思い立ったが吉日！ 松本の 草間彌生展から、穂高へ。１泊２日安曇野の旅

2018/07/10 - 2018/07/11

松本市美術館での草間彌生展が7月22日までと気づき、慌てて松本に行く事にしました。
7月末までと勘違いしててのんびり構えてたので、出かけられるのは明日しかない！と大慌てです。
最初は日帰りで展覧会だけ観て帰ろうと思ったのですが、勿体無いから泊まってくればいいと夫の勧めもあり、どうせなら行きたかった安曇野で泊まろうと思い、ホテルを探しました。
見つけたところは『オーベルジュ ノワール』
急な予約で、しかも１人、どうかなと思いましたが、快く引き受けて下さり有り難かったです。

急に思い立って出かけた旅でしたが、素敵な出逢いもあり、とても良い旅になりました。

宿泊 オーベルジュ ノワール
http://www.a-noir.com/

エリア 穂高・安曇野(長野)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー 新幹線 JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

7月10日(火)、9時56分京都駅発ののぞみ号で名古屋に向かいます。

30分ほどで名古屋に到着。
駅弁のおにぎりを買って、特急しなので松本へ。

11時発の特急しなのです。

この後、次の駅からお隣に可愛らしいわんちゃんを連れた方が来られて、犬や猫や旅行の話で盛り上がり、とても楽しい鉄道の旅になりました。

13時5分、松本に到着。

41年ぶりの松本です。

まずはロッカーに大きなバッグを預けて、観光案内所へ。

凄い！
駅前のバス乗り場やタクシー乗り場は赤と白の水玉でデコレーションされてます。

松本市美術館には松本周遊バス、タウンスニーカーの東コースのバスで行けます。
歩いても10分~１５分。
でも、ぐるーと一周、観光も兼ねてバスに乗ります。

実は赤白水玉の「水玉乱舞号」に乗ってみたくて、バスを待ってます^ ^

やって来たのは「新車両」
うーん、残念！
結局、街の中でも水玉乱舞号を見かけることは無かったです。

途中、あがたの森公園や旧松本高校の前を通ります。
旧松本高校は降りて見学したかったなぁ。

20分ぐらいで松本市美術館に着きました。

おお！水玉！

おお！お花乱舞！

さぁ、入りますよ。わくわく！

チケット売り場に並びながら、最初に『考えるかぼちゃ』に出会います。

何を考えてるの？

おっ？
何か
イベントがあるのかな？

やよいちゃん、トコトン、リンリンの足跡をたどって３階へ。

トコトン

やよいちゃん

3階から順番に降りて行きます。

『真夜中に咲く花』

ほとんどの作品は撮影禁止ですが、この部屋は撮ってもいいということで、皆さん撮影されてました。

すごい！

全部観終わって出て来たら、イベントも終わっていたので、トコトンとやよいちゃんの写真が撮れました。

ショップでお買い物♪

中庭に、かぼちゃが！

おお！

こちらは祇園のかぼちゃ。

松本のかぼちゃと比べるとちょっと野暮ったい？

カフェで一休み。

草間彌生展に因んだ飲み物、「水玉フロート」

冷たくて美味しい♪
ヨーグルト味で、フランボワーズのシャーベットが浮いてます。

こちらは京都祇園のフォエバー現代美術館のカフェのあんみつです。
やっぱり水玉(o^^o)

キョウトギオンミュージアムカフェ プロデュース バイ ノースショア グルメ・レストラン

松本市内の観光は次回にして、もう一つの目的地安曇野に向かいます。

大糸線の普通電車で30分ぐらい。

穂高で降ります。

この旅で賢くなった事が２つ。
１つはコレ！
私、ずっと“ほだか”だと思ってました。
正しくは“ほたか”、濁らないんですね。
勉強になりました。

さて、今回はこの安曇野での移動にレンタカーを使う事にしました。最初、レンタサイクルを考えたのですが、どうも坂道もあるし、距離も少ししんどいかなと思い、車にしました。
実に41年ぶりの安曇野ですが、レンタカーを旅先で運転するのも15年ぶりです。
普段でもなかなか運転しないのに、ちょっと不安・・・。

