指定券を取るために近所の駅のみどりの窓口に通い続けた事もありましが、自宅に居ながらきっぷが取れる便利な時代になったと実感しました。 -
西日暮里から1時間半、終点の伊勢原駅に到着しました。
途中、代々木上原からの複々線区間を豪快に飛ばしてきて、乗ってて気持ちよかったです。
ここで各駅停車小田原行きに乗り換えます。 -
小田原駅に到着しました。
この時間、喫茶店も空いてなくて居る場所がコンコースのベンチしか無いです。それに雨が降ってますし。 -
日付が変わった小田原から「ムーンライトながら」に乗ります。
東京から乗らずに、わざわざ小田原まで小田急で来たのは、その方が安いからです。 -
日付が変わってから青春18きっぷに入鋏してもらい入場しました。
今は無きE351系の停止目標がありました。 -
「ムーンライトながら」が到着しました。JR東日本の185系です。私の中で「ムーンライトながら」はJR東海の373系だったんですが、撤退しちゃいましたね。
長良川名物の鵜飼をイメージした「ムーンライトながら」のヘッドマークが、とても良いデザインだと思ってました。
まっ、権利的な問題とかあるんでしょうけど、白地に臨時快速と表示されてるのは残念です。 -
それでも側面の方向幕は用意したんですね。
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座席は2号車です。
本当は窓際が良かったんですが、取れなかったんです。まっ「ムーンライトながら」の指定券が取れるだけでも奇跡ですからね。 -
小田原発車後、一瞬で沼津駅に到着しました。少しウトウトしてました。
沼津駅発車後、保守用車(レール運搬車)とすれ違いました。 -
「ムーンライトながら」でSEKAI NO OWARIのムーンライトステーションを聴きながら寝ます。
この旅の間、ずっと考えていたんですが、前回「ムーンライトながら」に乗ったのは、いつだか思い出せないです。おそらく10年以上乗って無かったです。
私は無名の列車だった165系のながら救済臨が出ていた頃から乗っていて、列車番号は9375Mだったと今でも覚えています。
当時、高校生だった私は、とてもワクワクしながら品川駅の臨時ホームで3時間くらい前から並んでました。
なんて昔の話を思い出しながら寝ちゃいました。 -
途中、駅に停車した時に何度か目を覚ましましたが、基本的にはずっと寝てました。「ながら」で、こんなに寝られたのは初めてです。
定刻に名古屋駅に到着しました。
「どうせ死ぬほど蒸し暑いんだろ」って思いながら降りたら、意外と涼しくて心地よかったです。 -
滋賀に行くのに何で名古屋駅で降りたかと言うと、マンガ喫茶で横になりたかったからです。
このまま乗ってても大垣ダッシュに巻き込まれるダケですし。 -
お昼頃まで寝てると思ってたんですが、3時間ほど横になったら目が覚めました。そもそも「ムーンライトながら」で、あんなに寝れるなんて想定外でした。
朝食を食べにやってきたのは名古屋駅の地下街にある「シャボーブラン」です。
490円でドリンク1杯と、サンドイッチ等のパンと卵が食べ放題です。たぶん、今まで生きてきた中で1番サンドイッチを食べた瞬間でした。 -
サンドイッチでお腹いっぱいになったので、名古屋駅から特別快速で大垣駅に向かいます。
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名鉄の列車と並んで名古屋駅を後にします。
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名鉄線と離れ枇杷島駅を過ぎると、清洲城が見えてきました。
本能寺の変で自害した織田信長の後継者を決める会議が行われた場所ですね。 -
清洲駅を過ぎると、JR貨物の愛知機関区が見えてきました。
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大垣で乗り換え、米原から新快速に乗車して近江八幡駅に向かってます。
本当は米原から近江鉄道に乗ろうと思っていたんですが、接続が悪かったので近江八幡駅から乗りる事にしました。 -
近江八幡駅で近江鉄道1日乗車券(880円)を購入しました。
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さっそく近江鉄道八日市線に乗車します。
万葉あかね線と言う愛称は定着してるのでしょうか? -
平田駅で1編成しか居ない700系「あかね号」と交換します。
あっちに乗りたかったなぁ~。。 -
八日市線の終点、八日市駅に到着しました。
ここから本線こと水口・蒲生野線に乗って貴生川へ向かいます。 -
近江鉄道では、多くの場所で緑あふれる地球に優しい緑化軌道になってます。
ちゃんと除草剤撒いたりしないと、軌道が傷んで金がかかる原因になりますが。。 -
途中、日野駅で交換しました。
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高校生が多く乗ってきて、割と混んでる状態で終点の貴生川に到着しました。
