2018/07/21 - 2018/07/26
5位(同エリア244件中)
ぱくちーさん
今年は夏休みが長めにとれたので、念願のシルクロードに行ってきました!
お休みは11日間、さてそれをどう割り振ろうか…とさんざん考え、このような計画を立てました。
7/21(土) 広州から空路カシュガルへ
7/22(日) カシュガル街歩き
7/23(月) カシュガルから空路ウルムチへ
ウルムチちょっと街歩き
7/24(火) ウルムチから陸路トルファンへ
トルファンちょっと街歩き
7/25(水) トルファン1日観光
7/26(木) トルファンから陸路敦煌へ
鳴沙山・月牙泉観光
7/27(金) 莫高窟観光
7/28(土) 敦煌から陸路嘉峪関へ
嘉峪関ちょっと街歩き
7/29(日) 嘉峪関観光
夕方、陸路張掖へ
7/30(月) 張掖(丹霞地質公園)観光
夕方、陸路蘭州へ
7/31(火) 蘭州ラーメンを堪能
空路広州へ
中国の最西端から真ん中くらいまで戻ってくるコースにしてみました。
各地の名所をみるのもとても楽しかったですが、移動するごとに街の景色や空気、食べ物などがどんどん変わっていくのを肌で感じることもでき、「大陸」ってすごいなあ、と島国育ちの日本人は感動したのでした。
現代の私たちが飛行機やら鉄道やらで移動した長距離を昔の方々はウマやラクダ、あるいは徒歩で移動したんだねえ…。
前半は中国の最西端に近いカシュガル、大都市ウルムチ、別名「火州」とも呼ばれる極熱のトルファンを周った新疆ウイグル自治区編です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- 中国南方航空 海南航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今回は新しくできた広州白雲空港の第2ターミナルから出発です。
朝8:15発の飛行機なので、用心して朝の6時前に家を出ました。
いつもはタクシーで1時間弱かかるのですが、今日は30分で着きました。
タクシーの運転手さん、飛ばしすぎです。 -
そんな訳で時間に余裕ができました。
しばらくは西の方の食べ物ばかりになるだろう、ということで広東地方の朝ごはんを食べました。豆乳と揚げパン、卵焼きを巻いたクレープみたいなものです。 -
8:15、まずはカシュガルに向けて出発です。
ウルムチ経由です。 -
いつも代わり映えのしない南方航空の機内食です。
漬物が一番おいしかったです。 -
おお、雪山が見えてきましたー。
何山脈だろう? -
何かの露天掘りもしています。
石炭でしょうか、鉱石でしょうか。 -
経由地のウルムチに着きました。
-
トランジットチケットです。
キリル文字が書いてあるところに土地柄を感じます。 -
さあ、いよいよカシュガルに行きますよー。
-
2回目の機内食です。
今回も漬物(パンの後ろの小さいパック)が一番おいしかったです。 -
カシュガルに着きましたー。
乗り継ぎの時間を含めてですが、8時間かかりました。 -
おおお、日差しがまぶしい!
暑い!そして乾燥している!
