ヨーロッパ落穂拾いの旅第１弾：南仏、モナコ、アイルランド、サンマリノ、イタリア旅行 【１１】（2017年晩秋３日目④ 惜別！アイルランド）

2017/11/19 - 2017/11/19

職場から勤続のご褒美として3日の連続休暇とそれに2日の有給を絡めて9日のお休みをもらいました。例のごとく旅行の計画を練っていると、ふと、あと何カ国訪問すると「ヨーロッパ制覇」できるのだろうと思いました。ヨーロッパの区域をウラル山脈以西に首都のある国とし、日本国政府の承認国48カ国と捉えると、この段階での未訪問国家は全部で16カ国。結構散在しており、制覇するには計画的に訪問する必要がありそうです。ということで、今回は落穂拾いのごとく、取りこぼしていた小国家群のモナコ、サンマリノ（アンドラは入口のカタルーニャ州の独立問題が頂点を迎えていたため後日）と位置的に他の未訪問国とセットにしづらいアイルランドを訪れることにしました。また、前回訪問時はまだNGだったイタリアの美術館での写真撮影が解禁されたということで、その所属名画との再会も目的のひとつとしました。
実際訪れたニースやモナコは、リゾートらしい南仏の美しい海岸風景や豪華な施設に目を奪われ、駆け足訪問となったアイルランドでは、予想以上の素晴らしい街並みに滞在の短さを悔やみ、最古の共和国サンマリノでは独立国とは何かと思い、再会したルネサンス絵画の色褪せない美しさに改めてときめきを感じるなど、落穂拾いではなく、大きな収穫があった旅となりました。

日程は以下の通りです。

1日目（11/17）羽田発 ⇒ 北京 ⇒ ローマ ⇒ ニース
2日目（11/18）ニース市内観光 & モナコ市内観光 ⇒ パリ ⇒ ダブリン
3日目（11/19）ダブリン市内観光 ⇒ アムステルダム ⇒ ボローニャ
4日目（11/20）サンマリノ市内観光 ⇒ ミラノ
5日目（11/21）ミラノ市内観光 ⇒ フィレンツェ
6日目（11/22）フィレンツェ市内観光 ⇒ ローマ
7日目（11/23）ローマ市内観光
8日目（11/24）ローマ市内観光 ⇒ 北京
9日目（11/25）北京 ⇒ 羽田

今回は３日目④です。

エリア ダブリン(アイルランド)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: KLMオランダ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

さて続いては再び西へ。時間節約のためバスに乗車します。
（ﾄﾘﾆﾃｨｶﾚｯｼﾞ13:00 ⇒ 13:11ｻﾞﾌﾞﾚｲｽﾞﾝﾍｯﾄﾞ）

実際1km程度ですが、リープビジターカードで乗り放題ですし、この辺りのバスは頻発しているので利用価値はあります。

そろそろ昼食を、ということでやって来ましたパブ「ザ・ブレイズンヘッド」です。
（ｻﾞﾌﾞﾚｲｽﾞﾝﾍｯﾄﾞ13:11～13:35）

入口は狭いですが、奥行はあります。中庭を抜けて店内へ。

店内はこんな感じのカウンターがあり、テーブル席がいくつかあります。また、同じ形式で部屋が他にもあり、収容能力は高そうです。
ほの暗い店内に煌びやかなカウンター。自分で言うのもなんですが、なかなかいい感じの店をチョイスしました。

店内は結構賑わっています。人気のある店のようです。

まずはこれ、ギネスビールを頼みます。ギネスストアハウスでも飲みましたが昼間から2杯目です。

そしてこちらがお目当てのアイリッシュシチューです。見た目は大したことはありませんが、深皿で量があり、マッシュポテトもがっつり2個載っています。外国で食べる料理は正直口に合わないことが多いのですが、こちらはとても美味しくいただきました。ただ、ひとりでは多すぎるかもしれません。

他の部屋もこの通り。観光客ばかりでなく、地元民の利用も多いようです。

満腹で店を出ます。
（ｻﾞﾌﾞﾚｲｽﾞﾝﾍｯﾄﾞ13:35 ⇒ 13:43ｸﾗｲｽﾄﾁｬｰﾁ大聖堂）

再び市街地方面に歩き、クライストチャーチ大聖堂に着きました。

石造りの荘厳な建物です。
（ｸﾗｲｽﾄﾁｬｰﾁ大聖堂13:43～13:57）

入館料は6.5ユーロと結構高いです。

内部はこんな感じで意外と奥行もあります。

天井も高いです。

祭壇でしょうか、ステンドグラスがとても綺麗でした。

教会内部から階段を降り、地下の博物館のようなところに来ました。奥にあるのは紋章でしょうか。

ちょっとグロテスクな展示がありました。猫とネズミのミイラです。ネズミを追いかけていた猫が、オルガンのパイプに挟まり抜けなくなってミイラになってしまったということだそうです。ネズミも抜けられなかったのかな。

