2018/07/15 - 2018/07/15
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ウフララさん
暑い。。。
ヤマユリと、幻の(一般的な意味でなく我が家的に花の名前しか知らなかっただけですが)ウバユリを見に日光植物園へ。
植物園散策のあとは涼を求めて、植物園の眼前を流れる含満が淵(かんまんがふち)へ。
大谷川(だいやがわ)のせせらぎを聴きながら、おむすび頬張り、涼しい日光を堪能です。
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日光植物園、園内です。
朝9時30分、人はほとんどいません。
入場料は400円でした。 -
最初のうちは、うーん、かなりマニアックな植物園に来てしまったと、、
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ここに来るのは10年以上ぶりですが、植物園とはいえ、そこは山草を専門とする、しかも、東京大学附属の研究植物園で、、、ええ、かなり鬱蒼としているのは相変わらずですな
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樹齢何百年、でしょう
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でも、我々には目的が。
そう、ウバユリ。
漢字で書くと"姥百合"、このまだつぼみの黄緑の百合科の植物。 -
普通の百合の細長い葉っぱとは似ても似つかない、丸い葉。
このウバユリの丸い葉っぱは、花を咲かせる時は枯れ落ちてしまうそうです。
それで、葉がない→歯がない→姥(うば)→ウバユリらしい。 -
見る人が見ればわかる赤い実をつけた植物
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トチノニンジン、って名前みたい。
こんな標識が草、いや、植物んなかに乱立しており、どれがどれか分からん所もまぁ、よし。
分かるひとには分かるのだろう。 -
いきなり、橋が。
これ渡って向こう側は、昔の大正天皇のご静養地だった一部で、植物園に売却された部分らしいです。
その、もと大正天皇御用地側に行ってみましょう -
橋の上から、大谷川に注ぐ川を眺める
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斜面に見えるクネクネしながら地を這い、ほかの木に巻きつく様が、恐ろしい感じさえする、藤の木。フジは蔓(つる)というのが正しいかもしれませんが、こうなると、フジの幹とか、木、という感じ。
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なんだ、あの人工的な窪みは。
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発見、防空壕!
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大正天皇御用地だったこの部分に掘られた防空壕でした。戦時中ここは、10代だった今生天皇のこ疎開先だったらしいことを最近知りました。
天皇さまはここに避難されたのでしょうか。
植物園の奥に時代の遺物を見つけました。 -
湧き水が、、そこにもよくみると、人が世話している植物が
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説明書があります。
葉っぱが"品"って漢字に似た植物があるそうです、、どれどれ、、、 -
あーなるほど、品、、確かにねー。
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東屋で一休み
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いい風が入ってくる。
見上げたら、可愛らしいどんぐりのついたリース風の看板。
木の椅子もキレイになっており、ほとんど誰にも会わない広大な植物園、素人目には標識がついた山草の沢山ある雑木林ですが、人の手が入り手入れされていることを知ります -
楓かヒノキか何かの大木に絡まる藤の木。
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あまりに人に会わないので、迷ってしまわないかたまに不安になりますが、こんな看板にホっとします。
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ヤマユリが満開。
今年は全ての花が1週間早い、っていいます。 -
昔、百合が咲いてると100メートル先でも分かるという鼻が効き過ぎてうるさい上司がいました。匂いに敏感すぎて花嫌いってちょっと不幸かもしれません。
百合を見るたびに思い出しちゃうな -
この植物園は含満ヶ淵(かんまんが淵)という大谷川(だいやがわ)途中の渓流に面してます。
地図と眼下の含満ヶ淵(かんまんがぶち) -
植物園から向こう側に渡れませんが、階段がありました。降りてみました。
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かんまんが淵。
大きな岩が大谷川の流れに削られて丸くなっているのと、そこに流れ込む水流がダイナミック -
再び、植物園側に戻る。
ここは紅葉シーズンはきっと穴場です。派手なところがまるでない植物園ですが、なんか多分、いいです。他が混む時期は。 -
萩の花。
秋じゃないのに、もう。
向こう側の丸い築山風の芝生一体が、「大正天皇メモリアルコーナー」、嘘、他に正式名称あるけど、つまりそんな意味合いの一角が植物園に設けられていた。
この一角に植生してある植物が大正天皇に関連するものなのか、まるで不明。 -
再び、林に入ってきたら、可愛らしい水飲み場。
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ここで見つけてしまった。フタバアオイを!
双葉葵、といえば、徳川家じゃん。
徳川家フリークとかそんなんじゃないけど、徳川御三家の家紋が双葉葵で、かつ、葉脈がクルンと巻いてたり、そうでなかったりで微妙に意匠が違うから、それのもととなった植物、双葉葵が見てみたかったのだ。 -
これです。
ちょっと感動。来たかいがあった。 -
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最初の頃は、多すぎていちいち見る気にもならなかった植物の名前の標識が、だんだん見慣れてきて歩みを止めたりする自分に気づいたり。
ああ、こうやって、人は山草にハマるのね。 -
とはいえ、キリがないし比較的涼しい林道とはいえ、暑いことは暑い。
ゆっくり歩いて1時間半くらいだったけど、北側の方の散策はせず戻ります。 -
こちらは植物園にある休憩所。
冷房なんてもちろんなく、アブがぶんぶん飛び回ってたけど、東大植物園の学生用の宿舎だったりしたのかなという建物。
古い平家建だけど、縁側がまわしてあって天井が高く、欄間のデザインも洒落たものでやはり風が抜ける機能があって、なるほど、東大附属の由緒ある建物なんだなというさりげなく豪華なの休憩所。 -
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シモツケソウのアップ。
可憐だ。
ヒトはこうして山草にハマり、山歩きとか始めちゃうんじゃないだろうか。あぶない、あぶない。 -
植物園の最後にみた大木の根っこ。
乾いた根っこが建てかけられていた。
太さから相当の年月を生きたこんな大木でも、意外にも根っこは深くなく、地中30センチ程度を張っている、ということを説明するための標本。 -
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さて、植物園を後に、次に向かうは、コンビニストア経由でランチ調達のー、含満ヶ淵(かんまんがふち)。
つまり、植物園の向かい側です。
渦巻く清流をみながらおにぎりでも食べようと。 -
駐車場脇の茶屋。
かんまんが淵には、大谷川沿いに100体近くのお地蔵様さんが並んでいます。 -
お昼です。
こんな景色にら無粋なほど洗練された高級おにぎりな写真は撮りませんでしたが、ハラミ鮭の具が入ったコンビニおにぎりを頬張りました。 -
お地蔵さんはもともとはここにある慈雲寺に、弟子たちによって奉納されたものだったらしいのだけど、明治の大洪水で流されてしまったものもあるらしい
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かんまんが淵は「含満ヶ淵」とも「憾満ヶ淵」とも書くらしい。
5年くらい前にも来たが、そんな記憶がない。 -
川沿いの土手に並んだお地蔵様は数えると行きと帰りで違うのだ。や、そんなことない、って思うだろうけど、確かにやってみないとわからないことはある。
それから、ここは日本人より外国人によくすれ違った。とはいえ、両方の手で足りる数くらいだけど。
外国人にはエキゾチックな眺めなのだろう。
ハロー、すれ違うときちょっと挨拶。
お昼を挟んで、大谷川を挟んだ両岸二箇所、空いていてお手軽でした。
おしまい。
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