ここからタクシーで旧市街地に向かいます。
タクシーは相乗りさせられて一人20元です。 -
旧市街地に着きましたー。
いいですねー。
タクシーの運転手さんが宿の近くで降ろしてくれたはず。 -
が、地図の場所に行っても宿がない…。と、うろうろしていたら、近所の人が「ユースホステルならここだよ」と教えてくれました。
看板が小さくてよくわからなかったのです。
でも、ただうろうろしていた人に向こうから教えてくれるっていうことは、場所がわからなくてうろうろしている人が多いってことでしょうね。 -
カシュガル老城青年旅舎です。
古民家を改装しているということで、とっても雰囲気があります。 -
私の部屋は上の写真の建物ではなく、隣の建物の2階でした。
今回の旅は「ユースの個室」にたくさん泊まってみました。 -
この時すでに夕方5時半。
でもこの辺りは太陽が一番高くなるのが午後4時くらいなので、5時半は真昼です。
こんなに国土が広いのに、同じ時間帯を使っている中国はなかなか強引ですよね。 -
宿のすぐ近くの職人街です。
-
いいですねー。
カシュガルのイメージ通りです。 -
新疆では真昼でも、私は朝起きてから12時間以上経ってます。
今日はがつがつ観光せず、スーパーでお買い物をすることにしました。 -
ご当地スーパー、好きなんです。
-
財布とエコバックとスマホ以外の荷物はコインロッカーに預けなければいけないようです。
使い方がわからずにオロオロしていたら、親切なお姉さんが教えてくれました。 -
ここでドライフルーツ入りのお茶などを購入しました。
これ、一見ハーゲンダッツですが、ゼリーなんですよ。
パクリにもほどがあるだろう。
(ちなみに広州では売ってません) -
まだまだ明るいですが、午後8時過ぎてます。
私はお腹が空いたので、宿の近くの麺屋さんに行ってみました。 -
お店のお勧めっぽい、メニューの上の方に書いてあったものを頼んでみました。
20元(320円くらい)でした。
これは新疆名物、ラグメンかい? -
こってりスパイシーですっごい美味しかったです!
後で調べたら、これは素揚げした羊肉が入っているちょっと高級なラグメンだったらしいです。
写真には写っていませんが、羊の串焼きも美味しかったです。
お茶はローズティーでした。 -
一夜明けまして。
朝ごはんを食べに街に出ました。
街角でラクダのミルクを売っていました。 -
ここで朝ごはんを食べます。
-
あら、素敵な雰囲気。
-
ナンとヨーグルトとお茶です。
-
お茶がすごくいい香りだなあ、と思ったら、カルダモンが入っていました。
-
2階席だったので、朝の街の様子を眺めながらゆっくりご飯を食べました。
-
ご飯を食べたら街歩き再開です。
新疆はドライフルーツが豊富です。 -
エイティガール寺院に来ました。
新疆最大規模の現役のイスラム教寺院です。
現役だから、内部は撮影禁止です。
緑が多くて、素敵な寺院でした。 -
エイティガール寺院の前は広場になっていて、シルクロードっぽくラクダの像なんかもあります。
-
次はバスでアパク・ホージャ墓(香妃墓)に向かいます。
こんな時「百度地図」というアプリがあると大変便利です。 -
「香妃墓」のバス停で降ります。
-
バス停からも結構歩きます。
-
入口に着きました。
入口のタイルも素敵です。
新疆の方々は隙間があるとぐいぐい割り込んでくるので、チケットを買うときは負けずにぐいぐい行かなければなりません。
やはり先祖が騎馬民族だから、負けず嫌いなのでしょうか。 -
香妃墓ですー。
タイルがピカピカでとってもきれいです。 -
見てこのミナレット。
この色遣い、大好きです。
青空に映えますね。 -
内部には16世紀末のイスラム指導者のご家族が葬られています。
「香妃」はウイグル出身の乾隆帝の奥さんですが、ここには葬られていません。
昔、香妃がここに葬られていると誤伝されたため、この名前になったそうです。 -
次はバザールに向かいます。
一応入り口で手荷物検査があります。 -
この辺りでたくさん売られていたイチジクを加工したもの。
漬物でしょうか。 -
バザールの中です。
時間が早かったためか、屋内はあまり人がいませんね。 -
地元の方々は屋外のバザールで買い物をしていました。
-
ひとつ1元の怪しげな手作りアイスを食べながら散策してみました。
アイスは素朴な甘さで美味しかったです。
それにしても場外のバザールはものすごい人と熱気です。 -
ものと人が多すぎでよくわからなくなったので、一旦老城地区に行ってご飯を食べて落ち着くことにしました。