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ここから信楽高原鉄道に乗ります。
信楽高原鉄道の乗車券はどこで買うのかと思ったら、乗車駅証明を持ってJR線の改札を通るんですね。 -
信楽高原鉄道の列車がやってきました。
ホームにはある程度の人数が列車を待ってましたが、草津線と共用のホームなので、草津線の列車を待ってるのかと思っていたんです。ところが、実際は信楽高原鉄道の乗客でした。
こんな写真を撮ってた私は、出遅れて座れなかったです。 -
貴生川駅を発車しました。
左側が信楽高原鉄道のホームで、正面に向かって伸びているのが、かつてJR草津線との乗り入れ列車が通った連絡線です。
1991年5月14日、JR線から直通してきた快速「世界陶芸祭しがらき号」も、ここを通って信楽高原鉄道に入ってきました。 -
旧小谷野信号場を通過します。
「世界陶芸祭セラミックワールドしがらき91」の多客輸送用の作られた信号場でしたが、現在は信号機は横に向けられ、使用停止されています。
あの日、ここで交換するはずだった双方の列車ですが、JR西日本が信楽高原鉄道に無断で設置した信号を操作するスイッチと、両社それぞれの無認可改造によって、この先の信楽駅まで意図せず進路が構成されてしまいました。
下り快速「世界陶芸祭しがらき号」は出発信号機が進行現示だったので、交換場所が変更になったと思い小谷野信号場を通過してしまいます。同じ頃、信楽駅では上記の現象により下り方向に進路構成されているので上り列車は出発できないのですが、規定の手続きを行わずに赤信号を無視して強引に上り列車を発車させます。 -
そして、この場所で正面衝突事故が起きました。
ちょうど森に囲まれているカーブで、見通しの悪い場所です。
歴史に、もし、たら、れば、なんてありませんが、もし下り快速「世界陶芸祭しがらき号」が10秒早かったら、もし上り列車が10秒遅ければ、きっと双方の列車は事故現場の前後にある直線区間で出会い、1991年5月14日は世界陶芸祭の多客輸送中に重大インシデントを起こした日として記録されていたかもしれません。 -
そんな事を考えてる間に、終点の信楽駅に到着しました。
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貴生川駅で取ってきた乗車駅証明書を渡して、1日乗車券を購入しました。
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こちらが購入した1日乗車券(1000円)です。
車両のカタログみたいになってる素敵な乗車券です。 -
駅から歩いて10分程。やってきたのは亀楽屋と言う、うどん屋さんです。
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食べログを見ながら「滋賀で讃岐うどん?」って思ったりもしたんですが、とても美味しかったです。
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信楽駅に戻って、貴生川行きの列車に乗ります。
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途中の紫香楽宮跡駅で列車を降ります。
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10分程歩いて事故現場にやってきました。
写真の左側にある森の中には、事故で亡くなられた方の名前が刻まれた慰霊碑があるので手を合わせてきました。
以前、写真で見た時よりも慰霊碑を囲む木々が大きくなり、あの日から長い年月が経ったんだと実感させられました。 -
貴生川駅に戻った後、再び近江鉄道に乗り、今夜の宿がある彦根に向かいます。
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五箇荘駅に到着しました。上の高架は東海道新幹線です。
左側に伸びる安全側線のような線路は、貨物線だったようです。 -
高宮駅の手前まで、東海道線新幹線と並んで走ります。もちろん一瞬で追い越されてしまいます。
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高宮駅で降りました。
鉄道むすめのラッピング電車でした。
車体に描かれてるのは、近江鉄道の豊郷あかねちゃんです。ビア電に乗務中の設定で、両手にビールを持ってます。 -
多賀線に乗って多賀大社駅へ向かいます。
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3番線ホームはカーブしていて、列車とホームの間に隙間がありますが、先端ゴムが設置されてました。
少しでも隙間を解消しようと言う姿勢、とても良いと思いますよ。 -
側線には動いてる気配が無い電車が居ました。西武鉄道のロゴマークが付いたままツタが絡まってます。
部品取りでしょうか。 -
