2018/07/25 - 2018/07/25
398位(同エリア828件中)
jokaさん
3年前の9月に出かけた至仏山。早朝の誰もいない尾瀬ヶ原とも相まって、尾瀬という場所の魅力にあらためて気づかされた旅でした。
その至仏山山頂から尾瀬ヶ原を挟んで見えていた燧ヶ岳。次はあそこに登ろうと決め、機会をうかがいながら現在に至ります。
車を運転しない&人込み嫌いのわたしにとって、実質的なチャンスはバスが運行する6月から9月までの平日のみ。仕事柄水曜日が休みなことが多いのですが、まあ天気に恵まれない恵まれない。まさに“魔の水曜日”。たまに晴れたと思ったら別の予定が入ったり…
というわけでやっと叶った三年越しの目標。
前回は尾瀬ヶ原とのセットだったので、今回は尾瀬沼散策と併せて歩く予定です。
では行ってきま~す♪
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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仕事を終えてからいったん帰宅、パッキング済みのザックを回収してバスタ新宿へ。
本日は平日。昼に電話して予約の必要ないほど空いているのは確認済みです。
研修期間なのか、もたもたマイペースで発券作業を行う新人君にひやひやしながら締め切り3分前に無事手続き完了。 -
発車直前でも社内はこの状態。
広々空間を確保してぐっすり眠りました。 -
3時40分、大清水に到着。
大清水休憩所 名所・史跡
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当然ながら大清水休憩所はまだ開いていないので、外のベンチで朝食やら準備やら。
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なんだかんだで4時10分出発。
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ゆるい傾斜の続く舗装路をひたすら歩きます。
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40分ほどで一ノ瀬休憩所。
大清水の標高は1180m。ここ一ノ瀬は1400mなので、なにげに220mも登ってきたことになります。 -
ここで朝食第二弾。
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一ノ瀬休憩所から先、少し登山道らしくなります。
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岩清水の水場。
先行する男性曰く「尾瀬で一番おいしい水らしいですよ」と。
ここで2L補給して、計3Lの水分で賄う予定です。 -
尾瀬ヶ原、尾瀬沼などの中心地よりも、アプローチの方が木道などの傷みが激しい気がする。
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5時50分過ぎ、尾瀬沼山荘が見えてきました。
少し手前の三平平の標高が1665mですから、大清水からだと500m近く標高を稼いだことになります。なんだか得した気分。尾瀬沼山荘 宿・ホテル
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休憩所もまだ閉まっています。
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ここを直進するとビジターセンターや尾瀬沼ヒュッテのある尾瀬沼観光の中心地へ続きますが、わたしは左折して尾瀬沼南岸道をたどります。
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朝もやの名残が見えました。
バス利用で夜明け前後の朝もや煙る尾瀬沼を経験したいなら、出発時間の関係上9月を待たねばなりません。尾瀬沼 自然・景勝地
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目指す燧ヶ岳。
水面も穏やかで、きれいに逆さに写りました。 -
湖岸の樹木生い茂る道がしばらく続きます。
木道がきれいに整備された東岸と違い、こちら方面は少々野性味あふれる趣きです。 -
やっと開けた場所に出ました。
本日登頂予定の燧ヶ岳は標高2356m。日光火山群の一峰であり、日本百名山かつ東北以北の最高峰でもあります。 -
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尾瀬沼の標高は1660m。丹沢最高峰の蛭ヶ岳とほぼ同じです。
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沼尻休憩所が見えてきました。
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おしゃれビーチの高級海の家といったたたずまい。ピカピカです!
それもそのはず、3年前に発電機が原因で全焼したのち再建され、今月から営業再開したばかり。 -
さらっとクレープやシャーベットが売ってる!しかも安い!!
まあ観光地なんだから当たり前なんですけど(というか、値段はむしろ高いはず)…
山登り気分で来ているわたしからしてみると驚異的な品ぞろえと価格です。 -
左に行けば尾瀬沼から離れて尾瀬の大繁華街、見晴十字路。さらには尾瀬ヶ原へ。
右に向かえば尾瀬沼北岸道を通ってビジターセンター方面へ。
直進すれば燧ヶ岳です。 -
6時47分、いざゆかん!