-
左手に見えた高台民居風景区。
この日は修復中で中には入れませんでした。
ドラクエっぽいですね。 -
老城地区に着きました。
-
警備員さんや子供を連れたお父さんで賑わっていた食堂に入ってみました。
-
「抓(日本語の「捕」)飯」ですー。
昔は手づかみで食べていたからこの名前らしいです。
羊肉とにんじんがたっぷり入っていて美味しかったです。
ここのお茶もカルダモン入りでした。 -
羊肉をたくさん食べてお腹いっぱいになったら、なんか元気がでてきて、頭も冴えてきました。
もう一度バザールに戻ってお土産を買おうと思います。 -
と、その前にデザートを食べましょう。
手作りのヨーグルトです。
表面に黄色い膜ができている濃厚なヨーグルトにグラニュー糖をたっぷりかけてくれます。5元(80円)でした。
コクがあってほどよく酸っぱくておいしいんですよ。これが。 -
羊肉とヨーグルトで元気になったので、博物館まで足を延ばしてみました。
-
この模様の布ってこの辺り独特のものなのね。
俄然欲しくなってきました。 -
発掘品とかいろいろ展示してあったのですが…。
この奥になぜか本物のミイラが展示されていまして。
なんかそれがすっごい怖かったんですよー。
前に他の場所でミイラを見たときはそれほどでもなかったんですけどね。
何かよくないミイラだったんでしょうか…。 -
はい、再びバザールに来ましたよ。
-
午前中よりも人が多くなって賑わっていますー。
音楽好きの友人に楽器でも買っていきましょうか。 -
弦楽器も面白いです。
-
民族衣装みたいなのもたくさん売っていました。
-
色々おもしろかったのですが、スカーフとタンバリンみたいな楽器とカルダモン入りのお茶を買いました。
バザールはとっても楽しいですが、広いし熱気がすごいので、元気な時に行かないと負ける、と思いました。 -
夜ご飯は昨日と同じお店に行きました。
なぜならご近所のお店の中でぶっちぎりで混んでいたからです。
ということは、この界隈で一番おいしいお店ということで。
今日はケバブ(中国では「丸子」と書く)を食べました。
激ウマです。 -
メインは「炒麺」です。
このあたりの炒麺は小さくちぎった麺を炒めてあって、スプーンで食べます。
昨日のラグメンより少しピリ辛ですね。コショウがたくさん入っています。
これも美味しいです。 -
ご飯の後もちょっと街歩きをしました。
このとき午後10時過ぎ。
やっと暗くなってきました。
お店のあたりが白っぽく見えるのは、薪でケバブや串焼きを焼いているからです。
だから香ばしくて美味しいんですね。 -
明けて次の日。
飛行機でウルムチに行くので、路線バスで空港に向かいます。
青信号なのにバスが進まないなあ、と思っていたら、軍用車の行列が通っていました。
ここはキルギス、タジキスタン、パキスタンからもさほど遠くない街ですからね。
いろいろあるのでしょう。 -
カシュガルの空港に着きました。
なんか手荷物検査が厳しかったのですが。
ちょっと時間があったのでアイスでも食べようかな…と思ったら…
え?
ハーゲンダッツ(本物)が98元(1600円)?
嘘だよね? -
造花のブドウで飾られた通路を通って飛行機に乗り込みます。
カシュガル濃かったなあ。
中国だけど中央アジアだよね。
ウズベキスタンとかカザフスタンとかにも行ってみたくなりました。 -
ウルムチまでは海南航空の飛行機で行きます。
お茶菓子は乾燥ナツメ、機内食は無しです。
(マズいものを出されるくらいならこの方がいい、と中国の国内線に乗っているとしみじみ思うのです) -
ウルムチに着きましたー。
バスチケット売り場のお姉さんにホテルの名前を見せたら、「左側の青いバスに乗ればいいのよ」と教えてくれました。 -
バス乗り場のお姉さんが教えてくれた「紅山」で降りました。
そこからは路線バスでホテルの最寄りのバス停に行きました。
ここでも「百度地図」、大活躍です。 -
お宿は中国国内で展開しているチェーン型ホテル、「錦江之星」です。
部屋は広いし立地も最高なんですが、なぜか窓のない部屋でした。
寝るだけだから別にいいけどね。 -
この時午後2時くらい。
そうだ、博物館に行こう!と、路線バスに乗り込みました。
おおう、「兄弟船」っていう日本食屋さんがあるぜ。
広州にも同じ名前のお店があるけど、偶然でしょう。 -
博物館前のバス停に着きましたー。
あ、無印があるー。 -
この博物館は「楼蘭美女」のミイラがあるんですよー。
昔NHK特集でやってましたよね。
ワクワクですねー。 -
って、え?
