鉄道・船でロンドンへ。パリ到着、と同時によぎる終わりの予感

2018/07/06 - 2018/07/07

7月6～7日 晴れ（リスボン→パリ）

6日夜、リスボンから寝台列車でフランスのアンダイエへと向かいました。
久しぶりの寝台列車はやはり快適です

アンダイエで一泊しようか迷いましたが、チケット売り場で聞くと、パリ行きの席が空いているそうです。
そのままパリに向かうことにしました。

その日のうちにパリに到着。

いよいよロンドン手前まで来てしまい、この先の行動をかなり迷っています…

エリア パリ(フランス)

リスボンお土産売り場

リスボンはコルクとタイルが名物です。
イワシやツナの缶詰も人気みたいです。

この旅もいよいよ、終わりが近づいてきてしまいました。
不安だらけのチャレンジ旅行でしたが、もうすぐ終わると思うと寂しいものです。

カバンが重くて今までお土産を買っていませんでした。そろそろお土産のことも意識しないといけません。

リスボン→アンダイエの寝台列車。

リスボンの寝台列車はトレンオテルという名前らしいです。

リスボンに来た時は普通の座席で寝ましたが、今回はちゃんとベッドで寝ます

寝台4人部屋

広さは今まで乗った寝台と同じくらいで、天井が少し低めかな、というくらいです。

しかし必要なものはそろっています。

ベッドは持ち上げると椅子になります

注意点があります！

ベッドをあげてしまうと、工具を使わないと戻せなくなります。

椅子にするのは夜が明けてからにしましょう。

私はこの後、車掌さんに謝って戻してもらいました。

テーブルを上げると、やはり洗面台

乗って良かったです。寝台の車両。

同じ部屋に乗ったのは、さすらいのアメリカ人ギタリストとお祭り大好きスペイン人。
オススメの宿泊先など教えてもらえたり、人にも恵まれました。

水、歯ブラシなども付いています。

歯ブラシ付きは今までで初めてです！

個人的に快適さをランク付けすると、
キエフ→ワルシャワの寝台と同率首位です

アンダイエの景色

パリ行き出発まで1時間。
その間街を歩き回っていました。

やっぱり泊まってじっくり観光すれば良かったと少し後悔します

パリ行きの列車

ティージェーベーというやつですね。
確か社会の授業で習った気がします。

当時は、まさか自分が将来乗ることになるなんて夢にも思ってなかったです。

まさか自分が今、外国にいるなんて今でもなんだか信じられませんが。

TGB車内。

ファーストクラス席をとってみました。
ユーレイルパスは予約料金しかかからないはずなんですが、結構高いです。
20ユーロ（約2600円）取られました。

今まで乗った列車の予約は数百円だったのでファーストクラスにしたんですが、やられました。

電動シート、個別に充電用コンセントなど確かに豪華ですが、スペインのAVEの方がサービスで優っている気がします

パリに夕方到着して地下鉄で宿泊先へ。
パリの地下鉄は回数制で、一回1.9ユーロ（250円）です。

パリでは2泊宿をとりました。

エッフェル塔。

一泊した後、パリの街を歩いてみました。

観光地を回っているときも、考えてしまうのは「パリの後どこに行くか」です。

ロンドンに向かってじっくり観光して帰ろうか、
また違う場所へ遠回りしようか。

ちなみに、ロンドンを最後にする理由は2つあります。
「深夜特急」という本の影響と、
イギリスはユーレイルパスが使えないからです。

エッフェル塔前の広場。

どのカップにボールが入っているか、お客さんにお金を賭けさせて、上手いことやってます。



実はもう旅の予算はほとんど残っていません。

今、ロンドンに向かえば予算内になんとか収まるかと思います。

しかし本音を言えばもうちょっと旅を続けたいです。
そのためには帰国後の生活費に充てる予定のお金に手を出していかなければなりません。

仕事を辞めてしまっている以上、使えば使うだけ、文字通り自分の首をしめることになります

サクレ・クール。


当初の予算は60万円。

使った内容
日本からワルシャワ到着までの
鉄道・船チケットとホテル代
約210000円
ユーレイルグローバルパス22日
約85000円
ワルシャワ以降のホテル代
約75000円
鉄道チケット・予約料
約25000円
食費
約40000円
その他
約30000円

帰りの飛行機を考えると結構ギリギリです

事前の予想以上に使ったのはホテル代です。
寝台列車を多用して浮かせるつもりがなかなか上手くいきませんでした。

逆に思ったより少なかったのは食費です。
ロシアの人たちにわけてもらったり、ケバブが安かったりして予想より安く済みました。
タコの丸焼きさえ無ければもっと安いです

サクレ・クールからパリを一望

しかしパリはどこに行っても人が多いですね。
ちょっと1人になって考えごとをしたいと思っても、落ち着ける場所がどこにもありません。

公園とかも人だらけ。騒がしいです。

見つけた公園からの景色

正直なパリの感想は「汚い街」です。
どこに行っても人があふれていて、みんな下品に騒ぐ、道はゴミだらけ、せっかくゴミ箱がたくさん設置されているのに人目も気にせずポイ捨て。

花の都の現実はこんな感じなんでしょうか

物価もリスボンより圧倒的に高いです。
笑う牛チーズも1.5倍高いです。

2泊も宿をとってしまいましたが、高い宿代に見合った街なのか、ちょっと疑問です。

せっかく時間があるので、この先どうするかケバブでも食べて考えようと思います。

と思ったら財布の味方ケバブも1.5倍高い…

この旅行記へのコメント （4）

• 栞さん 2018/07/08 17:20:46

  いよいよ着地点に近ずくんですね。

  毎回、ヒラさんが通り過ぎた国々の街などの素直な感想を読むのが楽しみでした。ヒラさんが何処を着地点として選び、帰国されるか楽しみにしています。旅を終わりにしたくないという気持ちよ～く分かります。私自身も昔長旅をした折に同じ思いをしたことがありますから...。是非最後まで楽しい思いだけで旅を続けてください。
  
  

  ヒラさん からの返信 2018/07/09 07:46:46

  Re: いよいよ着地点に近ずくんですね。

  栞さん、ありがとございます。
  
  終わりにしたくない気持ちが勝ってしまいました。
  もうこんな旅はできないと思うので、後悔はしないようにしていきます！

• paris-tripさん 2018/07/08 17:09:30

  パリ7区

  宿泊したのはパリ7区ですか。
  公園からアンヴァリッドが見えますね。
  エッフェル塔も近いですね。

  ヒラさん からの返信 2018/07/09 07:42:31

  Re: パリ7区

  すごい！詳しいですね！
  
  パリには2泊して、初日は到着駅のモンパルナス駅周辺、次はパリ北駅の近くに宿泊しました。