アリタリア航空 エコノミークラス搭乗記・ローマ‐ヴェネツィア＋ヴェネツィアのベタなコースの一日観光 / Review: Alitalia Airlines Economy Class Rome-Venice + Day Trip in Venice

2017/08/18 - 2017/08/20

2017年夏の旅行の後半はアリタリアのビジネスでまずはローマに飛んだ後、いつものように東へ西へと無駄に飛び回って東京まで帰ってくる旅になりました。今回のフライトは以下の通りです。

(1)成田～ローマ（アリタリア・Ｃクラス）
(2)ローマ～ヴェネツィア（アリタリア・Ｙクラス）
(3)ヴェネツィア～イスタンブール～ドバイ（ターキッシュ・Ｙクラス）
(4)ドバイ～アムステルダム（ＫＬＭ・Ｃクラス）
(5)アムステルダム～台北（ＫＬＭ・Ｃクラス）
(6)台北～香港～成田（香港航空・Ｃクラス）

今回は(2)のアリタリアの国内線でヴェネツィアまで飛びます。チケットは国内線のベーシックエコノミーで、預け荷物も別料金になるような一番安いものを手配しました。また、ヴェネツィアは初めてだったので、ベタなコースをいろいろと巡ってきました。

エリア ベネチア(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ローマのフィウミチーノ空港から出発します。

購入したのはエコノミーの中でも一番安いタイプの運賃で、本来ならば預け荷物なども別料金というLCCの様なシステムです。最近、外資系の会社にはフルサービスキャリアでも、LCCとの競争のためにこの様な安い運賃を設定して対抗しているようです。ただ、デルタのゴールドメダリオン（スカイチーム・エリートプラス）の特典で預け荷物が無料になりました。こういう時、ステータスがあると便利だと感じます。

チェックインカウンターで「ラウンジを使いますか？」と聞かれたので、使いたいと返事をしたところセキュリティエリア外のこちらのラウンジを案内されました。

ただ、あとから調べたら、どうもアリタリア国内線だけを利用する場合にはラウンジに入れないという情報もあり、実際はどの様な運用になっているのかは不明です。まあ、入れてくれたので良かったですが・・・。

国内線ラウンジにもちゃんとバー・コーナーがあり飲み物を注文すると入れてくれます。

スプマンテはビジネスクラスの機内同様にフェラーリでした。

食べ物は国内線ラウンジだけあり、簡単なものしかありませんが、それでも軽食程度にはなりますし何といってもスプマンテに合う感じのもので良かったです。

冷製ではあるもののパスタもあり、リンゴも丸ごと一個といかにも外国っぽい形でサービスされていました。ちなみに、このリンゴが甘酸っぱくて美味しい！

ラウンジが制限エリア外にあったので、少し早めにゲートに向かいます。ゲートに向かう途中、この日の搭乗機と同じA320が停まっていました。

ヴェネツィアまでは約1時間と、あっという間のフライトです。

今回はバスでの搭乗でした。バスだと飛行機全体を撮れることが多いので嬉しいですね（笑）アリタリア航空のA319です。

国内線のシートそのものは、ビジネスもエコノミーも同じですが、ビジネスの場合は真ん中が空席になります。今回はエコノミーなので、普通に3人で座ります。

足元は普通の航空会社にしてはちょっと狭いかもしれません・・・。

飲み物は、ブラッドオレンジジュースをもらいました。

機内はほぼ満席のようです。

A320の安全のしおりです。写真を撮っている間に、あっという間に到着しました。

ヴェネツィア空港と言っても、ヴェネツィア本島にあるわけではなく、本土側にあります。空港からヴェネツィア本島までいく船もあるんですね！
この日の宿泊は本土側のメストレのホテルにしました。（ヴェネツィア本島内のホテルは高いのと、車が使えないので・・・）

