紀伊半島一周したいなあ～　サイクリング３　「酷暑でも水浴び天国ニッポン」発見

2018/07/15 - 2018/07/15

クレージー猛暑の中、紀伊半島山中サイクリング２日目に入りました。

初日は体力の限界を超えて、久しぶりにぶっ倒れた。
世の中には熱中症で何人も死んでいる、というのに無謀な酷暑サイクリングをやった天罰だった。
３連休の２日目はさすが、慎重なハシリを見せました。

さて、どうでしょうか？

エリア 三重

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

ゆうべは暗くなり次第に眠りにつきました。

熱中症の「足がツル」という症状に悩まされましたが、そのツリツリ症状に対する対症療法まで発見しました。
ぶっ倒れ事件後かなりな時間をかけて日陰でゆっくりしたり、近くの川で水浴びをしたりして体力の回復に努めた。
就寝後右や左の足がツリツリで困った。
でも夜はそれなりに涼しくなり湿気も少なく過ごしやすかった。
寝袋で足をおおい、下半身、特に足が冷えないようにした。
そうすると、ツリツリがなくなりよく眠れたのでした。

「熱中症の足ツリは温めて寝ろ！」なのです。

今朝は３時半に目覚ましが鳴って４時半に起床。

バス停へ向かう道。

さすがに早朝は涼しい。
摂氏２４．５度。

朝ごはんは「ホテルのバケット」をコンビニの「マサラティー」で流し込んだ。
それに持ってきていたチーズも食べた。
バケットの半分以上を食べたのでお腹はいっぱいだ。

きのうは５７ｋｍも走ってしまった。
こんなクレージーな酷暑下では５０どころか４０ｋｍくらいが限度だろう。

朝露で濡れたテントを木にかけてあと片付けをする。
キャンパーのマナーとしてはその場所を原状にもどして、「飛ぶ鳥跡を濁さず」です。

ハイッ！
原状回復！

さて、朝６時には出発できた。

国道４２号線を南西に進み始めます。

尾鷲・大台の表示。

涼しいので快調です。

台湾資本に落ちたあの家電メーカーの工場。

今日は３連休中の２日目ですので、お休みです。

起伏は少なく快調に進みます。

でもちょっとづつ上りが多くなってきた。

上りになるとさすが、汗が吹き出します。

午前７時台で摂氏２６度。
高度４５ｍ。

伊勢自動車道の表示版。

オオッ！
我が家に繋がる国道３６８号線の表示だ。

こんなスーパー酷暑の中では目標だった「紀伊長島」まで行くのは無理デス。
だって、アソコまで行けば、今度は３連休中に帰れなくなる～からです。

今からこの３６８号線を進んで美杉あたりまで到達しておけば、余裕のユーちゃんで我が家に撮土りつけるのです。

でもこの道は山中を貫いていますので、アップ。アップ＆ダウン＆アップ・アップです。
つらい道のりなのです。

気温がうなぎのぼりで上がってきています。
坂道も上がりが多くなった。

坂道の途中、路傍でシンドくて一休み中、どこかから「せせらぎ」の音に気が付きました。
そのせせらぎを追うと、こんな森の中～

水たまり程度のせせらぎです。

でも流れています。
手を付けてみると「ツメタイ～！」
思わず頭に巻いた手ぬぐいを浸して顔を洗います。
「キモチ　イーッ～！」
すぐに手ぬぐいを水に浸して、今度は頭の上で絞ると「ア～、キモチ　イ～～」
胸にも背中にも足にも手にもジャージャーやまみずをかけまくります。

家でシャワーを浴びるとき水シャワーは冷たくて、出来ません。
でも不思議と山ン中のせせらぎでは水シャワーができるのです。
しかも「チョー　キモチ　イーッ！」のです。

国道の路傍においていたホマール号を森の中にまで連れてきて、近くの木に立てかけておきました。
ウィリーしないようにそっと扱います。
３Ｌ＋１Ｌ＋0.5Ｌ＋0.25Ｌ＝４．７５Ｌの水、お茶を積んでいるし、その他キャンプ道具などなどで合計３０～４０キロにもなる荷物をリアキャリーに積んでいるので、ヘタに駐輪するとホマールは狂ったようにウィリーするのです。
一旦ウィリーすると制御難しいホマールで、朝から”ぶっ倒れ”かねません。

もりの中はいかにも涼しげですが、実際は風の通らないムッとした空間です。

ひとっ風呂（ぷろ）浴びたあと、ホマール号のそばでポーズをとるタヌキです。
（小生、放課後子ども教室ではちっちゃい１年生の女のこたちに「たぬき～ッ」と呼ばれ、胸にかける名札の裏にも「たぬき　の　ば～か」とカワイイ文字でかかれております）。

さて、すっきりしてからサイクリング再開ですが、途中いつの間にか３６８号線から外れてしまいました。

どうもお年寄りの施設で「ささゆり苑」というところに来てしまいました。
気温がうなぎのぼりで撮った写真もボーっとしてしまいました。

施設前のスポーツ広場で水飲み場発見。

ここでも水道水で水浴びを始めるタヌキさんでした。

地理的な位置。

随分と山中に分け入ってきましたなあ。

水道水水浴びで気を取り直し、３６８号線に戻りました。

９時ごろまで走ったアップ・アップ＆ダウン＆アップ・あっぷ。

小さな橋を越えるときチラッと下の川を見やった。

気温は９時でもう３２度超してきた。

どうです！！
この涼しげなせせらぎ！！
水量豊富（水浴びに最適な水量）。
次から次と山の水が流れてきます。
その冷たさはやさしく、肌をやさしくなでてくれるのです。
しかも掬って飲めます！
音、流れ、冷たさ、周りの緑。
どれも人間の５感を癒してくれるのです～

ちょっと奥にはプチ滝が落ちています。

早速ソコまで行って滝に打たれました。
全身、大自然の恵みに癒されました～～

ありがとう、せせらぎ。
ありがとう、お山さんたち。
ありがとう、ニッポン。

一日の暑さのピークが近くになりました。

空は青く、お日様はガンガン・ギンギン、勢いを増します。
美しいニッポンの田園風景もボーっとしてきます。

途中に出会った、伊勢茶の茶畑。
みごとだ！