2018/08/06 - 2018/08/06
46位(同エリア874件中)
おかつんさん
前日、ロストバゲージに遭遇するも、元々そうなることが予想されたトランジットだったため、一日分の着替えや身の回りのアメニティなどは小さくして手荷物で持って行くべきだ、と何度も夫を説得していた。
よかった、たまには功を奏することもあるもんだ。
「14時までにホテルにスーツケースを届けるよう、できる限りの努力をする。」というシンガポール航空のイタリア人スタッフの言葉を信じて、朝からバチカン博物館に行こう!
ローマのシンガポール航空のスタッフは、とてもいい対応をしてくれたと思う。
バチカン博物館の入場券は、日本から公式サイトで購入済み。バウチャーのQRコードを見せればすぐに入場できます。
公式サイト
http://m.museivaticani.va/content/museivaticani-mobile/en/visita-i-musei/scegli-la-visita/musei-e-collezioni.html
そこからサン・ピエトロ大聖堂まで直接行こうと計画。
その後は、16:05のトレニタリア・フレッチャロッサに乗って、花の都・フィレンツェへ。
1日目 ◇ 成田⇒シンガポール経由⇒ローマ
2日目 ◆ ヴァチカン⇒ローマ⇒フィレンツェ
3日目 ◇ フィレンツェ⇒シエナ(1day trip)
4日目 ◇ フィレンツェ
5日目 ◇ フィレンツェ⇒ヴェネツィア
6日目 ◇ ヴェネツィア⇒ウィーン経由⇒成田
航空券 ANA特典航空券 60,000マイル/人(レギュラーシーズン)
列車 トレニタリア Roma Termini⇒Firenze S.M.N 39.8ユーロ
Firenze S.M.N⇒Venezia S.L 39.8ユーロ
http://www.trenitalia.com/
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.0
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【2日目】
おはようございます。
ヘトヘトだったけれど、時差ボケはあるようだ。
そう言えばシンガポール航空からもらったポーチが意外と役に立った。
パジャマ用のTシャツや歯磨きセットなど。(←どうにかなるかと持ち込まなかった)
朝食付きなので、早速食べに行こう。 -
小さくて可愛い甘そうなデニッシュやマフィンたちが並んでいる。
イタリア人の朝食は、エスプレッソに甘いものなんだっけ。
この日に日本に帰るというご家族とご挨拶。化粧品とか大丈夫?あげようか?とか、保険に入っていたらレシートは取っておくといいなど、とても親切に教えてくださった。日本人の優しさにも遭遇したローマだった。 -
新鮮な野菜も置かれていて、時間に余裕はなかったものの、もりもりといただいてしまう。
レセプションのスタッフの方に、スーツケースが届かなかった旨と本日14時にここへ届く予定を伝えて、軽装のままチェックアウトをする。
「ちゃんと届くことを願って、ヴァチカンを楽しんでくるよ」と少し不安げな私たちに「きっと届くよ。楽しんで。」と送り出してくれた。 -
朝のテルミニ駅。
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ヨーロッパで2番目に大きい駅だとか。(1番はパリ北駅)
ここから地下鉄A線に乗って、Ottaviano駅(オッタヴィアーノ)で降りる。
ヴァチカン博物館の予約をしているので、9時に合わせて向かう。 -
地下鉄を降りたら、S.Pietroのサインに従って歩くと辿り着く。
着くまでにあちらこちらから、「チケット持ってる?何時のチケット?」「チケットあるよー、いくらだよー」などとお声がかかる。
ここは全てのお声を無視するのではなく、前者の言葉には反応しよう。
スタッフの方が、予約をしている人には適切な場所を指示してくれる。
わぁ、凄い行列。予約をしていない人の列である。 -
待つこと5分くらいで入場。
まずは手荷物検査がある。がしかし、物凄い人、人、人…。 -
オーディオガイド付きの予約をしたが、入り口付近まで返しに来ないといけないので、勿体ないが借りずに進む。
私たちはそのままサン・ピエトロ大聖堂へ進みたかったのだ。
まずが、螺旋階段へ。 -
美しくて神秘的。階段一つをとってもこの凝りよう。
ずっと眺めていると、目の錯覚か時差ボケか、目まいが襲ってくる。 -
芸術に詳しくなく、3.4時間で回ろうとする我々はド素人独特の浅い視点となるため、かなりのすっ飛ばしようで進む。
絵画館。
ヴァチカンの紋章が彫られたベンチに座ってみる。 -
ここは人が少なくて落ち着いている。
ベンチに座って見られるなんて、贅沢。 -
羽根をもぎ取られても、美しいものは美しい。
この彫刻の左後ろの絵が、ミケランジェロのものだなんて、後から知る…。
無知とは愚かなもので…涙 -
ピーニャの中庭から、クーポラを臨む。
ピクニックでもできそうな程、長閑な芝生があるのに、実際は押し寄せる客により、長閑とは程遠い雰囲気。 -
湧き水があると条件反射で触ってみたくなる。
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動物コレクション。
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紋章の上の天井画も、見事。
でも床も美しいのでじっくり見たいものだが、なかなか難しい。 -
男前越しの男前。
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地図のギャラリー前で既に渋滞が始まる。
途中途中の酸欠状態にごった返す部屋を抜ける。
皆、息も絶え絶えタペストリーのギャラリー、地図ギャラリーへやってきた。
あ、これがシシリーで、これがローマねなどと夫と指差し確認。 -
地図のギャラリーの床をふと見ると、すっかり虜になった紋章を見つけた。これは精密な大理石。素敵。
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これはなんとゴージャスな紋章!