観光案内所でいくつかパンフレットをもらって、駅前の「しなの庵」さんでレンタカーの手続きをします。久しぶりのレンタカー運転にドキドキ。

しなの庵
http://www.shinano-an.com/

借りた車が普段乗ってるスズキの車と使い方が一緒だったので、ホッとひと安心。

普段乗ってる車にはカーナビが無いので、使い方を教えて貰って出発！
ホテルの電話番号を入力すると、ちゃんと行きかたを教えてくれたので、ホテルまで迷わずに行く事が出来ました。

オーベルジュ ノワール

ご夫婦で営まれているオーベルジュです。
3部屋だけの小さなホテルで、繁忙期はお２人様からのご利用に限らせていただきますとホームページに書いてあったので、大丈夫かなと思ったのですが、運よく空いていたようで、受けて下さいました。

オーベルジュ ノワール 宿・ホテル

ツインルームを使わせてもらいます。

バスタブ有りで嬉しい♪

食事はこちらで。

今夜は私ひとりです。

夕方から雨が降って来ました。

ホタテの自家製燻製サラダ

9時間煮込んだ玉ねぎのスープ

パンもバターも美味しい！

お魚は鯛、ワインのソースがgood！

スペアリブの煮込み

やわらか～い。

デザートはココナッツのムース
ピオーネとブルーベリーもとても美味しかったです。

最後は紅茶を頂いて、ご馳走さまでした。

どのお料理もとても美味しくて、完食です。

部屋に戻って展覧会のおさらい。
図録を見ながら、草間彌生恐るべし！と夫にメールを送ります。

そう、彼女は今も闘っているのです。

この部屋、私はダメでした。
もともと暗い所はダメなのですが、紫の中に色とりどりの水玉。
めまいを誘発すると怖いので、一目散に出ました。
（特別出演 やよいちゃん）

ここも凄かったなぁ。

彌生さんは常にこういう景色の中で暮らしているのでしょうか。
うーん、大変やろね。

7月11日(水)

前夜降ってた雨もあがり、いいお天気です。
良かった！

ホテルの近くを散歩します。

道の脇に紫陽花がたくさん咲いています。

この地域の住民で植えたんですよと奥様がおっしゃってました。

森の中に入って行くと絵本美術館がありました。

あとで来よう！

朝食は7時半でお願いしてました。

オムレツと自家製ベーコンです。

ここに来てほんとに良かった！

チエックアウトして、奥様に教えて頂いたブルーベリー摘みの農家さんへ行きます。

お世話になりました。ありがとうございました。

オーベルジュ ノワール 宿・ホテル

ここかな？

オーベルジュ　ノワールから車ですぐでした。

このお宅で受付してもらいます。

私の服装を見てこちらの奥様が、虫がいるからと虫除けスプレーと長袖のシャツを貸して下さいました。有難いわぁ。

ブルーベリーは100g100円です。やす～い。

あっ！ミケ猫ちゃん^ ^

裏までしっかりブルーなのがいいんですよとノワールの奥様が教えてくれましたが、裏まで見てる余裕ナシ！せっせと摘み取ります。

400g摘みました。
これで400円！
嬉しい～♪

摘んだブルーベリーを車に乗せて、碌山美術館へ。

41年ぶりです。以前と印象が全く違います。びっくり！

前に来たときは晩秋ということもあり、暗くて鬱蒼としているイメージだったのですが、何？この明るさ！
森の中にポツンと佇む小さな美術館だったのに、展示館が２つも増えてびっくりです。