翌朝、ホテルのすぐ近くのメストレ駅前です。

この駅前にあるバス停から、路線バスに乗ってヴェネツィア本島まで向かいます。

バスの乗車時間は15分ほどで、ヴェネツィアのローマ広場に到着です。ここからはヴェネツィアの一般的な公共交通であるヴァポレット（水上バス）で移動します。

この日はこの後、ムラーノ島とブラーノ島に行く半日ツアーを申し込んでいたので、集合場所があるサンマルコ広場まで移動します。写真は別の時に撮ったヴァポレットです。

こちらの黄色い小さなカウンターで予約内容を伝えます。

半日ツアーで1人20ユーロでした。ヴァポレットの方が割安に行けるのですが、移動時間がそこそこかかる上に、必ず座って行けるのでツアーにしました。

こちらの船で出発します。

移動にちょっと時間がかかっても、座って行けるので高齢者も安心です（笑）

ムラーノ島に到着しました。

この島はヴェネツィアン・ガラスの製造で有名なようです。ガラス工房の見学からのお買い物タイムと、どこの国に行ってもツアーですることは同じです。

職人のおじさんが熱で柔らかくなっているガラスを取り出し・・・。

細工をして、こんな馬ができあがりました。これはすごいですねｗ

しばらく島内を散策した後、今度はブラーノ島に移動します。

やはりヴェネツィアでは船が一番重要な交通手段なんですね。ブラーノ島に移動する間に、何艘もの船が行き交っています。

島内を歩いていると、サン・マルティーノ教会があります。この前に行ったピサが有名ですが、この教会の塔も傾いているので有名だとか。

ブラーノ島と言えば、この様なカラフルな町並みが有名ですね！

近くにいた人に写真を頼まれたので、撮ってあげたらこちらも撮ってくれました。

ブラーノ島の滞在時間は少し長めだったので、ここで軽くランチにしましょう。ヴェネツィアは海が近いだけあり、シーフードが有名とのこと！

日本人が大好きな「イカスミのパスタ」はヴェネツィアの名物なんですね。味もさっぱりしていて美味しい！そして、ヨーロッパに来たらどこでも安く食べられるムール貝、あとこの地域ではタコも食べられています！蒸したイイダコにオリーブオイル、レモン、塩こしょうがかかっただけのマリネなのに、これがすごく美味しい！

