2017/09/07 - 2017/09/08
73位(同エリア8件中)
のまどさん
この旅行記のスケジュール
2017/09/15
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飛行機での移動
シャルルロワーアルゲーロ
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バスでの移動
アルゲーロ空港ー市街
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アルゲーロ市街観光
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セラ&モスカワイナリー見学。 http://www.sellaemosca.com
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この旅行記スケジュールを元に
書くにも値しない職場での激務から逃れたくて選んだ旅先はイタリアのサルデーニャ島。とにかくどこかの島で日常を忘れたかった。3泊4日でも夜遅く到着、最終日は早朝の便で帰国なので実質2日ですが、十分な気分転換が図れました。
Booking.comで予約した宿から出発日にキャンセルの予約があり急遽代わりに手配されたB&Bのオーナーは奇しくもアルゲーロ在住35年のベルギー人。
1日目はアルゲーロの街を歩き、ワイナリー・セラ&モスカを見学します。,メジャーな交通手段であるレンタカーも考えましたが、一人旅のイタリアで運転という度胸がなかったので公共交通機関を利用。帰りは親切なドイツ人の車に乗せてもらいました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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出発日は全日働いて早めに切り上げてシャルルロワに向かいました。空港駐車場は高いので少し離れた個人経営の駐車場に泊めて、シャトルバスで空港に向かいます。こちらは中古バスを再利用した事務所。
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これから私を待ち受ける自由を前に飲むビールレフは最高。
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いつも通りライアンエアです。
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2時間後、アルゲーロ空港到着。宿へは遅くなることを予め伝えてありました。バスに乗って市街に移動。
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今回は民泊B&B。宿主のルシアさんはサルデーニャ在住35年のなんとベルギー人。英語があまり得意ではないということでオランダ語で会話することにします。
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翌日の朝食。ハチミツをかけて食べるリコッタチーズにいたく感銘を受けました。
宿泊客は私の他にローマ出身の女性。ルシアさんとはもちろんイタリア語で話していました。この方も若いのに英語を話したがらず、私とはフランス語で会話。苦手言語なので朝からはきつかった。3人の共通言語がないという複雑な朝食。 -
街歩きを始めます。地中海に来たんです♪
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サン・ミケーレ・カトリック教会を裏から見て。
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アルゲーロ劇場。
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アルゲーロは13世紀にカタルーニャに支配されて以来、言語体系に影響を受けたとのこと。従って、当地の方言にはイタリア語と異なる語彙が混ざっている。
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さて、気になっていた市場を覗きます。意外と近代的。
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どのように料理するのかウツボなども売られていて、さすがに魚介は充実していますが、今一つ活気に欠けます。
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ということで再び街に。Bottarga=からすみですが、土産物店で買うのは控えます。
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ヨットハーバーからの眺め。きれいな青い海が広がります。日差しが強いです。
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趣がある建物は現在カフェ兼レストラン。
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市の博物館を見学します。19世紀末有閑階級の衣装。黄色いドレスが目を引きます。
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ナンシー派っぽいランプ。のまどの琴線に触れます。
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有名な『星の王子さま』作者サン・テクジュペリも一時アルゲーロにフランス空軍の司令官として駐留していました。
小さいながらも街の歴史が分かる博物館でした。入場料無料だし。 -
サン・ミケーレ教会は街の中心にあるのでどこからでも見えます。読めないイタリア語の説明から推測すると1364年に着工。
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中はスペインの教会と違って質素。外から見るとドームが特徴的。
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お昼です。本場のパスタ、楽しみにしていました。海の幸とズッキーニのトマトソース。おいしかったけど、飲み物の水含めて20ユーロするとはベルギー以上の高さ。