次は「大王わさび農場」

ひろ～い！

黒い覆いがかかっていますが、わさび田です。

なになに？
川と湧き水がひとつの川になって流れてる？

わぁ、なるほど。

奥が速い流れの川、手前が湧き水の川。
並行線を保って流れています。

黒澤明監督の「夢」に出て来た水車小屋だそうです。

わさびソフト

それが思ったより辛くない。ちょっと拍子抜け。

お土産、何があるかな。

ありました！生わさび。
買わなくちゃ！

次に訪ねたのは「安曇野高橋節郎記念美術館」

周りは安曇野の田園地帯。現代的な建物にちょっとびっくり。

安曇野髙橋節郎記念美術館 美術館・博物館

入ってみましょう。

安曇野髙橋節郎記念美術館 美術館・博物館

館内は撮影NGなので、パンフレットから。

恥ずかしながら、私は「高橋節郎」という方を知らなくて、レンタカーを借りた『しなの庵』のご主人の勧めでこの美術館を訪れたのですが、初めて目にする漆芸術に驚き、壮大で幻想的な作品に感動しました。

漆と言えば器と思っていたので、大きな屏風にはほんとに驚きました。
この美術館は海外からのお客様にも是非観て頂きたいと思いました。

庭には高橋節郎さんが幼年期を過ごした生家が残されています。

広～い。

蔵では望月信幸さんという方の『水中版画』展が開催されてました。
大きな阿吽像の版画作品が展示されていました。

次は絵本美術館、森のおうちです。

こちらもカメラ禁止です。

いせひでこさんの絵本原画展やってました。

とっても素敵な絵でした。

お腹すきました。
ランチはここで！

アップル&ローゼス

アップルアンドローゼス グルメ・レストラン

りんごとお花のお菓子屋さんです。

アフタヌーンティーは３日前までに予約が必要なので、今回はあきらめてクリームティーにします。

席はカウンターのみ。

紅茶はアップルティーにしました。

ジャムはローズペタルジャム。
バラの香りがします。

茶葉や焼き菓子なども買えます。

バラの花のタルトも食べたかった！
ネットで頼もう！

アートヒルズ美術館

ガラス雑貨のお店がありました。
美術館はエミール・ガレの展示でした。

安曇野アートヒルズミュージアム 美術館・博物館

庭にはガラスの花の散歩道が作られています。

安曇野アートヒルズミュージアム 美術館・博物館

綺麗だなぁ。

サン・トノーレ
アートヒルズのすぐ近くのパン屋さん

店内にはイートスペースもあります。

パン買って帰ろ♪

ジャンセン美術館

ここもカメラ禁止です。
海外の美術館は大抵撮ってもいいのに・・・ブツブツ。

素敵な絵に出会えて良かった！

天蚕センター
ジャンセン美術館のすぐ近く

コレ何かわかります？綺麗でしょ。
「安曇野の天使」と書いてあります。
オーベルジュ ノワールの食堂に置かれていました。
これは何ですか？と聞くとこれは天蚕の糸ですとノワールの奥様に教えていただきました。

この旅で賢くなった２つ目はコレ！天蚕です。
恥ずかしながら私は天蚕を知らなくて、お蚕さんはみんな白くて白い糸を出すのだと思ってました。
天然（自然）の蚕は緑色で緑の糸を出すと聞いて絶対見たいと思ったのです。