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燧ヶ岳の登山道は全部で4つ。
登山口まで車で入れる唯一のルートであり、湿原を通るなど景観随一といわれる御池ルート。
尾瀬沼の中心地、ビジターセンターからのアクセスがよく、比較的なだらかな道が続く(そのかわりだらだら長い)長英新道。
6軒の山小屋が集まる尾瀬観光の中心地、見晴地区から始まる見晴新道。
そして今回わたしが登っているナデッ窪です。 -
それぞれ一長一短があると言われていて、御池ルートは景観抜群で歩行時間が短く(他ルートでは実際の登山口まで大清水または鳩待峠から数時間の移動が余計に必要)済むけれど、駐車場確保が難しく、公共交通機関での利用には不便。
長英新道と見晴新道は比較的なだらかなのはいいが、展望のない樹林帯を延々歩かねばならず、さらには雨が降ると当分の間どろどろのぬかるみ状態が続く。
ナデッ窪は距離は短いが、その分岩場の急登の連続。 -
だらだら長いのが嫌いでバス利用のわたしはナデッ窪を選択。
「道悪」「激しい急登」などと言われて、上級者コースと紹介されることもあるこのルートですが、適度に大きな岩が歩きやすく、アスレチック感覚で手を使ってグングン高度を稼げるため、個人的には非常に登りやすく楽しいルートでした。
一定以上の体力さえあればとてもおすすめの道です。 -
振り返ると尾瀬沼がチラッと見えました。
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さらに登る。
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見上げると燧ヶ岳五峰のひとつ御池岳(2260m)。
実際には燧ヶ岳という名称の山はなく、最高峰柴安(しばやす)グラ(2356m)、三角点の置かれた爼(まないた)グラ(2346m)、ミノブチ岳(2220m)、赤ナグレ岳(2240m)、御池(みいけ)岳(2260m)の五峰の総称です。
立山連峰のようなものですね。
そのうち山頂まで登山道が通っているのは柴安グラ、爼グラ、ミノブチ岳の三峰となります。 -
ほぼ全景が見渡せるようになりました。
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8時3分、長英新道との合流地点です。
俎グラも見えました。
植生もガラリと変わってたくさんの花が咲いています。 -
マルバダケブキ
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カラマツソウ
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キヌガサソウ
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山頂までもう少し。
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8時18分、俎グラ(2346m)登頂です。
遠く黄緑色に見えているのは尾瀬ヶ原。 -
こちらは尾瀬沼方面。
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しばらく休んでからすぐ隣の最高峰柴安グラへ向かいます。
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いったん下ってから登り返しです。
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鞍部のこの狭い平地には小さな花がたくさん咲いていました。
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山頂付近の岩場を越えると
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到着!
こちらの方が山頂が広く、賑わっています。 -
燧ヶ岳最高峰、柴安グラ(2356m)。
燧ヶ岳 自然・景勝地
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今は萌黄色の尾瀬ヶ原も9月には一面の草黄葉。
その時期に登って移り変わりを楽しむのもよさそうですね。
尾瀬ヶ原の向こうに見えるのが至仏山です。
3年前にはあちらからこちらを見ていたんだなあ。 -
遠くには薄っすらと日光白根山が見えています。
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8時52分、山頂をあとにします。
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俎グラ山頂手前まで登り返してから
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下ります。
8合目より上ではたくさんのトンボが飛んでいて、時には視界一面に広がることも。
山ではもう秋が始まっています。 -
かわいらしい相棒と一緒に登っている方とすれ違いました。
ブログかなんかをやってるのかな? -
思ったより時間に余裕ができたので、帰りはすこしのんびりと歩きました。
そのためか帰路の方が多くの花を目にした気がします。 -
大のお気に入りとなったナデッ窪ルートですが、ピストンが好きではないので長英新道を下ることにします。
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「退屈」「見晴らしがない」と散々の評価の長英新道ですが、このあたりは開放的で気持ちのいい道でした。
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9時24分、ミノブチ岳(2220m)。
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ほんの30分ほど下りてきただけで、ずいぶん尾瀬沼が近づいてきた気がします。
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俎グラもあんなに遠くに。
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10分ほどぶらぶらして出発。
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ミノブチ岳を過ぎてからしばらくするとガレた粘土質の道が始まり、そこから30分以上ひたすらおんなじ景色でした。
