2017/02/27 - 2017/03/01
1578位(同エリア1904件中)
おれんじBeerさん
- おれんじBeerさんTOP
- 旅行記19冊
- クチコミ10件
- Q&A回答0件
- 15,317アクセス
- フォロワー4人
3日目(観光2日目)です。ホテルで申し込んだフエの遺跡群ツアーに行きます。
フエはベトナム最後の王朝、グエン朝の皇帝たちの陵墓があります。
前日SKYhubラウンジで、フエ観光情報促進センターが出している日本語のフエの町歩きマップをもらってありました。
フエの遺跡群の情報って集めてなかったから、とても役に立ちました。
客は私と娘のみ。
行きたい所に丸印をつけてドライバーさんに見せたところ、一つバツをつけられました。
8時間のツアーですが、ダナンからフエまで片道2時間かかるため、時間が足りないのでしょう。仕方ない。
駆け足でティエン・ムー寺、トゥ・ドゥック帝陵、カイディン帝陵、グエン朝王宮の4カ所をまわりましたが、とても素晴らしかった!
フエは一泊して、じっくり観る価値のあるところだと感じました。
忘れられない体験が、もう一つ。
ドライバーさんの運転です。
クラクションで他の車やバイクを蹴散らし飛ばす飛ばす、急加速急ブレーキの連続。
東南アジアでは、あるあるかもしれませんが。
はじめから無愛想で、怒っているようで、バックミラーごしに睨まれ怖かった(私達の主観ですが)。
往復4時間緊張しっぱなし、恐怖のあまり引きつった笑いさえ込み上げてきました。
そのことは、ホテルのアンケート評価に書いてきました。
写真はグエン朝王宮の宮廷舞踏の様子。
2003年、世界無形文化財に登録されています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 1.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス タクシー
- 航空会社
- ベトナム航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 旅工房
PR
-
ティエン・ムー寺。
フエの郊外にあります。
フォーン川沿いの丘の上に建っています。
けっこう急な階段を上ります。
別名、天女の寺。
老婆に化けた天女がこの地に支配者が現われて塔を建てると予言した、という伝説があるそうです。
400年以上の歴史をもつフエで、一番古いお寺です。 -
門をくぐる。
-
ドイツ人の団体さんが沢山いました。
元気なシルバー世代です。
うらやましいなあ。
私はこの年代になって、海外旅行できるかな。 -
下りると土産物店が軒を並べています。
-
川にはこんなドラゴンの遊覧船が並んでいました。
-
お次はトゥ・ドゥック帝陵。
グエン朝はベトナム最後の王朝です。
1802~1945年の143年間、13代続きました。
トゥ・ドゥック帝は、グエン朝第4代皇帝です。
入場料:100000VND=約467円/人。 -
蓮池が配置され、優雅な雰囲気です。
トゥ・ドゥック帝は、釣り、酒、詩を好んだ皇帝。
生前は、離宮として使われました。 -
公務の合間にここに来て、体を休め、詩を作り、船遊びなどをしました。
-
寝殿(礼拝殿)。
-
門の彫刻の細工がキレイでした。
-
トゥ・ドゥック帝在位中の1858年、ベトナムにフランスが侵攻し、 植民地化のきっかけとなりました。
-
重さ20トンの石碑。
トゥ・ドゥック帝の功績、フランスと協定を交わした経緯、幼少時に天然痘にかかり子供ができなかったこと、国の繁栄を願うこと等が書かれています。
トゥ・ドゥック帝自ら書いたそうです。 -
写真中央は”喜”の文字がデザイン化されたもの。
帝陵によく使われるそうです。
トゥ・ドゥック帝の甥が帝位を次ぎましたが、わずか半年で崩御してしまいました。
この後、グエン朝は衰退の道をたどります。 -
余談ですが、池の周囲の木の幹の根元が白かった。
防虫剤か何か塗っているのか。
自然にこうなったのか。
どなたか知っている方がいたら教えてください。 -
次はカイディン帝陵。
高台に建ち、眼下には山や川、田が広がります。入場料:100000VND=約467円/人 -
静けさの中のたたずまいが素晴らしい。
訪ねたフエの遺跡群の中で、一番気に入りました。 -
カイディン帝はグエン朝12代皇帝。
フランスに擁立された皇帝です。 -
1922年、カイディン帝はマルセイユで開かれた博覧会に行き、西洋建築に魅せられました。
そのため、バロック様式を取り入れて建築するよう命じたそうです。 -
建築様式などさっぱりわかりませんが、この辺がバロック様式?