地図のギャラリー出口の前でしばし見とれてしまう。
紋章を見つけては喜ぶのが途中から楽しみになっていた。 -
ラファエロの間を通り、撮影禁止のシスティーナ礼拝堂までまた渋滞。
システィーナ礼拝堂は、やっぱり凄かった。
ミケランジェロの「最後の審判」も目にしっかり焼き付けて。
システィーナ礼拝堂からサン・ピエトロ大聖堂までの通路を流れに沿って歩いていくと、ヴァチカン広場へと出る。 -
すぐにサン・ピエトロ大聖堂の入り口が現れる。
いよいよ、我が家にとってのヴァチカンのクライマックス。
この時点で、クーポラへ行く時間はないので諦めることとする。 -
まずは光に浮かび上がる、ミケランジェロ作「ピエタ像」。
ミケランジェロの彫刻は、ベルギー・ブルージュの聖母子像以来。 -
うっとりするほど美しい。
ミケランジェロの設計した大聖堂の中で、ミケランジェロの彫刻を見られる事の素晴らしさ。 -
写真では伝わらない迫力がある。
ミケランジェロの細部まで徹底したこだわりも感じられる素晴らしい空間だと思う。 -
本当に凄い迫力。
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日光に当たって黒光りする、ベルニーニのブロンズの天蓋も、存在感が凄い。
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どれほどの大きさか夫を入れて撮ってみたが、やっぱり迫力は伝わらない。
ずっと上を見上げていた私たちの首は、途中から疲れてきた。それ程に凄い力のある大聖堂だった。 -
サン・ピエトロ大聖堂で、思いの外長い時間を過ごしてしまった。
ヴァチカン博物館は異常に暑くて倒れそうだったが、大聖堂は過ごしやすい温度だった事もある。 -
ベルニーニの設計、ヴァチカン広場と回廊。
この広場にも何ヶ所か水が湧いていたので、首や腕に濡らして涼を取っていた。とにかく暑い。 -
ここに来られて良かった。
立派なオベリスクもある。(5本目) -
目抜き通りをサンタンジェロ城方向へ向かって歩く。
時々振り返っては大聖堂のクーポラを確認しながら。ちゃんといるいる、とか思いながら。 -
人混みと暑さでヘトヘトだった私たちは、適当なお店でランチをする事にした。
席から大聖堂も見えるし、ここにしようと。 -
シーフードサラダとピザにした。当然シェアする。
シーフードサラダが小さく見えるが実際は多い、超多い。そして、ピザは言わずもがなである。
いつ何時も、冷たいスティルウォーターはがぶ飲み!
ピザの味は普通。シーフードサラダは美味しい! -
サンタンジェロ城からのサン・ピエトロ大聖堂。
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テベレ川沿いの風景と、サン・ピエトロ大聖堂。
ずっと見ていられる景色。 -
名残惜しいほどに何度もサンタンジェロ城を眺めて橋を渡った。
そこでタクシースタンドを見つける。
前日、ローマのタクシーは意外と快適だったことに味を占め、乗ってしまおうと即決。
結果、素敵なドライバーさんによる、ホテルまでの快適ドライブとなった。
気さくに話しかけてくれ、車内の気温は暑くないかと気にかけてくれもした。これもローマに来て、嬉しい誤算である。 -
そしてホテルに無事にスーツケースは届いているのか、ドキドキでレセプションに向かうと、スタッフは神妙な面持ちで、「来なかった…」と言ったまま他の客の対応をしている。あらまー…、一気に疲れが押し寄せて取り敢えず座ってしばし呆然。「仕方がないよねぇ」
そこに、さっきの彼が現れて、「Smile!」と言う。え?何だって?
彼は笑顔で、私たちのスーツケースを部屋から出してくれたのだった。
もー!悪い冗談はやめてよー!!完全にからかわれた。
でも、その後は荷物を整理したりしながら彼としばし談笑。「君は俳優なのか?笑」と夫は冗談交じりに言っていた。
それもまたいい思い出。
無事に荷物が届き、イタリアの新幹線・フレッチャロッサに乗って、フィレンツェへ向かいます。
~つづく~
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