カンボジア8日間のボランティア活動

2013/03/10 - 2013/03/18

2013年3月に8日間、カンボジアのトンレアップ村にボランティアに行ってきました！

内容はトンレアップ村にある小学校で日本語＆英語の教師アシスタント。

とても貴重な経験になったので、書き留めておこうと思います。

エリア シェムリアップ(カンボジア)

ボランティアで8日間、カンボジアに行ってきました。

内容はトンレアップ村にある小学校で日本語＆英語の教師アシスタント。

寝泊まりはその村の中でのホームステイです。

とても貴重な経験になったので、書き留めておこうと思います。

こんな感じで虫が多いためベッドには蚊帳を張り、薄暗い中で寝泊まり。

シャワーはもちろんなく、毎日このようなトイレの隣にある本当に綺麗なのかもわからない溜水で水浴び。もちろん洗濯は井戸水で手洗いです。

村の様子。

売店で売られている食べ物もカビが生えていたり、得体の知れないものが沢山並んでいました。(もちろん美味しいものもありますが)

街灯もなく夜は真っ暗。村の人たちにとっては月明かりが街灯みたいなものだそうです。
様々な動物たちが飼われ、一緒に暮らしています。

ゆったりとした時間が流れていました。

私たちからしたら決して良いとは言えない環境の中でも、村の大人たちはいつも笑顔で明るくて、子供たちはいつも無邪気にはしゃいでいました。

自分たちにとっては非日常的な光景も現地の人には日常的なもので、それはもしかしたら日本より豊かなものなのかもしれないなと。

発展することが幸せとは直結しない、改めて幸せにはいろんな形があるのだ思わされたりしました。

地平線がどこまでも広がる景色、その中で見る朝日や夕日はとても綺麗でした！

毎朝5時おきで朝日を見たこと、夕日を見たこと、この木なんの木に登ったこと…ほんとうに素敵な思い出です。

学校ではタオルで綱引きをしたり、輪ゴムで髪をいろいろ工夫しながら結んだり、日本では何気ないようなものまでもが遊び道具になっていました。

毎日子どもたちと汗びっしょりになるまで走り回って、一緒にたくさん笑って…そんな元気いっぱいの笑顔がすごく愛らしくて子供たちと過ごす時間はほんとに幸せな時間でした。

でも楽しかっただけではもちろん終われません。

ボランティアに来た日本人が個人的にいろいろなものを与えすぎて、子供たちは物欲に目覚めていて。
どこで覚えたのか、仲良くしているんだから代わりに最終日ペンを自分に与えること、なんていう契約書を書かせる子供もいました。
何かをもらうために媚びうって、もらえないとわかったら離れて行く、そんな子供たちも少なからずいました。もちろんそんなことせず純粋に慕ってくれる子もたくさんいましたが。

毎日同じ服を来てくる子もいれば違う服を来てくる子もいる、かばんをしょって登校する子もいれば勉強道具を手で持って来る子もいる、いっぱいペンを持ってる子もいれば、鉛筆一本しか持ってない子もいる…。
これはその子の家庭の経済力の差とかじゃなくて、日本人が可愛がった特定の子に個人的に不等にものを与えた結果です。

欲に目覚めることが悪いことだとは思いません。
ただ、ボランティアに来ているはずの私たちのエゴで、格差を作ってしまっている現状が少しショックでした。

授業中元気良く私の名前を叫んでくれる生徒たちの声がまだ耳に残っています。もちろん"あたしぃー！"と一生懸命手を上げる子供たちの姿も＾＾


子供達に将来の夢を聞くと、学校の先生・医者と答える子がほとんどでした。これはおそらく世の中にどんな職があるのかを知らないからです。この村にも学校という教育の場が根付いて、子供達が広い視野を持って、多くの選択肢の中でなりたい自分になっていけることを願っています。


ここには書ききれないくらい本当に濃い毎日で、時間的にはあっという間でしたが、一つ一つ振り返ってみるとなんだかすごく長く感じます。
本当にたくさんの経験をし、いろんなことを感じ考えさせられた8日間でした。