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街歩き再開。と言っても人口44000人の小さな街なので、半日もあれば周れてしまいます。午後の日差しがきついので、
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自販機で水を買ってB&Bで一休みすることにします。
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そして夕方、再び海岸沿いを歩きます。真ん中左に見えるオレンジ色の建物は元王室の別荘で、現在は5つ星ホテルになっています。
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4時過ぎですが、依然として太陽は煌々と照り付けます。
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バスを待つ間に地ビール。ハイネケンのグラスが出てきたこともあり、やはりイタリアはワインの国だと確信。
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バスが来ました。目的地のワイナリー、セラ&モスカ付近の停留所で降ろすよう身振り手振り交えてお願いする。ちなみにこのバスが最終で見学後に戻ってくるバスはありません。
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バスは何だか怪しげな道をひたすら迂回した後、
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非常に乾いたところで降ろされました。バス停すぐ横には遺跡がありますが、素通りして目的地に向かいます。乾いた土を踏みしめて、イラクサを掻き分けて。ああ、悲し。
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ようやくワイナリーの門をくぐり、敷地内に入りました。収穫間際のブドウがたわわに実っています。歩く私の横を無数の車が通過。サルデーニャ島に来る人の大半はレンタカーを借りて、2週間くらい滞在するんだろうな。
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実をつけたサボテンも見られ、モロッコを彷彿とさせます。サボテンの実は居住地でも食用として売られていますが、味は極めて不思議です。扱う時は軍手必須。
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見学は予約不要しかも無料とのことで、夕方であるにも関わらず待機場所には多くの見学者がいました。イタリア語と英語のグループに分かれます。
貯蔵庫の扉が開くとアール・ヌーヴォー風の曲線が描かれたピンクの壁の間に樽が並んでいました。 -
樽はフランス樫だったと思います。ワイナリーを見学すれば必ずこの甘い香りに出会えますが、ここは華やかな雰囲気があるのでより居心地がいいです。
それもワイナリーの創設者がエンジニアのセラ氏と弁護士のモスカ氏といういずれもインテリだったことに起因するのかもしれません。創業はアール・ヌーヴォーが一世風靡した世紀末1899年。なるほど。 -
何百年と続くフランスの農家の多くが1種類のブドウに人生を賭けているのに比べると、セラ&モスカは多種のブドウを手掛けていて商業的な感じもします。英語圏からの訪問者が多数いたことものまどの偏見を助長します。
奥に進むと最初に熟成させる樽が並んでいて2メートル近くあるものもありました。 -
夥しい数の瓶。ここで熟成された後、出荷されます。
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ツアーが終わって展示室を見学。古い時代のワイン醸造に使われた道具などが展示されています。こちらはブドウの圧搾機。人が上に立って足で踏み潰したのでしょう。
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さて、楽しみな試飲。白赤計3杯。有料なのでしっかりと堪能できる量が注がれます。赤ワインのこの色は「サクランボのような」と表現します。
徐々に人が減っていく中、「あなた徒歩で来たんでしょう。歩いているところを見かけたわ。」と憐憫の情をもって私に話しかけてきたドイツ人カップル。脈ありと見定めて相手の興味を引く話題を展開していきます(←ふてぶてしい)。 -
気分の良くなった女性から「アルゲーロに戻るなら一緒に乗っていきなさいよ!」と。しめた!!
サルデーニャ固有のブドウ、コノノーと試飲した中で一番深みのあったカベルネのレセルヴァを購入。 -
ドイツ人カップルはフランクフルトから遥々運転してきたと言う。気分上々の私は「私毎年少なくとも5回はドイツに行くんだけど、行く度に物価の安さとともに経済の豊かさを体感するの」などとリップサービス満開です。水平線に落ちていく夕日は穢れのない美しさを放っています。
B&Bに近づいたのでいつものごとくベルギーチョコを渡してお礼を言って車を降りて数10メートル歩いたところ、なんと不覚にも車中に購入したワインを置き忘れたことに気が付いた。全力疾走し、幸いにも渋滞していたので追いつき瓶を取り戻しました。100メートル先は流れていたので間一髪だった。 -
夕食は近くの庶民的なレストラン。メインの鯛と朝食時に感動したリコッタのタルトはおいしかったのだけど、瓶詰魚の盛り合わせのような前菜と安い紹興酒の味しかしない赤ワインに落胆。明日があります。
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この旅行記へのコメント (4)
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- sanaboさん 2018/10/05 19:00:22
- 気軽に楽園への逃避行ができる距離感が羨ましい♪
- のまどさん、こんにちは
ヨーロッパ圏内にはちょっと飛行機に乗れば、気分転換に逃避行できる場所がたくさんあって羨ましいです。 (アジアのリゾートでは同じような気分にはなれませんので)
B&Bのオーナーがベルギー人というのは不思議なご縁でしたね。 やはりのまどさんはフランス語は勿論のこと、オランダ語も話されるのですね~。 ブリュッセルの言語について調べた時、ほとんどオランダ語に近いフラマン語と書かれていたので、旅行記にもそのように記してしまいましたが、オランダ語と言ってしまっても良かったのでしょうか? 標準語と大阪弁くらいの違いなのですか?