休み?
月曜休館なの?
なんで7分の1の確率で休館日にあたるのさー(泣) -
明日の朝、ウルムチを発ってしまうので、博物館は見られません…。
えーん、楼蘭美女見たかったよー。
しょんぼり気分で国際大バザールに行きました。 -
ショッピングモールだと思っていたら入場料をとられたよ…。
-
広いし、いろいろ売ってるみたいだからぐるっと見てみましょう。
-
あ、民族衣装、かわいい。
-
小さいラクダのぬいぐるみを買いました。
始め50元(800円)だと言ってきたのですが
「は?うそでしょ?」
と言ったら、あっという間に20元(320円)になりました。
ホントは15元くらいだと思いますよ。 -
外では民族舞踊をやっていたり…。
-
楽器の演奏も見られたので、結構楽しかったです。
-
広州では売っていない、トルコ産のアイスも食べられました。
広州もすっごい暑いわりに、広州の人たちってあまり冷たいものを食べないんですよ。
新疆の人たちはアイスが大好きみたいで、色々な種類が売っていたので楽しかったです。 -
さて、夜ご飯です。
明るいけど、午後8時くらいです。
ホテルの裏に美味しそうなお店を発見しました。 -
麺と串焼きのお店のようです。
-
羊の串焼きです。
味は美味しいですが、カシュガルの薪焼きの方が香ばしくて美味しかったな…。 -
「黄麺」です。
ピリ辛の涼麺です。
今まで食べたことのない味でした。
美味しかったです。 -
翌日。
朝ごはんはホテルのレストランで食べました。確か30元くらいだったような。
蒸し野菜とかたくさんあって美味しかったです。 -
ホテルをチェックアウトして、路線バスでウルムチ南駅へ。
次のトルファンへは高速鉄道で行きます。 -
私が乗るのは11:39発のトルファン北駅行きです。
-
チケットはCtripで予約して、家の近くのチケット屋さんで発券してもらいました。
日本から購入する場合は、Cripで予約し、乗車する駅で発券するといいと思います。 -
調子に乗って一等車にしました。
座席が大きいです。 -
1時間ちょっとでトルファンに到着しました。
…。
なにこれすっげえ暑い!
100台くらいのドライヤーで一気に熱風を浴びせかけられてるんじゃないかっていうくらい暑い!
人生で初めて経験する暑さです。 -
で、改札を通ったところで私だけ公安に連れていかれました。
外国人はすんなり通してもらえず、公安でパスポートチェックを受け、宿泊先と電話番号を記録されます。
ところで駅前の広場がやけに広いんですが。 -
公安チェックの後、タクシーでお宿へ。
1時間近くかかりましたが、40元くらいでした。 -
トルファンの宿も古民家を改装したユースホステルです。
-
こちらのユースは個室でもシャワートイレは共同です。
が、2部屋にひとつずつあるので、全く不便は感じませんでした。 -
ここは部屋が広くてかわいい!
この旅で一番のお気に入りの宿です。 -
このとき午後2時くらい。お腹がすきました。
お昼を食べに行きます。
宿の近くに変わった建物がありました。 -
トルファン、とにかく広い…。
そして人が少ない…。
もともと人が少ないのか、暑いから外に出ないのか…。 -
大きい通りで入りやすそうな店発見。
-
写真付きのメニューがあったので、指差しでおいしそうな麺料理を頼んでみました。
カシュガルのラグメンに似ています。
これがすっごい美味しかったんですよ!
つるつるシコシコの日本人好みののど越しのいい麺と、ピリ辛の野菜炒めがよくマッチしていました。
これ、もう一回食べたいです。 -
ブドウ棚がある通りにも行ってみましたが、とにかく暑いです。
-
だって44度だもん。
「乾燥しているところは日陰に入ると思いのほか過ごしやすい」
って言いますが、それは40度以下のカシュガルとかウルムチの話だと思います。
何事にも限界があります。 -
と、地図を見たら近くに博物館があるじゃないか!