ブラーノ島はレース編みが有名なようですが、結構いい値段だったので母も見るだけにしたみたいでしたｗ

本島に街全体がカラフルで、小さな水路もたくさんあり、町歩きが楽しいところですね。

出発時間になったので、また船でヴェネツィア本島に戻ります。少し時間がかかるので、売店でビールとスプマンテを買って飲みながら帰ります（笑）

ヴェネツィア本島が見えてきました。サンマルコ広場の鐘楼が見えますね。

サンマルコ広場に戻ると、鐘楼もサンマルコ寺院も大行列ができています・・・。

サンマルコ寺院の中に入るのはあきらめて、鐘楼に上ってみることにしました。ピサの斜塔と違ってエレベーターがあるので楽チンですｗ

これがその鐘そのものです！

1609年に、ガリレオがこの鐘楼の上で、自身が発明した望遠鏡の有効性を証明するためにデモンストレーションをしたことが書かれているようです。

鐘楼からサンマルコ広場を見下ろしてみました。

本当に船が市民の足になっているんですね。

サンマルコ大聖堂です。今回、時間の関係で中には入れませんでした。

こんなハトと戯れているおじさんが・・・（笑）

こういう風景はまさにヴェネツィアな感じがしますね。

運河にゴンドラがひしめき合っています。せっかくなのでゴンドラに乗りに行きます！

ヴェネツィアには各所にこの様なゴンドラ乗り場があります。ここから乗ることにしましょう。

他のゴンドラとすれ違い・・・。

こんなに低い橋の下もすり抜けて行きます。ゴンドリエーレ（船頭）のおじちゃんは上手に屈んで通っていました。

カヌーで運河を移動することもできるみたいです！

「マルコ・ポーロの家」らしいですいが、プレートがなければ他の建物とそんなに変わらないので分からないですね（笑）

ゴンドリエーレ（船頭）のおじちゃんに写真を撮ってもらいました。

ヴェネツィアのランドマークの一つ、リアルト橋が見えてきました。

ゴンドラを降りる前にゴンドリエーレ（船頭）のおじちゃんと一緒に記念写真です。

ヴェネツィアらしい風景・その１です（笑）

ヴェネツィアらしい風景・その２（笑）

この後、街歩きをしてみました。

ヴェネツィアの魚市場です。すでに夕方だったので何もありませんが、魚の臭いがします（笑）

この後は夕食を取りに行きますが、少し分かりにくい所にあり、この様に迷路みたいな裏路地を進んで行きます。

あらかじめ電話で予約をしておいたのですが、予約時間より20分ほど早くつきました。ただ、人気店の様でまだ席が空いておらず、少し待つことになりました。

お店は着席して食事するスペース以外に、この様にバーのスペースがあり、地元の方々はこちらで飲み物やおつまみを買って、立って飲んでいました。私たちも待っている間にワインをグラスで注文して、外で飲みながら待っていました（笑）

予約時間となり、席が空いた（と言うよりも、お店の人が前のお客さんの席を空けてくれましたｗ）ので早速注文しましょう！メニューはイタリア語オンリーですｗ全然読めません（笑）

ただ、お店の人は英語が話せるので、どんなメニューかひとつひとつ説明してくれるので、なんとかなります。てか、できるなら最初から英語メニュー作っておけば、何回も説明しなくていいのに（笑）

ハウスワインを頼みましたが、入れ物がいいですねｗ

料理はタコのトマト煮、イワシと干しダラを使った魚料理を２つ、シーフードのパスタを頼みましたが、さすが海辺の街だけあってどれも美味しいですね。

デザートのチョコレートケーキを食べておしまいですｗ

この後は朝と同じ様に、ヴァポレット（水上バス）とバスでホテルに戻りました。翌日はまた別の街に移動ですｗ

という訳で、ホテルで朝食を食べる暇もなく朝のうちにヴェネツィア空港に来ました。

次の国への移動は、去年（2016年）利用して良かった上に値段も安かったので、ターキッシュエアラインズでドバイに向かいます！

今回は、アリタリアの国内線とヴェネツィアのベタなコースを巡ることになりました。案内している私自身もヴェネツィアは初めてだったのですが、楽しめましたのでよかったです！

この旅行記へのコメント （5）

• とわこさん 2018/08/24 17:31:46

  世界一のリゾット

  ドラちゃん
  
  こんばんは。
  いつも親孝行ね！
  ところで、ブラーノ行を聞いてたらランチのお店お勧めあったのに。
  リゾットが世界一美味しいと言われてて、実際、美味しかったよ～！
  もちろん他のメニューもネ。
  ドラちゃんのこと、リゾットの為に再訪、有りじゃない～？（語尾上げて読んでね）
  
  とわこ
  

  ドラえもんさん からの返信 2018/08/26 03:46:27

  RE: 世界一のリゾット

  とわこさん
  
  こんにちは！掲示板への書き込みありがとうございます！
  
  そうなんですか！？うちの両親は旅行に連れて行けと言う割には、「現地で何をしたいか」というリクエストを自分たちからしてこないので、計画がいつも出発前ギリギリになってしまいます・・・。ブラーノ行きも、出発の数日前に決まって（笑）一人なら安ーく、ヴァポレットに乗っていくのですが、混んでると立ち席になってしまうので、座れて年寄りでも安心なツアーにしました。なので、ブラーノにも1時間半くらいしかいられなかったんですｗ
  
  年寄り連れだと、動きがスローになり、計画通り進まないことも多々あるので、今度、自分だけで美味しいリゾットを食べに行きます（笑）ちなみになんていうお店ですか？
  
  ドラえもん
  
  
  
  > ドラちゃん
  >
  > こんばんは。
  > いつも親孝行ね！
  > ところで、ブラーノ行を聞いてたらランチのお店お勧めあったのに。
  > リゾットが世界一美味しいと言われてて、実際、美味しかったよ?！
  > もちろん他のメニューもネ。
  > ドラちゃんのこと、リゾットの為に再訪、有りじゃない?？（語尾上げて読んでね）
  >
  > とわこ
  >