ベルギー(と言ってもブルージュやブリュッセルなどの観光地の話ですが)、思っていた以上に物価が高いと感じましたが、のまどさんがサルデーニャの物価はベルギー以上と仰ってたのが印象的でした。 全力疾走され、ワインを取り戻せて本当に良かったです^^
sanabo
- のまどさん からの返信 2018/10/06 06:45:55
- RE: 気軽に楽園への逃避行ができる距離感が羨ましい♪
- sanaboさん、こめんとありがとうございます。
> ヨーロッパ圏内にはちょっと飛行機に乗れば、気分転換に逃避行できる場所がたくさんあって羨ましいです。 (アジアのリゾートでは同じような気分にはなれませんので)
ヨーロッパ諸国は住んでみるとどこも何かと窮屈です。確かに国が小さいので国境を越えて気分転換というのが可能です。でも、物価が安くて人柄が温厚な東南アジアが夢のように思えてしまい・・・。
> B&Bのオーナーがベルギー人というのは不思議なご縁でしたね。 やはりのまどさんはフランス語は勿論のこと、オランダ語も話されるのですね?。
フランス語は「あんた、そんなに長くブリュッセルに住んでいてなんでそんな下手なの?」と揶揄されますが、「私の第3言語はオランダ語なの」と反論しています。ベルギーのフラマン語とオランダのオランダ語は同じ言語です。発音と語彙が若干異なるだけで意思疎通に支障ありません。Nederlandsという言語表記は日本語でも英語でも説明が難しいのですが、たとえるならイギリス英語とアイルランド英語(あえてアメリカ英語等は比較対象外)くらいの違いです。
> ベルギー(と言ってもブルージュやブリュッセルなどの観光地の話ですが)、思っていた以上に物価が高いと感じましたが、のまどさんがサルデーニャの物価はベルギー以上と仰ってたのが印象的でした。
ドイツ・フランス・オランダと比べて費用対効果が抜群に低いのはベルギーです。ブリュッセルは本格的なイタリアレストランが多いので、アルゲーロのパスタはがっかりしました。
ブリュッセルの壁画はプライバシーを守るためにアートを配したというのが起源のようです。アール・ヌーヴォーも壁画の題材として使われるタンタンなどの漫画も日本由来の芸術であることをヨーロッパ人に少しでも多く知ってほしいです。
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- salsaladyさん 2018/08/08 14:59:09
- 命より大切なワインが無事で良かった!
- ☆自由気ままな?旅が出来る「のまどさん」にしてはそそっかしい出来事~
☆ヨーロッパでは気軽に便乗させてくれる?それとも余程お喋りが気に入ったのかもしれませんね(ドイツ語ーオランダ語ーイタリア語圏)?さすがユーロの国でご活躍~
☆その昔、デンマークからサッカー親善試合に来た高校生Rene Hansen(男子)がお姉さんの仕事を説明するのに髪を切る仕草をして困ってたので咄嗟に「hair cutter?」と聴いてしまい?「hair desighnerとでも言えば良かった」と後悔しても後の祭り?英語が共通語であるだけでニュアンスは伝わったから良いことにしましょ~see you~
- のまどさん からの返信 2018/08/09 05:27:32
- RE: 命より大切なワインが無事で良かった!
- salsaladyさん、こんにちは。
> ☆自由気ままな?旅が出来る「のまどさん」にしてはそそっかしい出来事?
命に替えてもワインとは思っていませんが、言われてみれば結構体張ってる記述が多いですよね。新しく買ったものは所有感が薄いんです。でも、最近旅先での失くし物が格段に増えたな・・・。
> ☆ヨーロッパでは気軽に便乗させてくれる?それとも余程お喋りが気に入ったのかもしれませんね(ドイツ語ーオランダ語ーイタリア語圏)?さすがユーロの国でご活躍?
ワイナリー見学者=お金に余裕のある、旅慣れたつまりは苦労の分かる外国人と見極めて話術で落としました。旅先での会話は9割方英語です。オランダ語はなんとか仕事で使える、フランス語はお粗末ながらワインについて語れる、スペイン語は片言と言った感じで適宜おべっかに使っています。あとはさっぱりです。
> ☆その昔、デンマークからサッカー親善試合に来た高校生Rene Hansen(男子)がお姉さんの仕事を説明するのに髪を切る仕草をして困ってたので咄嗟に「hair cutter?」と聴いてしまい?「hair desighnerとでも言えば良かった」と後悔しても後の祭り?英語が共通語であるだけでニュアンスは伝わったから良いことにしましょ?see you?
一番無難な言い方はhairdresserだと思います。デンマーク語を調べたらfrisør、ドイツ語のfriseurに近いですね。勉強になりました。
追記:You raise me upは荒川静香が金メダルを取った直後にエキシビジョンでCeltic Womenのバージョンで滑って有名になったのを忘れていました。今週末の舞台に向けてお体にお気を付けください。
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