恐竜の化石とかあるって。面白そう!
冷房が効いてるだろうし、いいじゃん、と行ってみました。
が、ここでパスポートを持って来ていないことに気付いた!
(中国の博物館は身分証明書が必要。でも無料。)
ご飯だけ食べるつもりで外に出たからねえ…。
でもこんな暑い中、宿まで取りに戻るのは無理です…。
今回は博物館と縁がないなあ…。 -
一旦ホテルにもどり、休憩しました。
トルファンの暑さ、ハンパないです。
夜、涼しくなってからスーパーへ行きました。
お昼ご飯の盛りがよくてあまりお腹が空いていないので、夜ご飯はスーパーで何か買って軽く済ませようと思います。 -
炒めた玉ねぎが入った総菜パンとヨーグルトとブドウです。
たまにはこんな夜ご飯もいいものです。 -
ローテーブルがあると寛げていいです。
-
そうそう、明日の1日観光を手配せねば。
宿のエントランスのホワイトボードに希望のルートと名前を書き込んでおくと、スタッフさんが同じルートの希望者をまとめて車を手配してくれます。
私は一番いろいろなところを周れる1番のコースを希望しました。 -
次の朝です。
昨日希望したルートは他に3名の希望者がいるということで、4人で出かけるとのことです。(部屋までスタッフさんが連絡に来てくれます) -
ちょっと風が強いようですが、大丈夫でしょうか。
-
このユースは朝ごはん付きです。
お粥と手作りの肉まん(具が何種類かあります。私のはピーマン入りでした)、味付きのゆで卵がついています。肉まんがおいしかったです。 -
8:30、宿の前まで車が来てくれてツアースタートです。
参加者は中国人女性とイギリス人男性のカップル、アメリカ人男性、そして日本人の私の4人です。英語中国語チャンポンで会話が進みます。(当然私はちょっとしか参加できません。だって英検3級だし。中国語は1ミリくらいだし。) -
最初の見学地、べゼクリク千仏洞です。
いいですねー。シルクロードっぽいですねー。
6世紀からつくられ始め、9世紀に最盛期を迎えたそうです。
昔はもっと大きかったらしいですが、イスラム教の浸透とともに破壊されて、今は83の石窟が残っているそうです。 -
石窟の中には美しい壁画がありますが、清朝末期に外国人探検家にはぎ取らててしまったものが多く、今はほんの一部が残っているに過ぎません。
残っていればよかったのに、と思う一方、これも大きな歴史のうねりをの一部だと考えれば、これはこれで興味深いと思いました。 -
一通り見学したところで、さあ車に戻ろう!と石窟の外に出たら…。
うわああああああ、すっごい砂嵐がああああああ。
警備員さんが「クレイジー…。」とつぶやいていたので、このあたりでもそこそこ大きい規模の砂嵐だったようです。
少し弱まるのを待って、スカーフで顔をぐるぐる巻きにしてなんとか車に戻りました。 -
程なくして砂嵐は収まったものの、なんかまだ埃っぽです。
火焔山もかすんで見えます…。 -
次は「地球の歩き方」には載っていないところです。
-
古民家群のようなところらしいです。
まだ普通に人が住んでいます。 -
でも人が住んでいるのはごく一部で、廃墟になっている家もたくさんありました。
-
それにしてもこの風景、どこかで見たことあるような…。
・・・。
ドラクエだ!
ドラクエⅥ(多分)にこんな町、出てこなかったけ?
屋根の上を通って隣の家に行けたりするし。
リアルドラクエにかなり感動しました。 -
続いて高昌故城です。
-
こちらはとても広いので、入場券とカートの乗車券を購入してカートで敷地内を回ります。
-
カートです。
-
このように遺跡の中をカートで回っていきます。
-
いいですねー。
「兵どもが夢の跡」って感じですねー。 -
要所要所でカートを降り、歩いて見学することもできます。
場所によっては壁に触ることもできます。 -
漢の時代から1000年間、国都として栄えたそうです。
ってことは12世紀くらいまでは人が住んでたってこと?
