2017/11/24 - 2017/12/01
723位(同エリア1022件中)
爺一人旅さん
バスは、アトラス山脈を縦断しながら、マラケシュに向かいます。
カスバ街道には、打ち捨てられた褐色の集落が散在して、さながらSFの世界、またその先に在るアイト・ベン・ハッドゥは、映画のロケ地として有名です。 縦断中の山中では、のどかな山頂の喫茶店に心が和み、続いて出てきた過酷な自然と共存する村々を目の当たりにしては、大した人達だと言う以外言葉が見つかりませんでした。
マラケシュでは、ハビア宮殿やフナ広場見学と共にアロガンオイルの店が目立っていました。
最終日のカサブランカは、ハッサン2世大モスクがメインでしたが、少し荒れた大西洋と雲の切れ間から射す日光が印象的でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 2.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- JTB
-
トドラ渓谷を出て、映画の街ワルザザードに夕方着きました。中世ヨーロッパをモデルにした多くの映画が、多くこの地で作られています。しかし、繁華街と言えるものには、寄りませんでした。
-
朝、ワルザザードを出ると直ぐに、アイトベン・ハッドゥの集落に到着。この廃墟は、中世ヨーロッパ映画のロケ地で有名なので楽しみでした。現地ガイドが、先頭を切って歩きます。土産物店も出てきます。
-
ガイドは、渇水期の川を渡って行くコースを選んでいます。水が少ないとは言え、飛び石がぐらついていたり足らなかったり、苔むして滑りそうだったりとやや危険でした。そこで、ガイドの指示で適当な石を投げ込んで足場を作り、大丈夫と見切ったガイドが真っ先に渡って、水に落ちました。我々は、そこを注意して安全に渡り終えました。
-
川を渡ったら、今度は何故か畑の中を横切り、ようやく出てきた小道をひたすら歩いて、廃墟を目指します。
-
早い時間なのか、他に観光客もいない無人の村です。生活していた時はどうだったのか、期待を込めて土窓から覗くと、お茶のセットやテーブルが置いてありました。
観光客が多いと、カフェになるのか? -
廃墟は、廃墟です。軍艦島を思い出しました。
-
ドアの開いているのは、土産物店です。日本の温泉饅頭の様な、定番土産がありました。
-
出口には、橋が架かっていました。雨期には、ここが出入り口になるのでしょうか?
川に落ちるくらいなら、最初からこちらでもよかったと、改めて思いました。 -
アイトベン・ハッドゥを過ぎて、アトラス山脈の頂上付近(標高2000m超)にあるカフェで、小休止になりました。空気が澄んでいて秋の様で、庭で飲んだ珈琲も本格的でした。放し飼いのワンコが、久しぶりの人間に嬉しいのか、愛想を振りまいていました。
-
山間に、小さな畑。 人が住んでいる、証拠です。
-
アトラス山脈を越える旅は、過酷な自然に生きる人達の生活を見る旅でもありました。山の中腹に在る集落ですが、パラボラアンテナも見えるので、思ったほどには不便ではないのかもしれません。しかし、水やトイレは如何なのか。
それよりも、生活の基盤が有るのかなど、本気で探してしまいました。 -
バスは、マラケシュに入りました。街は、当時の国王の方針で、茶色で低層の建屋が、建築条件になったとガイドの話でした。 有名なのは、ハビア宮殿です。何人目かの妃の候補になった女性が、「アルハンブラ宮殿」を模した宮殿を結婚の条件にしたことから建築されたのだそうです。あそこもイスラムの宮殿なので、雰囲気は似ていました。
-
宮殿内に飾ってあった肖像画ですが、「ム~」何なんでしょうか?
子供の授業参観で、教室の壁に貼ってあったような感じの。 -
中庭です。現地の参観者が、一休みしていました。
-
宮殿の中庭に続く出入り口の文様です。壁、天井、柱、扉など、緻密に彫られたもので、飽きずに観ていられます。
-
天井も、素晴らしい文様が彫られています。
-
我がガイドが案内したアロガンオイルの販売店では、どう言う訳かガイドが、商品の説明しました。壁側に飾ってある瓶には、乾燥させた葉や実が入っていましたが、どうも雰囲気造りの小道具みたいです。販売のメインが、アロガンオイルや石鹸などで、漢方系の説明は無しです。話題の商品なので、ツアーの独身女性たちは、大変な量を買い込んでいました。
外で待っていると、次々に外国人のツアー客が入ってきて、そのグループごと別々の部屋に案内していましたが、開いたドアから見ると、どれも同じ飾りつけでした。 -
フナ広場の夕暮れです。 ツアーの都合上、夕暮れまでの1時間ほどを、屋台や小売店を見ながら過ごしました。気分が、徐々に盛り上がってきます。
-
日が暮れると、夜市の気分。 この雰囲気は、浸っているだけで楽しいものです。
我がガイドは、暗くなると早々に引き上げにかかりました。
イスラム教徒は、静かに夜を過ごすと思いきや、カップルも多く大賑わいでした。 -
帰国の日に、カサブランカの街に入りました。映画の名前で知られていますが、ロケで使われたこともない、ただの大きな都会です。
ヨーロッパの街角と言われても、そうかと思ってしまいます。 -
有名なハッサン2世のモスクは、国内はもとより海外のイスラム国にも、建設にあたっての寄付を募ったそうです。兎に角大きいです
-
大西洋に臨むカフェで、帰国前の昼食をとりました。海は、少し荒れていましたが、空は青く晴れて快適な気温です。店の前に在った看板には、王族とモロッコの名所が記されていました。
-
番外編ですが、旅行中の定番であったタジンと付け合わせです。
かぼちゃのスープです。 -
茹でジャガイ、サフランご飯(固い)、豆、茹でニンジン、酸味のある茄子のあえ物がタジンと共に出てきますが、ほとんどは素材に塩を加えたような味です。
毎日が同じなので、皆さんだんだん食が細ってきました。 -
ドライプラムの入ったタジン。一人用か複数か、蓋付きか否かの組み合わせがありますが、味は一緒です。 無水鍋でジャガイモと人参とプラムを入れて煮れば、同じ味になります。
-
昼に食べた、つくねの様な串焼きと焼き鳥。写真で思い浮かぶ味そのものです。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
26