途中駅のスクリーン駅です。
でっかいスクリーンでもあるのかと思ったら、特に何もなく何がスクリーンなのかと思って調べたら、スクリーンって会社の請願駅なんですね。
今日は金曜日。復路、17時半の高宮駅行きの列車に多くの人が乗ってきました。 -
終点の多賀大社前駅に到着です。
多賀大社前駅 駅
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多賀大社駅の駅舎です。
有名な神社のようですが、私は駅の裏にあったファミマでアイスを食べて引き返します。 -
スクリーン駅から、ちょっとした帰宅ラッシュに巻き込まれながらも、彦根に到着しました。
夕日に照らされる黄色い車体を見ていたら、かつての中央・総武緩行線の103系を思い出しました。 -
少し眠くなってきました。
今日の旅はここまでにして、宿に向かいます。 -
彦根駅からあるいて宿に向かいます。
途中、眠くなってきて「遠くてめんどくせぇ。。駅前のホテルにすれば良かった。」って思ったりもしたんですが、彦根城に近づくうちに城下町の古い町並みに入ってきました。
列車に乗ってるだけでは見れなかった景色に出会え、感動しました。 -
今日の宿「本町宿」に到着しました。
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なんとこの宿、築180年で文化財に指定されてるそうです。
文化財に泊まれるなんて、なかなか無いですね。 -
こちらが部屋です。築180年ですが、中はキレイに改装されています。ちなみに写真では切れてますが、上に太い柱があります。
部屋の奥側の屋根の傾斜していて、583系「急行きたぐに」の上段みたいな感じです。でも、私こういう空間好きです。基本的には寝るだけですし。 -
宿に向かう途中で予約してきた「近江や」で夕食にします。
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近江牛のすき焼きを食べながら、軽くお酒を飲みます。
青春18きっぷを等を使って徹底的に安く移動する旅のスタイルは昔から変わってませんが、ここ数年の間に自分でも唯一変わったと思える所は、少しお金をかけて、その場所の美味しい物を食べるようになった事です。 -
酔っ払いながら宿に戻ってきました。
玄関の灯りがいい味、出てるなぁ~♪
そしてこのまま、おやすみなさい。 -
翌朝、朝食を美味しくいただきました。
みそ汁が美味しくてお代わりまでしちゃいました。 -
城下町の古い町並みを散策します。
人がいっぱい居る京都よりも落ち着いていて、良いのではないかと思います。 -
さて、堀を渡って彦根城内へ入っていきます。
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彦根城の入り口にかかる橋までやってきましたが、中には入りません。
なんか城の周りに足場が組まれてましたし。 -
少し遠回りをして彦根駅に到着しました。
下には近江鉄道ミュージアム鉄道資料館があります。しかし今日は開館日ではないので入れません。月に一回くらいしか開かないんですよね。。 -
米原までの乗車券(310円)を購入し、近江鉄道線に乗車しました。
終点の米原まで10分少々です。
乗務員室の後ろでかぶりつきしちゃいます。 -
まもなく米原に到着する頃、右手に鉄道総合技術研究所の風洞技術センターが見えてきました。
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風洞技術センターには、高速列車が置かれています。
手前の紫色の列車は、JR西日本のWIN350こと500系900番台です。 -
ちょっと切れちゃいましたが、右側のグリーンの車体はJR東日本のSTAR21です。
かつて、最高速度425km/hのスピードレコード保持者でした。 -
こちらがJR東海の300Xです。日本国内最速記録443.0km/hは今でも破られてません。
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米原駅で青春18きっぷに4回目の入鋏をしてもらいます。
1回目は新潟駅、2回目は弘前駅、3回目は小田原駅のスタンプが押されてます。
ちなみに会社の福利厚生ポイントで買ったので商制スタンプも押されてます。 -
米原から豊橋行きの新快速に乗車します。
18きっぷの期間はいつも混んでるイメージがある米原~大垣間ですが、今日は8両編成なので快適です。 -
名古屋駅を中央西線の快速列車と同時に発車後しました。
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大府駅起動直後に急停車してしまいました。
車内警報ブザーが押されたようで、4分遅れで運転再開しました。 -
大府駅構内には衣浦臨海鉄道の機関車が居ました。
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三河塩津駅を通過するときに、名鉄蒲郡線の列車を追い越しました。