その割に荒んでる感じがするのは、やはり自然条件が厳しいからでしょうか。
そうだよね、頻繁にさっきみたいな砂嵐があったら、壁とか削られちゃうよね。 -
高昌古城のジオラマです。
周囲が5kmくらいある、大きな遺跡です。
かなり大きな街だったのですね。
古の王国に思いを馳せることができました。 -
火焔山を見ながら昼食場所に向かいます。
-
お昼ご飯は、ドライバーさんが美味しいお店に電話をして料理を用意してもらってくれました。
鶏肉とジャガイモの唐辛子炒めを麺の上にばばーんとのっけたものです。麺の追加も可能です。
見た目より辛くなく、すごく美味しかったです。 -
次に向かったのは蘇公塔です。
中に入ることも可能でしたが、外から見るだけで十分かなと思い、外側の見学だけにしました。 -
次にカレーズ楽園に行きました。
-
本物のカレーズ(地下水路)の上に博物館みたいなのをすぽっと被せたような施設です。
-
こうやって水路を造ったんですねえ。
トルファンは暑いし乾燥しているしで自然条件はかなり厳しいと思うのですが、このカレーズのおかげでオアシス都市として栄えたのだそうです。 -
休憩所にブドウ棚がありました。
-
搾りたてのぶどうジュースが売っていました。(10元。160円)
とっても甘くておいしかったです。
生き返りました。 -
最後は交河故城です。
こちらは6世紀から数百年、栄えた国都だったらしいです。 -
入口にはちょっとした展示スペースが。
-
展示スペースをぬけ、カートに乗り込みます。
-
途中でカートが止まりました。
運転手さんが「10分間ね」と言いました。
よし、登ってみましょう。 -
階段を登り切ったと思ったら…。
えええ、まだあるの?
これ10分で戻れるのかな? -
多分頂上に着きました!
-
向こうの高台に遺跡が見える!
すごい! -
が、10分間しかないので急いでカートに戻ります。
-
メインの遺跡(さっきの展望台から見えたとこ)に着きました。
-
結構広いですね。そういえばツアーの運転手さんに「1時間半で戻ってきてね」と言われていました。あと1時間くらいしかありません。戻るのに15分くらいかかるとして…。
げげ、急がねば。 -
イチオシ
急いで高台に登りました。
高昌故城とは色合いが違いますね。
お天気も回復し、青空と白っぽい岩の色がいい感じです。 -
ここもいいなあ。
高台を吹き抜ける風と白い壁の跡。
ロマンを感じますね。 -
遠くてわかりにくいですが、河が見えます。
ここはふたつの河が交わるところにある遺跡だから「交河故城」っていうんですよね。
ここも素敵な遺跡でした。 -
無事1時間半で車に戻り、ユースに帰ってきましたよ。
全部よかったですが、最後の交河故城、よかったなあ。 -
ここのユースにはかわいいワンちゃんがいるんです。
とってもおとなしいゴールデンレトリバーです。 -
ちょっと休憩して夜ご飯を食べに行きました。
昨日のランチを食べたお店で別のメニューを食べてみました。
汁麺が食べたかったので、平麺の煮込んだやつにしました。
これも面がつるつるで美味しかったです。 -
次の朝です。
列車の出発が午前9:36と早かったので、8時にタクシーをお願いしました。
このユースはフロントに3人くらい英語ができる女性がいて、タクシーの手配なんかはぱぱぱっとやってくれます。
ちなみにタクシー代が42元だったのですが、50元札を出したら10元お釣りをくれました。
タクシーでボラれたことは多々ありますが、おまけしてもらったのは初めてです。 -
次に向かうのは敦煌です。
高速鉄道で敦煌近くの柳園という町まで行き、柳園からバスで敦煌に行く予定です。 -
これで新疆ウイグル自治区とはさよならです。
予定のちょうど半分のところまできました。
そして旅は甘粛省へ。
次はどんな楽しいこと待っているのかな。
後編・甘粛省鉄道紀行に続く!
