2018/07/15 - 2018/07/15
4515位(同エリア12403件中)
アリヤンさん
チョー酷暑でぶっ倒れたワタクシは、2日目は用心に用心をして、早朝走行+時々水浴びでリフレッシュしながら松阪から美杉村までたどり着いた。
2日目後半戦の想定外は「仁柿峠」だった。
「伊勢本街道」が通っていただろう古~い峠で、江戸時代の伊勢講の人々はさぞかし難儀をしただろう。
でも江戸時代でも夏は38度や40度になるほど暑かったのだろうか?
さて、山中に入れば入るほど「水浴びをしたくなる渓流」がアチコチにある。
「美しいくに、ニッポン」である。
それに山ン中はキャンプできる場所は、選り取りみどりダ~。
ワイルド・ジャパンを見直しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
熊野方面から延びている国道166号線と368号線が合流する地点にやってきました。
熊野から伊勢方面に延びているのが伊勢本街道です。
368号線も伊勢本街道に一部かぶっています。
この標識から、当方は当然右側に進みます。 -
気温がグングン上がるので用心して所どころで休憩します。
手前から3L,1L、0.25Lの水分です。
3Lのは全部緑茶です。
これだけ持っていたら安心です。
熱中症には二度とならぬように気を付けています。
でも水が一番重い!
それでホマール号がウィリーしたりする。
さっきもこれらの水分をおろそうとしてウィリー仕掛けた。
早くフロント・キャリーを付けて前後のバランスを取らねばならん。。。 -
さっきの地点からちょっと坂を上ると、ひときわ高い場所に「道の駅 茶倉」というのがあった。
-
-
「道の駅 茶倉」の案内所と土産物売り場。
-
ま、山の中です。
-
山の中でもブーゲンビリアみたいな花が咲いています。
-
土産物コーナー。
-
飯南産の農産物コーナー。
驚いたことに地元農産物コーナーにはクーラーが入っておらず、ムッとしていた。
狭いコーナーでした。 -
食堂もあった。
-
「道の駅 茶倉」からでると、少しだけ下りであとはアップアップ。
途中、川のほとり、耳に心地よいせせらぎの音。
今度のは水量のあるせせらぎだ!
伊勢本街道の看板わきにホマール号をよっかけて、早速せせらぎの川を見て回る。 -
いわのくぼみに溜まった水量はゆったりと流れ、そこ以外の流れは速い。
あ~、あの岩のくぼみでゆっくりと浸かってみたいなあ~~~
ところが川面まで下りていく道はない。 -
橋のキワから、無理やり木々のこづえをつかんで滑り降りていった。
-
橋げたを支えているのは大きな岩の塊で、その岩の上までたどり着いた。
岩の上からのながめは最高に良い。 -
とにかく冷たそうな清々しい水がたっぷりよどんでいて、その流れは常に変わっている。
ここは相当深そうで、2mはありそうだ。
小さな魚たちが、流れに逆らってチョロチョロと気持ちよさげに泳いでいるのが見える。 -
イチオシ
ワタクシは水ぎわの岩に座り、足を浸けてみた。
水量たっぷりな清流は火照った足を一瞬にしてひやしてくれた。
その気持ちよさは全身に巡り、「ココで泳いでけ~およいでけ~」っと引きずり込もうとする。 -
さっき、道上から見つけて「アソコで浸かりたいナア~」と思った大きな岩のくぼみは、2mの淵からひとカキで浅瀬に着く。
浅瀬を越えた向こうにみえている。
ワタクシは勇気を出して2mの淵に身を沈め、流れに逆らって数かきして、浅瀬に着いた。
砂利の上を歩いて、あの大きな岩のくぼみの仙人風呂に着いた。
そこは温泉ではないが冷たい清流のお風呂で、暑さと疲れの取れる正真正銘の「仙人風呂」であった。
ニッポンの山中には斯様な神泉がいたるところにあり、それを独り占めできるのです。
「ニッポン、半端ないって!!」 -
困ったことは「帰り道がナイ」。
あたりをみまわし、支えになる木々のあるケモノ道を登って旧伊勢本街道上に戻った。 -
イチオシ
さて、リフレッシュできたホマール号はちょっと走っただけで、またナマケてしまった。
もうお昼近くで、気温はウナギのぼりだ。
体感温度は40度以上でお日様はカンカンだ。
せせらぎの音をキャッチした。
僅かだが冷たい山の水がチョロチョロ側溝に落ちている路傍でヒト休みだ。 -
せせらぎのあるところだけは日陰だが、他はお日様ギンギン。
コンクリートの上にしばらく気温計をおいていると、すぐに49度にもなった。
聞きしに勝る「殺人的熱暑」だ。 -
イチオシ
これ以上道路を走るのは「命に係わる事態」です。
ここは少しでも暑気が和らぐ夕方4時ごろまで動かないのが、命を守るサバイバルだ。
キャンプのマットを敷いてスリーピングバッグを枕に「お昼寝」と決め込んだ。
日陰でそばに冷たい山の水があるので、意外と過ごしやすかった。
携帯ラジオが大変役に立った。
ココにこのようにして夕方4時になるのを待った。
午後1時半ころ、灼熱のロード走るクレージーなヤツ(ランナー)も居た。
大半は車かモーターバイク野郎かサイクルスーツを身にまとったロードレーサーたちがチラッと当方を必ず見やってスピードを上げて走り去っていくのでした。
二酸化炭素をまき散らし地球を汚しているクルマ、単車バカどもはワタクシに云わせれば「テンツバ バカ者」たちなのです。
つまり「天にツバを吐く バカ者」でこの異常気象を生み出した地球温暖化促進テンツバどもなのです。
早期退職後自転車に乗り始めた2006年からワタクシは約1万キロを走りました。
もしこの距離全てを乗用車に乗っていたならば、ワタクシは約1.8トンの二酸化炭素を自分の住む地球にバラまいたことになります。
移動は何でも内燃機関付き移動機械をうれしそうに乗っているテンツバもんは何百、何千、何万トンもの二酸化炭素をばらまいて地球の自然を汚しているのです!