天然の蚕の飼育が始められたのが、ここ穂高の有明地方なんですって。
その糸は薄い緑色で光沢があり、とても美しいものでした。

館内にはこんな説明図があり、とてもわかりやすいです。

手前の緑色のものが天蚕の繭です。

とても綺麗だけど、お値段もいいなぁ。

センターの外に観察用の木があります。
こちらの係りの方が案内して下さいました。
とっても親切。

ネットの中に天蚕くん達がいます。
でもどこにいるのかわからない・・・。

擬態してます！凄い！

葉っぱと同じに見える！

こちらはちょっと小さいコたち。
2齢ぐらいかなとおっしゃってました。

詳しく説明して下さり、天蚕くんもみせていただき、とても親切にしてもらって嬉しかったです。
来て良かった。

早速主人に、天蚕て知ってる？と聞くと、「ああ、知ってるで。家にあるやん」と。えー！？家にあるのー？
ずっと前、疎水の山で見つけたと。絶句です。
なんだか悔しい！

でも友達は知らなかったです。天蚕。ひひ。
もちろん、得意げに説明しましたよ。

これが天蚕の繭です。

中から天蚕くんが出てこないか心配でしたが、大丈夫なんですって。

天蚕センターの前の林に牛さんが！

ジッとこっちを見てる・・・。

あっ、近づいて来た！

きゃー、可愛いやん！

子牛かな。

大人の牛さんもいますね。


さぁ、最後に北アルプス牧場直売店に行きましょう。

直営店で飲むヨーグルトをいただきました。

ゴクゴク♪

あそこに牛さんがいるのかな？

そろそろタイムアップ！

駅の近くでガソリンを入れて、車を返却します。

『しなの庵』のご主人が、どこか行かれましたか？と聞いて下さったので、
はい！行きたかったとこは全部行きました！と
ナビのおかげです（笑）

普通電車で30分、松本へ。

特急しなのが入って来ました。

サヨナラ松本！また来るね^ ^

松本駅で買った山菜釜飯。

新幹線の中で食べました。

急遽出掛けた松本と穂高でしたが、美術館巡りは楽しくて、お料理は美味しくて、その上２つも賢くなって、いい旅が出来ました。
レンタカー、ちょっとクセになりそう♪

この旅行記へのコメント （4）

• makiさん 2018/12/30 19:49:52

  お礼

  今晩わ！
  今年も残り少なく、寒くなりましたが、
  お元気ですか？
  来年も良き年を迎え、感動的な旅が出きると良いですね！
  旅行記待ってます！
  
  又、今年は写真も無く下手な文章で退屈な
  旅行記に訪問し「いいね！」を頂き有難う御座います！
  お陰様でモスクワの旅とサンクトペテルブルックの旅・デンハーグ記が
  写真が無くポイントは付きませんが1位にランキングされ感謝してます！
  
  良いお正月を迎えられますようお祈りしてます！
  Maki
  

  ティコママさん からの返信 2018/12/30 22:22:46

  Re: お礼

  こんばんは。寒い年末です。
  今日は朝から餅つきでしたが、今年は遊び盛りの猫が４匹もいるので鏡餅は本棚の中にしまいました（笑）
  
  １位おめでとうございます！
  makiさんの小気味よい文章で、その時の状況が浮かび上がって来て凄いなぁと思います。
  
  今年は初めて南半球を訪れました。旅行記はまだ出来てないのですが、楽しい出会いもあり、旅は一期一会だなぁとしみじみ感じました。
  
  来年もステキな旅をしましょう！
  どうぞ、良いお年をお迎え下さい。
  
  ティコママ

• salsaladyさん 2018/11/21 09:36:40

  安曇野には。｡｡碌山美術館が似合うな～

  ☆あの静かな佇まいの美術館には子供が小学生の頃に何度か訪れました。
  
  ☆今では”絵本美術館”やその他諸々（草間彌生は似合わないと思うなあ？）
  
  ☆中国で草間彌生のそっくり展？が開かれて騒いでいるのでどれを見ても疑いの目で！
  
  ☆と言うより、中国の偽物天国ならではの忠実な偽物の力量が凄いと思える｡何故その力を別の表現に使えないのかなあ？要するに子供の頃ひたすら習字や絵描きでなぞらえた技術以上には成長してないって事だね（松本展もそうだとは言ってないけど）～see you～

  ティコママさん からの返信 2018/11/21 23:02:38

  Re: 安曇野には。｡｡碌山美術館が似合うな～

  salsaladyさん、こんばんは。
  
  コメントありがとうございます。
  ホントに、安曇野には碌山美術館が似合いますね。
  40年ぐらい前に訪れた時は晩秋で印象が全く違いましたが、森の中の小さな美術館はとても雰囲気のある素敵な美術館でした。
  
  安曇野は何度も訪れたいところです。
  
  ティコママ