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この旅行記へのコメント (5)
-
- 子青さん 2019/05/19 13:14:57
- いろいろ勉強になりました
- ぱくちーさん
今日は。
素晴らしい写真と旅行記を有難うございます。
来年一人でシルクロードへ行こうと思っていますが、現地で包車を使ったりしなければいけないと思っていたので、費用がなあ、と思っていました。
でも、路線バスや、現地ツアーが結構利用できるのですね。
ユースの個室に泊まって、ツアーを利用する、というところはとても勉強になりました。
しっかり読んで参考にさせて頂きます。
有難うございました。
因みに、私は蘭州からカシュガルへ向かって移動しようと考えていますが(夢想していますが)、その方向にした場合に何か障害になりそうな事はあるでしょうか。もしも知見をお持ちであれば、教えて頂けると助かります。
宜しくお願いします。
- ぱくちーさん からの返信 2019/05/19 21:37:59
- RE: いろいろ勉強になりました
- 子青さん
こんにちは!
ご訪問ありがとうございます。
シルクロードは行く前は少し不安があったのですが、思い切って行って本当に良かったと思っています。
実は最初は私も蘭州を出発して Go westで行こうと思っていました。
しかし11日間で7都市訪問という強行日程だったため、少しでも時間のロスを少なくしようとした結果、逆ルートになりました。
東→西ルートで考えていた時、ネックになったのが敦煌→トルファンでした。
敦煌からトルファンに行くとき、敦煌から柳園までバス、柳園からトルファンが鉄道になるのですが、柳園から鉄道に乗るためには少し余裕をもって敦煌を出なければならないので、なんだかんだでそこの移動に1日かかってしまいます。
そこが逆のトルファン→柳園→敦煌のほうが時間の計算がしやすく、敦煌で夕方観光の時間も取れることがわかしました。
それで西から東へ向かうことにしたのです。
時間に余裕があり、そこさえうまくいけば私も東から西へ向かうルートにしたかったです。
とくに「障害」というほどではないです。
あとプチネタとしては、甘粛省はあまり英語が通じず、新疆ウイグル自治区はかなり英語が通じるということでしょうか。
そのかわり、新疆ウイグル自治区はネット環境が悪く、宿のWi-Fiもとても回線が細いです。
私のわかる範囲のことでよろしければ何でも質問に答えますので、何なりと質問してください。
元中国在住者として、一人でも多くの方に中国旅行を楽しんでほしいです。
よろしくお願いいたします。
ぱくちー
- 子青さん からの返信 2019/05/20 23:28:54
- Re: いろいろ勉強になりました
- ぱくちーさん
今晩は。
早速返信頂き有難うございます。
やっぱり西から東に向かう移動順には理由があったのですね。
私も移動には列車を使うつもりですが、車次によっては予約が取れない可能性もあるので、移動方向によって効率が左右されるかな、と思っています。
具体的な検討は今秋からになると思いますが、宜しければまた教えてください。
宜しくお願いします。
追伸 旅行記の写真がとても綺麗ですね。ぱくちーさんの旅行記を拝見するだけで、もう行く必要がないと思ってしまいます(笑)。
-
- バカボンさん 2018/08/15 19:00:11
- 懐かしい。
- ウルムチからトルファンまで高速鉄道が開通しているんですね。
私が行った20数年前は陸路で3時間くらいかかっのかな。
移動中に買って食べた西瓜の美味しかったこと。あれほど甘い西瓜はこれまで食べたことがありません。
中国は主な都市はほとんど行きましたが新疆は最も印象に残るところです。
- ぱくちーさん からの返信 2018/08/15 19:39:32
- Re: 懐かしい。
- こんにちは!
ご訪問ありがとうございます。
20年以上前に新疆に行かれたのですね。その頃は今よりももっと民族の個性が強かったんでしょうね。その頃に行ってみたかったです。
今は便利になった分、個性も薄れてしまっていると思います。それでも十分魅力的なことろでしたが。
私もトルファンで西瓜、食べました!普段食べている西瓜の倍くらい甘いんじゃないかと思いました。
新疆はいろいろ刺激的で、私もきっと一生忘れられない旅になると思います。
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