*ま、これまでお仕事では散々飛行機に乗って、高級ホテルに泊まって、車に乗って大量の二酸化炭素をばらまき、退職後も散々海外の僻地にまで行って旅行をして二酸化炭素をばらまいてきたワタクシにあんまりエラソーなことは言えませんが、、、、 -
二酸化炭素排出量が地球温暖化を進め、今日のようなチョー猛暑を招来して、当方は熱中症でぶっ倒れた!のである。
そんな暑い中を今日も走ってオル、ホマール号(ロバ)とアリヤンです。
で、本日全くの想定外の「仁柿(にがき)峠」を走ってしまいました。
いやあ~、とてもツライ、九十九折りの狭い上り坂ばかしです。
森に囲まれた薄暗い狭い・暑い・風のない 「仁柿峠」です。
峠の頂上付近で発見した「伊勢本街道 櫃坂(ひっさか)」コッチ、の道しるべ。 -
周辺地図。
これを見ると現在地はこれから上り道はあまりなく、しばらくすると下り坂となり「坂ノ下」に向かうことが分かりますが、この看板を見ている当時は疲れがピーク状態でアタマが回ってなかった。上り坂はまだ続くと思っていた。
拡大版⇒http://www.geocities.jp/skfdc390/IMG_0940.JPG -
イチオシ
ホンモノの伊勢本街道古道はこんな感じです。
もしまた自転車でココに来るならば、しかもまだ元気ならば、ホマール号はMTB(マウンテンバイク)なので、この古道を走ってみたい。 -
櫃坂の説明板。
拡大版⇒http://www.geocities.jp/skfdc390/IMG_0943.JPG
現在では「お櫃=炊いたご飯を釜から移して入れる桶状の木製品」を目撃することは無いが、昭和時代以前では食事どきにはちゃぶ台の横に必ず登場してお母さんがお茶碗にご飯をお櫃からしゃもじでよそおってくれていました。
どんなものかって?
中国では現在でもまだまれに使われていて(田舎で)制作販売されている⇒http://www.geocities.jp/skfdc390/DSC04977.JPG
日本ではもう見ないがウィキに載っていた。こんなモノ⇒http://www.geocities.jp/skfdc390/200px-Rice_in_the_wooden_tub.jpg -
地元小学4年生たちが設置した「杖入れ」の案内板。
いまならばもう高校生か大学生となっている、当時4年生たちの名前がかわいらしい。 -
峠は頂上付近で坂はほとんどなくなり楽に走れる。
途中の「峠旅籠道」の案内。
こんな峠のてっぺんでもこのような旅館が立ち並んでいた。
江戸時代らしい屋号ばかしである。。。 -
江戸時代の宿場での賑わいが想像できたら、アナタは歴史の通(ツウ)間違いなし!
-
仁柿峠の地図。
峠の途中、山肌を伝って流れ落ちる冷たい山水を頭、手足、体にかけて一服しながらとうとう登り切った。
まさに峠を転げ落ちるように我がホマール号は最高速度60キロで落ちて行った。 -
峠から落ちて行ってあとは少しのアップダウンで「道の駅 美杉」に到着。
-
もう西の空は暮れなずんでいます。
-
こんなベスト・プレイスforキャンピング!
-
東屋の下は井戸。
井戸を覆った板間の上にテントを張ろうか?とも思ったが、真下に井戸があると思えばさすがのアリヤンも眠れまい。 -
テント設置後すぐさまディナーに取り掛かる。
-
サトーの御飯にホテルのカレー(辛口)だ。
これがお手軽でウマイ! -
西の空、ほそ~い三日月に一番星。
オヤスミナサイ~。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
三重 の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
36