たしかに登りで使うと飽きるかも。 -
道が平坦になれば長英新道ももうすぐ終わり。
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10時39分、尾瀬沼に戻ってきました。
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しばらく森の中を歩いていると、目の前が不意に開けました。
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3年前の至仏山登山の時には尾瀬ヶ原しか散策しておらず、その30年近く前、大学生の頃に訪れた際も尾瀬ヶ原だったので、実は尾瀬沼は初めてだったりします。
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尾瀬沼を離れて大江湿原方面へ。
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クルマユリ
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ほんの2時間前まで立っていた山頂があんなに遠くに。
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アップにすると
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たくさんのハチがお食事中。
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ニッコウキスゲが一輪だけ。
例年ならばニッコウキスゲの最盛期であってもおかしくない時期ですが、酷暑の影響で10日ほど早く咲いてしまったとのこと。海の日の三連休にはあたり一面黄色く染まっていたなんて信じられませんね。 -
その光景も見てみたい気もするけど、それだといくら今日のような平日でももっと多くの観光客で溢れているんでしょうね。
どんな素晴らしい景色でも(特にそれが自然の風景ならば)、人込みにもまれてしまっては台無しだと思っているので、花の盛りが過ぎていてよかったという気がしないでもない… -
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大江湿原ど真ん中のベンチ。
ここから小渕沢田代方面を経てビジターセンターへと戻る周回コースを取りたかったのですが時間的に微妙。かっ飛ばせばなんとかなるけど、せっかくなのでゆっくり歩きたい。
ナデッ窪ルートがあれだけ早いとわかっていれば、それ用に時間を作れたのに…大江湿原 自然・景勝地
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というわけで周回ルートは諦めて、ゆったりと過ごすことにしました。
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楽園です♪
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水の清さよ!
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名残惜しみつつビジターセンター方面へと。
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尾瀬沼観光の中心地である東岸地区に着きました。
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ビジターセンター
東岸地区の建物はすべて同じ色(黒に近い焦げ茶)に統一されています。
そのため落ち着いた雰囲気で自然に溶け込んでおり、観光価値を高めることに成功しているのではないでしょうか。
お見事!!! -
この巨大な建物はトイレ。
中もピカピカで一大観光地“尾瀬”の底力をまざまざと見せつけられました。 -
このあたりにはビジターセンターのほかに尾瀬沼ヒュッテ(テント場有)と長蔵小屋(テント場無)の二つの山小屋があります。
こちらは長蔵小屋の売店。 -
飲み物も豊富。
お土産と自分用に小屋オリジナルの手ぬぐいを購入しました。 -
長蔵小屋
昔の小学校の校舎のようなたたずまい。 -
ここで昼ごはんにしましょう。
現在11時30分過ぎです。 -
メニューは山小屋標準。
期待が高かったこともありちょっぴり拍子抜け…
喫茶スペースは玄関入ってすぐの10人も座ればいっぱいのテーブル席です。 -
残念ながら生ビールは宿泊者(おそらく夕食時)のみ。
近辺の施設の充実ぶりを考えると昼の食堂でも提供してほしいところ。
まあ、キンキンに冷えた飲み物があるだけでもありがたいか… -
年季が入っていながらも清潔感のある小屋でした。
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食後、歩き始めてすぐに長蔵小屋の無料休憩所への分岐。
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立ち寄ってみます。
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おがくずを撒いた清潔な広々空間。
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週末は食堂として機能しているみたいですね。
どおりで小屋の規模の割に長蔵小屋の喫茶スペースが異常に狭かったわけだ。 -
右手に尾瀬沼を見ながらのんびり歩きます。
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木道工事中。
こうした努力のおかげで快適に歩くことができているわけです。
感謝。 -
今朝通った南岸道に比べて東側の木道は整備が行き届いて、実に歩きやすい。
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このあたりで燧ヶ岳も見納め。
また逢う日まで! -
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尾瀬沼山荘まで戻ってきました。
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休憩所が開いていたので立ち寄ることに。
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なにこの充実度!