こちらは食器類です。眩しいほど輝いていました。

地下はこんな感じで石造りの防空壕のような状態で、秘密基地っぽくて面白いです。

一応ひと回りしたので出ます。

なかなか見ごたえのある寺院でした。
（ｸﾗｲｽﾄﾁｬｰﾁ大聖堂13:57 ⇒ 14:04ｻﾞﾃﾝﾌﾟﾙﾊﾞｰ）

さらに東へ歩き、続いて来たのはテンプルバーです。早朝にも来ましたが、昼間の顔はどんなでしょうか。

シックな街並みが続きいい感じです。

見えてきました。

テンプルバーのシンボル、ザテンプルバーです。店は開いており、結構人だかりしています。

中にも入ってみました。が、このとおり。混雑していて立錐の余地もありません。雰囲気だけ味わってすぐ出ました。

各店舗も開店していて、道行く人も多いです。テンプルバーは自分で勝手に「お寺バー」の意味かと思ったのですが、その名は古来この地にいたテンプルー一族に由来し、バーとは土砂が堆積した砂州などを言うそうです。確かにあるのはバーではなくパブです。

ここも朝来ました、テンプルバーの名物パブ「ジオリバーセントジョンゴガティーズ」です。こちらも入ってみます。

やはり大混雑です。雰囲気は嫌いではないですが、何となく圧倒されます。

入口では二人の老人が演奏していました。

散策もひと通り終了しました。後はスーパーやスーベニアショップで土産漁りです。ダブリンではこのキャロルズというスーベニアショップが街中にいくつかあって重宝しました。

トリニティカレッジの前に来ました。ここは交通の要なので何度も通せざるを得ません。

さっきは見落としていましたが、この辺りにも雰囲気のいい建物があります。

土産も買ったので少し早いですが、そろそろ空港へ戻ろうかと思います。バスはこれ、747番のエアリンクに乗ります。

時刻表と、バス停にあるテロップで次発のバスを確認するともう少し時間があるようなので、それまでウインドウショッピングに勤しみます。

時間になりバス停に戻り暫くすると空港行きバスが来ました。
ダブリン観光は、思ったより見どころが多く、聖パトリック大聖堂やダブリニアなど行けないところも多々あり、僅か1日だけというのは短すぎましたがまあ仕方ありません。
（ｶﾚｯｼﾞｸﾞﾘｰﾝﾊﾞｽ停14:54 ⇒ 15:35空港）

バスからダブリンの街並みを目に焼き付けて空港へ向かいます。

40分ほどで空港に到着しました。

預けていた荷物を引き取り、チェックイン手続きを終え搭乗を待ちます。

陽も暮れた17時過ぎ、搭乗開始です。また来ると誓ってアイルランドを後にします。
（ﾀﾞﾌﾞﾘﾝ17:52 ⇒ 20:12ｱﾑｽﾃﾙﾀﾞﾑ ※時差あり）

なかなか離陸せず40分遅れで出発しました。乗機はKLMで私はアムステルダム乗継でボローニャに向かいます。アムスでの乗継時間は、1時間20分と行きのシャルルドゴール空港の1時間05分に比べればまだ長いですが、出発時の遅れでまずいことになって来ました。

アムスにはやや回復したものの、25分遅れて着陸しました。しかも沖止め。
スキポール空港は世界一使い勝手がいい空港とのことですが、果たして間に合うでしょうか。

空港内を急いで走って何とか身柄は間に合いました。後は荷物ですが、運を天に任せ、ボローニャ行きに搭乗します。
（ｱﾑｽﾃﾙﾀﾞﾑ21:10 ⇒ 22:52ﾎﾞﾛｰﾆｬ）

ボローニャには定刻に着きました。

気がかりだった荷物はちゃんと出て来てほっとしました。さすがKLMです。
空港からは中央駅へ行くアエロバスに乗ります。
（空港23:40 ⇒ 23:58ﾎﾞﾛｰﾆｬ中央駅）

20分ほどでボローニャ中央駅に到着しました。4年前やはりここに来たときを思い起こしました。当時とそんなに変わっていないようです。

明日の朝を考え、駅の乗場などを少し探索してからホテルに向かいました。
（駅23:58 ⇒ 0:05ﾎﾃﾙ）

道一本奥ですが、割安なホテルでした。設備もまあまあです。早朝から深夜まで忙しく動き回りましたが、明日も早朝からの移動になるので早めに就寝します。