-
建物内部の壁のモザイクには、アジア各地から集めた美しい器や瓶などが使われています。
模様も美しく、とてもきらびやかでした。 -
天井には獅子かな。
東洋と西洋のデザインが混じっています。 -
豪華なしつらえのお部屋です。
細かい模様と美しい色彩の王座が鎮座していました。 -
カイディン帝陵の建築には、多大な費用がかかりました。
税を上げたため、国民の反感をかいました。
次代バオダイ帝でグエン王朝は終焉をむかえます。
カイディン帝陵はグエン王朝最後の帝陵となりました。 -
最後は王宮です。
周囲2.5km(南北604m、東西620m)の城壁に囲まれています。
王宮の周りの堀に沿って歩くと、一周約40分かかるそうです。
敷地は約3.6 平方キロメートルと広大です。
駐車場から結構歩きました。 -
門が見えてきました。
中には宮廷文化を今に伝える建築物が多数あります。
入場料:150000VND=約700円/人。 -
門の中にもまた門。
-
大砲が展示されていました。
-
門の中もまだまだ道が続いています。
-
皇帝の宮殿は中国の紫禁城を参考にして建てられ、その名も同じ紫禁城です。
1804年に建設されました。
王宮内部にありますが、更に壁で囲まれています。
-
王宮内の建物。
-
塀も、中国紫禁城の赤い塀の様。
-
王宮内の建物。
-
赤い回廊。
-
赤い回廊内部。
-
かなり長い回廊です。
-
回廊。
-
閲是堂
2代皇帝のミンマン帝により1826年に建設されたベトナム最古の劇場です。
ユネスコ文化世界無形遺産に指定された王宮舞踊を観ます。
門からけっこう奥の方にあって、探すのに手間取りました。 -
開演時間は過ぎていて扉は閉まっていましたが、お願いして入れて貰いました。
料金、半額にしてくれました。
-
楽器の演奏、ベトナムの獅子舞、踊り、戯曲と、プログラムは多彩で見応えがありました。
-
ベトナム戦争で王宮も爆撃を受け、大破しました。
現在は修復された建築がある一方、基礎しか残っていないものもありました。
建築家の安藤忠雄氏がNHKの番組で王宮を訪れ、
「苔むし、朽ち果ててゆく王宮を前に、しかし私は、ある美しさにうたれた。歴代の皇帝たちがみた。激しい夢の残骸。夢の結末が無惨であったからこそ、この都は美的に完成されたといえるかもしれない。権力者たちがみた夢が、大きければ大きいほど、廃墟は美しい。」と言ったそうです。 -
広大な敷地を歩いていると、歴史の重みを感じることができます。
-
王宮庭園。
-
薄クリーム色の建物は、皇后や皇太后の宮殿だったようです。
-
運転手さんとの待ち合わせ時間がせまっていて、じっくり観ている余裕はないし、まだまだ周りきれていない。
入り口と出口は別のところです。
出口がなかなか探し出せない。
ようやく見つけたけど、位置関係がつかめずあせりました。
小走りでなんとか駐車場に到着し運転手さんと合流しました。
ああ、疲れた。
-
フエの街で食べたいもの、行きたいお店をドライバーに提示してあったのですが、別の店でも食べられると、帰路途中、このレストランに連れてこられました。
店構えやお庭はキレイ。
時間はもう14時、お腹も空いていました。
客は誰もおらず。
奥の方のテーブルで、スタッフがおしゃべりしながら下ごしらえをしているのが見えました。 -
フエ名物のブンボーフエをオーダー。
ピリ辛豚骨スープの筈なんだけど、ちっとも辛くない。
うまみもない。
なにより一瞬スープが汗くさかった!
東南アジアのスープ麺は外れがないって思ってたのにショック。 -
見た目のキレイな生春巻き。
でも美味しいってほどではなかった。 -
運転が乱暴だったうえに、いまいちなお店に連れてこられたのは残念でした。
ただ、フエの遺跡群はとても素晴らしかったので、ちゃんとしたツアー会社で日本語ガイドで申し込んでいけば、もっと満足感のあるものになったのではないかと思いました。
ちなみに、ツアー料金は2100000VND=約8000円/2人でした。 -
夕食はバーユーンという、バインセオ(ベトナム風お好み薬)の有名店へ。
ホテルから約1.5kmの距離だったので、タクシーで行きました。
通りでタクシーを降り、細い路地をずっと奥に入ったところにあります。 -
左の皿のお肉から串を抜き、右上皿のバインセオ(タピオカ粉にターメリックで色づけしココナツミルクで溶いたものをクレープの様に焼いてある)、右下の皿の野菜を葉野菜で巻き、さらに四角い薄い生春巻きの皮で巻き、ニンニク風味のピリ甘辛ピーナツたれをつけて食べます。
これが絶品!
昼食のかたきがとれた感じ。
旅行後、クックパットやユーチューブで作り方を検索。
アマゾンでバインセオの粉と無糖ピーナツバター、海鮮醤を購入。
(肉なしだったけど)バインセオを作ってみました。
そこそこ美味しかったけど、バーユーンの味にはほど遠かった。
一番近くのベトナム料理店(田舎だから60km離れている)でも食べてみました。
たれがバーユーンと違って、透明の薄い甘酢で、求めている味ではなかった。
バーユーンのバインセオ(と、路上で売ってた激うまバインミー)を食べるために、またダナンに行きたいくらいです。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
おれんじBeerさんの関連旅行記
ダナン(ベトナム) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
50