名古屋鉄道の蒲郡線と西尾線の西尾以南は、10年以上前から存廃問題がある区間です。
これまでも地元自治体からの支援が行われ、現在は西尾市と蒲郡市が2020年まで年間2億5000万円を名古屋鉄道に支払う支援策で存続しています。2020年以降は別途協議となっていますが、おそらく再度延長するんでしょうけど。
私は基本的に赤字ローカル線の存続には反対の立場ですが、地元が鉄道を必要としていて、費用を工面するなら存続しても良いと思います。
まっ、つまり金次第って事です。 -
蒲郡駅発車後、観覧車と海が見えてきました。
海に沿って走っている東海道線ですが、意外と車窓から海が見える所って少ないんですよね。 -
米原を出発して2時間少々で終点の豊橋に到着しました。
ここで浜松行きに乗り継ぎます。少し遅れて到着したので接続待ちしてるのかと思ったら、こちらも遅れていて、まだ来てなかったです。結局、4分遅れで慌ただしく豊橋駅を出発しました。 -
浜名湖を渡ります。
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高塚駅を出発し、まもなく終点の浜松駅に到着します。
この間にあるJR貨物の西浜松駅に、目当の列車が居るハズなのです。
どこに居るのか。。 -
居ました。
真っ赤な車体が特徴的な東京メトロ丸ノ内線の新型車両、2000系です。
今朝、製造メーカーの日本車両製造豊川製作所から出荷され、東京メトロへ納品に向かってます。 -
牽引機はEF65のPFです。
車掌車入れても300tに満たない編成なので余裕ですね。 -
浜松駅で降り、先ほどの丸ノ内線の新車の通過を撮影します。
地下鉄の電車が電気機関車に引っ張られる貴重な景色です。 -
神戸方は逆光なので、順光で撮れる東京方で後ろを狙います。
赤い鮮やかな車体が美しいですね。 -
最後尾には車掌車を連結してました。
以前、銀座線用の1000系の甲種輸送を見た時は連結されてなかったですが、今回は初回だからメーカーの品質管理部門の人が同行してるのでしょうか。 -
さて、目的を達成したので浜松でランチにします。
やってきたのは駅からほど近い藤田です。 -
ふっくらとしたウナギが美味しかったです。
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浜松駅から興津駅行きの列車に乗って東進します。
天竜川を渡ります。 -
静岡貨物駅で追い付きました。
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丸ノ内線伝統のサインウェーブはドア上に設置されたんですね。
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興津駅で再び丸ノ内線の2000系を狙います。
この時、余裕ぶっこいて電車降りてからトイレに行っていたら、思ったより早く来てしまいホーム端まで移動できず、、しかも完全に逆光なのでいい色が出ないです。 -
そして後ろから狙おうとしたら、車掌車が切れちゃいました。。
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熱海からグリーン車に乗車します。
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東海道貨物線の西湘貨物駅に居ました。
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丸い窓は上田交通を思い出させますね。
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甲種輸送を追いかけるのは、ここまでです。
こんどは丸ノ内線で会おう!
たぶん、きっとすぐ会えると思います。 -
相模貨物駅の脇を通過します。
以前は直流区間であまり見かけなかったEH500ですが、海峡線の運用をEH800に渡して余裕が出たのか相模貨物駅まで来るようになったんですね。 -
相模貨物駅ではDE11が入換作業をしていました。台車部分に防音スカートを付けた 2000番代です。
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横浜駅を横須賀線の217系と同時に発車し、鶴見までずっと並んで走りました。
夕焼けの中、品鶴線へ消えていきました。 -
上野駅で常磐線に乗り換えて日暮里で降ります。上野東京ラインができて、本当に便利になったと思います。
今回の旅では、鉄道の悲しい歴史に触れました。事故のメカニズムや42人亡くなった事は知っていても、現地に赴き事故で亡くなった方の名前が刻まれてる慰霊碑を見て、こんなに多くの人が亡くなったのだと愕然としました。
42人。文字で書くとたった3文字ですが、その全ての人に名前があり、人生があった。鉄道事業に携わる者として、深く心に刻む物があった旅になりました。
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