  とわこさん からの返信 2018/08/26 23:48:13

  RE: RE: 世界一のリゾット

  こんばんは。
  
  そりゃ〜ご両親はドラちゃんにお任せなんでしょう。
  ベストなプランニングしてくれると思ってるのよ。
  実際、混み具合や移動の事も考えて差し上げるでしょ。
  そうね。
  一人で行動するのとは違うよね〜
  私も母とお買い物に行くと買おうと思ってたものも忘れてしまうわ・苦笑
  スローだから、こちらも勘が狂ってネ。
  
  リゾットは・・・・
  
  *Trattoria Da Romano (トラットリア・ダ・ロマーノ)
  Piazza Galuppi 221, Burano, 30142-Venezia, Italy
  +39.041.730030
  営業時間：12:00-15:00/18:30-20:30(日曜の夜と火曜お休み)
  
  https://4travel.jp/travelogue/10715589
  
  旅行記あるの。
  だけど古いから行くときは確認してね。
  
  とわこ

• ローラン・ペリエさん 2018/08/24 00:31:57

  美しきヴェネチア

  ドラえもんさん、お久しぶりです。
  アリタリアはブッキングクラスで手荷物受託料金が発生するとは知りませんでした。
  
  アメックスデルタですが、来年の改悪であと１年年会費を払って再来年は解約しようと思っています。その前に出来る限りスカイチームに乗っておこうと思っていました。
  
  前にご紹介いただいたKLMのCクラスのガラスのお家が欲しくなり特典枠を見ると希望日に取れずです。
  11月にVNでハノイに行きます。VNでたしかドラえもんさんがハノイ経由のアジア便？でお得なルートに乗られていた記憶があります。単純往復ではないルートでお勧めがありましたら、ぜひ教えてください。

  ドラえもんさん からの返信 2018/08/26 03:41:00

  RE: 美しきヴェネチア

  ローラン・ペリエさん
  
  こんにちは、お久しぶりです！掲示板への書き込みありがとうございます！今回（と言っても、もう1年前ですが・・・）はベタなヴェネツィアの観光でしたが、なかなか楽しめました！
  
  最近、欧米のフルサービス・キャリアの中にはＬＣＣに対抗して、預け荷物などを有料にする代わりに運賃を安くするという、普通のエコノミーのさらに下の「ベーシック・エコノミー」というカテゴリーのチケットを販売しているエアラインが結構あります。今年の夏はアメリカでアメリカンとユナイテッドでベーシックエコノミーを使いました。ただ、一部のエアラインを除いては各アライアンスの上級会員資格を持っていると、それらの有料サービスも無料になることが多いです。
  
  デルタAMEXは今回の改悪でやめる方が多いみたいですね。私は普段の支払いのメインカードにしていて、年間の旅費などで基準をクリアできそうなので、そのまま持っています（笑）KLMの特典なかなか空いてないですか・・・。有償で一番安くミニチュアハウスを貰うにはクアラルンプール〜ジャカルタのビジネス、片道15000円が最安です（笑）うちの母は90個種類以上あるうちの、やっと9個を集めました（笑）
  
  あと、最近（本当にこの1年くらいの話です）、デルタのスカイマイルの特典は基準が厳しくなり（と言うか、以前とは逆の方向にコンピューターシステムがバカになり）、遠回りルートがでなくなりました・・・。普通に最短距離のルートでも乗り継ぎが増えるとマイル数を多く請求されたり（←これはコンピューターが計算間違っているはず・・）という具合です・・・。
  
  それでもヨーロッパ経由の北アフリカ、中東などは昨年同様に遠回りなルートが出ることがまだありますね。
  
  ドラえもん
  
  
  > ドラえもんさん、お久しぶりです。
  > アリタリアはブッキングクラスで手荷物受託料金が発生するとは知りませんでした。
  >
  > アメックスデルタですが、来年の改悪であと１年年会費を払って再来年は解約しようと思っています。その前に出来る限りスカイチームに乗っておこうと思っていました。
  >
  > 前にご紹介いただいたKLMのCクラスのガラスのお家が欲しくなり特典枠を見ると希望日に取れずです。
  > 11月にVNでハノイに行きます。VNでたしかドラえもんさんがハノイ経由のアジア便？でお得なルートに乗られていた記憶があります。単純往復ではないルートでお勧めがありましたら、ぜひ教えてください。