喫茶メニューに関してはこちらの圧勝です。
ここでガッツリ食べればよかった… -
なにより生ビールがあるのが素晴らしい♪
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キーマカレーあるいはきのこうどんと散々迷った挙句、なぜか牛筋大根に落ち着きました。
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欠点としては虫の襲来が凄まじく、床のみならずテーブル上にもガンガンやってくるので、苦手な方は立ち入れない可能性があることです。
わたしも食事中にブヨだかアブだかに思いっきり刺されました… -
トイレも野趣あふれるタイプです。
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ここからは朝来た道を戻ります。
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三平平
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13時14分、一ノ瀬休憩所を通りかかると大清水へのシャトルバスが待機中でした。
大清水~一ノ瀬間では6月中旬から10月中旬にかけて環境に配慮した低公害車のシャトルバスが運行されていて、徒歩で片道1時間ほどのところを15分で走るため、新宿行きのバスにぎりぎりの場合利用しようかと思っていました。
実際には時間が有り余っているのでそのまま通過。 -
その昔沼田~尾瀬沼~会津に繋がる自動車道を開通させようというとんでもない計画がありました。尾瀬を愛する多くの人たちの努力により最終的には廃案となったのですが、その際とっかかりとして作られたのが今朝通ってきた一般道です。
実はそのすぐ脇に旧道が残っていて、シャトルバス運用期間中のみ歩くことができます。 -
というわけで帰りはそちらへ。
熊除けの鐘を鳴らしてレッツゴー♪ -
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一時は荒れ放題で獣道同然だったらしいのですが、2015年の尾瀬サミットで知事が歩くことになり急遽整備しなおしたということです。
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一般道よりこちらの方がはるかに気分がいいですね。
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旧道歩きは15分ほどで終了。
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少し歩けば大清水です。
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13時56分、大清水に戻ってきました。
15時10分発のバスまで1時間以上あります。
燧ヶ岳登頂後は比較的ゆっくり歩いたつもりなのにこんなに余ってしまった。
こんなことなら大江湿原から小淵沢田代経由で長蔵小屋に行っても十分すぎるほど余裕があったな…… -
大清水の休憩所にもお土産コーナーや軽食コーナーはありますが、ちょっと落ち着かない感じ。
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というわけで100mほど離れた大清水小屋へ。
大清水小屋 グルメ・レストラン
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レトロ感満載です。
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こういうサービスなんだか懐かしいですね。
とても美味しく感じました。 -
小屋内も落ち着いたいい雰囲気。
山小屋なのでもちろん宿泊可。
交通機関の発達した現在では泊りで利用する登山客は少ないようですが、大型バスの運転手さんが数時間仮眠をとるのに利用されているとのことでした。 -
小屋内には昔の尾瀬の写真がたくさん展示されており、古い写真好きのわたしにはたまりませんでした。
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きのこ蕎麦
特製の味噌を溶かして食べます。 -
ついでにかき氷も。
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アブやブヨとトンボの話から尾瀬が最も静かになる時期の話に至るまで、女将さんと30分以上話させていただきました。
お世話になりました。 -
定刻通りに到着のバスに乗って出発。
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大清水からの乗客はわたし一人でしたが、尾瀬戸倉からそれなりに乗ってきて、最終的には半分ほどの埋まり具合でした。
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19時30分前にバスタ新宿に帰還。
地図的には長めに思えた今回のコース。それなりに余裕をもって計画を立てたのですが、実際にはそれ以上に時間が余ってしまいました。
次回尾瀬に行くとすれば、今回同様大清水から入ってナデッ窪ルートで燧ヶ岳。下りは見晴新道を使い、尾瀬ヶ原をヨッピ滝経由で通過。至仏山に登って鳩待峠に下山ぐらいがちょうどいい気がします。
または未体験の御池ルートか。でもバス利用だとハードル高いかな…
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
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